資料2-3 世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に関する論点(素案)

世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に関する論点(素案)

平成27年5月19日
研究振興局基礎研究振興課

 

 平成28年度にはプログラム開始10年目を迎えること、また、延長審査を終えた平成19年度採択5拠点について、補助金による支援期間が終了する拠点が出てくることなどを踏まえ、今後のWPIプログラムに関する論点としては以下が想定される。

論点1:新規拠点公募の必要性及びその方針について

○これまでのWPIの成果の客観的な評価を踏まえた上で、WPIの新規拠点公募は必要か
・WPIプログラムは「成功」と評価されるのか、また、その成果はどのようなものか
・これまでの成果をどのように評価すべきか

○その評価を踏まえ、今後どのような成果を挙げることを目指すのか

○そうした成果を挙げるために、「研究拠点」の形式を取る必要があるのか
 ・他の政策手段で代替できないか
・「拠点」であることの意味はどのようなものか。

○形成された研究拠点の持続・発展を確保するための効果的な方策はどのようなものか

論点2:補助金終了拠点の持続・発展も含めたプログラム全体としての成果の定着について

○各拠点の持続は原則ホスト機関の役割であるが、プログラム全体としてのブランドを持続・発展させるため、国としてもフォローアップを行う必要があるか。あるとすれば、以下の二つの観点があるのではないか
・我が国を代表する「世界トップレベル研究拠点」としての拠点活動の質の確保
・他の研究機関にWPIの成果を展開することによる我が国全体の研究力の向上

○補助金終了拠点が確実に持続されるために、ホスト機関がどのような支援を行ったかを国として評価していく必要があるか

(参考)今後のスケジュール(案)
 平成27年 8月 平成28年度予算概算要求
 平成27年10月 プログラム委員会(プログラム自体の成果や課題の評価、フォローアップ方針・新規公募方針の検討)→議論の成果を当部会へ報告
 平成28年夏まで 戦略的基礎研究部会で審議
 平成28年8月  平成29年度予算概算要求(※新規公募を行う場合には、その予算含む)
 平成29年初め  新規拠点公募開始[P]
 平成29年夏秋  プログラム委員会(新規拠点採択審議)[P]
 平成29年秋   新規拠点発足[P]

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