平成19年度の我が国における地球観測のあり方

平成18年5月25日
科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会・地球観測推進部会

目次

1. 序論
 
(1) 作成方針と位置付け
(2) 「平成19年度のあり方」の構成

2. 分野横断的事項
 
(1) 分野間・機関間連携
 
1 分野間のデータ流通
2 観測プラットフォームの相互利用、共同整備
(2) 国際協力
 
1 アジア・オセアニア地域の諸国との観測等に関する連携協力
2 国際計画・多国間プロジェクト等の推進
3 国際的データ流通改善
4 人材育成・能力開発
5 その他の国際協力
(3) 基盤的技術開発
 
1 リモートセンシング
2 現場観測
3 データのアーカイブ・通信

3. 5つのニーズに対応した重点的取組み
 
(1) 地球温暖化にかかわる現象解明・影響予測・抑制適応
 
1 アジア・オセアニア地域を中心とする大気・陸域・海洋の温室効果ガス観測
2 陸域・海洋の炭素循環と生態系の観測
3 雪氷圏・沿岸域等の気候変動に脆弱な地域での温暖化影響の観測
(2) 水循環の把握と水管理
 
1 アジアモンスーン域の包括的な水循環観測データ整備
2 的確な水管理に必要な水循環変動予測の精度向上
(3) 対流圏大気変化の把握
 
1 アジア諸国との協力の下での、観測拠点の強化を通した観測網の整備の更なる推進
(4) 風水害被害の軽減
 
1 地上観測網の計画的な維持更新、拡充
2 衛星観測等による、自然災害が頻繁に発生する地域の重点的な観測の実施
3 数値地理情報等を活用した予測・対策技術の高度化
(5) 地震・津波被害の軽減
 
1 陸域・海域において観測の空白のない恒常的観測体制の整備
2 高精細な観測ネットワーク等我が国が有する観測基盤技術のアジア諸国への移転
3 太平洋プレート等の運動に起因する地震・津波発生メカニズムの解明

4. 15分野における地球観測の推進
 
(1) 地球温暖化
(2) 地球規模水循環
(3) 地球環境
(4) 生態系
(5) 風水害
(6) 大規模火災
(7) 地震・津波・火山
(8) エネルギー・鉱物資源
(9) 森林資源
(10) 農業資源
(11) 海洋生物資源
(12) 空間情報基盤
(13) 土地利用及び人間活動に関する地理情報
(14) 気象・海象
(15) 地球科学

別表 「地球観測の推進戦略」15分野の各課題別 観測の現状・空白と今後3~5年で実施すべき観測等、平成19年度に実施すべき観測等一覧

(研究開発局海洋地球課地球・環境科学技術推進室)