資料1-3 材料戦略委員会ご説明資料

2018年1月26日
材料戦略委員会 議事メモ

 構造材料分野において,産学官が一体となって我が国が世界に先駆けて研究・開発していくべき共通課題は何か、その学理としての基盤は何かを明らかにするため,各学協会を代表する若手委員と2回に渡り議論を行ってきた。以下にその概要を記す。

1.メンバー
委員長:小関敏彦(東京大学)
事務局:山村英明(日本金属学会)
学協会:日本鉄鋼協会/日本金属学会/日本材料学会/資源・素材学会/高分子学会/日本塑性加工学会/溶接学会/日本セラミックス協会/粉体粉末冶金協会/軽金属学会
オブザーバー:南部将一・井上純哉

2.日時
第1回:2017年10月27日 15時00分―17時00分(於東大)
第2回:2018年1月19日 10時30分―12時30分(於東大)

3.横断的な議論のための共通認識
1 AI/ビッグデータ(Society5.0に関連して)
・計算科学による材料設計のパラダイムシフトが起こることは前提
・マテリアルインテグレーション
・MI2Iとは異なる切り口が必要
・データの整備・蓄積・オントロジー
・原子レベル・分子レベルと実材料レベルのスケールギャップ
・プロセスへの適用は未知数
2 SDGs
・アップグレードリサイクルの実現
・有害元素の有効活用
・高効率プロセス
・省エネルギー材料
・高効率エネルギー変換材料
3 少子高齢化
・日本は高齢化社会の先進国=世界に先んじた技術開発のチャンス
・医療分野の材料開発
・次世代を担う人材育成と技術伝承
・材料分野に若者を引き込むためのテーマ
4 新材料開発
・ISMA(高強度材料),ALCA(高温材料)に次ぐ分野横断的なテーマ
・従来型のプロセスありきの材料開発の限界
・材料開発を早める=プロセス開発(大量生産型,テイラーメイド型)の仕組みの理解
・材料を実現させるため壁を超えるための計算科学以外の方法論とは?
・マルチマテリアル化
・異材接合技術
5 日本の強さ
・テイラーメイド(顧客毎に一点物を提供/メーカーとのすり合わせ)≒大メーカー依存
・プロセス技術(作り分け+品質)=人材
・ノウハウ

4.ロードマップ
・個別テーマ案等

お問合せ先

研究振興局参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付

(研究振興局参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付)