資料5 核融合分野における我が国全体の状況を把握するアウトカム指標について（案）

資料5
第13回核融合科学技術委員会
平成30年3月28日（水曜日）

核融合分野における我が国全体の状況を把握するアウトカム指標について（案）

1．経緯

　研究開発計画では、「中目標達成状況の評価のための指標」としてアウトプット指標とアウトカム指標を設定し、文部科学省の施策の成果・進捗を測定することとしている。

　研究計画・評価分科会の議論において、国際比較や国内の状況を踏まえた施策の評価に資することを目的に、上記の指標に加え、当該分野に関する我が国全体の状況を把握するための指標を設定することとされた。

2．　核融合分野における指標（案）

　クラリベイト・アナリティクス社（旧：トムソン・ロイター社 IP&Science 部門）のデータベースであるWeb of Science※1における以下のサブジェクトカテゴリ※2の分類ごとの論文数を核融合分野における我が国全体の状況を把握するアウトカム指標とする。

「核科学、核技術」「物理学、流体、プラズマ」「物理学、応用」 「機器、計装」「物質科学、セラミックス」

※1：Web of Science に収録されているのは、「ピア・レビューがあること、定期的な刊行であること、記事のタイトル、抄録、著者によるキーワードは英語で提供されていることなどにより選別されたジャーナル」である。

※2：サブジェクトカテゴリは、ジャーナルごとに付与されるもので、1ジャーナルに原則最大6つのサブジェクトカテゴリが付与される。

各サブジェクトカテゴリにおける核融合関係の論文が多い雑誌

「核科学、核技術」Nuclear Science and Technology

-Fusion Engineering and Design

-Fusion Science and Technology

-Journal of Fusion Energy

-Journal of Nuclear Materials

「物理学、流体、プラズマ」Physics, Fluids & Plasmas

-Contribution to Plasma Physics

-High Energy Density Physics

-IEEE Transaction on Plasma Science

-Journal of Plasma Physics

-Nuclear Fusion

-Physics of Plasmas

-Plasma Physics and Controlled Fusion

-Atomic and Plasma-Material Interaction Data for Fusion

「物理学、応用」Physics, Applied

-Nature communication

-Nature Physics

-Physical Review Letters

-Physics of Fluids

「機器、計装」Instruments & Instrumentation

-Review of Scientific Instruments

-Journal of Instrumentation

「物質科学、セラミックス」Materials Science, Ceramics

-IEEE Transaction on Applied Superconductivity

-Superconductor Science and Technology

-Cryogenics

-Nature Material

-Nuclear Materials and Energy