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宇宙開発利用部会 国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会(第22回) 議事録

1.日時

平成29年10月11日(水曜日) 11時00分~12時00分

2.場所

文部科学省 15階特別会議室

3.議題

  1. 国際宇宙探査を巡る各国の動向等について
  2. 国際宇宙探査の在り方について
  3. その他

4.出席者

委員

主査							藤崎 一郎
第一主査代理						牧島 一夫
第二主査代理						角南 篤
専門委員						金山 秀樹
専門委員						木村 真一
専門委員						倉本 圭
専門委員						古城 佳子
臨時委員						知野 恵子
専門委員						続橋 聡
専門委員						中村 昭子
臨時委員						西島 和三
専門委員						向井 千秋
臨時委員						米本 浩一

文部科学省

研究開発局長						田中 正朗
研究開発局審議官					大山 真未
研究開発局宇宙開発利用課長				谷 広太
研究開発局宇宙開発利用課宇宙利用推進室長		庄崎 未果
研究開発局宇宙開発利用課宇宙利用推進室課長補佐 	原 真太郎

(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA))
理事							山本 静夫
執行役							伊東 康之
経営推進部参与						五味 淳

5.議事録

庄崎室長より,国際宇宙探査を巡る各国の動向等について,資料22-1-1から資料22-1-3に基づき説明。

 

【藤崎主査】  今おっしゃった中で,ペンス副大統領の(6)は大変大きな意味のある話ですね。これはこれまでの方針からの大きな転換を示唆するものですか。


【庄崎室長】  アメリカがオバマ政権のときに火星ということを大きく打ち出しておりまして,月面から一旦遠ざかったと言われておりました。トランプ政権になってからそこがどうなっていくのかということが非常に注目を集めていたわけですけれども,ここで明確に月面に宇宙飛行士を送るということが言われたことになります。


【藤崎主査】  それから,国際的なパートナーシップでやっていくと。わかりました。

 

庄崎室長より,国際宇宙探査の在り方について,資料22-2-1から資料22-2-2に基づき説明。

 

【藤崎主査】  どうもありがとうございました。

 細かい点につきまして御議論があれば直接メール等で御連絡いただければ結構でございますが,大きい点についてこの場で議論させていただきたいと思います。

 私は,宇宙開発利用部会報告に当たりましては,これまでの議論と状況,認識がちょっと違ってきました。それは,先ほど御報告いただいたロシア,アメリカの動きで,今までは全く国際協調体制が見えなかった。その中で我々がリードしていかなければいけないという状況でございましたが,むしろいろいろな動きが新しく出てきてしまった。この中で我々がきちんと方針を定めていかなければいけない。この1か月の間に状況が変化したということを明確に伝えていくことが大事なのかなと思っております。

 それでは,ほかの委員の方々,この場で議論いたただいた方がいい点について。


【米本委員】  資料22-2-2の13ページの次に掲載の表「我が国が優位性を発揮できる技術や波及効果の大きい技術」について事前に指摘をさせていただき,「取り組み」,「優位性」に加えて,他国との比較を追加いただきました。ここで日本の現状について,「研究中」とか「実証予定」とかいう言葉が並んでいるのを見ると,本当に我が国が優位性を持っているのかどうか疑問に思えてなりません。その辺を御説明いただきたい。

 また,本文10ページ「国際宇宙探査参加に向けた当面の具体的取組」においても,先ほどの4つの技術分野の取り組みを具体的に記載しています。しかし,国際有人宇宙探査は,20年代,30年代を見据えた活動ですので,当面だけではなく,次の取り組みについてもどこかにビジョンとして書くべきではないでしょうか。その辺の考え方は,いかがでしょうか。


【知野委員】  先ほど御説明いただきましたアメリカとロシアの状況及びアメリカの国家宇宙会議のことですけれども,こういったことについて日本側に対してどの程度情報がもたらされているのか,その点について教えていただきたいと思います。


【向井委員】  国際情勢が変わったことをふまえての日本の立ち位置ですが,副題が「新たな国際協調体制に向けて」となっています。日本が新たな時代のリーダーシップをとるのか,これまでと同様ISS5極の一員として探査計画を進めるのか,今後の進め方にして,その立ち位置はどのようなものですか。


【古城委員】  ペンス副大統領のスピーチの要旨のことでちょっと教えていただきたいのですが,大きく月面に回帰するということが打ち出されたということですけれども,これの意図というのは,何か具体的にあるのかどうかということ。つまり,月は商業的,国際的なパートナーシップを強化する場となるだろうといったときに,この「国際的なパートナーシップ」というのがどこを念頭に置いているのかというのがもしおわかりになれば教えていただきたいと思います。


【角南第二主査代理】  今の古城委員と割と似ているのですけれども,その前のアデレードの会議でNASAとロスコスモスの協力が打ち出されたと。その後にアメリカにおいてこういった国家宇宙会議があって安全保障を強調しているという,この辺のところ。アデレードでの協力の話というのはどういうふうに,そのときの感じで,協調というところを重要視したような話であって,むしろ後半で行われた会議の副大統領の発言というのは国内向けの,割とそちらの方をむしろ強調したメッセージなのか。つまり,この2つが矛盾しているのか,基本的には考え方としては。というのは,ISEF2に対するメッセージと我々のメッセージというのは,この辺のところのバランスをどう読むか結構微妙かなと思います。

 それから,もう一点は,ISEF2について我が国が発言すべき事項というところで,平和的な利用と国際協力を打ち出していくとか。もう一つ,全体的に全人類に対してこれは貢献というか意義があるのだということになると,“Common heritage of mankind”みたいな話が将来的に出てくるという前提をしているのであれば,もしそうだとすると途上国,つまり今宇宙に対して全然アクセスがないのだけれども,基本的には全人類ですから,その恩恵は彼らにとっては非常に重要なものになります。

 そうすると,我が国が例えばアジアあるいはアフリカに対してキャパビルですね,大学などで留学生を受け入れて,工学教育をするとか,いろいろな形である意味で技術移転なりキャパビルをやってくるということは非常にいい。これは宣伝すべき重要なところである。つまり,今,そういう力のある国だけを対象にしているのではなくて,全人類だとうたうのであれば,その辺のところの打ち出し方というのは考えるべきかと思っています。


【庄崎室長】  米本委員の御指摘ですけれども,日本は研究中ということですが,ここで優位性と波及効果という両方の軸を示させていただいているということと,優位性で特に書かせていただいている要素技術が優位といえる部分かと思っています。アメリカ,ロシアあたり,中国もそうかもしれませんが,一歩先んじているところもあるかもしれないのですが,要素技術として日本がよいものを持っている場合に,それをしっかりお示しできるようなところで何か貢献できないかということが一つあり得るかと思っています。あとは,波及効果という点と両方を合わせてこの4つを書き出しているということに,今はしてございます。

 もう一つ,米本委員からの御指摘で,当面でない取り組みも必要ではないかということですけれども,その点に関しましては,11ページの(3)になりますけれども,今後プログラムを具体化していくということの中で,更に長期的なところは検討されていくのではないかと我々は考えています。

 次に知野委員からのアメリカの状況についてですけれども,日本に個別に情報がもたらされているかというと,報道などがある中でこちらから改めて「実情はどうですか」と問い直して情報を得ているというのが現状になっています。そういう意味では,情報を得る努力はいろいろしているところですけれども,今回の国家宇宙会議につきましても,公表情報があって,それからいろいろと聞いているという状況にございます。

国際関係ということの流れで,先に古城委員と角南委員の話にお答えします。ペンス副大統領の「月面回帰」という発言の具体的な意図ということですけれども,特に国際パートナーということにつきましては,具体的にどこというのは今のところはまだ言われておりません。おおむねここに書かれておりますように,気持ちとして,米国が一国でやるということよりも,商業的なパートナーシップ,国際的なパートナーシップでよりよいプロジェクトを進めていけるのではないかという観点から,こういった発言があるというのが現状でございます。

 あと,角南委員の御指摘ですけれども,現状では裏の意図と言いますか,どこまでロシアを意識しているかということについても,本音というところまではまだわかっていないのですけれども,御指摘のとおり国家宇宙会議の方が国内向けのメッセージであるということは多分にあるのかとは考えています。また,ロスコスモスとNASAの合意というのも,基本的には技術的なことについて確認しているというレベルのものであると聞いていますので,今後,関係性についてはまた明確にしていくのかなと思っております。

 あと,途上国との関係ということですけれども,御指摘のとおり今までは宇宙先進国,スペース・フェアリング・カントリーと言われるところで特に探査にかかわってきたということですけれども,その裾野を広げたいという気持ちも,ISEF2に向けては,日本もそうですし,今議論をしているほかの国からも聞こえてくるところです。そういったことも踏まえまして,能力や関心に合わせたほかの国の参画といったことを今回の報告書の中でも少しエッセンスとして入れさせていただいているのですけれども,技術だけの協力とか,あるいは,その国の民間からの協力とか,いろいろなケースがあり得るのかと思っています。一応間口が開かれているということをお示ししつつ,おっしゃるようなキャパシティビルディングといったところをどう組み込んでいくかということは,今後またISEF2に向けた議論をしていく中での課題になってくると思っています。

 それから,向井委員から頂きました日本の立ち位置についてですけれども,目指しているところはリーダーシップだと認識しています。そのときに,この報告書の取りまとめの方向性としては,技術力を高めることで発言力を高める,それによってちゃんとリーダーシップを発揮できるといったところを目指したいと,そういった方針で政策を組んでいきたいと思っております。


【藤崎主査】  今の御質問は,本当に今,大事な時期に差しかかっているから,是非アメリカやロシアを含む各国の状況について情報を入手していただいて,我が国の政策にいち早く反映できるようによろしくお願いしたいと,こういうことだと思います。


【牧島第一主査代理】  今の話に関連して,先ほど藤崎主査がペンス副大統領のスピーチの(6)を,「月に回帰するという点で,これは非常に大事である」と言われました。加えてもう一つこれが重要なのは,「米国人宇宙飛行士を月に送る」や,火星以遠に「米国人を送るため」のように,米国人に限定していることです。これは非常にナショナリズムを意識したステートメントであると言えます。

 その背景には,(2)にあるように,米国のリーダーシップが欠けたことでスプートニクのときのように遅れをとったという認識があるのでしょう。申すまでもなく1950年代から60年代,米ソの間では宇宙がある意味で冷戦の代理戦争に使われました。ソ連は人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功してアメリカに勝ち,ガガーリンが最初に衛星で地球一周するのにも勝ちました。逆に,月に人を送るという競争ではアメリカが勝ったわけです。こうした歴史を踏まえた発言であるという気がしますので,今後ISEF2にもそういう影響が出てくるように思います。

 それを日本が受けてどのように振る舞うかを考えますと,先ほど角南委員がおっしゃったように,宇宙は全人類のためのものであり,日本はアジアなどを含めた第三世界の国々の代表でもあるという立場を強調することが,一つの方向であろうと思いました。


【木村委員】  先ほどISEF2において,我が国の方向性をどのように出していくのかというところに関連して,コメントさせていただきます。今回IAC,アデレードで学会における発表が社会的にも結構なインパクトを与えるということを強く感じました。一般のニュースなどにも取り上げられ,単に研究者の間での情報共有ではなく,社会的な影響も大きいと思われます。ですからISEF2でどういう方向性を出していくのかというところが社会的な影響を含めて重要かと思われます。御説明の中で国際宇宙探査活動への参加というところはわかりやすいのですが,国際協調体制やルールづくりでイニシアティブを発揮するというのは,具体的にどのようなことを指すのか踏み込んで書けないものかなと感じました。2番目の項目で,例えば日本はこういう技術でイニシアティブをとっていくのです,あるいは,協力していくのですという打ち出し方はわかりやすいのですが,先ほどのお話のように国際情勢が動いているときに,日本が必ずしも関与していないところで,既に動き始めている状況において,日本は具体的に何をしていくのか,どのような役割を果たすのかというのはよく考えた方がいいかなと思います。


【金山委員】  ペンス副大統領のスピーチの要旨を私も見ていたのですけれども,この中で感じたことはやはりアメリカファーストという思いが打ち出されているのではないかという気がします。今後,ディープ・スペース・ゲートウェイを構築していこうと考えている中で,国際的なパートナーシップと言いつつもやはりアメリカが主導して,それに他国が賛同し参加するというシナリオではないかなと思います。

 予算的制約を厳しく受ける状況にありますから,ISSで成功した商業的なパートナーシップをうまく使ってそこら辺を補う,あるいは,国際的なパートナーシップで費用分担せざるを得ないと思いました。特に,イコールパートナーとしてつき合うためには,重要技術を持っているということが非常に重要なポイントになりますので,そういったところは重点的に手厚く開発を進めてほしいと思います。

 以上でございます。


【倉本委員】  私はプログラムの立案のところがちょっと気になっていまして。これは国際宇宙探査ということでは各国との調整の上にプログラムを立てていくという考え方なのでしょうけれども,一方で我が国の準備とありますので,これをプログラムとして位置づけるのか,ちょっと別扱いにするのかとか,そのあたりが曖昧になっているかなと。特に,私,科学の立場の人間ですので,SLIMとかMMXをどう位置づけていくのかといったときに,プログラムといったときにどこにあてはまっていくのかというあたりが少しはっきりしていないという印象です。


【藤崎主査】  ありがとうございました。

 それでは,今御提起のあった点について。私も今の幾つかの点については若干同感するところがありますので,宇宙探査に取り組む国が認識すべき共通原則というのは,何とかファーストではなくて,全体のということを日本がISEFのときに打ち出すいいい機会なので,例えば7つにしてしまって,7原則とか何か少しわかりやすい形にして打ち出すと,いい機会ではないかなという感じはしておりました。

 皆様方から幾つかの御指摘がありましたので,庄崎さん,お願いいたします。


【庄崎室長】  牧島委員の御指摘,金山委員の御指摘,そのとおりだと思っております。

 牧島委員は途上国の声もちゃんと取り入れた形でということ,そして,日本から何かを打ち出しはできないかということ。

 それから,金山委員におかれましては,アメリカの立ち位置を考えると,イコールパートナーシップを得るためにテクノロジーが重要ではないかということ,それを意識してこの取りまとめにも入れていきたいと思っています。

 あと,木村委員に頂いた御指摘についても,全くそのとおりで,確かにオーストラリアのIACで各国あるいは宇宙機関から発信されたことは非常にインパクトがあるというのは感じました。なかなか難しい宿題と言いますか,イニシアティブの発揮のところ,具体的にどうしていくのかというのをどれぐらい書き下せるかというのは,今の段階ではよくわからないのですけれども,御指摘としては承りました。

 あと,倉本委員ですけれども,実を言いますと,御説明のときに明確に申し上げなかったのですが,もともとこの報告書の中で「プロジェクト」と言っていたところがあったのですけれども,「プロジェクト」と「プログラム」というのを書き分ける形をとらせていただきました。そこの意味というのは,プログラムはプロジェクトの集まりということで,プロジェクトはより小さなものということで考えています。

 ということで,国際宇宙探査のプログラムというのは幾つかのプロジェクトが集まったものを意識しておりまして,SLIMやMMXは科学で今行われているものですけれども,プロジェクトといった大きさのものになっていくのかなと思っています。そうして整理して見ていただくと,今の段階でそれほどおかしな形にはなってないかなと思っているのですけれども,例えば要素技術といった準備を進めていく段階のものは一つひとつ,プロジェクトといったレベルのものになっていると理解しています。


【藤崎主査】  ありがとうございました。

 それでは,この国際宇宙探査の在り方につきましては,これからいろいろな状況を見ながら最終取りまとめをしてまいりたいと思います。宇宙政策委員会における工程表の議論とか予算要求もありますし,宇宙開発利用部会や宇宙政策委員会のコメントもあるかと思います。取りあえずこれまでの御議論をまとめたものを宇宙開発利用部会,宇宙政策委員会に報告してまいりますが,きょうの御意見を踏まえました修文,あるいは,これまで頂いた案,それからきょうのを踏まえたものを合わせまして,取りまとめの文言の調整につきましては私に御一任いただくということでよろしゅうございますか。

 異議なしと受けとめさせていただきまして,そのように進めさせていただきます。

 それでは,議題3,その他ですが,ISEF2サイドイベントについて,JAXAからお願いいたします。

 

JAXAより,ISEF2サイドイベントについて,資料22-3に基づき説明。

 

【藤崎主査】  ありがとうございました。

 Y-ISEFあるいはI-ISEFにつきまして,何か御提議とか御質問ございますか。


【向井委員】  サイドイベントだけではないのですが,ISEF2自体を日本の国民に知らせる方法はどのようなことを考えているのでしょうか。ISEF2サイドイベントは,1月の一般参加登録が始まるまで多くの人がISEF2が開かれること自体を知らないと思うのですね。広報戦略はどのように考えていますか。


【庄崎室長】  閣僚会合そのものにつきましては,余り発信できる情報がないということもありまして,サイドイベントと協力しながら,これから先の広報戦略を練っていきたいと思います。すみません,今の段階で具体的なものはないのですが,一応考えてはおります。


【藤崎主査】  是非テレビ等で何か取り上げていただく形になると,全国の若い方々にもわかりますし,有り難いですよね。1つ番組ができればそれをいろいろなところで使えますし。ですから,今,向井さんの言ったことは大事な点だと思います。


【知野委員】  Y-ISEFなのですけれども,これは一般に公開しないのでしょうか。


【JAXA(五味参与)】  会場の都合等もございまして,一般の方はここには参加できないという前提で今のところ進めております。ただし,年齢制限はありますけど,手を挙げて参加者となることはもちろん可能です。


【知野委員】 一般の人や学生が,そこに行って見たり,傍聴したりすることすらできない,そういう仕組みですか。


【JAXA(五味参与)】  傍聴者はちょっと御遠慮願いたいと思っていますが。


【知野委員】  やはり公開した方が先ほどの趣旨に合うのではないかと思いますが。


【藤崎主査】  今だとYouTubeとかいろいろなものを使ってもできますから,入れなくても何か少し工夫をしながら。


【JAXA(五味参与)】  会場には入れませんけれども,SNS等で配信を予定しておりますので,情報を知ることはできると思います。


【藤崎主査】  まずこれがあるということをできるだけ早くどこかの段階で大きく広報していただきたい。


【JAXA(五味参与)】  いろいろな手段を使いまして,広報活動など工夫をしたいと思っております。金曜日にホームページを開いたばかりでございますので,今後ますます広くするための活動をやっていきます。


【向井委員】  すみません,一点確認なのですが,先ほど庄崎さんが「これは政府間会合なのでオープンにできないところがある」とおっしゃいました。ここに集まっている委員の人たちは学会とか新聞社等,発信手段があるのですが,どのような情報を発信していいのかがわからないと,発信できません。ましてやクローズにしているということになると,どこまで何を発信をいつしていいのかというのを教えていただければ,幾らでもお役に立てると思います。


【庄崎室長】  ありがとうございます。すごく近いところでは例えばポスターをつくるとか,そういったことも考えていますので,その都度皆様にも御相談させていただきながらと思います。


【向井委員】  ポスターをつくるかという手段ではなくて,情報の何を発信してよくて,何は秘密裏にしておきたいのかという区別を教えていただけないかということです。


【藤崎主査】  文科省の方で2枚紙ぐらいをつくって,これこれ何月何日からこういうものがありますと,ここでは日本のこういうことを発信し,世界で今こういう状況の中でこういうことをやっていこうと思っています,参加者はこのような人で,Y-ISEFもI-ISEFもありましてというような簡単な,発信していただける今の時点でのものをつくって,各委員に配付していただくというのが一番いいのかなと思いますね。

 それでは,そういうことでそれはお願いいたします。

 それでは,閉会でございますが,田中局長,ごらんになったようにいつのように非常に活発に各委員には議論をしていただいております。もし局長の方から一言あればよろしくお願いいたします。


【田中局長】  事務局を代表いたしまして,研究開発局長の田中でございますが,お礼を申し上げたいと思います。

 本日も活発な御議論を頂きまして,ありがとうございました。特に皆様の御意見は常に前向きに,この国際宇宙探査を捉えて日本としてやっていったらいいのかということを非常に前向きに御議論いただいていると理解しております。そういう意味で,我々事務局は,お一人お一人の御意見を重く受けとめて,我々の政策に反映していきたいと思っているところでございます。本日は特にこれまでの議論をまとめていただいて,主査一任という形にはなってございますが,国際宇宙探査の在り方についての方向性を示していただいたと思っております。

 これから,これの親の部会でございます宇宙開発利用部会でも御説明・御報告させていただきますし,その後は内閣府の宇宙政策委員会にも御報告,あるいは,御議論いただくという段取りになってまいります。最終的には,我々,もともと宇宙政策委員会からの宿題というような形で出ておりますけれども,この小委員会の今回の議論の結果を年末の政府全体としての宇宙基本計画工程表の改訂の中に反映させるように,内閣府との協議・調整を進めてまいりたいと思っております。

 また,きょう報告させていただきましたが,来年3月のISEF2についても,残すところ5か月という形になりました。これにつきましては,きょう御指摘いただいた国際宇宙探査の在り方の基本的な考え方を,いかに国際協調の中で日本側が共通的な認識として持ってもらうか,それをどういうふうに発信させていくのか,これは我々ホスト国の日本に与えられた使命だと思っております。そういう意味で,皆様方の前向きな御期待に応えられますように,我々も国として頑張っていきたいと思っております。

 これまで御議論いただき,ありがとうございました。


【藤崎主査】  どうもありがとうございました。

 これで閉会といたします。

(了)

 

お問合せ先

研究開発局宇宙開発利用課

-- 登録:平成29年12月 --