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宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会(第26回) 議事録

1.日時

平成29年6月19日(月曜日) 15時00分~16時40分

2.場所

文部科学省 3階2特別会議室

3.議題

  1. H-ⅡAロケット34号機の打上げに係る安全確保業務の結果について
  2. H-ⅡAロケット36号機の打上げに係る安全対策について
  3. その他

4.出席者

委員

主査  山川 宏
専門委員  飯田 光明
専門委員  門脇 直人
専門委員  中西 美和
専門委員  古橋 智久
専門委員  馬嶋 秀行
専門委員  渡邉 篤太郎

文部科学省

研究開発局宇宙開発利用課企画官  山之内 裕哉
研究開発局宇宙開発利用課課長補佐  梅津 義博

(説明者)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
 第一宇宙技術部門
  鹿児島宇宙センター所長 藤田 猛
  打上安全評価ユニット長 鳥井 義弘
  宇宙輸送安全計画ユニット長 川畑 広文
  鹿児島宇宙センター射場安全グループ長 船川 隆

5.議事録

【山川主査】 それでは定刻になりましたので,ただいまから調査・安全小委員会の第26回会合を開催いたしたいと思います。

 まずは,事務局から本日の会議に関する事務的な確認をお願いいたします。

【事務局(山之内企画官)】 本日は調査・安全小委員会に御所属いただいている10名の委員のうち,7名の先生方に御出席いただけております。運営規則に定める定足数の要件を満足している状況でございます。

 次に,本日予定しております議題(2)の一部はロケットの打上げ等にかかる機微情報が含まれますので,運営規則の定めにより,審議及び資料は非公開とさせていただきます。傍聴者の方には御理解と御協力をいただけますよう,よろしくお願い申し上げます。

 最後に,本日の資料についてでございますが,お手元の議事次第の4ポツのとおりでございます。資料の過不足がございましたら,適宜事務局までお申しつけください。

 以上でございます。

【山川主査】 ありがとうございました。

(1)H-ⅡAロケット34号機の打上げに係る安全確保業務の結果について

【山川主査】 早速ですけれども,1番目の議題に入りたいと思います。

 議題は「H-ⅡAロケット34号機の打上げに係る安全確保業務の結果について」でございます。

 H-ⅡAロケット34号機は,6月1日に打上げに成功しております。本日はその実施結果につきまして,JAXAから説明をお願いいたします。

【JAXA(藤田)】 より資料26-1に基づき説明を行った。

【山川主査】 ありがとうございました。それでは,ただいまの御説明につきまして,御意見,御質問があればお願いいたします。

 馬嶋委員,お願いします。

【馬嶋専門委員】 落下のところが予想どおりであったと,落下予想区域内に落下したと推定していると書いてあるのですけれども,これはどのレベルでの推定となっているのでしょうか。多分,計算でうまくいっているのだと思うのですけれども,いかがでしょうか。

【JAXA(川畑)】 実際に,分離した時刻,位置から推定した解析によって求めた落下点になります。

【馬嶋専門委員】 予想しているという以外には,言えないものですか。

【JAXA(川畑)】 実際に実測とかは行っておりません。

【山川主査】 よろしいですか。

【渡邉専門委員】 いろいろな地上局は,ロケット本体の方の追跡にかかりきりになりますので,今のシステムでは,分離機体のデータが得られないということになります。

 それで,大部分の飛行経路のところは,空気力の影響,外乱の影響は無視して,真空中飛行ということでいいと思いますので,最後の大気中の落下のものはちょっといろいろ変更がありますが,そういうのは誤差を見越して落下域を設定しているということでよろしいですね。

【JAXA(川畑)】 はい。補足しますと,フェアリングにつきましては,アルゴス送信機というのを搭載しておりまして,落下地点で電波が出まして,それで回収しています。フェアリング自身が浮きますので,その回収している状況も踏まえて,要は計画された予想落下域に入っているというのを,フェアリングについてはそういう手段で確認できております。

【馬嶋専門委員】 わかりました。ありがとうございます。

【山川主査】 渡邉委員,補足説明ありがとうございました。

 ほかに,もしなければ,これでこの議題については終わりたいと思いますが,よろしいでしょうか。ありがとうございます。

(2)H-ⅡAロケット36号機の打上げに係る安全対策について

【山川主査】 それでは,次の議題に移ります。

 議題(2)H-ⅡAロケット36号機の打上げに係る安全対策についてでございます。

 まず,JAXAからミッションの概要と,飛行安全計画と地上安全計画に基づき,ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全対策の評価基準に対する評価結果に基づきまして,説明をお願いいたします。

【JAXA(鳥井,川畑)】 より資料26-2-1,-2,-3に基づき説明を行った。

【山川主査】 説明ありがとうございました。それでは,ただいまの御説明に関しまして,御意見,御質問等ございましたら,よろしくお願いいたします。

 飯田委員,お願いします。

【飯田専門委員】 今,聞き漏らしたのですけれども,教育訓練というのは総数で何回やられているのでしょうか。

【JAXA(川畑)】 総数ですか。まずは訓練ケースが30ケースありまして,それを全てやっております。さらに,もう一回やった方がいいというものについては,ちょっと判断が難しいだとか,そういうものについては追加で実施するということになりますので,少なくとも30ケース以上,トータル15時間程度やっております。

【飯田専門委員】 それは毎号機でやられていますか。

【JAXA(川畑)】 毎号機やっております。

【飯田専門委員】 わかりました。

【山川主査】 馬嶋委員,お願いします。

【馬嶋専門委員】 資料26-2-1の8ページ目に,この安全管理体制として,総括指揮する打上安全監理責任者のもとに打上管制安全評価ユニット長,飛行安全ユニット長,射場安全グループ長を置き,それで緊密な通信手段等により,打上安全監理責任者まで報告される体制をとると非常に明確に書かれています。しかし,3ページの一番下の4の作業の停止に関しては,打上安全監理責任者又は射場安全グループ長となっています。

 最初のところを見ると,全ては打上安全監理責任者の体制のもとで打上げることになっているわけですが,どうして作業の停止については「又は射場安全グループ長」と並列にしていますが,これはどうしてですか。

【山川主査】 御説明お願いいたします。

【JAXA(鳥井)】 社内の規定では,打上げに係る安全上の問題,あるいはセキュリティに係る問題が起こったとき,あるいは起こるおそれがあるときは,打上安全監理責任者が,打上げに係る作業の一部又は全部を停止することができるというふうになっています。これに対して,明確に安全上の問題が生じたときには,打上安全監理責任者の判断を待たずとも,射場の安全に係る責任者である射場安全グループ長が作業の一部あるいは全部を止めることができるというふうになっております。

【馬嶋専門委員】 これは,止めてから,安全監理責任者に報告するということですか。

【JAXA(鳥井)】 そうです。指示を仰がなくても,もう既に安全上の問題が生じているという判断があれば,射場安全グループ長は止めることができます。

【馬嶋専門委員】 今までそういうことになったことはありますか。また,これは実際に機能しますか。

【JAXA(鳥井)】 射場安全グループ長が止めたことはないです。船が入って延期したときとか……,そうですね,ないですね。

 ただし,時間猶予がないときには,打上げのごく直前に人が入っていることが確認されたというようなときには,報告して待っていたら打上げてしまうかもしれませんので,そういうときは射場安全グループ長の方が全て監視を行っていますので,止めることになります。

【馬嶋専門委員】 わかりました。ありがとうございます。

【山川主査】 ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。

 古橋委員,お願いします。

【古橋専門委員】 今回,御説明として,34号機の打上げと大枠の事柄は同様と理解をいたしましたが,34号機の打上げ時のいろいろな結果,その中で見つかった課題とか,見つかった知見みたいなものを踏まえて,この36号機の計画に反映された事項というのは何かございましたでしょうか。

【JAXA(鳥井)】 地上安全計画であるとか飛行安全計画レベルで変えたものはございません。

【古橋専門委員】 ありませんか。それはまだ期間が直近過ぎるから,今回そういうものがないということなのでしょうか。それとも計画としては全く問題がなかったのでしょうか。

【JAXA(鳥井)】 正式には,34号機の打上げ後の確認会をまだ実施してございません。その審査会,確認会できちんと全て審議することになるのですが,現時点で,我々,状況を審査会前に把握していますけれども,そこで安全計画に反映するレベルのものはないというふうには見通しを得ております。

【古橋専門委員】 ということは,先ほどの報告でいきますと,速報ベースであると表現していたものですね。

【JAXA(鳥井)】 そうですね。

【古橋専門委員】 速報としては,安全確保に係る反映事項は発生しない見込みという状態であることから,そのような表現になっているという理解でよろしいですか。

【JAXA(鳥井)】 そうです。確認会をまだ実施していないという状況なので,そういう表現になっています。

【古橋専門委員】 こういった場で御報告されるようなことはないにしても,細かな部分ではいろいろなことでブラッシュアップされていくような事項はあるのですよね。

【JAXA(鳥井)】 そうです。

【古橋専門委員】 そういうことですね。わかりました。

【山川主査】 ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。

 それでは御質問も尽きたようですので,次は非公開審議に入る前に質疑をここで一旦中止しまして,議題(3)のその他を先に実施したいと思います。

(3)その他

【山川主査】 (3)その他に関して,事務局から連絡事項があれば,お願いいたします。

【山之内企画官】 事務局でございます。

 会議資料と議事録の公開について申し上げます。宇宙開発利用部会の運営規則に基づいて,本日の会議資料は非公開部分を除いて公開となります。後日,文科省のホームページに掲載させていただきます。また議事録についても,この後の非公開部分を除いて公開となりますので,委員の皆さんに御協力いただいた後,文科省のホームページに掲載させていただきます。よろしくお願いいたします。

 以上です。

【山川主査】 ありがとうございます。

 それではこの後,非公開審議に移りたいと思いますので,プレスの方及び一般傍聴者の方は御退席をお願いいたします。

(プレス・一般傍聴者 退室)

以上

(発言者については敬称略)

お問合せ先

研究開発局宇宙開発利用課

-- 登録:平成29年08月 --