資料24-2-2 H-ⅡAロケット30号機打上げに係る安全対策の調査審議のポイント

平成27年11月5日
科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
宇宙開発利用部会
調査・安全小委員会

 以下の通り、ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全対策の評価基準に対し満足していることを確認

1.地上安全

  • 推進薬等の取扱い時の静電気発生防止の対応については、基準に対する評価結果の記述を地上安全計画の記述内容に合わせるよう整理

2.飛行安全

  •  固体ロケットブースタの予想落下域と航空路が干渉しているが、通報を適切に行うことで対処することを航空局と調整済であること確認
  •  ロケットが突然推力停止に陥った場合の予測落下点の軌跡の3シグマは、飛行中に誤差源として作用する様々な特性(空力・推進系・質量等)を考慮した飛行経路の解析結果の99.7%を包絡していることを確認

3.その他

  • 副衛星を多数積載する計画となっており、副衛星の分離については、作動時に破片を放出しない方式であり、飛行実績もあることを確認
  • 打上げ事業者としてのMHIと打上安全監理業務を行うJAXAとの業務分担の関係を確認。また、事故発生時の対策本部のMHI体制としては事故の重要性を踏まえ、必要に応じて社長が直接本部長として指揮を執ることを明記

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研究開発局宇宙開発利用課

-- 登録:平成27年11月 --