研究開発評価部会(第57回) 議事要旨

1.日時

平成29年1月10日

2.場所

文部科学省15階 15F1

3.議題

  1. 科学技術戦略推進費による実施プロジェクトの評価結果のとりまとめ
  2. 文部科学省における研究及び開発に関する評価指針の改定について
  3. その他

4.出席者

委員

有信部会長、栗原部会長代理、有本委員、伊地知委員、受田委員、大島委員、岡野委員、河合委員、田中委員、東嶋委員、奈良委員、室伏委員、吉川委員 (各評価作業部会主査)
 相澤プログラムディレクター、逢坂主査、石田主査、杉井主査

文部科学省

戸谷文部科学省審議官、中川サイバーセキュリティー・政策評価審議官、伊藤科学技術・学術政策局長、真先科学技術・学術政策局審議官、神代科学技術・学術総括官、村上企画評価課長、橋爪科学技術・学術戦略官(制度改革・調査担当)、ほか関係官

5.議事要旨

  部会長より、議題1について、運営規則第5条第3号及び同規則第6条第2項に基づき、会議を非公開とし議事録を非公表とすることが諮られ、部会において了承された。


○議題1 科学技術戦略推進費による実施プロジェクトの評価結果のとりまとめ

 審議に先立ち、本部会の栗原委員については、平成28年7月4日、第56回研究開発評価部会において決定した「平成28年度科学技術戦略推進費による実施プロジェクトの評価の実施について」の利害関係者に当たるため、当該委員については、所属機関の実施プロジェクトについては御発言を控えていただくことにしたい旨、部会長から説明があり、了承された。
 事務局より資料1に基づき説明を行い、続いて相澤プログラムディレクターから、科学技術振興調整費による実施プロジェクトの評価結果までを含めた総括があり、その後、各作業部会主査より事後評価結果の概要説明をそれぞれ行った後、審議が行われた。


 審議の結果、各評価結果について、本部会として了承された。


(傍聴者入室)


○議題2 文部科学省における研究及び開発に関する評価指針の改定について


【有信部会長】
 それでは、議題2の「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」の改定について、審議に入りたいと思います。
 初めに、昨年12月に決定された国の研究開発評価に対する大綱的指針の改定も踏まえて、今改定の経緯あるいは方向性について、事務局から説明をお願いします。

【橋爪科学技術・学術戦略官】
 それでは、資料2-1、2-2、2-3に基づきまして御説明をさせていただきます。
 まず、資料2-1が大綱的指針の改定概要です。
 1ページをおめくりいただきますと、大綱的指針というのは科学技術基本計画の内容を踏まえまして国の研究開発評価全体の方針ということで内閣総理大臣決定されております。これを受けまして、各府省が研究開発評価指針等を作って評価を実施していくということになっています。
 今回、第5期科学技術基本計画が平成28年1月に閣議決定されまして、4月からスタートしています。これを踏まえまして大綱的指針の改定が行われましたので、本日の部会ではそれを受けた文部科学省の研究開発評価指針の改定ということで御意見を賜れればと考えています。
 具体的な大綱的指針の改定の方向ということについては、もう1枚おめくりいただきまして、3ページ目に全体像が記載されています。
 まず、評価の意義としまして、評価は受動的なものではなく、その後の意思決定に活かしていくということで、そうした意義を再認識して自発的に対応していく旨を謳っています。
 その上で、3点の主要な改正点がなされています。一つは、「研究開発プログラムの評価」をさらに進めていくべく、記述の充実化を図っているという点でございます。続きまして、第5期の科学技術基本計画で求められる研究開発に関する評価の留意事項について新たに記述を追加しています。さらに、研究開発評価に係る負担を軽減するための留意事項を具体化しているという3点です。
 4ページ目は、改定案の検討を行いましたワーキンググループのメンバーでございますが、各省もオブザーバーとして毎回参加をいたしまして、文部科学省からは文部科学省の現行指針の概要を説明させていただいて議論の参考にしていただいたところです。
 それから、5ページ目がそのワーキンググループの開催経緯ですけれども、7回議論がなされまして、大綱的指針自体は12月21日に総合科学技術・イノベーション会議の本会議で意見具申をされ、決定をされております。
 続きまして、先ほど申し上げた三つのポイントをそれぞれ御説明させていただきます。6ページ目ですが、「研究開発プログラム」の記述の充実です。「研究開発プログラム」が各府省にさらに浸透していくように、まず、「研究開発プログラム」につきまして、定義の明確化を図っています。研究開発が関連する政策・施策等のビジョンに対して、それを実現するための活動のまとまりとして位置付けるということで、下の図のような様々な階層のものが存在し得るのだということも示しています。
 続きまして、7ページ目ですが、研究開発プログラムの充実につきましては、研究開発プログラムにおいて鍵となるのが道筋を描くことであるということです。道筋を研究開発プログラムの立案段階において作成して、その後、情勢変化等に併せて見直していくことが必要であるとしています。道筋は資料に具体的な内容が書かれておりますが、研究開発プログラムの設計図と申しますか、シナリオと申しますか、そういったものに位置付けられるものです。
 2点目の改正事項ですが、8ページでございます。今回の第5期基本計画を踏まえた新規追加ということで、3点追加をしています。
 一つ目は、チャレンジングな研究開発の評価についての留意事項です。直接的な研究成果における達成度だけでなくて、研究開発の過程、あるいは、副次的成果、波及効果、技術的限界やノウハウ等の知見が蓄積をしたこと、それから、プログラム全体として得られた成果の大きさなども評価をしていくべきとされています。二つ目は、実施期間の長い研究開発の評価につきましては、情勢変化や進捗状況に応じた見直しを一定期間ごとに行っていくべきということにされています。三つ目といたしましては、イノベーションを生むためのマネジメントに係る評価の重要性が指摘されています。
 続きまして、9ページ目ですが、「評価疲れ」への対応という点です。政策評価等との整合性を取るようにということ、評価結果の活用あるいは共有を進めていくということ、評価のためのリソースをしっかりと確保していくべきということで、これについても具体化をされているところです。
 10ページ目は、「対象別評価」の主な改定点ということです。プログラム評価につきまして、評価の客観性や正当性を確保するということは大前提ですが、その上で、「自己評価」を評価の基盤とし、規模の大きなものや重要なものは「外部評価」、「第三者評価」を実施していくとしています。
 最後に、11ページ目でございますけれども、指針のフォローアップということで、大綱的指針を浸透させていくために、定期的にフォローアップを行っていくということです。その結果は、各府省等にフィードバックをして情報の共有、あるいは、グッドプラクティス等の展開を図っていくという点を打ち出しています。
 以上が大綱的指針の主な改正点です。今回これを踏まえて、文科省の評価指針の改定案を事務局として準備させていただいています。
 資料2-2と資料2-3をごらんいただきたいと思います。資料2-2が、改定に向けた基本的な考え方を説明させていただいた資料です。資料2-3は改正点を見え消しにしたものというもので、赤字の部分が改正点でございます。
 資料2-2の1(※ローマ数字)のところは、先ほど御説明申し上げた大綱的指針の改定のポイントでございます。この点につきましては、先ほど御説明いたしましたとおり、その大綱的指針改定の議論の中で、文科省の現行の評価指針の点についても説明をしています。
 今の文科省の評価指針の作成に当たっては、この部会で御議論いただきまして、特筆事項等に時代の状況に応じた様々な指摘を盛り込んでいただきました。私どもはそれを内閣府にも御説明し、それもきちんと踏まえた形での大綱的指針の改定を行っていただいています。そういう意味では、文科省指針に書いていたことがきちんと大綱的指針に位置付けられたというところです。
 したがいまして、今回はできる限り早期に現場で大綱的指針、そして、それに基づく文科省の指針を使っていただけるように、文部科学省の指針については、大綱的指針と整合性を取るというところに重点を置いた改正を行ってはどうかと事務局としては考えています。前回の改正では非常に大議論を頂いて、1年半ぐらい掛けて改定を行っていただきましたが、今回はできれば迅速に行っていきたいと考えています。
 先ほど申し上げた大綱的指針の改定のポイントに合わせまして、文科省の指針のどこを直すかという点について2(※ローマ数字)により説明させていただきます。
 一つ目は、「研究開発プログラム評価」の本格実施に関する部分です。資料2-2と資料2-3の両方ごらんいただきます。まず、資料2-3の目次の部分をごらんください。
 現行の文科省の指針では、「研究開発プログラム評価」については、構成としては、最初の特筆課題ということで書いていました。ただ、内容としては「試行的・段階的に進めていく」という記載にとどまっております。今回は研究開発プログラム評価を本格実施するということで、特筆課題からは削除いたしまして、対象別事項のところに研究開発プログラムの評価ということで記載しています。その点が一つ大きな改正点です。
 続きまして、資料2-3の28ページをごらんください。28ページからが、その対象別事項の研究開発プログラムの評価の部分です。先ほど、大綱的指針で道筋を設定してプログラムを実施、さらには評価を行っていくという点がありました。その点につきまして、28ページの下から29ページにかけて、「道筋」の設定につきまして新規に追加をしてはどうかという案としています。
 それから、29ページのところでございますけれども、評価の実施につきまして、評価の客観性や正当性を確保するという前提の下で、自己評価を基盤として行っていくということを大綱的指針の記載に合わせて明記をしています。さらに、必要に応じて、外部の専門家等を評価者とする外部評価、あるいは、第三者評価を活用していくこととしています。
 続きまして、資料2-2の2ページ目ですが、第5期科学技術基本計画等を踏まえた記載の充実化という点です。先ほど、チャレンジングな研究開発の点、大綱的指針の方で長期にわたって実施される研究開発の点、実施者のマネジメント力の点などが追加されたと申し上げました。その点については、主に特筆事項の方に追加をするということで対応したいと考えています。
 資料2-3の文科省の指針の改定案ですが、まず、長期間にわたって実施される研究開発についての留意事項ですが、5ページをごらんください。科学技術イノベーション創出、課題解決のためのシステムの推進として、研究開発評価に際して、全体として特に期待される取組、ここの(a)に長期にわたる研究開発に関する留意事項について追記をしています。
 また、研究開発の実施主体の長のマネジメント力については、その下の(b)のところに追加をしています。
 また、マネジメントについてはプログラム評価でも非常に重要ですので、34ページでも、研究開発マネジメントの評価の点について追記をしています。
 それから、ハイリスク、チャレンジングな研究の評価という点につきましては、7ページに追記をしております。もともと、現行の指針でもハイリスク研究の推進というものがありまして、従来は、9ページのところで、研究開発課題の評価に関して特に期待される取組ということで書いていましたが、重要性に鑑みまして、冒頭の全体に係るところに記載を充実しております。
 その他の改正事項としましては、53ページをごらんいただければと思います。研究者等の業績評価という部分がございます。ここに、研究者の評価に当たって、研究開発活動に加えて、様々な社会経済の要請、あるいは、学術活動にとって重要な事柄として評価の視点が書かれています。最近の動向、あるいは、科学技術基本計画の記載内容を踏まえまして、ここに産学官連携活動、それから、オープンサイエンスの取組等について追記をさせていただいています。特に産学官連携活動につきましては、54ページにイノベーション促進産学官対話会議で決定されたガイドラインについても記載しておりますので、こうしたものも参考にして評価を進めていただくことが重要だということにしています。
 それから、資料2-2の2ページ目の研究開発評価に係る負担の軽減に係る部分です。資料2-3の13ページをごらんいただきたいと思います。大綱的指針に関係するところはかなり文科省指針にも書かれておりますけれども、研究開発評価に際して、その評価の形式化、形骸化、負担増大に対する改善として、全体として期待される取組の中に、評価は本来受動的なものではないということとか、あと、評価の対処のランク付けに注力することにとどまるのでなく、改善策や今後の対応などに重点を置くなど、評価結果を政策・施策等に活かしていく点を追記させていただいております。
 以上の点が大綱的指針を受けた主な改定案点ですが、そのほかにも、大綱的指針の内容との平仄の整理、あるいは、過去の経緯やデータで古くなったものについては記載を簡素化、削除させていただいている部分があります。
 資料2-2の2ページ目のローマ数字のⅢ.でございますけれども、評価部会における御審議といたしましては、本日の御審議、それから、予備日として2月2日ということを考えてございます。その後、研究計画・評価分科会に報告、そして、科学技術・学術審議会総会において建議ということで、できましたら今年度中の決定を考えていきたいと思っています。
 また、先ほど研究開発プログラム評価の本格実施と申し上げましたが、今、文科省で本格実施に向けてどのように取り組んでいこうと考えているかという点について御説明させていただきますで。
 まず、参考1ですが、文科省で、第5期の基本計画の体系に合わせまして、政策評価全体の政策・施策体系を見直しています。新しい基本計画に合わせて、政策目標AからC、それぞれの政策の中で施策目標A-1、A-2、A-3等と政策・施策目標を整理しています。特に政策目標のCというところが分野別の研究開発という点になりますが、これらについては、研究開発評価との関連において、研究計画・評価分科会との連携を図っていくということを考えています。
 参考2ですが、政策評価のレベルといたしましては大目標となっていて、さらに、計評分科会の研究開発計画の中で、大目標を実施していくために必要な中目標というものを定めて計画を立てて実施をしていくということを考えています。構造的なイメージとしては、政策評価の中の施策目標を大目標としながら、その下に中目標を設定しまして、研究開発プログラムをこのレベルで進めていくということを考えています。
 これは特に研究計画・評課分科会が担当する分野の部分でして、その他人材政策等々につきましてはこれと同じという形ではありませんが、政策評価との連携を取って実施をしていくことを考えていきたいということで現在準備をしている状況です。
以上です。


【有信部会長】
 ありがとうございました。
 前回の改正で、相当詰めた議論をして作ってきた内容は基本的にはそのまま生かされているということ、また、新しい基本計画に基づいた文言の平仄を合わせることとか、プログラム評価については、新しいということではなくて、正当な位置付けに持っていくということです。前回は分科会と総会の間で1年掛かりました。
 多分最初の半年ぐらいで素案はまとまったが、結局、分科会から総会に行って、途中いろいろコメントが付いて、それで、最終的に承認されるまで約1年掛かったので、今回はそういうことはないと思いますけれども、できるだけこの計画どおり行くようにということです。
 前回は、研究者自身も安穏と研究を進めていればいいということではなくて、自ら厳しく評価をしていかないと、自分たち自身の存在意義が問われるという、そういう時期でもあったわけで、その辺のことを踏まえながら、最終的に評価指針を作っていった。
 まだまだ研究そのものに対する世の中の見方が緩くなったわけではないので、やはり厳しく評価をやっていくという観点で基本的には行けるといいのではないかと思います。
 御意見ありましたら、どうぞ。


【岡野委員】
 御説明、ありがとうございます。
 前回の会議で私が一つお願い申し上げたのは、PDCAサイクルの徹底とそれに合わせたスケールアップ、スピードアップということです。そこのところが、今回の評価の実施等ではあまり見当たらない。
 今回、チャレンジングな研究もどんどん支援していこうということだと思うのですが、その場合に、それをハイリスクなものにしてしまわないために、スモールスタートという考え方があると思います。
 スモールスタートでスケールアップ、スピードアップしていく評価で、研究者の方が進んで評価をしてもらって、次の段階へ進んでいく仕掛けがあっても良いのではないかと思ったものですから、お願いさせていただいたのですが、それについてはいかがでしょうか。


【橋爪科学技術・学術戦略官】
 プログラムの設計をしていく中で、先生御指摘の点は非常に重要な手法の一つではないかと思っております。現在の案では研究開発過程(プロセス)の評価が重要としており、その中でも読めるとは考えておりますが、さらにもう少し明確化ということなのであれば、御議論いただきまして、検討させていきたいと思います。


【岡野委員】
 そうですね。恐らくこれは研究者の方もお読みになって、こういう評価をされていくということを理解されると思いますので、やはりそこが読み取れるような形にしていただいた方が良いのではないかと思います。


【有信部会長】
 評価というのはPDCAの中のチェックの役割を果たす部分で、そこのところが明確に理解できるかという、こういう御指摘だったと思います。
 評価そのものが逆に言うと改善をされていくという意味でのPDCAという観点もあり得るので、それはまた別途、全体を押さえるような格好で書いていくやり方はあるかと思います。
 それから、ここの中でも強調されていますけれども、やっぱり自己評価、自己点検が一番重要であるというのは、研究というのは別にいい点を取るためにやるわけではなくて、自分たちの目標を達成するためにやるので、その達成に対して自分たちがどういう評価ができるか、あるいは、自分たちの評価が本当に正しいか、正しくないかという意味でピアレビューの観点で外部の意見も聞くとか、こういう観点は一応ここに書き込んであるというふうに思います。


【岡野委員】
 ただ、今回の大綱的指針で、評価は受動的なものではなく今後の意思決定に生かしていくということを強調されておりますので、評価の結果、次の段階へ進むとか、あるいは、見直すとか、そのような仕掛けが意思決定のプロセスの一つなのだということが分かるようにしていただければ有り難いと思います。


【有信部会長】
 それは全体のところですね。前文ですかね。この評価そのものが具体的に活かされるというよりは、この評価指針の位置付けとしてそういうことを書くということですよね。


【橋爪科学技術・学術戦略官】
 御指摘の点については、評価を次の意思決定に活かしていくということを、いくつかのところで書いているところでございます。
 それから、全体のPDCAの話も、フォローアップについても前回入れていただいておりますので、評価のシステムについても是非御指摘を踏まえて取り組んでいきたいと考えております。
 それから、文科省でもチャレンジングな研究開発の制度設計をしていく上で、先生御指摘のような仕組みも関係課に共有をしまして、その制度の趣旨に鑑みて、導入の検討をしていくということかと思っております。


【有本委員】
 前回のこの文部科学省の指針の大部分が今度の総合科学技術・イノベーション会議の方で反映されて、文部科学省が先進的に動かれていると思うのですが、それを踏まえて、文書は作ったけども、どれぐらいやっているのか、というところですよね。
 それから、プログラム設計から評価のときには考えておかないと、プログラム設計というのは誰がやるのかといったら、内局の課長ですよね、主として。あるいは、ファンディングエージェンシーのレイヤがあるけども、部長クラスとか。ここら辺の責任が物すごく大きいと思うのです。
 何か公募要領が曖昧だとか、そこら辺が社会実装というのはどれぐらいまで範囲なんだということが分からないまま出発したものだから、下ばっかり責めているけれども、プロジェクトを本当にデザインした人はどうだったのだというところを前回のこの文部科学省の指針改定でも議論したし、それから、今度、総合科学技術・イノベーション会議でも議論したと思うのですけれども、そこをよっぽど気を付けて、気を付けるということは、役人の方々は仕方がないので、ぐるぐる替わるものだから、これはどうやったら、こういう理念と本当に実態のところが継承されていくのか、そのためは必ずやっぱりトレーニングとか、研修を必ずやっていくとか、ここにも書いてあったと思うのです。
 それから、支援の強化ですよね。支援にほとんど手が付いてないだろうと思うのです。
 これで最後、終わりますけれども、やっぱり今度の第5期でSociety5.0というのがはっきり出て、そうすると、社会問題の課題解決のものがファンディングとして必ず近い将来、文科省の方でも出てくるということになると思うのですけれども、そのときに、文科省はやっぱり所掌権限もあるものだから、なかなか実装まで、デリバリーまで行かないというところについては、私はもう踏み込んでもいい時代に来ているのではないかと思います。
 だから、常にやっぱりプログラム設計のときにきちっと考えてもらうということを、どうも普通の人たちは、お役人さんもそうだし、ファンディングエージェンシー等もプログラム評価というと事後評価ばっかりウエートが掛かるのだけれども、事前の設計のところというところ、事前の評価ですね。そこら辺を是非注目していただきたいと思います。
 以上です。


【有信部会長】
 いや、これはそのとおりだと思いますね。前回、評価指針を改定して以降、何度かいろんな中間評価なり、事後評価というのが行われましたけれども、そのときの評価指標というのは、一つは評価の連続性の観点で、おいそれと評価指標を変えるわけにはいかないということもあって、結果的に言うと、定性的にというか、何とか評価指針の内容が生きるようにという努力は一部ではされたと思いますけれども、十分に改正の意図が生かされていない。今の御意見は、最初の設計のときからもうはっきりこの評価指針に沿ってやる。新しいプログラム、プロジェクトの設計の際には、この評価指針を頭に入れながらきちっとした評価指針を考えていくということも含めて、検討をお願いしたいということだと思います。
 それをやらないと、いくら評価指針を改定しても、何か中身はちっとも変わらないと、こういう話ですよね。


【有本委員】
 そうですね。


【有信部会長】
 ほかに御意見ありましたら、どうぞ。


【受田委員】
 研究開発プログラムそのものの定義に関してなんですけれども、先ほど御説明を頂いた資料2-1、ポンチ絵がずっとございます。その中のページが6ページというところに、「『研究開発プログラム』とは」という表現があります。
 ちょっと私、事前に頂いた資料を拝見しながら、これを見て感じたのは、左側と右側、大きな流れがございまして、多分、私が今理解しているのは、これ、両方、研究開発プログラムとして捉え方があるのだというふうに定義をされているのだと思うのですけれども、これまでのプログラム評価であるとか事業評価というのは、どちらかというと、右側の流れの方に近いように感じるのですね。
 これをもう少し広義に研究開発プログラムとして政策・施策評価と事務事業評価に相当するような事業評価をということになると、現在が右側で左側に改定するというような考え方だと、大綱としてどこが劇的に変わったかということが非常に明確になるように思うのです。
 したがって、私が伺いたいのは、その点がまだやっぱり研究開発プログラムとして両方があるということになれば、今回の大綱で変わったポイントがいま一つ一般には理解しづらいのではないかという点が一つです。
 そして、あとは、これまでのプログラム評価というのが、まさに私自身の理解では緒に着いたばかりであって、まだ本格実施されているというところには至っていないのではないかと思っております。
 そういう中で、プログラム評価が政策・施策評価にまで及ぶのかという点については、これは相当成熟させるまでに骨が折れるのではないか。そういう意味で、これまでのプログラム評価をどういうふうに位置付けているかということを一つのステップとして表現することも求められていくのではないかと感じました。


【橋爪科学技術・学術戦略官】
 先生御指摘のとおり、プログラム評価をやるからといって、すぐに大きく変わるということではなくて、それに向かって時間を掛けて進化をさせていかなければいけないと思います。
 概念的には、やはり課題を束ねたものということなのですが、御指摘のとおり、現場では、課題とはいっても、その中にさらに細かい課題があって、そのまとまりとして課題評価として今までやってきたものも確かにあるかと思います。
 ただ、少なくとも、それをもってそのまま課題、従来の課題評価をプログラム評価だということなのではなくて、むしろ、政策評価のレベルと併せることによって、過渡的には政策評価と合わせて実施することによって、プログラム評価の質の向上を図っていこうというのが今回の大綱的指針の考え方でございます。
  したがって、細い方でそろえるということではなく、文科省でも政策評価との従来以上の連携ということを取りながら、組み入れていきたいと思っておりますが、それも適宜状況は事務局でもきちんとフォローさせていただいて相談をしながらレベルアップをしていくということが重要だと考えております。


【有信部会長】
 役所でそこをあまり細かくやっていくと、非常に苦しいことになるので、今の受田委員の疑問もそういうところになると思うのですが、もともとプログラム評価と併せるという、この考え方の視点としては、学術会議でその当時に主張されたいわゆるメタ評価という考え方があって、個別にやられている研究開発を束ねて、それをメタ評価するという視点が必要であるという提言がなされています。
 それを踏まえつつ、プログラム評価を考えようという意識もこの中にはあって、メタ評価というとどういうことかというと、例えばここで言っている今の受田委員が御指摘された6ページの右側のようなレベルのメタ評価もあり得るし、左側のようなレベルのメタ評価もやらなきゃいけないということがあって、これは個別、個別のプログラムで違ってくるのだと思います。
 そのときに考えなければならないのは、例えば政策・施策のところで、ファンディングをする人たちの責任がどうであるかと、つまり、どういう設計がなされて、どういう責任を持っているかということも最終的な評価のところでは問わなきゃいけないということで、振興調整費でプログラム評価の試行を行いましたけれども、そのときのその評価の指針の中には、メタ評価というのは基本的には省庁評価であると、こう明確に書き込んであったわけです。
 だから、そういう観点も実はあり得るということで、受田委員の疑問もよく分かるのですけど、これはあまりきちんと切ってしまうと、なかなか後の評価のところで難しくなるような気もするので、この辺、何か御意見ありますか。


【室伏委員】
 よろしいですか。学術会議でそのメタ評価の取りまとめをした立場ですので、一言申し上げます。この数年間の評価の在り方についての議論の中で、このプログラム評価というのは、政策・施策評価であるという形でまとまってきたはずなのですね。
 ですから、今、受田委員から御質問があったようなプロジェクト評価とは明らかに違うものであって、やはり国が今後どうしていくかということの評価をするものであるわけです。実際には大変なことだと思うのですが、そこまで覚悟した上で、プログラム評価をやっていただきたいということを、何年か前のこの会議でもお願いしてきました。また、学術会議の報告にも、そういったことも書き込んであります。今、有信委員がおっしゃったように、評価指針に書き込んでいただきましたので、あまり曖昧にしない方が良いだろうと私は思っています。
 プログラム評価を政策評価として評価していくことで、日本の科学技術の発展に大きく寄与できると思います。ただ、今回のこの大綱的指針の改定の中で、理想的とは言えないまでも、かなり改善されたものになっているとは思っています。
 また、一点気になりますのが、プログラム評価にしても、プロジェクト評価にしても、フォローアップ評価が重要だということが書き込まれていないことです。ここには指針のフォローアップは書いてあるのですけれども、プログラムやプロジェクトのフォローアップ評価についてほとんど書き込まれていないのではないでしょうか。  あるプログラムが終わった時に、そのプログラムの遂行によってどのくらい社会が変わったかというようなことをフォローアップしていくことはとても大事だと思いますので、それぞれのプロジェクトのフォローアップ、そして、プログラムのフォローアップにも今後注視、注力していきたいと思っています。


【有信部会長】
 だんだん難しくなるのだけど、基本的な方向性は、プログラムを狭義に考えた場合の、ここでいう5ページの右側にあるような絵から、さっき受田委員が言ったように、左側の方向に評価を全体として持っていくという、そういう観点を入れると。
 ただ、実際に全てが政策評価ということでやれるかどうかという問題があるのだけど、最終的にはそこに行き着くわけですから、そこの部分の視点は入れないわけにはいかない。たとえ右側のところで評価をするとしても、やっぱり政策というところにつながる部分を抜くわけにはいかない。
 そこで、やっぱり重要になってくるのが、その次の7ページに書いてある「道筋」ということで、今言ったような話を全部含めて、今ここに書いてある狭義の道筋は、いわばアウトプットからアウトカムに至るという、こういう道筋が書いてあって、これはきちんと設計しなければいけない。
 だけど、その道筋を実行するためには、全体としてのその政策のいわば正当性というのが道筋、例えばそこは完全にプログラムの中で閉じてしまっていたのでは、その道筋そのものが本当に我が国にとって意味があるものなのかどうかという判断ができないという視点が入ってくるので、そこをやっぱり踏まえるということだろうというふうに思いますけど。


【栗原部会長代理】
 今言われた道筋というのが今回大きなものとして書かれたのは、プログラムのように、大勢の関係者がいるようなもので、方向性というのを具体的な言葉で示すということは非常に大事なことだと思いますので、とても良かったと思いますし、これがロードマップというような、どちらかというと細かいことを具体的に書くという言葉ではなくて、ちょっと違う言い方で書かれたので、何か新しく考えなければいけないというような意識付けがされているのが大変結構だと拝見いたしました。
 ただ、道筋は、例えば頂上が見えていても、そこに行くルートに霧が掛かっていたのが、1段上がったところではより晴れるというような場合もあるわけで、そういう場合のプロセスを大事にしていくというのが非常に重要だと思うのです。前によく言われていた成果最大化というのは、実はそのプロセスが適切にやられていたかどうかというようなことをなるだけ成果を最大化するという意識で見直しましょうということだったと理解しております。
 今回はそういう言葉も入っているのですが、少し意識付けが弱くなっているかなというふうに拝見しまして、プロセスを大事にするというのはいい成果を上げるための言葉だったと思いますので、プロセスを適切にやっていくというところに対して何か評価をするということを皆さんおっしゃっていると思うので、そういうところを何かうまく言い表せるといいかなと思って、拝見しております。


【有信部会長】
 研究開発プログラム評価に関しては、7ページの一番下のところに明確に書いてあります。さっき言ったように「政策立案者や推進する主体等の行動及びその結果について」ということで、そこに至る道筋で、やっぱりダイレクトにそれをやれといってもなかなかうまくいかないので、今のようなステップでやっていくという話と。
 それから、そのプロセスの話は非常に難しいのですけど、結局、結果が実際には極めて困難な目標にチャレンジをして、結果がうまくいかなかったとしても、それがゆえに、低い評価をやるべきではないという指摘があって、それはその中のチャレンジングな対処に対してチャレンジをしたということについて、評価できる部分をきちんと評価する。そのときに、その波及効果だとか、今言ったプロセスの話だとかもあります。だから、そういうことで含まれてくるのだろうと思います。
 

【栗原部会長代理】
 その点は今、8ページの上のところには書いていただいているので、少し意識して書いていただいているということを感謝するという意味でも、発言させていただきました。


【田中委員】
 先ほどの話にちょっと戻ってしまうのですが、私はプログラム評価と政策評価の関係がちょっと気になったものですから、もう一度コメントさせていただきたいと思います。
 資料2-1の先ほどの6ページの絵がありますね。これはプログラムの概念図として分かりやすいものだと思うのですけれども、どのくくりで見るにせよ、イメージとしては、各階層をそれぞれの責任の主体が評価をするというようなイメージだと思うのですが、その一方で、個々の研究開発プログラム全体の責任者は誰かということを考えたときに、やっぱり最後は政策担当者なり、行政の方だと思うのです。
 そうなったときに、施策評価なり、それを政策に反映するプロセスというものが重要であるということは改めて言うまでもないと思うのです。
 一方で、今回の改定では、政策評価とプログラム評価の関係ということでいうと、どちらかというと負担軽減ということで、同じことを二度しないでおきましょうといったような、そういうトーンが強いのですが、それももちろん重要なことではありますが。
 それと、それ以上に重要ということで、やはり施策レベル、あるいは、その下の階層の分野というレベルであるにせよ、その辺りの評価を政策担当レベルできちんとやって、それを例えば実用化に向けたいろいろな支援であるとか、あるいは、資源配分に生かしていくといったことで、この辺りの評価をある程度本腰を入れてやっていただく必要があるということは、書き込んでいただかないまでも、少しそういう意識は持っていただいた方がいいのではないのかなというふうに思いました。
 以上です。


【有信部会長】
 基本的にはそういう意識はあると思うのですが、実際にプログラム評価の試行のときにも、そういう観点で評価が行われてきたのですが、最終的に今回の評価指針では明確になったので、もっと単刀直入にそれがやれるという話と、ただ、その前提として、やっぱり自己評価がきちんとやられてなければいけないという話と両方あると思うのですが。


【橋爪科学技術・学術戦略官】
 御指摘のとおり、プログラム評価と政策評価の連動というのは必要です。今回の改定案でも、資料2-3の29ページの評価者の選任の部分でありますが、プログラム評価は自己評価を基盤にするとしておりますが、この理由は、政策評価も有識者会議で御意見は頂いているものの自己評価が基盤になっておりまして、評価主体はあくまでも行政機関ということになっているので、政策評価とプログラム評価がより連携を取れるように、ここの記載も変えているということです。先生の御指摘の方向での連携はさらに省内でも取っていきたいと思っております。

【有信部会長】
 細かなところでいろいろ御指摘はあると思いますけれども、全体の方向性については多分御了解いただいていると思います。今言ったPDCAの話だとか、その辺のところをどうするかというところはあるかもしれませんけど。
 もう一度議論をしますか。それとも、あとは文章を回して、それでコメントを頂いてということで、最終的には部会長預かりにしていただくかということですが、いかがでしょうか。  


【河合委員】
 意見だけ、この場で申し上げておきます。
 先ほど受田委員の御発言と、それから、それに対する有信先生の御発言に関係するのですが、プログラムとして評価すると、それが施策の評価と連動するという部分について、精神としては研究開発プログラムをその施策に反映させることを目標とするということが書いてあるのですが、そこを具体的に保障するような評価の内容というのがこの案には書き込まれてないというような気がします。
 評価項目の中明示すると、上位の施策の部分のこういう部分に曖昧さがあった、あるいは、困難が本質的にあったので、それがこういうことになったということが明確になるかと思います。


【有信部会長】
 それはプログラム評価の観点になると思うのですが、評価指針をどう設計するかということなので、これは実際にはそういうプログラムを設計する側の話になってくると思います。


【河合委員】
 上位の施策レベルの評価をするときに、役に立つ情報が、その下のレベルの個別の評価の段階である程度抽出されている必要と思います。


【有本委員】
 私はこの評価指針はもう文言としてはこれでいいと思います。重要なのは、実行されるかどうかということなので、これまでの議論を部会長の何かメモなどで書いておけばいいのはないか。
 それから、一つだけ、先ほど説明があった資料2-2の次のページの参考資料1-2ですが、これはわざわざ担当課が書いてあるが、Society5.0などはこれ以外のものも出てくるので、担当課が書いていないからといって無責任にならないよう配慮が必要だと思います。 評価指針で書くべきことと、評価指針が目指しているところをどういうふうに書くかということと、それは多分違うと思うのです。


【伊地知委員】
 基本的には、私は部会長がおっしゃるとおりだと思うのですが、評価そのものに関して、今、河合委員がおっしゃったようなことが実際行われているかどうかというのは、今回の大綱的指針においては、評価自体のフォローアップを行うということになっています。
 ですので、例えば文部科学省部分についてのプログラム評価はどうなっているのかどうかということに関して、それをメタに見るということを、例えばここの部会とかに投げ掛けていただいて、それのフィードバックをするというようなやり方もあり得るのではないだろうかと思います。
 そこで、PDCAというのは、少なくとも1年動けば、それなりの情報が行くわけなので、基本計画では大体5年ですから、それなりのサイクルは回っていくのではないかなと、それも一案としてあるのではないかなと思います。


【有信部会長】
 河合委員のおっしゃっていることもそのとおりだと思うので、それぞれ意見、コメントを正式に頂いた上で検討させていただいて、それで、最終的に調整をして、分科会に報告をするということにしたいと思います。 よろしければ、今回でこの部会は今年度の最終回ということにさせていただいて、その後の処理は部会長に一任させていただくということにさせていただければと思います。
 それでは、今期の最終なので事務局から何かあれば。


【粒來評価・研究開発法人支援室室長補佐】
 ありがとうございました。科学技術・学術審議会の委員の皆様におかれましては、今期、2年の任期で、平成29年2月14日までとなっております。
 今回の開催をもちまして、今期の研究計画評価部会は最後ということになりますので、事務局を代表いたしまして、科学技術・学術政策局長から皆様に御挨拶を申し上げたいと思います。


【伊藤科学技術・学術政策局長】
 ありがとうございます。今お話がありましたとおり、全員で集まっての部会は本日が最後かもしれませんけれども、今頂いたような意見について、引き続き、事務局と部会長と相談しながら、また皆さんに確認していただくという作業が残っております。
 いずれにしましても、有信部会長、栗原部会長代理をはじめ、委員の皆様方には、一つは、振興調整費及び戦略推進費による実施プロジェクトの評価、それから、本日御議論いただきましたような文部科学省としての評価指針について、大変貴重な御意見を頂きまして、ありがとうございます。
 少し感想を申し上げますと、いわゆる研究課題、あるいは、プロジェクトの評価については紆余曲折ありますが、定着しつつあるのかなと。他方、本日議論いただきましたような研究開発プログラムについては、いわゆる行政の施策そのものの場合も多々あります。
 両者の違いというのは、研究課題の方については、同じ研究者がちゃんと5年間、その研究をするということでございますが、研究プログラムについて見ると、まさに行政官が1年ないし2年で替わって、本当にこのプログラムが立ったときの制度の趣旨は何なのかといったことが往々にして忘れ去られがちかと思います。
 今回の大綱的指針では、そこのところについて、しっかりと釘を刺していただいたというか、そもそもこの「道筋」という言葉、改めて私もいい言葉かなと思いましたけれども、プログラムを立てる段階から、しっかりその全体を見通して、そのプログラムが何を期待するのか、終わった段階では何を評価していただければ、その成功、不成功が判断できるのかというのを今まで以上に心して掛からなくてはいけないと。むしろ、行政側の責任が増したのではないかと、本日の御議論を聞いて、改めて思いました。
 いずれにせよ、この評価という課題、大変重要で、かつ、奥の深いものでございますけれども、日々また進化するように、引き続き、皆様方の御指導を頂ければ、幸いでございます。
 今期の御議論、本当にお忙しい中、御参画いただきまして、ありがとうございました。


【有信部会長】
 どうもありがとうございました。  ほかに何か事務局からありますか。 


【橋爪科学技術・学術戦略官】
 事務局から一言よろしいでしょうか。来期の本部会につきましては、具体的な課題等が終了しますので、来期当初からはこの部会は立ち上げることはせずに、また、必要が生じたときに先生方と相談をさせていただくということで進めさせていただきたいと考えております。


【有信部会長】
 それでは、これで今期の研究開発評価部会を終了させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。


―― 了 ――

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