資料4 国連持続可能な開発会議(リオ+20)報告

平成24年6月25日
環境エネルギー課

国連持続可能な開発会議(リオ+20)(2012年6月20日~22日)

1.概要

 1992年にリオデジャネイロで開催され、気候変動枠組条約や生物多様性条約が署名された「国連環境開発会議(地球サミット)」から20年を契機に、そのフォローアップ会合として本年6月20日から22日まで「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」がリオデジャネイロにおいて開催された。
 本会合では、経済発展と環境を両立した「グリーン経済」への移行が、気候変動等の地球環境問題や貧困撲滅等の世界に共通の課題を解決するため重要であること等を盛り込んだ成果文書「The future we want」が採択された。グリーン経済への移行の重要性は確認されたものの、その実現に向けた具体的な目標や期限については盛り込まれなかった。

2.我が国の取組

 我が国からは玄葉外務大臣が出席し、防災、環境未来都市、グリーン経済を3つの柱とする持続可能な開発のための我が国のイニシアティブについてスピーチを行った。環境未来都市については、本会合場において我が国主催のサイドイベントを開催した。また、ジャパンパビリオンにおいてグリーンイノベーションをテーマとして、官民協働の展示やサイドイベントを開催した。

3.文部科学省の取組

文部科学省はGEO(地球観測に関する政府間会合)と共同で、地球観測とそのデータ提供及び活用に係る取組について、関係府省・機関の協力のもとジャパンパビリオンにおいて展示及びショートレクチャーを行った。また、米国、EU他の局長クラス(日本からは、大竹審議官が参加)による地球観測の政策に関するパネルディスカッションを開催し、地球観測が地球温暖化など諸問題の解決や対応、グリーン成長にいかに貢献するかについてディスカッションを行った。
 また、持続可能な発展のための教育(ESD)に関して、ユネスコ主催のサイドイベントにおいて加藤国際統括官がパネリストとして登壇し、震災・津波を取り上げながら、教育の重要性について主張した。
 なお、上記の全球地球観測システム(GEOSS)及びESDについては、本会合の成果文書においてその重要性についての記述があり、持続可能な開発のために重要な取り組みであることが確認された。

以上

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