資料4-2 核不拡散・核セキュリティ技術開発の課題を抽出するに当たっての論点例(案)

平成23年1月18日
事務局

(現状認識1)

我が国の保障措置の負担が今後増大していく中で、IAEA、我が国ともに資源の効率的な活用を図っていくことが必要不可欠

  • 保障措置関連技術で我が国が優位性を持っている分野はどこか。
  • 短期的、長期的に我が国が独自に取り組むべき技術開発領域はあるか。
  • IAEAの査察受入れ国である我が国がIAEAの査察のための技術開発を行う意義はあるか。
  • IAEAとの連携をどのように深めていけばよいか。

 

(現状認識2)

世界的に核テロへの対策が強化される中、我が国も貢献していくことが求められている。

  • 国際社会において、どのような核セキュリティ技術開発のニーズが高いか。
  • 我が国の優位性などを考慮に入れた技術開発戦略に基づいた国際貢献のあり方について検討していく必要があるのではないか。
  • 核セキュリティ確保は各国で取り組むべき性質のものであるが、国際協力により、技術開発を効率的・効果的に進めていける余地はあるか。
  • 我が国の優れた保障措置技術を用いて、原子力導入国等を支援する余地はあるのか。

 

(現状認識3)

財政事情の厳しい中で、資源配分にメリハリをつけ、優先度の高いものを進めていくことが必要

  • 直ちに取り組むべき課題は何か。
  • それぞれの技術開発項目の基盤を確立するために、どの程度の時間とコストがかかるのか。
  • 保障措置技術と核セキュリティ技術共通の基盤技術開発課題はあるか。
  • 他分野への波及効果が望める課題はあるか、そういうものが必要か。

 

(現状認識)

 我が国の核セキュリティへの取組は端緒についたばかりであり、国際的に見て体制などの構築で遅れを見ているのではないか。

  • 海外の核セキュリティ強化への取組を参考にするべきではないか。
  • どのような技術開発分野で、我が国がイニシアティブを取ることができるのか。
  • 技術開発体制
  • JAEA、NMCCなど、現状の技術開発体制は十分か。持続可能な技術開発体制か。
  • 大学や他の研究機関等との連携を強化していく必要はあるか。
  • 技術開発成果を、どのように具体的な核セキュリティ対策の強化に繋げるべきか。

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