資料1－1　科学技術・学術審議会　研究計画・評価分科会　原子力分野の研究開発に関する委員会　核不拡散・核セキュリティ作業部会の設置について

平成22年8月19日
原子力分野の研究開発に関する委員会　了承

 

1．設置の趣旨

　近年、核不拡散や核セキュリティ体制強化に向けた世界的な流れが加速していく中で、我が国も、これまで蓄積してきた保障措置の経験や高度な技術力を通じて、これに貢献していく必要がある。また、同時に我が国保障措置システムの高度化・効率化などを行うことにより、我が国の原子力利用の一層の透明化を図る。

このような状況の下、我が国の核不拡散・核セキュリティ体制を強化する上で必要な政策について、科学技術の側面から検討を行うことにより、より確実で効果的に政策を実施する必要がある。

このため、我が国における核不拡散及び核セキュリティについて、調査審議を行う作業部会を設置するものである。

2．主な検討事項

1. 核不拡散・核セキュリティ体制強化に必要な研究開発課題について
2. 核不拡散・核セキュリティ体制強化に必要な人材育成手法について
3. 我が国保障措置の信頼度向上、効率化のための方策について
4. 国際原子力機関（IAEA）に対する技術支援の課題について
5. その他、核不拡散・核セキュリティに関する諸課題について

3．設置形態

　　核不拡散及び核セキュリティについて検討することから、原子力分野の研究開発に関する重要事項について審議する「研究計画・評価分科会原子力分野の研究開発に関する委員会」の下に設置する。

4．構成員

　　核不拡散・核セキュリティ分野の専門家及び有識者等から構成する。

5．庶務

　　核不拡散・核セキュリティ作業部会の庶務は、関係局課室の協力の下、研究開発局開発企画課核不拡散・保障措置室が処理する。