資料3-2 地震発生時に身を守る方法や退避行動の検討に活用できる知見案(例)
<全ての建物共通>
- 高層階ほど揺れが大きくなる
- 高層階ほど家具や書棚の転倒等が顕著
- 家具や書棚の扉が開いて内容物が飛散
<木造の場合>
- 木造家屋では、激しい地震動の場合、瞬時の避難は困難
- 木造家屋では、1階はつぶれやすい
- 木造家屋では、1階より2階の方が家具が転倒しやすい
- 木造家屋では、耐震化した建物の方が家具が転倒しやすい
- 土壁を用いた建物では、土壁が崩落し視界不良となったり、人体に損傷を与える可能性
<鉄骨造や鉄筋コンクリート造>
- キャスター付きの機器(コピー機等)が激しく動き回る
- 機器が互いに衝突したり壁に衝突したりして損傷を与える
- 教室では、机や椅子が激しく動き、吹っ飛ぶ場合もある
- 教室に吊しているテレビの落下、ピアノ等の激突
- 医療機関では、CTスキャン等の大型機器も動く
- 長周期地震動の場合、ドアが開かなくなる
- 長周期地震動の場合、廊下等が安全
<人形実験>
- 人形の首にかかる力は最大0.2kN(約55km/hの自動車衝突実験で頸椎損傷の目安となる4kNの1/10以下)
- 人形の頭が受けた加速度は0.2G(脳震盪を起こす約1/40)