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地球観測推進部会 全球地球観測システム作業部会(第12回) 議事録

1.日時

平成24年3月13日(火曜日) 14時~16時

2.場所

文部科学省18階宇宙開発委委員会会議室

3.議題

  1. 2015年以降のGEOSSの検討とRio+20への対応について
  2. GEO第24回執行委員会への対応について
  3. 第5回GEOSSアジア太平洋シンポジウムの開催について

4.出席者

委員

小池主査 瀧澤、佃、林、二宮、深澤、藤谷、山形、渡辺各委員

文部科学省

加藤審議官、福井環境科学技術推進官他

5.議事録

【小池主査】  それでは、ただいまから、科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会地球観測推進部会の全球地球観測システム作業部会、第12回目の会合を開催いたします。

 大変お忙しいところをお集まりいただきまして、ありがとうございます。

 まず、事務局のほうから、お手元の資料の確認をお願いいたします。

【事務局(平川)】  では、資料の確認を事務局からさせていただきます。

 資料1です。GEOとGEOSSの未来についてのディスカッションペーパーというものが1枚目にございます。資料2がGEOの第24回執行委員会の対処方針、資料3が、第5回GEOSSアジア太平洋シンポジウムの開催についてという資料です。

 参考の資料としまして、参考資料1-1、2015年以降のGEOSSを考える基本的立場、参考資料1-2、国連持続可能な開発会議について、そして、参考資料2として、Libreville Statementという英語のペーパーがついてございます。最後に、参考資料3ですが、GEOの2012年~2015年のワークプランの登録状況ということで、A3の大きな資料がついています。

 資料の確認ですが、お手元にすべておそろいでしょうか。

【小池主査】  続きまして、公開関係について、事務局からお願いできますか。

【加藤審議官】  事務局から事務連絡ですけれども、本作業部会は地球観測部会運営規則に基づきまして公開といたします。会議内容も公開となります。それから、後日、議事録は文科省の公式ウエブページに掲載いたします。

 それから、本日ご出席の委員の方々は8名で、過半数ということで会議は成立してございます。

 以上でございます。

【小池主査】  次は、日本のGEOのプリンシパルでいらっしゃいます加藤審議官から、ごあいさつをお願いします。

【加藤審議官】  ご苦労さまです。座って、失礼します。

 本日、議題にございますように、GEOSSの2015年以降ということで、10年間、GEOSSとGEOの成果を踏まえて、さらに今後の10年間、その後の10年間をどうするかという議論が、3月の執行委員会に合わせて、ワーキンググループという形でスタートいたします。日本としては、私どもとしては、積極的にさらに発展した形でGEOSSのさらなる10年を進めていきたいというふうに考えてございますが、ワーキンググループのディスカッションペーパーにございますようにいろんな論点がございますので、ぜひ関係の皆さん方から貴重な御意見いただいて、それを反映した形で日本として対応してまいりたいというふうに考えてございますので、よろしくお願い申し上げます。

 それから、リオ+20という形でハイレベルの議論がございますので、それに関しても、GEOSSというものを認識してもらうよう、さらには活動が発展できるようにしていきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 きょうは、山形委員の代理で国立環境研の三枝室長においでいただいています。それから、林委員におかれては、3時でご退室ということです。

議題1 2015年以降のGEOSSの検討とRio+20への対応について

【小池主査】  

  今、審議官からお話がございましたように、昨年の9月から10月にかけてこのワーキングで皆さん非常に熱心にご審議いただきましたGEOSSの2015年以降の方針、ちょっと思い返してみますと、渡辺先生からネーミングいただきました、Integrated Human Securityというものと、Green Growthに貢献する地球観測、そういうものを日本から、審議官のお名前と私の名前も入れて、ホワイトペーパーというものを執行委員会に出させていただきました。これが中心となって議論が進んでいます。そして、12月、あるいは1月に後半にかけて、きょうご紹介いただきますディスカッションペーパーというものの取りまとめを執行委員会の有志の中で行って、これが展開されたところでございます。来週、月曜、火曜が執行委員会で、水曜、木曜が2015年以降を考えるワーキンググループということで、議論が始まる予定になっています。きょうのワーキングの大半はこの話題を集中して審議したいと思います。

 あわせて、この議論の中で、先ほど審議官からもお話がありましたが、ことし6月にリオ+20が開かれます。日本としてどういうふうにGEOをリードしながら地球観測をリオ+20の枠組みでアピールしていくかという方針がようやくまとまりまして、きょうはそれもご紹介させていただきたいと思います。そして、皆さんの御意見を伺った上で、執行委員会のほうに持っていきたいと思っています。

【小池主査】  全体をまず見ると、「はじめに」というのがあって、ローマ数字の小文字で1から4まで、選択肢が大きく四つありますというのがあるんですね。その後に、スコープだとか、枠組み、2の中の選択がございまして、それから3のところに四つ課題があると。それぞれどういう選択があるかというのが、議論としてあります。制度、ガバナンス、リソース、お金、人的リソースも入っています。それから、どういうことを優先的な課題にするのかというのがあって、そして、その後、4章に四つのシナリオが描かれています。そういう全体感を持った上で、一つ一つのセクションごとの説明をしていただきながら、皆さんに御意見をいただければと思います。

 最終的に、4章に四つのシナリオがございますが、その内容をご覧いただきながら、それまでの課題とか、それから枠組みをどういうふうに変えていったらいいかというような議論を踏まえた上で、今申し上げた四つのシナリオのうちのどれを、どういう選択肢が望ましいのか、その選択肢の中でもどういう問題があるのか、こういう問題を解決していかなきゃいけないというような御意見をいただければ幸いと思っています。

 それじゃあ、事務局、お願いいたします。

【事務局(平川)】 

では、最初に1項からご説明します。一番ポイントは3パラ目になります。今後のGEOSSのオプションとしてどういう方向性が含まれるかという大きな概念で、ギリシャ数字の1から4で書いてあります。まず一つ目の方向性として、GEOはやめてしまう、というもの。二つ目として、基本的にはGEOSSの持続性ということは重要視しつつ、現状維持の方向性でいく。三つ目のオプションとして、他の地球観測システムとの関係と組織的な連携の視点でGEOSSのスコープを微調整していく。現状のGEOSSを基盤にして、今後微調整していくという方向性です。4番目として、さらに広げていくという方向性ですが、GEOSSを広めて、深めて、強化していくという、野心的でかつ前向きな方向性をさらに追求していく。今後取り得るえる選択肢として、この4点がある、ということが、3パラ目に書かれています。全部のパラグラフの説明は省略しますが、これまでの経緯等々が含まれています。

 まず、1項目のご説明は以上になりますが、ここで少し議論に入らせていただいてよろしいでしょうか。

【小池主査】  そうですね。さっき全体の章の構成をご紹介して、各課題に入って、いきなり(i)がGEOSSをやめてしまうということで、何だこれはというふうに思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、この後に出てくるシナリオの中には、やめてしまうというのはないんです。そのため、ExCom全員やめてしまう、とは思っておりません。

ただ、私がExComで感じた限りでは、この後で出てきますけれども、大きく二つの方向性があって、非常に実務的にいくんだという方向性と、(iv)にありますように、アンビシャスにもう少し広げていくんだという方向性があると。こういう二つの方向性があるということを頭に置いていただければと思います。アンビシャスというのはどちらかというと、日本が提案したように、地球観測をIntegrated human security and well beingのためにやっていくんだとか、Green Growthに役立つ地球観測をやっていく。それは基本的には持続可能な開発の世界をつくっていくということになるわけですが、そういうハイレベルのものに持っていくのかという、そこは必ずしも皆さんが同意しているわけではない。一つのベクトルとして、実務的にいくKんだというのも出されておりました。そういうことで、(i)はないにしても、(ii)から(iv)の選択肢が出てきているというようなことだと思います。

 この段階で、何かございますでしょうか。どうぞ。

【深澤委員】  (i)(ii)(iv)と(iii)とはかなりニュアンスが違う感じがするのですけれども、(iii)はどんなことを言っているんですかね。つまり、(ii)に基づいて(iii)をやる、(iv)に基づいて(iii)をやるとか、そういう考え方でいいんですか。

【小池主査】  もちろんそうです。こういうことは踏まえた上で、ただし、もっと発展的にいくKんだと。上を目指すんだと。

【深澤委員】  つまり、(iii)は選択肢ではないですね、きっと。

【小池主査】  要するに、(iv)をやらないということですね。(iv)までは行かないと。後でシナリオが出てきますので、そういうところに特化していくんだというようなシナリオもございます。

【深澤委員】  昨日、英語のほうも読んだのですけれども、「他の地球観測システム」というのは、この中で見ると、どんなものを指しているか、実はよくわからなかったんですよ。どんなものを指しているのですかね、「他の地球観測システム」というのは。

【小池主査】  Participating Organizationsで国連のシステムとかあるわけですね。あとナショナルのシステムもあるわけで、そこは一応、相互利用的につながっているという前提なのですけれども、必ずしもまだ強くリンクしていない部分がこの中ではまだあるという認識なのですね。

【深澤委員】  なるほど。今、現状として、タスクがあって、タスクリードがあって、タスクに参加しているものがありますね。タスクリードとしてGCOSだとかGOOSだとかあるわけですけれど、もちろん衛星のほうも全部入っているわけですが、それ以外のものという感じで何か認識されているわけですね。

【小池主査】  例えば、ほかの分野はなかなか、つながってないものはよくわからないので、私の分野ですと……。

【深澤委員】  水のほうで結構。

【小池主査】  水の分野ですと、アジア・太平洋水フォーラムという大臣会合の枠組みがございまして、ここにはNRMO(Network of River Management Organization)というのがあるんですね。ここは流域管理のネットワークなのですが、これはまだGEOSSとは全然リンクしてないんですね、アジアの。そういうものがあることはあるわけで、そこをもっとリンクを深めていこうと、私自身はそんなことを考えた。

【深澤委員】  なるほど。どうもありがとうございます。

【小池主査】  どうぞ。

【瀧澤委員】  先ほど小池先生がおっしゃっていた実務的なという内容は、これから後に具体的に説明していただけるんですか。

【小池主査】  そうですね。例えば、今、Forest Carbon Trackingというのを、オーストラリア政府とノルウェー政府が特別にお金を出して、GEOが中心になって、しかも事務局の運営費も出して進み始めているんですが、そういうものを例えばFAOの中にそういう機能を持って定常的に運用していくんだとか、そういう方向へ持っていこうと。

【瀧澤委員】  GEOの手を離れてですか。

【小池主査】  離れるスタイルもあるかもしれないし、要するに徹底的にオペレーショナルに持っていく、オペレーショナルな形に進めていくというようなオプションがあると。

【瀧澤委員】  例えば国連の既存の機関に受け渡していくというイメージですか。

【小池主査】  そういうことも視野に置いて、というか、受け渡すことを視野に置いてじゃなくて、オペレーショナルにするということを目的とすると。もしかしたらその中に今ある既存のオペレーショナルな運営ができる機関に渡すことがあるのかもしれませんけれども、そこは明示的には議論してないです。そこではかなり強い抵抗があるんですね。国連の中に部分的にでも入れるということには非常に強い抵抗があるので、そこは議論の俎上に上がっていませんが、オペレーショナルな方向性を目指すという提案があるということです。

 いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 そうしたら、次に、GEOSSのISSUES AND OPTIONS、これは二つの課題から成っていますが、ここのご説明をいただけますでしょうか。

【福井推進官】  資料1、続きのところです。1ページの課題と選択肢というところでございます。別紙のところで言いますと、1ページ目の下から、2.1 The scope of GEOSSと2.2 Updating the GEOSS framework and guiding documentsということでございます。ここには、GEOが今後どういったコンセプトでやっていくべきかという話と、ミレニアム開発目標とかグリーン経済といったハイレベルのコンセプトに貢献すべきか、ということとか、統合性と相互性の促進というGEOSSの基本的役割を強化すべきか等々、今後どういった方面に向けばいいのかというのがGEOのスコープというところで、下のGEOSSの枠組みの改善というところですが、これは、GEOのミッションをどうしていくのか。あるいは、これまで10年実施計画とかつくってきたのですが、そういったものをまた作るべきか、とか、あと、推進する利益分野として、水、農業、健康、気象、気候等々、9つの分野があるんですが、この概念を見直すべきか、とか、こういうショートクエスチョンが記載されており、それの答えをどうしていくかというのが議論される予定でございます。

 以上です。

【小池主査】  ここは、2.1がスコープ、どの範囲のところまで扱うのかというのと、ビジョンだとか、Societal Benefit Areasだとか、あるいは10年実施計画というようなタイムリミテッドなものにするのかとか、そのためのストラテジーをどうするのか、ワークプランをどうするのか、あと、GEOの現在の根幹であるGCIはどういうふうにマネージされたらいいのか、そういうものがテーマとして挙がっています。

 ちょっと話の種類が違いますので、スコープに関してなんですけれども、原文のほうを見ても、先ほどの議論はまさにそのとおりなんです。例えば原文のほうを見ますと、2ページ目の一番上ですけれども、MDGのようなハイレベル・コンセプトに貢献するようなものになるのかというような議論があった。それから、二つ目のポツは、a fully operational and integrated systemを目指すのかというようなことがある。それから、一つ飛んで四つ目、そもそも我々はどれぐらい地球観測のデータの効果的な利用から離れたところにいるか、要するにどれぐらいのことをまだやらなくてはいけないのか、というようなことも挙がっています。一番最後のポツですが、来年、サミットがございますので、どういうふうに次の2015年以降への移行(transition)を用意していけばいいのか、どういうふうに加速していったらいいのかというようなことが記述されています。

 このスコープについては、皆さん、いかがでしょうか。どういうお考えをお持ちか、紹介いただければありがたいんですけれども。

【二宮委員】  これは、前回か前々回か何か、たしか皆さんで議論をしませんでしたか。

【小池主査】  しました。私どもの結論は、ハイレベル・コンセプトを持つべきだということでした。それでドキュメントをまとめて提案したわけで、先ほど言いましたように、Integrated human securityというのと、Green growth、Green economyに貢献するGEOSSというので、このワーキングの考え方は、一番上のポツで言えば、イエスということなんですね。ただ、それはオペレーショナルなものとかを拒否しているわけじゃなくて、そういうものの上に立ってやると、上をアンビシャスに目指していくんだということというふうに考えますが。

 あと、ここで説明しておくと、一つ目のポツの下にGFOIとGEO GLAMというのがありますが、GFOIというのは森林の管理、GLAMというのは農業に関わる、この二つのイニシアチブが、先ほどちょっとご紹介したように動いています。これは政治的な判断もあって動いているわけですが、こういうものを次々とつくっていきながら、ハイレベルのコンセプトにコントリビュートするようにしていくべきだということですね。

【林委員】 今のハイレベルのコンセプトに対して貢献するということなんですが、ハイレベルのコンセプトそのものは別々の概念でもあるわけですね。そうすると、もっと野心的にいうと、GEOSSというのが、そういうのをつないで関係性をきちっと検証していくような。Green economyというと何か、その名のもとに何でもGreen economyになっちゃうんですね。それとMillennium Development Goalsというのが相入れない場合だって、多分いっぱいあるんじゃないかと思うんですね。そういう意味では、ここはきちっといろんなデータを押さえたりするわけですから、むしろ人類のそういう目的とか目標というもの、一言でいうと人類のwell beingと人類以外のシステムとのバランスみたいな最上位の、何をキープしなくちゃいけないか、というのはそのあたりだと思うんですが、そういうものから照らしたときに、それぞれのポジショニングを我々も、もう一回検討しながら貢献するというような、そんな言い方もいいかなと思っています。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 GEOSSのビジョン、10年実施計画に書かれたビジョンは、人類の行動とか選択、デシジョンメーキングがコーディネートされた、コンプリヘンシブな地球観測データや情報をもってインフォームされるような社会をつくるということなのですが、林先生がおっしゃるのは、もう一つ突っ込んで、それが個別ではなく、関連性をちゃんと見きわめながら、最上位の、人類はこの惑星の中でどうやって生きていくのか、という決断に資するような情報を提供すると、そういうようなことですね。

【林委員】  それぞれ都合のいいデータで、都合のいいことをやっている可能性も高いわけですね。それぞれ、よかれと思ってやっているのだと思いますけど。

【二宮委員】  たしか、前回これを議論したときに、社会共益分野を9つだけではなくて、トータルに見るやつをつくったらどうかという話が・・。

【小池主査】  はい、ございました。

【二宮委員】  今の話はそれが関係あるんじゃないかと思いますけど。

【小池主査】  なるほど。要するに、今、9つですが、9つを10にするんじゃなくて、全体を俯瞰するようなものをつくるべきということですね。

【二宮委員】  ええ。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 いかがでしょうか。どうぞ、渡辺さん。

【渡辺委員】  今、小池先生のご説明で出てきた、GFOIとGEO GLAMというのがあるんですね。もしGEOSSがそういうのと類似のポジションというのを目指すのだとすると、こういうイニシアチブとの関係みたいなものをあらかじめ考えておかないといけないのではないかなという……。

【小池主査】  そうですね。私の知り得る限りで言いますと、農業(GEO GLAM)は、これは、食糧危機を経験したブラジルだとか、バイオマスとエネルギーと食糧との関係で、そういうことで危機感を持った、おもに途上国を中心として、こういうものをしっかりやらなくてはいけないということに対して動いてきて、G20で合意されて、進んだものです。森林(GFOI)のほうは、どちらかというと、私の理解では、これは山形先生がおられると一番よくおわかりなのかもしれませんが、REDD+と地球観測の両方が歩み寄って、そしてマージしてでき上がったようなイニシアチブというふうに、私は理解しています。過程は多分違うんですけれども、大事なのは、地球観測がコミットして、それぞれのデシジョンメーキングに包括的なデータとか情報を提供するという枠組みがあるということと、GFOIは、先ほどちょっとご紹介しましたが、オーストラリアとノルウェーがこのために拠出して、事務局のサポートもその拠出金の中からやりながら立ち上げているイニシアチブなんですね。前回の総会で初めてそれが提案されまして、非常に歓迎されました。こういうのは試行的に始まっているんですけれども、ある段階で整理されて、こういうタイプ、こういうタイプとかというのが多分、でき上がり方と運営の仕方というのが整理されていくんだと思います。でも、そういう視点を持っておくことは大事だと思います。

 今、GEO GLAMはどういう運営をしようとしているんでしょうか。

【二宮委員】  私、実はあまり詳しくないんですけれども、来月のGEOSS アジア太平洋シンポジウムでこれを大きなテーマにして議論をする予定で、その中でいろいろと明快になってくると思います。

【小池主査】  わかりました。

 今のあれも非常に大事なので、これは後でインスティテューショナルな議論をするところと関係すると思いますが、どうもありがとうございます。

 2.2のほうで、全体は後で、最後に戻る時間をつくりたいと思いますが、ビジョン・ステートメントはさっき私が紹介したとおりですが、10年実施計画とか、9つのSocietal Benefit Areasに対しては、先ほど二宮先生からご提案ありましたように、全体を包括するようなものをつくってはどうかというのを一つの案というふうにしたいと思います。それから、ストラテジック・ターゲットのようなものは設定すべきか、という、こういう幾つかの質問がございますが、いかがでしょうか。

 実は、包括的なものというのは作ったのです。10年実施計画は、Societal Benefit Areasの章は10のサブチャプターからできていまして、1から9は、9つ(の分野)に適応していまして、10は全体を見るというやつなんです。日本が一生懸命そのサブチャプターをつくりまして、全体を見ることがいかに大事かということは大分言っているんですが、なかなかアメリカと了解がとれなくて、しばらくスタックしていました。最後、ふと抜けて4.10節というのが入ったんですけれども、その時には、むしろテクニカルなところで、今、林先生からお話のあったような人類のというようなところまでは至っておりませんでしたので、そういうことは非常に大事なことなのではないかなというふうに思います。

【林委員】  後半の議論かもしれないですけど、途中退室予定なので、コメントします。最近、いろんな国が経済破綻していますね。そうしたものと地球全体のスタビリティーだのサステナビリティーだのというのは一体どういうふうに理解をしておけばいいのかな、というも、出てくるのではないかと思うんですね。あれは別の物じゃなく、戦争、経済の破綻とかということになると、全然関係ないや、というものがないですよね。そうした時にスタビライザーとして、どんなものがあって、スタビライザーそのものの設計なんていうのは、ここでできるとはちょっと思えないんですが……。

【小池主査】  スタビライザーに(情報を)インフォームするような。

【林委員】  そうなんですね。

【小池主査】  あるいは、そういう危機が近づきつつあるとアラームするような。

【林委員】  ええ。だから、さっきからバランスと言っているのですが、何と何のバランスというのをこういうふうに見るんだという見方を、ここが、System of systemsと言っているんだから、必要なものを常時提供し、そして、こういう情報とこういう情報はよくウオッチしてほしいんだと。例えばドイツがひとり勝ちでやっていてEUはどう決着するか、みたいなときも、言ってみればそういう情報というのはよくウオッチしながら決めてほしいというのを、何かそれは無関係なようで、最近、私は、非常にそういうことは関係するのかなと思っています。ただ、ここ(GEOSS)でどう扱えばいいかはちょっとわからないんですが、それが各所へ影響していって、感染症がふえるとか、どこへどういうふうに転がるかわからないのですが。System of systemsと言っているんだから、これはかなり、大ぶろしきといえば大風呂敷中の大風呂敷なんですけれども、広げちゃっているものですから、やっぱりそういう見方が必要かなと。

【小池主査】  ただ、一つの反対の立場としては、そこまで広げたときに、私たちができることは何だ、というのがどうも出てきそうな気がするんですね。地球観測から届く範囲のものと、その先にあるものというのは、ある程度分けておいたほうが……。

【林委員】  分けるということも含めて、ぱっと聞かれたときに、どういう関係だと言えるのかと。全くここの力の及ばないところだったら、それは要件として考えざるを得ないというようなことになるでしょうし。

【小池主査】  先ほどの食糧危機とか、例えば1960年代から1970年代の第3次中東戦争とか、あれは水危機なんですけど、あるいはアフリカの飢餓の問題とか、そういうものが社会の不安定さを引き起こしていくんだというような意味の、そのところぐらいまでは視野に入れられそうですね。

 じゃあ、また後で戻ることにしまして、次に、ISSUES AND OPTIONSということで、4項目の項目立てとなっていますが、推進官のほうからご説明いただけますか。

【福井推進官】  GEOの仕組みとか、参加国の参加形態とか、拠出金の話等々が、ここに含まれています。3.1、3.2について、説明いたします。

 まず、制度的課題ということで、これは大きな話なんですけれども、GEOは特に、MOUとか、憲章とか、そういうのでサインをして決めたとか、そういう法的ステータスのない組織で来ました。これを法的ステータスがあるものにするかというようなことが書いてあります。あと、これまでGEO事務局はWMOの中にあるわけですけれども、そこを通して拠出金とか、あるいは事務局をそこに置くのかどうかというような視点も、ここに書いてあります。あとは、これまでWMOを通して事務局活動とか行ってきましたけれども、そうではなくて、国連関係機関にしたほうがいいのかどうかというような視点が書かれてあるのが3.1で、比較的大きな話で、GEOをどういったステータスで位置づけるべきかということが書かれてあります。

 3.2のガバナンスの課題ですが、これは細かい話になっていますが、GEOは、89か国の65機関でメンバーで構成されていますが、年に1回、プレナリーという本会合がありまして、その間に13か国の執行国による執行委員会が大体3月、7月、11月に開催され、本会合が11月に開催されるというような形で選定されています。それで、13か国の執行委員会は4か国の共同議長によって運営されており、今は、米国、EU、南アフリカ、中国ということで、その4か国の構成は若干奇異ではありますが、二つの先進国と二つの発展途上国から成るべきだということになっています。今申し上げたようなことがそれでいいのかどうかというようなことが、Governance issuesの前段のところに書いてあります。あとは、国連機関や民間企業との関係を重視していくかとか、ワークプランで形成された委員会等は維持されるべきか、とか、今、2012年から2015年のワークプランができたところですが、こういう3年とか2年のワークプランをつくりながら2005年から2015年まで10年間来ているわけですが、こういった形式のワークプランを続けるかどうかというようなこと。あとは、水とか、そういう分野ごとでCommunities of Practiceというものが形成されているわけですが、その役割はどうかでありますとか、一番最後は、使用言語はほかの言語を入れるのかというようなことが書いてあります。こういった細かい運営面のことが書いてあるのが、3.2というところでございます。

 

 3.3でございますが、今、GEOは3か国のボランタリーな拠出金により運営されています。先ほど89か国と言っておりましたけれども、その中では拠出金がない国もありますし、通常の国連機関ですとGDP見合いなんていうのがよくあるパターンですが、そういったことでやっているわけでもございませんが、そういった形でいいのかどうか。あと、そういう意味で、最近、GEO事務局においては、GEOの活動に関する資金が少ないんじゃないかということで、そういった資金獲得のための新たな方策というのを考えていくべきではないのか。あと、今、GEO事務局のスタッフですけれども、この拠出金により雇用されているスタッフと、あとは各国から派遣という形でスタッフが派遣されています。そういった体制を維持するべきかどうか。日本におきましては産総研さんとJAXAさんのご協力により1名ずつ派遣ができているということでありますが、こういった状況でいいのかどうか。あるいは、現在、20名を切るぐらいのスタッフですが、その人数をふやしたほうがいいのかどうかということ。あと、スタッフについても、必要な資質というものを明確にして、もっと専門的なスタッフを雇用すべきではないかというようなことを書いてあります。

 3.4ですけれども、新しく考えなきゃいけないような事項、最初のほうにも出てきましたけれども、リオ+20とかG20とのかかわりとか、ミレニアム開発目標との関係とか、あるいは、国連機関とはどういうふうにかかわっていくのか、発展途上国との関係をもっと強化していくべきなのか、あと民間企業との関係、まだ議論が始まったばかりですけれども、そこをどうしていくのかというようなことが書いてあります。

 これが、ISSUES AND OPTIONSの内容でございます。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 全体を見ますと、まずインスティテューショナルなところでは、法的な位置づけをどうするかということと、国連組織にするかどうかという、クリアにいうとその2点だと。

 ガバナンスのところでは、今、プレナリーがあって、議長がいて、エグゼクティブ・コミッティーがいて、それを選ぶコーカスがあって、というような組織体になっているわけですが、あと、委員会とか、こういうボードができているわけですね。そういうのをどうするかというのと、それから、これは後にも出てきますが、プライベート・セクターとのつき合い方をどうするかというのも、非常に大きな議論になっています。あと、今回、アフリカの中部でずっとやると、やっぱりフランス語なんですね。言葉の問題をどうするか。多分、南アメリカにいくKとスペイン語というのが出てくると思いますが、そういう問題。

 3.3のリソースのところでは大きく二つで、お金とスタッフ。スタッフの専門性とか、人数とか、その雇用形態。雇用なのか、セコンドスタイルなのか。これはディスカッションがございまして、セコンドは、今、佃委員にご尽力いただいて産総研からも出ていますし、JAXAからも出していただいていますが、各メンバー国から出していただいているので、非常にそれぞれはご活躍なんですが、事務局の中でこれとこれとこれをやらなければいけないという立場に立つとなかなかコントロールしにくいという部分が、事務局長のほうから述べられたことでございます。ですから、スタッフの選び方とか、専門性とか、あるいは、昇進の問題もあって、先ほど推進官からもありましたが、WMOの雇用形態とか、それが適用されますので、本来、活躍して昇進しておかしくない人がなかなか上げられないとか、そういうような問題もございます。

 プライオリティーのところは、先ほどもちょっと言いましたが、プライベート・セクターのところが特にあろうかと。あとは今まで議論されたことだと。

 そんな内容ですけれども、全体を見て、皆さんのほうから御意見いただければありがたいですが。

 どうでしょうね。国連組織にするか、法的なマインドを入れるかということについては、いかがでしょうか。

【二宮委員】  WMOとどういう切り分けになるのですか。

【小池主査】  WMOは、もちろん国連機関なのですけれども、部屋を借りて、いろんな手続をサポートしてもらっていると。

【二宮委員】  現状はそうなのですけど、これを国連機関にした場合。

【小池主査】  GEOSSをWMOとは独立した国連機関にした場合。

【二宮委員】  ええ、最初の命題がそういう感じだったものですから。

【小池主査】  現状では大分コンフリクトがあるような気はしますけれども、ただ、WMOがいる中でGEOSSをつくった背景は、WMOが出している気象とか気候の情報だけではだめで、農業の情報とか、水の管理の情報までつながらないといけないので、そこまでは一国連機関ではカバーされていなかったというのがあるわけですね。ですから、そのつなぎ役の部分の国連機関というのは、考えられないわけではないと。ただ、強い意見は何かというと、今の国連機関を見ている限りにおいて、国連機関にしたら時間とお金がかかるというのが、大方の意見ですね。それに対して、GEOSSはボランタリーでやっているので、フットワークよくいろんなことができてきていると。逆の立場からいうと、レギュレーションがないので、お金もしっかり集まらないし、参加も必ずしもきちっと確保できないということです。その両面があろうかと思います。

 いかがでしょう。

【二宮委員】  現状、年間の各国からの拠出金というのは総額お幾らぐらいですか。

【福井推進官】  日本からは約3,400万円拠出していまして、トータルインカムが779万スイスフランだから、トータル7億ぐらいです。

【二宮委員】  ある意味、とっても小さいお金ですね。

【小池主査】  そうです、とっても小さいお金で。ただ、各国のアクティビティーがあるから、全体のアクティビティーはこんなお金じゃなくて。だから、そういう意味ではとっても小さいお金でうまく動かしているということだと思います。779万スイスフランというのは、セコンドの人件費は入っているんですか。

【福井推進官】  委員会のコントリビューションズも入っていますから、そうです。でも、これだとさっき申し上げたGFOIとか、そういうのが別々に入っているので、トータルキャッシュインカムが590万スイスフランになっています。

【小池主査】  5億から6億。小さい、小さい組織です。

【福井推進官】  これは、タスクとか、関連する活動は全然入っていません。

【小池主査】  そこが一つの問題でもあって、先ほど言いました3.3になりますけれども、専門性のあるスタッフをきちっとそろえられないという問題があることはある。

 藤谷委員は気象庁のご出身だからWMOとのおつき合いが長いと思うのですけれども、そういう観点からいかがですか。

【藤谷委員】  この話とは大分違います。日本の気象庁の場合は、WMOがいろいろ決めると、それを守るというスタンスです。よその国では守っていないところも結構ありますが、日本の場合は基本的に、WMOで決めれば、国連の機関ですから、それをきちっと守っています。したがって、国連の機関になれば、いわゆるparticipating countryがちゃんとそういうのを守るのかどうかが重要です。そのバインディングがほんとうにちゃんとなるのかどうかが、結局ほかのいろいろなところにも関係してくると思います。グッド・プラクティスがいろいろ出てこないと、ナショナルレベルに反映しないのではないでしょうか。GEOSSをやったことで、連携でうまく成果が上がっていると、それが、反映してナショナルレベルでもいいことができるのだと言わないといけないと思います。地球温暖化に関する連携拠点ではおもに国内的なことをいろいろやっているのですけれども、国際的にこんなに良いこと、ベネフィットがあるということをもっと示さないと、国内的にも「良いものです」と言いにくいところがあります。

【小池主査】  私自身は、この議論を2年ぐらい前に始めたときには、やはり基盤が弱いのでリーガリー・バインデッドな組織というのが必要なのではないかというふうに思っていたのですね。いろいろ議論をしていくと、まとまっていなければリーガルにバインドしないとだめだけれども、今はノンリーガルでこれだけまとまって次々と新しいものができてきているときに、わざわざリーガルにバインドする必要はなかろうと。ほんとうに人類にとって不可欠で、要するにみんなが固まってやらなきゃいけない、気象観測とか、予測とか、そういうものはそういうきちっとした枠組みをつくらないといけないけれども、まだそこら辺がほわほわ、っとしているときに、ボランタリーが集まって不安定性を持ちながらも動いているときにわざわざそんなふうに組織化する必要はないのではないかというふうに、私自身、実は自分の中で意見が変わってきていますけど、今の状態を見ると、それぞれいいところ、それぞれ悪いところもあるということです。

【瀧澤委員】  すみません、基本的な質問で申しわけないのですけど、強固な法的ステータスといった場合、どういうことを言っているのですか。

【小池主査】  あんまり強固でもない法的ステータスというと、例えばIPCCの枠組みとか、そういうのがあるところとか、我々に近いところで比較的強固なのはWMOですね。観測基準を決めて、データの精度、チェックの仕方とか決めてやっていくという……。

【瀧澤委員】  例えば、データは必ず出しなさいというような強制力を持っているという。

【小池主査】  はい。加盟国が180とか、それぐらいメンバー国が入って決まるレゾリューションがあると、それに沿って動くということです。ただ、それをつくるまでの時間とそれにかかる経費が膨大になるということが、大きな問題です。

【佃委員】  現状は、どの程度、いわゆるオペレーショナルになっていて、もう既にある、例えばどこかの分野はかなりお互い合意したりとか、法的規制というか、システムの中でやるようになっている、オペレーションがいくKというのであれば、場合によってはどこかの国連機関に受け取ってもらって行政的にやればいいというのもあると思います。

私自身も全部の分野はよくわからず、かなりのところはまだまだ試行錯誤がある分野があったりします。ゆえに、いろいろもどかしく、例えばある国から、これだけお金を出しているのに全然前に進んでないじゃないか、と言われたときにも、それを我慢してもらうとか、今はこういう状態なので、とか、小池先生が言われたように、今のフェーズはまだまだそのほうがいいんだとかっていうような、私自身も、具体的なことはあまりよくわからない、感覚的にはそういうふうな思いを持っています。その良さをというか、ほわっとしている良さを受け、将来どうしていくかというのは、もちろん議論があると思います。

【小池主査】  今、佃先生がおっしゃったように、やるべきことが決まって、それをサステナブルにやっていくとなると、その範疇も、なければつくるし、あればそこにゆだねるというようなスタイルにしながら、本体はボランタリーにもっていくという方向性で当面いくKというのが、今の形かなと思います。

【佃委員】  国連はちょっとかじったことがありますけど、官僚組織で、そちらはそちらでやることがいっぱいあるものだから、なかなか思うようには受け取ってもらえないだろうし、その議論のほうが山のようにあるような気がしますけど。

【二宮委員】  先ほど、官僚的組織も非常に問題があるわけで、私も経験していますけれども、それ以前に、ハイレベルのコンセプトに貢献するということをもしGEOとして考えるとすれば、国連の組織になってしまったら、かなり困難ではないかなと、私は思いますね。常にそういう最後の、どんなに国境を越えて最適化しようと思っても、国ごとの政治的な対立というのはいつも入ってしまって、むしろそれを乗り越えた、もうちょっと上のレベルでの発信というか、物事が言えるような形をとっておかないと、次に行けない気がいたします。

【小池主査】  なるほど、国連というのはあくまでも国の仲間だと。

【二宮委員】  結果はものすごく政治的ですよね。だから、最初の理念には行きにくくなってしまうかなと。

【小池主査】  むしろ国連を超えるようなコモンズであるべきだと。

【二宮委員】  ある意味ですね。

【小池主査】  これはすごい。どうもありがとうございます。

 海洋はいかがですか。

【深澤委員】  海洋より、全体的な話ですけれども、例えば、GEOそのものは今まで、別に国連機関でもないし、ある意味で自由に出入りできるというか、自由に入れる、Group on Earth Observationsですよね。問題は、GEOがその一つのインプリメンテーションとしてGEOSSを持っている。GEOSSというのは別に新たなものをつくるわけではなくて、まさにGlobal Earth Observation System of Systems、つまり今ある既存のものをサステナブルにしながら、そのシステムを統合していくというのかな。 システムとシステムの間をある一つのObservation Systemを、統合というところが難しく、それらをまとめたシステムをどうつくるかという。多分、基本的にはGEOは、その戦略を示すところなんだと、私は思うんですね。だから、GEOがそれを示さない限りGEOSSなんて動くわけがないと考えます。その場合、例えばGEOとWMOとの関係性ということだけを見てみると、私はWMOからは独立するべきだと思います。つまり、WMOは確かに一つの機関だけど、彼らが持っているプログラムは非常に多様にある。それから、概念もある。GCOSもあれば、今度はJCONを通じて海洋のGOOSとも結びついている。それらはすべて、実はGEOSSの中のタスクリードですよね。そうすると、WMOとの関係というのは結構難しい。単に建物を借りているだけならいいのですけれども、そういうわけではない。となってくると、すごく自己撞着しているように、僕には見えてしまうんですね。

【小池主査】  なるほど。

【深澤委員】  ただ、GEOがWMOから切り離れて具体的にどういう形になるのかというのはあまりよく見えないんですけれども、だからといって、国連の中の一つの組織になる、国連の組織下としてどこかの組織の下に置かれるかどうかというのは、僕は実はよくわかりません。多分、書いてある言葉だけからいうと、まさにUNEPとどこかのつながりの中にあるような、ちょうどIPCCと似たような形というのがあるのかなと思いますけれども、果たしてそれが現実的なものかどうかとなると、かなりのアセスが必要でしょうね。

 ただ、WMOの関係性というのは、今、明らかにWMOとGEOというのは、僕はコンフリクトしているような気がします。特に気候のほうから見たときには、そう思いますね。

【小池主査】  WMOからは完全独立であるべきだと。例えば、私が前に考えていたのは、国連事務総長の事務局の下に置くという手がある。そうすると、全国連機関との対等な関係、対等というか、イーブンになるんですね。イーブンというのは、WMOとべったりというわけじゃなくて、UNEPとFAO等というふうに順番になっていく。そういうような、要するに何か特定の観測とか、Societal Benefit Areaの国連機関でなくて、そこに事務局を置かせてもらうというのは一つの手かなと。

【深澤委員】  そういう手も一つあると思います。それから、アンリアリスティックにというのは、逆に非常に私的なものになってしまうという手もあるかなという気はしますね。例えば、ちょっと性格は違いますけれども、どこかの財団からの寄附で運営するような、そういうような形。国連と直接なかかわりを持つのは、今、例えば、GCOSにしても、GOOSにしても、国家間の問題があって、GEOまでほんとうに苦労していますから、そういう状況になると大変ですよね。総会すら開けなくなる可能性がある。でも、どうしてもGEOの指導がなければGEOSSは動かないというのは間違いないと思うんですね。ですから、WMOとは独立するべき。明らかに独立して考えられるべき。だから、今の形でいくと、WMOがあって、それのアクティビティーの中にGEOがあったり、それから、それと並列ではないはずなのにWCIPがあったりという感じが見えてくるのがとっても奇異に感じる部分があります。ですから、もう少し全体を見渡せるような部分、例えば、それのインプリメンテーションをやるところというふうに考えたら、少なくとも、我々で言ったら、WMOも含むし、IOCというのはコングレスですけれど、UNEPも含むし、それらすべてを見渡すようなポジションにGEOはいるべきだという気がします。

【小池主査】  わかりました。

 どうぞ。

【藤谷委員】  今の話に関連しますが、今みたいに、9つの分野、広い分野を全部パラレルに進めようと思うと、さっき小池先生が言われましたように、事務総長のところの組織に入って全体をイーブンにやらないと、なかなかできないと思うのです。今のようにわりとボランタリーベースでやるのだったら、例えば、今、フォレストが重要だったらフォレストのほうにシフトするとか、そういう感じで、そのとき、そのときの例えば中期的なタームとして重要なものについて機動的に対処する。それなら今のほうがいいような気がするのです。気候なんかはそれなりに、深澤さんが言われたように、WMOとIOCである程度コミッティーができていますし、そこで何か機動的にやる話はあまりないかもしれないです。むしろ、陸域とか、あまりそういうものがないところについて、GEOの特性で今のようにノンリーガルでやるんだったら、そこでものすごくいいグッド・プラクティスを見せるほうがいいような気が、個人的にはしています。

【小池主査】  わかりました。大変いい御意見、ありがとうございました。

 最後に、四つのシナリオがございますが、推進官のほうから説明していただけますか。

【福井推進官】  最後に、2015年以降のシナリオということで、このディスカッションペーパーとしての提案みたいなのが四つございます。

 まず最初、シナリオ1ですけれども、これはほとんど現状の活動を継続していくというような中身になっているかというふうに思います。民間企業との協力を重視していくとか、ちょっと訳が間違っていますけど、コミュニティー・オブ・プラクティスの活動を拡大していくかとか、そういうところを書いていますが、資金とか事務局の構成についても現状維持というような形でございます。

 シナリオ2ですけれども、データ提供や収集、アーカイブ提供を行っていくプラットフォームとしてGEOSSを位置づけるということで、G20とか、UNFCCCとか、そういうところのデータ要求にこたえていく組織になるべきではないかということです。あと、注目されるのは、現在、資金的貢献についてはメンバーシップと全く関係なく、執行委員会も資金的貢献とは特に関係ないんですが、執行委員会になるためには資金的な貢献が必要というところが書かれてございます。

 シナリオ3は、地球観測のデータ提供のための専門的な組織というか、専門性を上げるべきだというのが、シナリオ3ということになっているかと思います。そのために事務局も強化しますし、年間予算もここはあえて10ミリオンUSドルというふうに書いていまして、もっと予算も強化して、参加国メンバーが、ここにGDPとか書いていますけど、そういった比率により出資する。GEOについては法的な根拠のある組織にするというようなことが書かれているのが、シナリオ3でございます。

 シナリオ4は、先ほども議論ありましたけれども、国連の機関、UNEP、UNESCO、IAEA、FAOとか書いていますが、そことの連携を重視していくということを書いてございまして、その上で、国家の参画とか、そういうところをもっと強化していくというようなことが書いてあります。

 あと、テーマで言ってみますと、シナリオ1はプレナリーとExComの構造は現状維持ですが、ほかの三つは、見直すでありますとか、シナリオ3については法的な組織格を持たせると書いてありますが、シナリオ1と2はそうでなく、シナリオ2はちょっとあいまいな書き方をしていますが、だけどシナリオ2のほうは、WMOを通した活動で、かつ国連機関の外に置くというのでありますから、ほぼ現状維持ということかと思っています。そういう意味では、シナリオ1はちょっと違いますが、シナリオ2、3、4についてはそれぞれ排他的ではない感じがして、2を選ぶから3を選べないということじゃなく、2、3、4、全部選ぼうと思えば選べるところもありますということかなというふうに思います。きっと議論になりますとシナリオ5、6、7、8、9と出てきそうな気はしますが、今回のディスカッションペーパーに出てくるものについては、こういったものが出ています。

 以上でございます。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 これらは、いろんな組み合わせがあることが関係者の電話会議での議論でも出ました。今、推進官がおっしゃったように、シナリオ2とシナリオ3のAの部分とBの部分を持ってきてシナリオ5ができたりする組み合わせがあるわけですね。これをどういうふうに考えるかということなのですけれども、今議論してきましたように、アクティビティーのパフォーマンスを考えて法的なバインドとか国連機関との関係をどうするかというような議論が一つあると。それから、アクティビティーとか、何をやるかということに関して、組織的な考え方だとか、スタッフの考え方とか、あとお金という具合に。それから、大きく二通りかなというふうに思うんですけれども、今までの議論の中ではどちらかというと、アンビシャスという言葉をこの中に使っていて、僕は必ずしもアンビシャスと思わないのですが、真っ当だと思っているんですけれども、ハイレベルを目指してパフォーマンスをよくするために、強い法的なものとか、あるいは、国連組織というよりは、多方面に行動できるような、ただ国際的な事務局機能が担保されるような組織がいいというお話があったと思います。それから、必ずしも十分お話ししていませんけれども、資金のことについては、ここに1,000万USドルと書いてありますけど、今のあれだと10億を切るぐらいなんですが、今の大体倍ぐらいの予算なんですね。実を言いますと、最初の10年実施計画を立てたときに、12、3億の予算を立てたんです。GDPで割って日本は7,000万とか出ていたのですけれども、それは案にすぎなくて、けられましたが、次の10年はある種のメンバーフィーみたいなものは考えてもいいんじゃないかと。それは、全員が払わないとだめだというわけじゃなくて、ある種の目安みたいな形で出してもいいのではないかというような議論もあることはあるということです。

 そんなことですが、皆さんのほうから御意見いただければ……。どうぞ。

【瀧澤委員】  今までの小池先生のお話を伺っていて、私もGEOは国連と独立しているところに大きな特徴があるんだろうな、と思っていますし、緩やかな組織形態が継続できるのであれば、それも一つの方向性かなとは思うんですが、各国は、先ほど一番最初のお話のときに実務的な方向性という意見も他方ではあるんだというお話があったと思うんですけれども、どういった意見が出ているのか、おうかがいできますか。

【小池主査】  実務的なことに関してはブラジルから、GEOはいろいろ作ってきたことをオペレーショナルにまわせるといい、という強い意見がございました。それに対して、それじゃあ多分ポリティカルにはやっていけなくて、世界的に各国の政治家が上を目指すようなモチベーション、そういうモチベーションがあるようなものでないといけないだろうというふうに私は申し上げて、ここでの議論もそういうことになったわけですが、先ほど、オペレーショナルに実務的に回して、ちゃんと実績を上げていくという議論は当然ある。

【瀧澤委員】  そっちの意見はそれほど強くはないという?

【小池主査】  意見分布は、私が見る限りは、それほど強くないと思います。それではやっていけないだろうというふうに私は申し上げましたが、やっていけないだろうというふうに感じている人は少なからずあると思います。それが大半であるかどうかはまだ、必ずしも審議を尽くしているわけではないので。

 それからもう一個の面で、国連機関にはなりたくないと、これは明白に強い意思を持った国が多いです。国連機関にしたほうがいいという国は、今のところ一つもないです。今までの議論の中では、出てきませんでした。

【瀧澤委員】  それはどういう理由でしょうか。

【小池主査】  先ほどの、現在の国連機関を見ていると、あまりにもパフォーマンスが悪過ぎると。

【渡辺委員】  今の先生のご説明からいうと、シナリオ2というのは、オペレーショナルという言葉を使っているけれども、これはもうちょっと進んだ意味でのオペレーショナルということなんですね。

【小池主査】  はい。オペレーショナルと、かつハイレベルというのが組み合わさったようなところで、ただ、資金的なところがなかなかこの組み合わせはよくなくて、僕はメンバーフィーのほうを2に組み合わせるといいんじゃないかと。金がある者だけが物を言えるというのは、そういう考えの国もあるんですけれども、それはどうかなあというふうに思うので、経済の発展は必ずしもその国だけが偉いわけじゃないので、3の資金的なところというのと2をくっつけるといいのかなあというふうな感じがします。

【渡辺委員】  逆に、シナリオ4というのは、先ほどのご説明でいくと、国連の一部にはなりたくないというので、そこから考えると、UN-sponsored global programsにインテグレートされるという、そういう議論というのは何でこういう議論が起きているのか……。

【小池主査】  いやいや、これはシナリオですので、そういうシナリオも用意しようということです。

【渡辺委員】  あってもいいということなんですね。

【小池主査】  ディスカッションペーパーですから。あともう一つは、この中にぐっと入るというよりは、それぞれのUNのファンクションに積極的に貢献するというような立場でもある。

【福井推進官】  ディスカッションペーパーは、これまでの議論の傾向というよりは、考えられる可能性を全部出しているように思えます。

【小池主査】  出して、適当に組み合わせたんです。

【渡辺委員】  そういうことなんですね。

【小池主査】  適当でもないんですけど、組み合わせて出した。だから、まさにディスカッションです。僕はシナリオ2とシナリオ3の後半を組み合わせるといいなあということはちょっと言ったんですけれども、こういう案で行こうというのは、ディスカッションしたほうがいいですね。

【二宮委員】  私もシナリオ2と3の組み合わせあたりが通るかなと思いますけど、ただ、3のほうで、コンピュータ・サイエンスと何でしたっけ? 地球観測でしたっけ? 2種類の専門家を雇うって、あったですね。この人たちはむしろ、世界のいろんな研究グループをまとめていけるような人たちという意識ですよね。

【小池主査】  ええ。

【二宮委員】  それはいいかもしれないですね。

【小池主査】  今、非常につらいんですね。そういう機能が必ずしも十分でないので、事務上つらいところがある。

【二宮委員】  かつ、シナリオ2ではそれなりに、当面のわりと明快なゴールが書いてあるという意味で、これは農業のことも出てきますけれども、1,000万ドルぐらいあったら、日本が全部出しちゃう。(笑)もちろん冗談ですけど、食糧ということから考えると、日本の場合、ものすごく食糧ぼけの国で、だれも何も心配していませんけれども、私が死んだ後、何年か後にはものすごく心配になってくるもので、日本で全部つくることは絶対できないですから、そういう意識の中で、食べ物を考えただけでも、相当貢献してもいいような気がしますけれども。

【小池主査】  わかりました。

【福井推進官】  ちなみに、参加国は多いですが、お金を出している国というのは13か国しかなくて、それでいいのか、という感じもいたします。

【小池主査】  参加するという意思を持って、可能な範囲、可能なレベルのお金ということで、あるレベルというのはあってもいいと思いますけれども。僕もそう思いますけれども、メンバーフィーが目的というよりは、参加しているということをアピールする、1票投票権を持っていますよということをアピールする意味でも、ある程度のものはあったほうがいいなあという気はするのですけれども、3は、「司法上の組織格を持たせるが、引き続き国連の外に置く」という、この辺がちょっとネックになるもしれませんけれども、幾つかの組み合わせで、2と3ぐらいの組み合わせで考えるのがよかろうというようなことで、大体、意見分布は……。

【佃委員】  すみません、反対意見でも何でもないのですけれども、ソーシャルベネフィットといったときに、社会が感じてくれる情報に変えていかなきゃいけないと思うんです。いわゆる地球科学だとか地球観測情報でとどまっていると、結局、何の役に立つのですか、ということになります。一つには、先ほどの食糧のリスクだとか、環境リスク、防災リスクという、リスク情報、リスクマネジメントにつながる情報に変えていくというような要素をもうちょっと前面に出さないと、ベネフィットがどこにあるのか、衛星で一生懸命観測して何になるの? という形になってしまいます。あと、先ほど藤谷委員が言われましたけれども、いわゆるヒューマン・セキュリティーって、全地球でやりましょうという崇高な目標もありますけど、やっぱりナショナル・セキュリティーに変えてリスクマネジメントに変えられるという、各国にベネフィットがありますよ、といったこともあります。なぜタイで水を観測しなきゃいけないかというと、先の洪水のようなことがあると、日本の企業が困り、サプライチェーンがだめになります、ということにつながります。そういうことが語れる人、専門家がいないといけません。ただ観測情報を共有しています、というだけでは、ちょっと、これから前に進むのには弱いように思います。国内の人たちにメリットがあると思わせる必要があります。それは、タイだってそうですし、マレーシアでも同じです、と。災害だったら、グローバルスケールの災害が起こると、こんなことが起こるんですということのリスクマネジメントにつながって、それは、国レベルであったり、各企業であったりとか、最近だとBCPだとか、いろんなことで、皆さん企業の持続的な計画をつくられているので、そういった情報に使われるようになって初めて使われたということになるような気がします。 その辺をもうちょっと押し出してもいいんじゃないかなあというふうに思いました。

【小池主査】  ナショナルに各国のベネフィットが見えるような情報に転換すると。そこがないとなかなか、各国の積極的な参加が、ということですね。

【佃委員】  お金を出して、ということです。

【小池主査】  お金を出してくれるというところまで結びつけられないというところは、しっかりやる必要があるということですね。スタッフがそれを誘導するという部分と、デメリットが生まれるという部分と、最初のイニシアルがどこまでいくKかというのはバランスのなかなか難しいところで、ベネフィットが見えれば喜んでお金を出すということになるし……。

【佃委員】  それぞれの国としても出しやすくなるという気がしました。

【小池主査】  非常に大事なところです。

 皆様から大変いい御意見をいただいているわけで、議事録は整理していただけるんですね。

【福井推進官】  はい。

【小池主査】  早急に整理していただいて、来週の会議に反映させていただきたいと。また、議論された内容はご報告させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。

 実は、この議題(1)にはもう一つサブテーマがございまして、この関連で、私ども自身もそういう形で議論をしてきたんですが、リオ+20に向けてどうするかということなんですけれども、推進官のほうから現状をご報告いただけますでしょうか。

【福井推進官】  参考資料1-2というのをご覧いただければと思います。リオ+20についてということでございます。

 1992年地球サミットから20周年を機に行うフォローアップ会合ということで、ブラジル政府の予想では、約120の首脳、5万人が参加するということです。政治的成果文書を入れるためのテーマということについては、このマル1、マル2、持続可能な開発及び貧困根絶の文脈におけるグリーン経済と持続可能な開発のための制度的枠組みということでございます。下には1992年からの流れが書いてありますが、2012年の今回のところに、これは文科省の資料ですので、二つ柱があって、持続可能な開発のための教育と、あと、ここのテーマであるGEOSSですけれども、今回、気候変動とか災害を通じて、GEOSSを通じた地球観測体制ネットワークを一層強化していくということをここで言っていきたいということです。

 次のページに行っていただきまして、リオ+20に向けた日程ということで、今、国内からのインプットというのは既に出ていまして、その中の柱の一つで地球観測とGEOSSというのが出ているところです。ただ、成果文書に入れなきゃいけないので、その交渉を現在やっている状況というのがあります。成果文書交渉会合を来週ニューヨークで開催ということで、現在、外務省から出ている日本案、インプットするための案としては、ディザスターに関するところというのは日本から意見が入りやすいだろうと、東日本大震災も踏まえてということで、ディザスターのところにGEOSSと、あとクライメート・チェンジのところに科学的根拠に基づいたモニタリングと情報の利活用が重要であるということをインプットするべく、日本からの提案で今入れているところでございます。残念ながらこの二つの程度で、もうちょっと華々しく入れたかったところなんですけど、他国から全く地球観測について上がってこない状況ということなので、こういった現状ということになってございます。

 次のページ、丸がついているところの2のリオ+20全体日程ということでございます。こういうことになっていまして、リオ+20のコアの会合というのは、20日から22日ということでございます。今回、GEOのスポンサードということで、具体的には後ほど説明のある、APシンポ、昨年、震災によってできなかった部分のリソースを活用してということで、日本パビリオンにおいて、GEOの展示と、イベントというか、フォーラム、シンポジウムを開催するということを今検討しているところでございます。展示につきましては13日から22日まで全部かと思いますが、これについては、今後、GEOとの相談ですが、後ほど小池先生から補足していただきますが、フォーラム、イベントにつきましても、日本パビリオンの多目的ホールで、技術的なものと政策的なものの二つに分けて開催していけたらというようなことを今考えていたところでございます。ブラジルというか、この展示のコストとか、そういった情報がまだなかなか来なくて、つい最近やっと出てきたところなので、それを踏まえてこれから具体的な計画をつくっていくところですが、コストとかも結構高いということもありまして、今申し上げた形の内容でやっていければなというふうに思っています。

 最後のページは、白黒なので見にくいですけど、日本パビリオンがどういうところかということの説明です。

 簡単ですが、以上です。

【小池主査】  どうもありがとうございました。

 前回の執行委員会では、日本からサイドイベントとしてパネルディスカッション的なものと展示というものを提案して、これで企画していきましょうということになって、実はきのうの夜になってようやく、どれぐらいの経費がかかるのかが出てきました。急遽、推進官とご相談をして、現在持っている案は、展示のスペースの単価がものすごく高いので、通常がどこにあるかは別として、私の感覚的には通常の3倍ぐらいしますので、広いスペースがとれません。これは要するにGEOとして何をやるかということですので、展示のところでは、GEOの中でも日本が比較的力の広い、気候とか酸素循環の部分、それから、生物多様性の部分、農業の部分、災害の部分、水の部分、こういうようなところを中心的にGEOで展示をしませんかと。そこに日本のコンポーネントも随時入れていくというような形で展示をつくっていく。ですから、予算的な制約から、あまり大きな場所をとれないということ。

 それと、先ほどお話がありましたように、テクニカルなセッションとポリシーメーキング的なセッションをそれぞれ90分ずつ開いて、テクニカルなセッションでは観測とデータの統融合とそれの応用というような課題で、それぞれ2人ずつぐらい世界からお招きして、日本の方にも入っていただいて議論を集約していくというのと、ポリシーのところでは、今まさにご相談しましたように、ハイレベルの目標の設定をやって地球観測が貢献するんだということのステートメントが出るというような形がいいのではないかというふうなことをご相談しています。

 今、ペーパーがなくて口頭で恐縮なんですが、そんなことで、皆さんから御意見をいただければありがたいと思うんですが、いかがでしょうか。

 すべてが高い。宿泊とか、スペースとか、すべてが高くて、どうしてこんな高いのかと思うぐらい、高いですね。情報が非常に少なくて、ご審議いただくには不十分かもしれませんが、ただ、私が聞いておるところでは、今週末に地球観測のほうでは何をやるかということを決めないといけない。そのためには、その数字がきのうの夜出てきましたので、これから、GEO事務局と、それから、アメリカ、EC、オーストラリア、ブラジル、イタリアが企画に協力してくれると言っていますので、そこと連携して、今のような形でいいかということでメール審議を進めていきたいと思いますが、ちょっと時間的にも苦しいところであるんですけれども、特に御意見がございましたら、どうぞお願いします。

【深澤委員】  確認しておきたいんですが、これはGEOがやるんですか。

【小池主査】  そうです。

【深澤委員】  日本政府がやるものの話じゃないですね、今の話は。

【小池主査】  日本パビリオンでGEOがやる。

【深澤委員】  日本パビリオンでGEOがやるの?

【福井推進官】  日本パビリオンの中に、GEOがお金を出してGEOの展示を行う。

【深澤委員】  そうですか。研究開発局あたりからペーパーが来て、それにどう対応したらいいか、非常に悩んでいるものですから。わかりました。後でうちの事務の人とちょっと……。

【福井推進官】  展示に関して?

【深澤委員】  そうそうそう。お願いします。

 要するに、日本パビリオンでGEOがやるということですね。

【福井推進官】  そうです。

【小池主査】  ですから、日本が拠出したお金なので、GEOのお金なんですね。

【深澤委員】  そうでしょうね。だから、日本パビリオンじゃないんでしょうね。それがよくわからないんですよ。

【福井推進官】  場所なんです。

【小池主査】  場所もただじゃなくて、場所代が1平米20万もする。その場所をGEOのお金で買い上げて、GEOの展示をやる。

【深澤委員】  そうですね。GEOが展示をする。それで、日本パビリオンとの関係は?

【福井推進官】  日本のパビリオン、アメリカのパビリオンと、各国がパビリオンとかを出すわけですね。ですので、日本政府のパビリオンの場所を使って、GEOがGEOのイベントを宣伝していく。

【深澤委員】  ほかの国はやらないんですか、GEOは。

【小池主査】  これは要するに、日本がGEOをホストしているということです。

【深澤委員】  リオで?

【小池主査】  はい。

【深澤委員】  わかりました。そうすると、我々のほうに何か来るのは、GEOの事務局から来るんですね。そう思っていればいいね。それ以外は無視していていいですか。

【小池主査】  いえいえ、そうではないです。

【深澤委員】  それがよくわからないんですよ。

【福井推進官】  そこは我々から相談……。

【深澤委員】  でも、GEOの展示なんでしょう。

【福井推進官】  我々、プリンシパルとプリンシパル・オルタネートですから、GEOの日本窓口が日本の皆様とやらせていただく。

【小池主査】  そういうところもありますが、これはあくまでGEOのお金なので、例えば、JAMSTECとJAXAと産総研がお金を相互に出し合って、1区画180万のブースを借りるとしますね。9平米なんですけれども、仮に。そういうふうにできるかというと、なかなか難しいと、私は思うんですね。

【深澤委員】  大変でしょうね。

【小池主査】  GEOのお金も限られていますので、ある大きさのところでGEOの展示をすると。先ほど私が申し上げたのは、例えば災害の分野だったら、産総研がお持ちの部分をGEOの災害の中に埋め込むと。パネルを1枚入れるとかですね。そういうハンドリングは、ホストである日本はある程度、GEOと相談しながらできるであろうと。もちろん、先ほど言ったように3機関が日本パビリオンで一つのブースを借り上げてやるということであれば、それは全然問題ないので……。

【深澤委員】  やらないでしょうね。

【小池主査】  ええ。だから、非常に高いので、何らかうまい手を考えないといけないというふうに思っています。

【深澤委員】  わかりました。

【小池主査】  これも交渉事になるので、今、5か国がどういうふうに反応するかもありますので、プリンシパル、プリンシパル・オルタネートと私にハンドリングをしばらくお任せいただいて、随時、決まっていく内容をご報告する、御意見を伺うということにしたいと思います。よろしいでしょうか。

 じゃあ、ちょっと時間が押していますが、続きまして、来週開催されます執行委員会につきまして、事務局のほうから資料のご説明をお願いいたします。

議題2 第24回GEO執行委員会への対応について

【福井推進官】  資料2です。これは、一般事項から始まって、一番最後、12.その他事項という項目があります。だけど、今回、インフォメーションを置く議論というものは、受諾というものについては、1.2の前執行委員会サマリーレポート承認というのと、7.のデータ共有ワーキンググループ報告というものだけでございます。これは資料を見ていただければと思いますが、3ページですけど、3.の新たな計画運営委員会への移行ということで、これは新しいワークプランがスタートしたということで、三つの委員会があるんですけれども、そのインフラストラクチャー計画運営委員会には日本からも2名ご参加ということでございます。

 あと、4ページの6.のアフリカでのGEOSS強化に向けたイニシアチブということで、アフリカ水循環イニシアチブの進捗状況が紹介されるということでございますので、これは、発言にありますとおり、小池先生の貢献ということもございますので、発言したいなと。これについては、後ほど小池先生から補足があるかと思います。

 ちょっと前後しましたけど、その前の4.と5.のところで、最近、GEOが特定分野で特に力を入れている全地球森林観測イニシアチブと、G20農業大臣会合の行動計画が始まっているGEO全球農業モニタリングの進捗の情報の提供がございます。これは適宜聴取してくるということかと思います。

 あと、5ページ目ですけれども、10.のリオ+20への参加というところが、先ほどお話し申し上げました内容を執行委員会のメンバーとともに議論をしていくということになるのかと思います。すみません、ドキュメントとか書いてある部分はドキュメントが来ていますので、今回、大部になりますのでお配りしておりませんが、ご関心等ございましたら、こちらから電媒なり紙なりでお渡ししますので、言っていただければと思います。

 以上でございます。

【小池主査】  新しく、先ほどちょっとご紹介した委員会が三つでき上がりまして、柴崎先生と、産総研から岩男さんがご参加いただいています。

 それから、森林の問題と農業の問題の進捗の報告がございます。

 アフリカは、先ほどお話ありましたが、アフリカ水循環シンポジウムでガボンのリーブルヴィル、フランス語で「自由の村」なんですが、Libreville Statementというのを出しました。これは参考資料についています。アフリカの7つの越境河川の代表が集まりまして、ガボン共和国が主催で開催されて、こういうものを核にしてAfriGEOSSというのを立ち上げようと事務局長からのあいさつもございまして、このLibreville Statementはガボン共和国からリオ+20に持っていってもらうということで了解いただいているものです。

 で、5ページの10.のリオ+20への参加は、ようやく出たというところなので、ここから議論がスタートするわけですが、今度の執行委員会でどこまで意見がまとまるか。ある意味でボランタリーなタスクフォースはできていますので、そこの議論を進めながら中身をこれから詰めていくということにしたいと。

 いかがでしょうか。今回は何かを決めるということがあまりないものですから、適宜聴取というのが多くなっていますが、御意見、御質問等ございましたら、どうぞお願いいたします。

 おそらく、来週の次の執行委員会は、新しい事務局長ということになると思います。

 よろしいでしょうか。

議題3 第5回GEOSSアジア太平洋シンポジウムの開催について

 それでは、3番目でございますが、来月2日から4日に第5回GEOSSアジア太平洋シンポジウムが開催されます。ようやく開催ということでございますが、まず、推進官のほうから、資料のご説明をお願いします。

【福井推進官】  資料3でございます。分科会の議長の先生方がそろっていらっしゃいますので何も申しあげる申しあげることはございませんが、1ページ目のところで、小池先生のご尽力によりまして、基調講演を大西日本学術会議会長にお引き受けいただきました。あとは分科会の先生方からお話しいただければと思います。

 以上でございます。

【小池主査】  今度は、リオ+20を意識して、「アジア太平洋地域におけるグリーン成長に向けたGEOのイニシアチブ」という総合テーマにしています。キーノートは、なかなかお願いに時間を要しまして、いろんな方々にお願いをしました。最終的に大西先生に震災の復興ということを中心にお話をいただくということにしておりまして、これは、前回のGEOのイスタンブールでの総会のときに、日本ブースで震災の観測とか状況の報告という展示並びに、ショートレクチャーといいますか、ランチセミナーをやりまして、大変大きな関心を寄せられたということで、1年たって、復興というようなテーマで、今、それがどう進捗しているか、それぞれに、農業であるとか、生物多様性であるとか、あるいは国土の管理というようなものがどう動いているかということのランチレクチャーをやることになっております。そういうようなことも含めて、大西先生にキーノートをいただくということになりました。

 1日目は、キーノートのほか、GEOの報告がありまして、午後、各国の報告がありますが、1日目の終わりに五つの分科会が設定されていまして、水、生物多様性、森林炭素、海洋と気候、食料ということで、このワーキングの委員の先生方にも大変ご尽力いただいています。

 ちょっと簡単にそれぞれ分科会の状況をご説明いただきたいと思いますが、水は、2005年の第1回、GEOができたときにアジア水循環イニシアチブというのを立ち上げて、昨年10月に第1ステージを終えました。そして、第2ステージとして、Water Cycle Integratorという考え方を入れて、農業とか、健康とか、そのほかのSocietal Benefit Areasとをつなぐような実施計画というのを立てようということで各国で計画が立案され、今、私のところに13か国からインプットが来ていますが、それをこのアジア太平洋会合のときにセッションで議論をするということになっています。メンバーは、今のところ18か国全員参加ということで、あと、世銀、アジア開発銀行、JICAなどのドナーと、もちろん衛星機関と、これをずっと支援していただいておりますアジア太平洋ネットワーク(APN)と、それから、先ほどちょっとご紹介した、アジア域の流域管理のネットワーク、NRMOというのがあるんですが、こういうところにも入ってもらって議論をする予定で、Implementationの骨格を決めるというのがテーマでございます。

 じゃあ、生物多様性は、山形先生おいででないので、森林炭素トラッキングは、三枝さん、お願いできますか。

【三枝室長】  森林炭素トラッキングは、先ほど小池先生からもお話ありましたように、アジア太平洋地域ですとオーストラリアが以前より強くリードされていまして、そこからCo-chairの方が1人、それから、ホスト国の日本では、長く日本のForest Carbon Trackingの窓口を務めている山形さんがCo-chairを務め、お二人でリードされます。アジア太平洋の地域ということで、特に東南アジアの各国からREDD+に関係する関係者の方に来ていただいて、各国の最近の取り組みが紹介されるとともに、REDD+の効果を検証するための森林MRVシステム、これは測定・報告・検証と訳されるようですけど、そういう新しいシステムを各国どういうふうにつくるかといった話し合いが持たれると予想しています。国内からも宇宙機関をはじめ幾つかの研究所・大学からその分野の人たちに来ていただいて、大体、講演者は一通り決まったところです。

 以上です。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 それでは、深澤委員。

【深澤委員】  まず、共同議長ですけれど、私、水野、それからINCOISのShenoiなんですが、Sydney Thurstonが、私か水野のどちらかとかわるか、あるいは入る可能性があります。話題、中の話はほとんど、今の共同議長間では、基本的には、インドでやった、そのときに考えたものを踏襲するんですが、エッセンスだけ申し上げますと、海洋観測というのは実は、GEOSSという意味で、つまりGlobal Earth Observation System of Systemsの中ではかなりうまくいっている。特にデータの流通・公開というところは非常にいいんですが、また、それを使って、例えばIPCCのようにさらに有利な情報に変化するところもできているんですが、それは、実はブルーウオーターというのは非常にうまくいっているんですね。ただし、ブルーウオーターというのは非常にうまくいっているんですけれど、Implementationは、ここの9年間、62%でとまっています。それはいろいろ理由があるので置きまして、今回、アジア・パシフィックということで一番気になっているのは、これから先、Coastal Management、あるいはFisheryーのような、そういう資源マネジメントをする際に、今でいうEEZ、あるいは領海内の海洋データの共通、あるいはオープンということが必ずこの先必要になってくる。今回、インプリジョンは何をやるかというと、今まで我々がどのようにしてブルーウオーターの中でのデータ共有とか公開を進めてきたか。それを参考にできるところを参考にしながら、各国のいわゆるグリーンウオーター、EEZの中でのデータを少なくともまず、メタデータのうちのデータの部分が仮にないにしても、直接の交渉によって引き出せるようなシステムをつくろう。それをアジア・パシフィックの中でのCoastal Ocean Observation Databaseとして、日本でいうならば、そういうときに頼りになるのは文科省より国土交通省なので申しわけないんですけれど、例えば、今のオーシャン・データセンターが用いるか、あるいはINCOISで用いるか、そのあたりまで実は話をしておりまして、INCOISは持ってもいいのではないかと。ですから、そちらの方向に話を進めていって、GEOSSの最後の2015年までにそういったような、Asian Pacific Coastal Ocean Observation Databaseができ上がる、つくろうというのを目指しているのが、今回の一番重要な部分です。多分、それができるとかなりのブレークスルーになることは間違いなくて、ただし、非常にいうは簡単、難しいですね。生物情報が入った瞬間に、データは出なくなるんですね。アルゴとかは皆さん知っていらっしゃると思いますけど、アルゴに生物系のセンサーを載せた瞬間にどこの国も領海に入れなくなりますから、そういう難しい面もあるんですが、何とかアジアの中だけでもCoastal Managementを共通にできるような、そういう方向に行きましょうというのを、かなりインドが認めてくれていますので、あとは、中国も今度、武國相が来るので、かなり見通しのいい話ができるかなということは否定しません。

 以上です。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 それでは、二宮委員、お願いします。

【二宮委員】  農業系は初めてということで、まだいろいろとプリミティブなところがいっぱいあるんですけれども、現状では一応、7か国か8か国から出席いただくということで話が進んでいます。チェアは、私以外に、インドの衛星関係のISROの方と、それから、2月に退職されて大学に移られちゃったんですけど、USDAの研究者、これはWMOの農業気象委員会の議長をされていた方で、ちょうどいいと思いまして、お呼びしているところです。

 議題は、ずっと今まで議論されていたことなんですけれども、要するに衛星系データとグラウンド系データをどうやって連携させるかというのは農業系にとっては非常に切実な問題で、大きいスペースの理論とローカルの理論とを二つ合わせないとなかなか広く使えるようにできないものですから、それをきちんと議論しようというのと、それから、先ほどから話題になっているGLAMについて、特にアジア太平洋地域としてどういう貢献、実はあまり強くないんですけれども、その貢献をしていこうかということを議論する予定です。

 それだけでは多分足りないということで、4月5日に、クローズドですけれども、GLAMとRECCAの予算で1日追加して独自のワークショップをやって、残っていただいて議論をしようと、そういう予定でいます。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 生物多様性のほうも、GEO BONに対応するAP-BONとかJP-BONというのを、矢原先生、中静先生のご努力でつくっていただいていて、非常に活発な活動をしていただいております。

 この2日目、4月3日は1日、ワーキンググループセッションで、会議3日目、4月4日の午前に、そのワーキンググループからの報告を踏まえ、柴崎委員の議長でパネルディスカッションをやります。この進め方については、今、調整をしておるところでございます。

 それと、これは日本科学未来館でやりますが、会期中に展示をやる予定でございます。平川さん、展示はどこがやられるか、今、ご紹介いただけますか。

【事務局(平川)】  すみません、展示に手を挙げていただいている方々のデータを持ち合わせていません。

【小池主査】  工藤さん、わかります?

【事務局(平川)】  まず機関としては、国土地理院さん、JAMSTECさん、JAXAさんになります。そのほかに、文部科学省がRECCAとして出させていただきます。あと、先ほどワーキンググループでもご紹介ありましたAP-BONとAWCIがワーキンググループとしてブースを出していただくという形になっています。そのほかに、GEOの展示としましては、GEOSSのAPシンポジウムの歴史ということで、一つ展示を持たせていただく予定です。

 以上です。

【小池主査】  ありがとうございます。

 それから、次、ここがやりたいというのは、GEO事務局から何か連絡は来ています?

【事務局(平川)】  特にはまだ。

【小池主査】  特に来ていませんか。

【事務局(平川)】  はい。

【小池主査】  それから、これはいつものことですけど、ちょっと皆さんにお願いがございまして、そういうふうにこのワーキングの大半がコミットしてやる会議でございますので、中心課題でもございますので、皆さんに参加者の呼びかけをぜひお願いしたいと思います。

 それで、事務局のほうで、案内文書といいますか、このセットになるのか、これにホームページの登録の情報を入れていただいて、そういう資料を委員の皆さんにお回しいただけませんでしょうか。

【事務局(平川)】  はい。

【小池主査】  そして、お願いは、それぞれの分野で、学会のメーリングリストとか、いろんなものを使って情報を広く流していただいて、多くの参加を得て成功裏に進めたいと思います。

 実は、先ほどちょっとご紹介させていただいたLibreville Statementは、第3回アフリカ水循環シンポジウムの参加者がリオ+20に向けて発信するステートメントなんですね。そういうふうになっています。ですから、ある意味で政治的にアピールするものなのでそんなに長くないもので、A4で1枚以内ぐらいのものというもので、第5回アジア太平洋会合でのリオ+20に対するステートメントみたいなことをまとめたいということを、僕はGEO事務局長と話をしてみた。この間、リーブルヴィルのときもGEO事務局長と話して、これはまとめるべきではないかというふうにお話ししたら、ぜひまとめようということでAchache事務局長は非常に動いてこれをまとめましたので、ぜひそういうものをまとめたいと思います。そういうことで、各ワーキングセッション、それからこのワーキンググループのメンバーの方々にもいろいろお考えをお聞きするということになろうかと思いますが、参加者が多くないとこういうのはなかなか元気が出ないので。リーブルヴィルはすごかったです。ガボン政府が非常に多く集めて、国際的に集まったということもありますが、ガボンは水が非常に豊かな国なんですが、水と生物多様性とか、農業とかっていうことと、あと森林の保全ということに非常に力を入れておりまして、大変多くの方がお集まりになって、成功裏に終わりました。そういうことで、ぜひご協力いただきたいということで、事務局のほうから何かパッケージをお送りいただいて、あるいは、1枚で結構ですので、それを送ればホームページにアクセスしてレジストレーションして参加できるというのを誘導するようなものをおつくりいただければありがたいと思います。

【事務局(平川)】  現状、APシンポのホームページのほうにチラシを1枚用意していただいていまして、そちらをご案内させていただこうと思います。

【小池主査】  そうですか。委員の皆さん、いろんな手を尽くして広報活動に協力いただければ幸いです。

【瀧澤委員】  すみません、一つだけよろしいですか。

【小池主査】  はい。

【瀧澤委員】  今回、記者会見みたいな時間は……。

【小池主査】  それを次に言おうと思っているんですが、今は、日本ではなかなかメディアに対してこういうことをやらないんですけれども、いかがですかね。

【福井推進官】  今、プレス発表は投げ込みという形でやるべく準備をしています。

【小池主査】  例えば、初日の昼、開会からキーノートが終わった後ぐらいにメディア・カンファレンスをやるとかいうようなことは……。やっても、なかなか日本の場合は来ないんですよね。ガボンのときは何社か来てそういうインタビューもやったんですけれども……。

【瀧澤委員】  たとえ1社でもやるということであれば、それを中心に私の知り合いなんかには伝えられますけれども。

【福井推進官】  じゃあ、それをこのプログラムの中に入れて……。

【小池主査】  プログラムに入れるのは比較的容易だと……。

【福井推進官】  じゃあ、こちらも投げ込む形で。GEOの行事ですが、一応、文科省からプレス発表しようかなと思っていますので、プレス・カンファレンスみたいなのを……。

【瀧澤委員】  例えば、私が今まで出席した、JSTが主催している国際シンポジウムなんかですと、そういう時間を15分とか20分とかとって、そういう呼びかけをあらかじめしていると、やっぱり何社かは……。

【福井推進官】  何社かいらっしゃいますか。

【瀧澤委員】  ええ。

【小池主査】  じゃあ、この12時のActivity Reportの後に15分ぐらい入れることを、来週、GEO事務局長と相談しませんか。

【福井推進官】  わかりました。

【小池主査】  そういう努力をぜひ、広げる努力をしていきたいと。どうもありがとうございました。

 このAPシンポにつきましては、皆様から、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 よろしければ、5分、時間が過ぎていますが、参考資料3についてはいかがですか。

【福井推進官】  ワークプラン2012-2015がまとまりまして、それを一覧表にしました。INFRASTRUCTUREとINSTITUTIONS AND DEVELOPMENTとSOCIETAL BENEFITSということで、INFRASTRUCTUREが5テーマ、INSTITUTIONS AND DEVELOPMENTが5テーマ、SOCIETAL BENEFITSが16テーマということでございます。この中で日本は21のタスクに参加しておりまして、延べ15機関参加していただいています。どういった方がリードで、どういった方がコントリビューターかということが一覧にわかるようになっていますので、ごらんいただければと思います。

 以上です。

【小池主査】  どうもありがとうございます。

 数が大分集約されて、非常に各タスクの見通しがよくなってきています。この中にもリードをされている方が多くいらっしゃると思いますが、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。

 それから、4月30日から5月2日、ちょうど日本は連休でございますが、GEOでワークプランシンポジウムが開催されます。ご出席の準備をされている方もいらっしゃるかもしれませんが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 それでは、これが最後になりますけど、皆様から何かございますでしょうか。よろしいですか。

 それでは、事務局のほうから。

【福井推進官】  最近いろいろ、議事録についてはニュースとかになっていますけど、この議事録も事務局よりメールで委員各位に送付いたしますので、指摘していただければ修正いたします。最終的には文部科学省のウエブページに掲載いたしていますので、お願いしたいと思います。これは昔からちゃんと議事録をつくっていましたので。(笑)

 最後に、事務連絡ですけれども、旅費、委員手当の確認のための1枚紙をお手元にお配りしていますので、必要事項を記載していただきまして、お帰りの際に事務局まで提出していただければと思います。

 以上でございます。

【小池主査】  きょうは、来週の執行委員会、さらには2015年以降のワーキングに関する議論で、後者のほうで大半を使いましたが、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。月が明けますとすぐ、年度が明けると言ったほうがいいでしょうか、アジア太平洋会合がございますので、引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。

 次は多分7月の執行委員会の前ということになりますが、また引き続きよろしくお願いいたします。

 どうもありがとうございました。

【福井推進官】  ありがとうございました。

お問合せ先

研究開発局環境エネルギー課

電話番号:03-6734-4143
ファクシミリ番号:03-6734-4162
メールアドレス:kankyou@mext.go.jp

(研究開発局環境エネルギー課)

-- 登録:平成24年09月 --