(放射線防護の最適化における線量基準)
(公衆被ばくの管理について複数の線源による被ばくを見込んで)
・線量限度1ミリシーベルト/年で拘束値を組み込んだ防護の最適化
・線量拘束値約300マイクロシーベルト/年を超えない値が適切
(長寿命核種による潜在被ばくを考慮した基準)
(1)自然過程における通常の被ばく状況
・線量拘束値: 300マイクロシーベルト/年
・リスク拘束値:
10‐5/年オーダー
(2)偶然の人間侵入
約10ミリシーベルト/年以下:介入が正当化できそうもない
約100ミリシーベルト/年超:ほとんどいつも介入が正当化される
(参考) Pub.103 ( ICRP2007年勧告)
線量拘束値及び参考レベルを三つのバンド(~ 1ミリシーベルト/年、1~ 20 ミリシーベルト/年、 20 ~ 100 ミリシーベルト/年)で整理
○WS‐R‐1「放射性廃棄物の浅地中処分」(1999年)
WS‐R‐4「放射性廃棄物の地層処分」(2000年)
(施設の閉鎖後における公衆の線量基準値について)
線量拘束値300マイクロシーベルト/年を超えないか、10‐5/年オーダーのリスク拘束値を超えないように設計するべき。
○上記の文書を統合した安全要件文書を現在、策定中ICRPのPub.103 (ICRP2007年勧告)を参考に検討
研究開発局原子力計画課放射性廃棄物企画室