資料2
平成19年11月7日
科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
情報科学技術委員会
第3期科学技術基本計画における国家基幹技術である「次世代スーパーコンピュータの開発・利用」プロジェクトは、我が国の科学技術の発展や国際競争力の強化等を図るため、世界最先端・最高性能の次世代スーパーコンピュータ(以下、次世代スパコン)を開発・整備するとともに、それを最大限利活用するためのソフトウェアの開発を行い、あわせて大学・研究機関のスーパーコンピュータとの連携による柔軟性のある計算環境の提供や、次世代スパコンを中核とするスーパーコンピューティング研究教育拠点の形成を行うものである。
平成18年度のプロジェクトの開始以来、これまでに特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律の制定(平成18年6月)、立地地点の決定(平成19年3月)、システム構成の決定(平成19年9月)など、本プロジェクトは着実に進展してきている。その一方で、平成19年9月の総合科学技術会議の評価により明らかになったように、今後、本プロジェクトを円滑に推進するためには、ソフトウェアの開発や産業界等との連携、人材育成、共用の在り方等についてより具体的な検討を行うことが必要となっている。
このため、今後の次世代スパコンプロジェクトの円滑な推進のために検討が必要な諸課題について総合的に調査審議するため、次世代スーパーコンピュータ作業部会を設置するものである。
情報科学技術委員会の下に、「次世代スーパーコンピュータ作業部会」(以下、作業部会)を設置して検討を行う。なお、特に専門性が高く、詳細な検討を要する課題については、必要に応じて作業部会の下に検討の場を設置する。
当面、作業部会では、以下の課題について検討を行う。
次世代スパコンを中核とした教育研究のグランドデザイン