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第7期地球観測推進部会 GEO戦略計画推進作業部会(第2回) 議事録

1.日時

平成29年8月15 日(火曜日)9時30分~11時30分

2.場所

文部科学省17F会議室

3.議題

  1. GEOワークプログラムに関する各種活動の進捗報告について
  2. GEOに関する最近の動向について<非公開>
  3. 第15回本会合開催に向けた準備について<非公開>
  4. その他<非公開>

4.出席者

委員

小池主査、上田委員、寶委員、中島委員、福田委員、本郷委員、村岡委員、森田委員、吉高委員

文部科学省

大山大臣官房審議官、藤吉環境エネルギー課長、森課長補佐、佐藤環境科学技術推進官、生駒学術調査官

オブザーバー

国立研究開発法人海洋研究開発機構 海洋大気戦略観測研究グループ安藤グループリーダー

5.議事録

【小池主査】  時間になりましたので、ただいまから、科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会の地球観測推進部会の下に置かれておりますGEO戦略計画推進作業部会の第2回会合を開催いたします。
 きょうはお盆のさなか、お集まりいただきまして本当にありがとうございます。
 まず、事務局から出席者の確認をお願いいたします。
【森課長補佐】  本日御出席の委員は過半数に達しておりますので、会議は成立しております。
 今回は、議題(1)「GEOワークプログラムに関する各種活動の進捗報告について」に関して御説明いただき、その後の議題についても御議論いただくため、海洋研究開発機構(JAMSTEC)海洋大気戦略観測研究グループの安藤グループリーダーに御出席いただいております。
 また、事務局に人事異動がございましたので、ここで環境科学技術推進官の佐藤より御挨拶をさせていただきます。
【佐藤環境科学技術推進官】  8月1日付けで環境科学技術推進官に着任いたしました佐藤と申します。着任してまだ2週間ということで、まだまだ未熟者でございますけれども、精一杯精進したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【小池主査】  ありがとうございました。
 それでは、議事に入る前に資料の説明をお願いいたします。
【森課長補佐】  配付資料について簡単に御説明させていただきます。まず、資料1、こちらの海洋研究開発機構(JAMSTEC)海洋大気戦略観測研究グループ 安藤グループリーダーの御発表資料が資料1です。あと、机上資料1-1、GEOに関する最近の動向(第40回執行委員会結果報告)の資料がございます。そして、机上資料1-1の参考資料として1を付けさせていただいております。次に、机上資料1-2、第10回GEOSSアジア太平洋シンポジウムの準備状況についてという資料がございます。机上資料1-3、AOGEOSSに関する最近の動向について。次に、机上資料2、第15回本会合開催に向けた今後の対応について。そして最後に、参考資料1として、科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会第7期地球観測推進部会GEO戦略計画推進作業部会の委員名簿を付けさせていただいております。
 なお、委員の座席表から森田委員が漏れておりましたので、大変恐縮ですが、追加いただければと思います。大変申し訳ございません。
 なお、机上資料1-1、1-2、1-3及び2については、メインテーブル席に配付している非公開資料となりますので、お取扱いには御注意ください。
 資料に何か不備がございましたら、お知らせ下さい。
【小池主査】  議事に入りますが、議事次第を見ていただくとお分かりのように4つの議題がございますが、これは前回の第1回のときにも議論させていただきましたが、内容について非公開が適当であろうと思われるものは(2)、(3)、(4)でございます。これは前回議論しましたように、運営規則に基づいて非公開ということにさせていただいた上で、後日、議事要旨を文科省のホームページから公表するということにしたいと思います。会議の終了時間は11時半を予定しております。
 それでは、議題の(1)でGEOワークプログラムに関する各種活動の進捗報告についてでございますが、これはJAMSTECの海洋大気戦略観測研究グループの安藤グループリーダーからいろいろな御活動を発表いただきます。安藤さん、よろしくお願いいたします。
【安藤グループリーダー】  おはようございます。JAMSTECの安藤でございます。
お手元の資料をごらんください。
 1ページ目です。Blue Planet Oceans and Society Initiativeということで、海洋を中心としたグローバルな部分に関するイニシアティブがございます。これについてまず説明して、その後、私が共同議長をやっておりますGEOSSアジア太平洋(GEOSS-AP)シンポジウムの中のOceans and Society in the Asia Pacific Regionという部分の活動について説明します。
 まず、Blue Planet Oceans and Society Initiativeについてですが、今、GEOのイニシアティブの一つになっている部分です。このイニシアティブはかなり最近できました。左の括弧の中ですが、2015年までの間で何が行われたかということで、GEOのタスクのSB-01という、Oceans and Societyがございました。2012年辺りにKick off Symposiumがブラジルのイリャベラで開催されました。その際、POGOという枠組みがございまして、これは、Partnership for Observation of the Global Oceansということで、海洋機構もメンバーになっておりますし、各国の主要な海洋の研究機関がメンバーとなっておりますパートナーシップの枠組みです。ここが強力な推進役となり、始まりました。2013年の第3回Blue Planet Symposium、これはアメリカのメリーランドで開催されまして、work planが改訂されました。このBlue Planet Symposiumには河野が出席しております。2014年のGEOSS-APでは、我々の方でもOcean Observation and Society WGとして実施し、その後、2014年から河野委員の方がBlue Planet Ocean and SocietyのSteering Committee Memberとなっております。で、2015年にはケアンズで第2回のBlue Planet Symposiumというのが開催されて、事務局が設立されております。
 2016年以降になって、GEO Initiative Oceans and Society Blue Planetとして、Transition work planとともに承認されており、イニシアティブの設立前後より、地域活動を議論する場であるGEOSS-APシンポジウムではBlue Planet側と連携して実施しておりました。このイニシアティブですけれども、最終的なゴールでは、持続可能な海洋の利活用として4つのミッションを挙げております。海洋と沿岸観測プログラム間の相乗作用を引き出し、促進すること。現場と衛星観測データとの統合利用を図る。それから、時間差のない高品質で幅広いサービスにより海洋データの利用を促進する。それから、一般の社会と政治レベルにおいて海洋観測の社会利益への認識を向上させるというものをゴールとしております。
 これに基づきまして4つのワーキンググループを設置しております。データとその利用というところが主になっておりますが、Data Integration and Informatics、Information Service、User Engagement、そしてCapacity Developmentです。今、5番目としてUsers and Networksの設置を検討しているとのことです。
 実施を支持するプロジェクトとしましては、やはり社会貢献をかなり念頭に置いておりまして、Coastal Communitiesを念頭に置いたもの、それから、Health Ecosystem、これは海洋のエコシステムですね、それからSeafood Securityです。加えて、Blue EconomyとMaritime Awarenessということを支持する方向で活動をしております。
 体制につきましては2ページ目になりますが、推進体制の中に運営委員会メンバーとして我が国から参加をしております。さらに、GOOSを通じて、特にC2のところ、Information Serviceに貢献しております。
 捲っていただきますと、Advisory Boardがあります。さらに、Steering Committee、それからManagement Committeeがあります。主な活動としましては、Blue Planet Symposiumの開催があります。それぞれGEOに合わせて、遂行、参加、支持という枠組みで活動しております。
 参加国・機関はかなり多くなっております。IOCをベースにした活動であり、さらに活動を支えている組織としましては、POGO、それからCZCP、CEOS、GOOS、GODAE Ocean Viewという仕組みがあります。関連するGEOの活動は右下の以下のとおりで、特に地域GEOSSとの関連強化の重要性が指摘されているところです。
 捲っていただきまして、今度は地域活動としてのGEOSS-APの中のOcean and Society ワーキンググループの活動を紹介しますす。2014年の第7回GEOSS-APシンポジウムにおいて、「AP地域におけるBlue Planetの実現のための海洋観測と社会」というセッションを行いまして、IOCの地域小委員会であるWESTPACの協力を得て、各加盟国研究機関の観測データのインベントリーシステムをJAMSTECは作成するということになりました。2015年の北京ではその成果を報告し、今年の1月のシンポジウムでは、これまで招聘(しょうへい)できなかったIOC WESTPACのメンバー国の研究機関のデータ管理者を招聘(しょうへい)して、更にインベントリーシステムを強化する方向としました。物理パラメータを中心に強化すると同時に、生物や地球科学系のパラメータを増やすために、SDGで重要とされているpH、海洋酸性化の重要なパラメータについて議論を行う計画でいます。
 具体的にどういうことになっているかということですが、例えば左上、Sea Surface Salinity、これは海面塩分のデータのインベントリーを、我々の方でアクセスできるところを色付けしております。Sea Level Height、これは海面の高さです。インベントリーとして提供していただいている国を赤で示しております。協力機関としましては、UNESCOのIOC、その下のIODE、それからWESTPAC、あとGOOS、GOOSの下にあります地域海洋観測システムであるNEAR-GOOS、SEAGOOSという地域GOOSがあります。こういったところとの協力を得て実施しております。
 最後のページですけれども、我々のこの地域のワーキンググループ、第10回の来月開催されますベトナムのシンポジウムでは、更にOcean Data Networking Systemを拡張して、より使いやすいシステムに変えていくということを検討します。並行して、UNESCO/IOCの方でもODISというプログラムの設立が採択されました。ODISの方は全球規模ですけれども、日本が取り組んでいるシステムと類似しているということで、協力してやっていくということを考えています。また、AOGEOSSの中のタスク8とも協力してSDG14への貢献を主眼として、アジア・パシフィック海域の特に沿岸データの管理の進展と利用可能性の検討を中心に拡大を目指そうと考えています。GEOということで、地球観測情報の共有化から沿岸管理などに強く貢献していきたいと考えています。
 以上です。
【小池主査】  どうもありがとうございました。大変斬新な積極的な取組、どうもありがとうございました。
 皆さんの方から御質問とか御意見ございましたら、どうぞお願いいたします。
【小池主査】何かございませんでしょうか。
 私の方から2つよろしいでしょうか。まず、自分の専門の分野からでは、今ここに沿岸管理と出てきたんですが、沿岸管理というのは海岸線も入るんですか。要するに、海岸侵食だとか河口にできた砂州が、今、急になくなっていくとか、そういう問題が起こっているんですが、そういうことに関してはスコープに入るのか、入らないのかということです。
【安藤グループリーダー】  海岸地形が変化することによって海洋生態系等が変わりますので、そういった部分も入ってくると思います。ただ、まだそこまでの議論にはなっていませんけど。恐らく新たなAOGEOSSにおいて同じ海洋を担当するタスク8がかなりそちらの方に興味あると思います。
【小池主査】  そうですか、分かりました。どうもありがとうございます。水の方では今、各国にプラットフォームを作っておりまして、できているうちミャンマーとスリランカは海岸線管理というのは非常に重要で、これは川からの土砂の供給と沿岸漂砂の収支で決まっていくので、そういうことがスコープであるかどうかということが、水の分野と連携ができるといいなと。
 2番目は、先ほど酸性化の話があって、もちろん含んでいると思うんですが、生物多様性との連携が非常に重要になってくると思うんですが、具体的にはアジア域あるいはBlue Planetそのものはそれそのものだと思うんですけど、アジア域ではどんな連携が今行われていこうとしているんでしょうか。
【安藤グループリーダー】  海洋の酸性化に関しては2つあると思っていまして、1つはオープンオーシャンですね。オープンオーシャンは二酸化炭素の溶解度とかなり密接に関連していて、二酸化炭素が増えると殻を作る生物がいなくなるということで、将来どうなるかという予測がIPCCと関連して議論できる段階に来つつあると思います。アジア域に関しては沿岸関係になりますが、沿岸の海洋酸性化というと外洋とかなり変わってきます。特に沿岸の栄養塩や河川水のpHの影響がかなり強く出て、外洋で考えられている以上にpHが変わります。それによる生態系の応答というのはかなり違うそうです。それは、今、海洋の生態系の方々もかなり重要だと考えてやっておりますが、残念ながら、まだなかなかGEOのコミュニティに参加していない状況えす。その意味だと、今のAOGEOSSでのOcean Societyは物理系の人から始まっていますが、生物や地球化学系の人を取り込んでいくことによって、生態系の理解、特に沿岸の生態系の理解を進めなられるデータの取得を推進していかないといけないと思います。そういう意味だと、AP-BONの方と連携を今後進めないといけない課題だと思っています。
【小池主査】  どうもありがとうございます。
 村岡先生、何かございますか。
【村岡主査代理】  ありがとうございます。ここの資料でもMBON(MarineBON)が立ち上がって、それとの連携は何か動いているんでしょうか。
【安藤グループリーダー】  済みません、その部分はわかりません。
【村岡主査代理】  そうですか。ありがとうございます。
 今度のハノイでのシンポジウム、AP-BONのワーキンググループの中では、AP-BONコミュニティに加えて、アジア地域のLTER(Long Term Ecological Research Network)の研究者にも来ていただくことになっていて、何かそこから研究者を介して、例えば沿岸域の研究者あるいは陸水の研究者とつながることで、そういう展開が図れるといいなと思います。
【安藤グループリーダー】  そうですね。
【村岡主査代理】  そういう議論を展開できればと思いますが、また教えてください。
【小池主査】  是非進めていただければ有り難いと。
 ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。安藤さん、どうもありがとうございました。
 それでは、次に移らせていただきますが、最初に申し上げましたように以降の議事は非公開となりますので、恐縮ですが、一般傍聴者の皆様は御退室をお願いいたします。ただ、安藤グループリーダーにおかれましては、今も御議論があったように、GEOSS-APシンポジウム関連や議題(2)及び(3)に関する識者であるという、こういった関連の活動をされており、GEOSS-APシンポジウムの分科会の共同議長もお務めでありますので、以降の議論にも参加していただくことにしたいと思いますが、これは委員の皆さんに諮らないといけないので、よろしいでしょうか。安藤さん、この非公開の方にも出ていただくということで。よろしいですか。では、引き続きお願いいたします。
 それでは、大変申し訳ありませんが、一般の傍聴の方々は御退室をお願いいたします。
(傍聴者退室)


議題(3)「GEOに関する最近の動向について」は、まず事務局より、机上資料1-1を用いて、第40回執行委員会結果について報告があった。続いて事務局より、机上資料1-2および1-3に基づき、第10回GEOSSアジア太平洋シンポジウムの準備状況及びAOGEOSSに関する最近の動向について報告があった。


議題(4)「第15回本会合開催に向けた方向性について」は、まず事務局より、机上資料2を用いて、第 15 回本会合開催に向けた今後の対応について説明があった。続いて各委員より、論点に対する意見提示が行われた。


お問合せ先

研究開発局環境エネルギー課

(研究開発局環境エネルギー課)

-- 登録:平成29年12月 --