参考資料4 先端計測分析技術・機器開発プログラム 重点開発領域「ライフイノベーション領域」ワークショップ(第1回)報告

開催目的

平成25年度に設置予定の重点開発領域「ライフイノベーション領域」について、開発目標対象とする疾患、テーマを明確にし、設定すべき開発フェーズや申請条件を確定するため医療従事者、計測分析機器メーカー、計測分析技術の専門家等を集めたワークショップを開催する。 

 第1回の開催概要

開催日時 平成25年1月22日(火曜日) 13時00分 ~ 17時00分
開催場所 JSTホール(千代田区四番町、JSTサイエンスプラザ B1F)
参加者 
 PD
 専門家(10名)
 JST開発総括
 文部科学省、科学技術政策研究所、経済産業省
 JST(先端計測室、CRDS) 

議事概要

  • JST先端計測室から論点の提示
  • 参加者からの話題提供
    ・ 計測分析機器メーカーの立場から(ライフサイエンスに対する取り組み)
    ・ 医療従事者の立場から(対象とする疾患について)
    - アルツハイマー病
    - 大腸がん

総合討論における論点と議論の概要

 1.対象とする分野
 ライフイノベーション領域の対象とする分野について 

  • 医療関連以外のライフサイエンス分野の課題についても、本領域に含めて公募するべきではないか。
  • 当初はライフイノベーション領域への貢献が見込まれない課題であっても後で拾い上げる余地を残すべき。
    窓口は広くすべきで、一般領域でも臨床応用までは至らないような基礎的な開発課題も引き続き公募すべき。
  • 本制度の成果である質量顕微鏡も、当初はライフサイエンス以外の応用も視野に入れていた。他分野からライフサイエンス分野へ適用/ステップアップする道を残した方がよい。
  • 領域非特定型で採択したライフサイエンス分野の課題との緊密な連携が必要。
  • 開発した時点でターゲットが明確でなくても、将来を見据えて必要となる技術もあり、ターゲットが明確でない技術を開発する余地も必要。

 開発する診断機器について 

  • 治療法が不明確な診断機器はあまり売れない。治療方法が明確なものに限定してはどうか。
  • 医師からすると、きちんと診断できることが重要。診断を行うことでその疾患の評価ができる。治療はその先にあるが、診断して評価できないと治療法の確立に至らない。

2.申請条件について
 開発チームへの臨床医の参加について

  • 臨床医が直接開発に携わるか否かは、開発フェーズにより異なるため、必須にする必要はない。申請者が必要性を見極め、自主的に加えるべき

今後の予定

今回の討議内容を整理した上で、次回(以降)公募要領の策定に必要な論点を提示。継続して議論する。また、対象とする疾患、ライフイノベーション分野の概況等につき情報を提供しつつ公募要領への記載につき検討を進める。次回は2月中旬を予定。

お問合せ先

研究振興局基盤研究課

立元、大野
電話番号:03-6734-4098
ファクシミリ番号:03-6734-4121
メールアドレス:kibanken@mext.go.jp