資料4-1 先端計測分析技術・機器開発プログラムにおける平成25年度概算要求に向けた検討事項

ア)「ライフイノベーション」領域を新たな重点開発領域として設定するべきか。もし設定する場合は、どのような開発ターゲット、事業スキームとすれば良いか。

(当該領域を巡る動向)

  • 顕微鏡や質量分析装置などの表面分析関連装置と比較して、ライフサイエンス関連機器については、国内市場であっても海外製品に大きくシェアを奪われている状況。
  • 高齢社会が加速する日本において、医療機器の開発は引き続き重要な取組であることから、医療イノベーション推進室において、「ものづくり力」を活かした医療機器の開発を進める必要がある、との提言がなされている。
  • ライフイノベーションを重点開発領域化する場合、世界から見た現在の我が国が置かれた状況や、すでに経済産業省等が出口指向の機器開発取組を実施している、JST(CREST)等が要素技術開発を実施している、といったことも踏まえながら、戦略的な事業展開を行うことが不可欠。
  • 将来的な製品化、市場シェア獲得を念頭におきながら、開発ターゲットをシャープに絞り、本事業で真に重点投資すべき研究開発領域、研究開発フェーズの取組を加速していく必要がある。(制度的なボトルネックがあれば、それを同時に解決できるようにしたい。)

イ)平成24年度に事業化に至らなかった、「地震・津波など災害がもたらす諸現象の把握」、「構造物や機材の劣化現象等の把握」など、その他で重点開発領域として設定するべき領域はあるか。

ウ)これまで小委員会が進めてきた「知的創造プラットフォーム」の議論を、現在議論されている「研究開発プラットフォーム」の中でどう展開・発展させていくか。

※  なお、放射線計測領域、グリーンイノベーション領域の25年度以降の事業のあり方については、JSTに置かれた領域別分科会での検討や、ワークショップでの検討に委ねることを予定。
※  また、新規公募を一旦中止したソフトウェアタイプについては、JSTに置かれた推進委員会において、これまでの取組の成果・課題に関する検証が実施されることから、それを踏まえた対応を予定。

(参考)当面の審議スケジュール(案)

  • 5月25日 先端計測分析技術・機器開発小委員会
    ・平成25年度の概算要求に向けた方向性を調査検討
    →6月以降、タスクフォースを数回開催し、JST(推進委員会、領域別分科会等)からの報告内容も踏まえつつ、詳細な議論を実施。小委員会委員にも議論の状況を常に共有。
  • 8月中下旬 先端計測分析技術・機器開発小委員会
    ・平成25年度の概算要求内容を審議・決定
  • 9月以降、小委員会及びタスクフォースにおいて、更に詳細な調査検討(ヒアリングを含む)を行い、平成25年1月に、「平成25年度におけるプログラム実施の基本方針(仮称)」を策定。

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