1.基本的な方針
東日本大震災は我が国の経済社会に甚大な被害をもたらしており、その復旧・復興に、産学官の総力を挙げて取り組むことが急務である。
その際、災害からの復旧という短期的課題の重要性は言うまでもないが、それに加え、被災地域の再生・長期的発展も見据え、将来の我が国のイノベーション創出システムの強化にも資する視点から復興対策に取り組むことが重要である。例えば、イノベーション・エコシステムの構築や産学官協働ネットワークシステムの構築に向けた先行的な取組も重要となる。
復旧・復興対策は被災地の実情やニーズに立脚したものであることが、重要である。産学官連携活動や技術移転活動への影響を適確に把握するとともに、既に行われている自発的活動とも連携をとりつつ、復旧・復興対策に取り組むべきである。
また、国際産学官連携への影響や活用についても十分考慮すべきである。
2.検討課題例
(短期的課題)
(中長期的課題)
科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課大学技術移転推進室