| 「教育振興基本計画に盛り込むべき『科学技術関係人材の育成・確保』に関する施策について」（平成19年5月10日人材委員会柘植綾夫主査提出資料） |
「教育振興基本計画」（答申）（抄）（平成20年4月18日、中央教育審議会） |
| ◆提言1．初等・中等教育における理数教育の充実 |
- 体験的理数教育を行うことのできる教員の育成と質の向上及び人数の大幅充実
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- 理科の観察・実験等の活動を充実させるための理科支援員等の配置や設備整備を支援する。
- 新学習指導要領を踏まえ、また、習熟度別・少人数指導や専科教員も活用しながら、基礎的な知識・技能の定着と思考力・判断力・表現力等の育成や、言語に関する能力の育成、理数教育や外国語教育の充実などを促す。
- 教員の資質の向上を図るとともに、一人一人の子どもに教員が向き合う環境をつくる。
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- 「もの」に即した「科学」と「技術」を体感する観察・実験・工作の充実（地域産業人材の教育参画促進等）による基礎・基本の確実な定着を図る初等・中等教育
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- ものづくりに関する児童・生徒の興味・関心を高めるとともに知識・技術を習得させるため、例えば小・中学校段階のものづくり体験や、専門高校等における地域産業や経済界と連携したものづくり教育をはじめ、産業、職業への理解を図る。
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- 上記を可能とする理数教育カリキュラムの見直しと、教科書、理科設備等の充実（フィンランド等の充実例に学ぶ）
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- 理数教育の重視、十分な授業時数の確保などを目指す小・中学校の学習指導要領について、…平成21年度から移行措置により可能な限り先行実施する。
- 新学習指導要領の趣旨を踏まえ、子どもたちが基礎的・基本的な知識・技能を確実に身に付け、それらを活用する力をはぐくむことができるような教科書の質・量の改善を図る。
- 理科の観察・実験等の活動を充実させるための理科支援員等の配置や設備整備を支援する。
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- スーパーサイエンスハイスクールの科学面と技術面の特徴ある拡充と成果の横通し
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- 国際科学オリンピック等へ挑戦する機会の拡大、技術を競うコンテスト等の機会充実による人材の育成と、大学による優秀者の進学優遇策の充実
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- 各大学等が入学者受入れ方針の明確化を図りつつ、高等学校段階の学習成果を適切に評価する大学入試の取組を促すなど、高等学校と大学との接続の円滑化を図る。
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- 早い時期の海外経験等、卓越した人材の能力・意欲をさらに伸ばす環境と施策の整備
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- 異なる文化的背景を持つ人々との相互理解を深め、国際社会において主体的に行動できる人材を育成するため、各学校段階における国際理解教育の推進を促す。また、宗教に関する一般的な教養に関する教育の推進を図る。
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| ◆提言2．高等教育における科学技術関係人材育成機能の強化 |
- 学部・大学院における優れた科学者教育と技術者教育への支援の充実
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- 大学・短期大学・高等専門学校・専修学校等における専門的職業人や実践的・創造的技術者の養成の推進
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- 大学院における、産・学・官の一体的な連携による多様な能力を持つ人材育成の推進と教員の意識改革
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- 卓越した国際的教育研究拠点を重点的に支援する取り組みの充実
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- 世界最高水準の卓越した教育研究拠点を形成するとともに、大学院教育を抜本的に強化する。
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- 博士課程学生に対するフェローシップ、TA・RAなどによる経済的支援の拡充（産業との連携策を含む）
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- 優秀な人材を育成するため、競争性を十分確保しつつ、フェローシップやティーチング・アシスタント、リサーチ・アシスタント等の経済的支援を行う。特に、博士課程（後期）在学者の2割程度が生活費相当額程度を受給できるようにすることを目指す。
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| ◆提言3．イノベーションの源としての多様な人材の育成 |
- 若手研究者が自立的に創造的な研究を行うことのできる環境の整備
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- 意欲と能力のある若手研究者等が活躍できる環境づくりを支援する。
- 若手研究者の自立的な環境整備のためのテニュア・トラック制の導入…のための取組を推進する。
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- 女性研究者が出産・育児等を両立し、能力を最大限発揮できる環境の整備
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- 女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、研究と出産・育児等の両立のための取組を推進する。
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- 産業界との連携の促進などによる若手人材のキャリアパスの多様化
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- 多様なキャリアパスを切り拓くための人材養成等の組織的な取組…を推進する。
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- 異分野、海外との交流など、「異」との交流による触発機会の提供
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- 国際的な環境で学生や教員が学ぶことができる機会の充実に向けた取組を促す。
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