(参考資料6)基礎科学力強化委員会(第1回)における主な意見

(事務局まとめ)

1.主要論点についての意見

【基礎科学の意義】

○科学技術基本計画における「基礎研究」の定義も踏まえ、研究者の自由発想研究をどのような仕組みで支援するか。

【研究人材の養成】

○大学院を学部の延長として捉えるべきではなく、教育理念、目標を明確化して独立部局として運営。
○若手研究者のキャリアパスが不明確。若手の行き先をもっと明確にし、優秀な人材が安心して研究に進めるようにする。学位取得者のキャリアパスの拡大。
○今後、研究人材の数を増やすことに重点を置くのか、質の向上に重点を置くのか。
○大学院の定員とポスドクの規模をシステマチックに検討する。
○学生の視野が狭い。若いうちに学生に多様な経験をさせる。
○大学入試のあり方が問題。
○大学はアカデミア、産業界が満足するような人材を生み出しているか。
○大学院は科学者のみならず、基礎科学重視の技術者も育てる場。
○大学・大学院人事の硬直性や高齢化が問題。
○サイエンスと社会とのコミュニケーション人材が重要。
○教員の資質向上を含め、小中高等学校(特に小学校)における理数教育を充実し、基礎科学の裾野を広げることが大事。
○知識の習得だけでなく、探求する姿勢を身に付けさせることが大事。

【研究環境の整備】

○大学のシステムが社会や学問の変化に対応できていない。学部の壁を打ち破って再編すべき。
○学生の囲い込みが起こるのは、研究支援体制が不十分なため、論文作成等に学生を使うから。

2.論点の整理方法に関する意見

○各論点の相互間の因果関係を整理しないと、個別の問題点の羅列になってしまう。
○問題点とその解決策を整理した上で検討すべきではないか。

お問合せ先

科学技術・学術政策局 基盤政策課

(科学技術・学術政策局 基盤政策課)

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