資料2‐1 ライフステージに応じた研究者のキャリアパスについて

若手からシニアまで研究者がライフステージを通じて活躍できる環境の実現に向けて
-流動性・安定性の関係を中心に-
(自由討議)


○ 研究者のライフステージの状況については、資料2-2の通りであり、任期の有無については、任期付きを前提としたポストドクターから、助教が56.1%、准教授が18.8%、教授が11.7%と若手からシニアに向かうに従って任期付きのポストの占める割合が低下する傾向にある。


○ これまで、1研究者が多様な研究環境で経験を積み、研究者としての能力を高める観点や、2多様な背景を有する研究者を集め、活力ある研究環境を形成し、大学・研究機関の研究能力の向上を図る観点から、資料2-3の通り、「大学の教員等の任期に関する法律」の制定、任期制や公募制の導入促進など、研究者の流動性向上に向けた取組が進められてきた。


○ 一方、3競争が過度である場合には、研究者が適切な研究業績を上げ、キャリア形成を行うことが困難であることや、4大学・研究機関において優秀な人材を確保する必要があることから、近年は、テニュア・トラック制の普及や外部資金の間接経費等の活用による任期付きポストの一定期間の任期の確保など、研究ポストの安定性の確保に向けた取組も行われている。


○ 我が国の研究力に低下傾向が見られるとともに、人口減少の進展や博士課程進学者の減少など研究人材の育成・確保を巡る環境に変化がある中、今後の研究者の流動性の向上と安定性の確保の関係について留意すべき点はあるか。


○ その他、我が国の研究力の向上を図る観点から、若手からシニアまで研究者がライフステージを通じて活躍できる環境の実現に向けて何が求められるか。

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