資料4 「文化資源の保存、活用及び創造を支える科学技術の振興」 (科学技術・学術審議会資源調査分科会報告) (概要)

資料4-1
科学技術・学術審議会
総会(第12回)
平成16年6月8日

文化資源委員会

 科学技術・学術審議会資源調査分科会文化資源委員会において、平成15年7月より、「文化資源の保存、活用及び創造を支える科学技術の振興」について調査審議。
 平成16年2月19日の文化資源委員会及び資源調査分科会で報告書を取りまとめ。

調査審議の背景

  • かつては文化芸術も科学技術も同じ「art」だったものが、文化芸術と科学技術に分化・細分化。今日、文化芸術(=文化資源)と科学技術を再び融合して新しい価値を作り出していくことへの期待。
  • 「文化芸術の振興に関する基本的な方針」でも、文化財等の保存及び活用について科学的な調査研究の成果を生かした取り組みを推進することなどを明記。
      文化芸術と科学技術の再融合を目指して、文化資源の保存、活用及び創造を支える科学技術の振興について調査審議。

提言のポイント

  1. 「文化資源の保存を支える科学技術の振興」
    • 遠隔探査など文化資源の探査のための研究開発
    • 放射性炭素年代測定など文化資源の科学的年代測定のための調査研究
    • 先端技術と文化芸術の融合による文化資源の科学的分析のための調査研究など
  2. 「文化資源の活用を支える科学技術の振興」
    • 人工現実感技術(いわゆるバーチャルリアリティ)による文化資源の保存・展示
  3. 「文化資源の創造を支える科学技術の振興」
    • 日本の魅力を高める観点からのメディア芸術関連技術の振興

 など

今後の課題

  1. 関係機関と産業界の一層の交流・協力
  2. 文化芸術と融合させた科学技術
  3. 現場で使いやすい技術 など

お問合せ先

科学技術・学術政策局政策課

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(科学技術・学術政策局政策課)

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