資料2 科学技術・学術審議会における各分科会等の審議状況について

科学技術・学術審議会
総会(第12回)
平成16年6月8日

 

1.科学技術・学術審議会組織図(PDF:21KB) ※下記参照

2.第11回総会(平成15年7月24日)以降の主な報告等

平成15年10月 「ビッグサイエンスの在り方について」

 ビッグサイエンス(大きな資源の投入を必要とするプロジェクト)について、基礎研究全体の中でのバランスへの配意、効果的・効率的な推進が求められていることを踏まえ、ビッグサイエンスの意義、推進の在り方などについてその考え方を取りまとめたもの。(学術分科会)

平成16年2月 「文化資源の保存、活用及び創造を支える科学技術の振興」

 文化芸術と科学技術の再融合を目指して、文化資源の保存、活用及び創造を支える科学技術の振興方策について調査審議し、先端技術と文化芸術の融合による文化資源の科学的分析のための調査研究や、人工現実感技術(バーチャルリアリティ)による文化資源の保存・展示、メディア芸術関連技術の振興等を提言しているほか、今後の課題などについて取りまとめたもの。(資源調査分科会)

3.各分科会等の開催状況

研究計画・評価分科会

1.第11回(平成15年9月)
  • 平成16年度概算要求における重点課題等の事前評価結果について審議の上、了承。
  • 科学技術振興調整費「科学技術政策提言」プログラム(平成13年~14年度)の調査研究結果についての報告。
2.第12回(平成16年3月)
  • 平成15年度科学技術振興調整費の中間・事後評価について報告。
  • 戦略的創造研究推進事業の平成16年度の戦略目標について報告。
  • 研究計画・評価分科会における評価の進め方について審議の上、了承。

○ 科学技術振興調整費審査部会

1.第4回(平成15年11月)、第5回(平成16年2月)
  • 平成15年度科学技術振興調整費「我が国の国際的リーダーシップの確保」
    プログラムのうち「政府間合意等に基づく重要課題協力の機動的推進」の採択課題を決定(平成15年度2回目)。
  • 平成16年度科学技術振興調整費の審査の進め方を決定。
2.第6回(平成16年4月)
  • 平成16年度科学技術振興調整費の新規採択課題を決定。

○ 研究評価部会

1.第13回(平成15年9月)、第14回(12月)
  • 平成15年度科学技術振興調整費の中間・事後評価の進め方を決定し、中間・事後評価を実施。
2.第15回(平成16年3月)
  • 文部科学省における研究及び開発に関する評価指針のフォローアップ活動の一環として、研究開発評価アンケートに関して集計結果速報を報告。
  • 研究開発評価事例集(案)について審議。

○ ライフサイエンス委員会

1.第20回(平成15年8月)、第21回(11月)
  • 平成16年度概算要求における重要課題の事前評価について審議。
  • 経済活性化のための研究開発プロジェクト等の進行状況や国際動向等について検討。
2.第22回(平成16年4月)
  • 平成17年度の重点事項について審議。

○ 情報科学技術委員会

1.第11回(平成15年8月)
  • 平成16年度概算要求における重要課題の事前評価について審議。
2.第12回(平成16年4月)、第13回(5月)
  • ITBLプロジェクトの中間評価の報告。
  • 平成15年度に開始した経済活性化のための研究開発プロジェクト
    「e-Society基盤ソフトウェアの総合開発」の進捗状況の報告。
  • 平成17年度の重点事項等について審議。

○ 地球環境科学技術委員会

1.第3回(平成15年8月)、第4回(平成16年1月)
  • 平成16年度概算要求における重要課題の事前評価等について審議。
2.第5回(平成16年3月)~第7回(5月)
  • 「人・自然・地球共生プロジェクト及び一般・産業廃棄物・バイオマスの複合処理・再資源化プロジェクト平成15年度合同成果報告会」や地球観測サミットについて報告。
  • 文部科学省における地球環境科学技術に関する研究開発について審議。

○ ナノテクノロジー・材料委員会

1.第3回(平成15年8月)
  • 平成16年度概算要求における重要課題の事前評価について審議。
2.第4回(平成16年3月)、第5回(平成16年4月)
  • 経済活性化のための研究開発プロジェクト「次世代の科学技術をリードする計測・分析・評価機器の開発」のうち、「ナノ計測・加工技術の実用化開発」の課題等を決定。
  • ナノテクノロジー・材料戦略等の検討体制の整備について検討。

○ 防災分野の研究開発に関する委員会

1.第20回(平成15年7月)
  • 平成16年度新規予定プロジェクト(防災研究成果活用による地域防災力高度化事業)の事前評価について審議。
2.第21回(平成15年10月)~第24回(平成16年5月)
  • 大都市大震災軽減化特別プロジェクト「レスキューロボット等次世代防災基盤技術の開発」に関する中間評価について審議。
  • 平成16年度に開始する防災研究成果普及事業について、公募要領の策定や審査方法などについて検討。

○ 航空科学技術委員会

1.平成15年7月、8月(書面による審議に基づき取りまとめ)
  • 平成16年度概算要求における重要課題の事前評価を実施。
2.平成16年5月、6月(書面による審議に基づき取りまとめ)
  • 平成17年度の重点事項を取りまとめ。

○ 原子力分野の研究開発の評価に関する委員会

1.第3回(平成15年8月)、第4回(12月)
  • 平成16年度概算要求における重要課題の事前評価等について審議。
2.第1回(平成16年4月)
  • 平成17年度の重点事項等について審議。

資源調査分科会

1.第9回(平成15年12月)
  • 食品成分委員会より報告された「五訂日本食品標準成分表」(平成12年 科学技術庁資源調査会編)に関して必要な修正箇所を取りまとめた正誤表を了承。
2.第10回(平成16年2月)
  • 文化資源委員会より報告された「文化資源の保存、活用及び創造を支える科学技術の振興」について審議の上、取りまとめ。
3.第11回(5月)
  • 今後の審議事項に関して意見交換。

○ 食品成分委員会

第2回(平成15年12月)

  • 「五訂日本食品標準成分表」の正誤表案を取りまとめ。
  • 「日本食品脂溶性成分表」(平成元年科学技術庁資源調査会編)の見直し等についての調査審議に関し、水産、穀物、野菜・果実及び肉類の各作業部会の検討状況について意見交換。

○ 文化資源委員会

第2回(平成15年7月)~第9回(平成16年2月)

  • 文化資源の保存、活用及び創造を支える科学技術の振興について調査審議を行い、報告書案を取りまとめ。

学術分科会

1.第11回(平成15年10月)
  • 基本問題特別委員会より報告された「ビッグサイエンスの在り方について(案)」について審議の上、取りまとめ。
2.第12回(平成16年3月)
  • 学術分科会の今後の検討体制について審議を行い、学術研究の推進のための具体的な方策及び評価に係る事項を調査審議する「学術研究推進部会」の設置を決定。

○ 研究費部会

1.第7回(平成15年7月)
  • 科学研究費補助金に係る制度の改善に関し、今後の審議事項について検討。
2.第8回(平成16年1月)
  • 科学研究費補助金に係る制度の改善について、審議事項を決定。
3.第9回(2月)~第12回(5月)
  • 各審議事項について、順次具体的に審議・検討。

○ 科学研究費補助金審査部会

1.第5回(平成15年11月)
  • 「特別推進研究」及び「特定領域研究」について、平成15年度の中間・事後評価結果を取りまとめ。
2.第6回(平成16年1月)
  • 科学研究費補助金の評価に関する諸規程の一本化を決定。
3.第7回(4月)、第8回(6月)
  • 「特別推進研究」、「特定領域研究」の一部及び「研究成果公開発表」について、補助対象を決定。
  • 日本学術振興会が審査業務を行う「基盤研究(C)」に係る平成17年度新設の「時限付き分科細目」を決定。

○ 基本問題特別委員会

1.第17回(平成15年9月)
  • 「ビッグサイエンスの在り方について(案)」を取りまとめ。
  • 核融合研究作業部会を設置。
2.第18回(平成15年12月)~第20回(平成16年5月)
  • 国立大学等法人化など、学術研究をとりまく環境の大きな変化に対し、学術研究の振興に向けた検討を実施。6月中に取りまとめ予定。
3.平成16年11月に研究計画・評価分科会原子力分野の研究開発の評価に関する委員会との合同で大強度陽子加速器計画評価作業部会を設置。

 日本原子力研究所と高エネルギー加速器研究機構が共同で建設中の大強度陽子加速器計画について、ニュートリノ実験施設の建設とリニアック(線形加速器)のエネルギー回復に焦点を絞り、今後の進め方について中間評価を実施、12月に「大強度陽子加速器計画中間評価報告書」を取りまとめ。

測地学分科会

○ 地震部会

第11回(平成15年12月)

  • 「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)の推進について」(平成15年7月 科学技術・学術審議会建議)の指摘を踏まえ、計画推進のための具体的な方策及び評価に係る事項を調査審議する観測研究計画推進委員会を設置。

○ 観測研究計画推進委員会

第1回(平成16年4月)

  • 平成16年度実施計画に関し情報交換を行うとともに、関係機関間の連携方策等について検討。

海洋開発分科会

第10回(平成16年3月)

  • 最近の海洋を巡る課題(地球観測サミット、独立行政法人海洋研究開発機構の設立、大陸棚調査)について審議。

○ 海洋研究船委員会

第2回(平成15年10月)

  • 海洋研究における船舶利用のあり方について審議。

○ 深海掘削委員会

第2回(平成15年12月)、第3回(平成16年3月)

  • 統合国際深海掘削計画(IODP)に関する研究推進体制及び広報活動について審議。

技術士分科会

1.第7回(平成15年11月)
  • 一般部会より報告された、技術士第一次試験免除の在り方に関する「技術士第一次試験の免除に係る指定基準について(案)」について審議を行い、原案についてパブリック・コメントの実施を決定。
2.第8回(12月)
  • 「技術士第一次試験の免除に係る指定基準について(案)」パブリック・コメントの結果を踏まえ審議を行い、取りまとめ。
  • 日豪間の技術士資格相互承認枠組みの実施体制整備のため、APECエンジニア特別委員会を設置。
  • 試験部会より報告された平成16年度技術士第一次試験及び第二次試験実施大綱等について了承。

○ 一般部会

第15回部会(平成15年10月)

  • 「技術士第一次試験の免除に係る指定基準(案)」を取りまとめ。

○  試験部会

第6回部会(平成15年12月)

  • 平成16年度の技術士第一次試験及び第二次試験実施大綱決定。
  • 平成16年度の技術士第一次試験及び第二次試験に係る実施細目を決定。
  • 平成16年度の技術士試験委員の推薦方針を決定。
  • 平成16年度の技術士第一次試験及び第二次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について決定。

技術・研究基盤部会

○ 知的基盤整備委員会

第5回(平成16年2月)、第6回(4月)

  • 知的基盤整備計画(答申)のフォローアップ(答申)を実施。
  • 利用者ニーズを踏まえた知的基盤の整備について、関係者からヒアリングを実施、その内容について意見交換。

○ 先端計測分析技術・機器開発小委員会

第1回(平成16年5月)

  • 先端計測分析技術・機器開発プロジェクトの進捗について報告。
  • 先端計測分析技術・機器開発プロジェクトの進め方について審議。

生命倫理・安全部会

第9回(平成15年12月)、第10回(平成16年5月)

  • ライフサイエンス研究における生命倫理・安全に関する取組みについて検討。
  • ライフサイエンス研究におけるヒト遺伝情報の取扱い等に関する小委員会を設置。

○ 組換えDNA技術等専門委員会

第19回(平成15年9月)~第24回(平成16年4月)

  • 「組換えDNA実験指針」(平成16年2月廃止)または「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(平成16年2月施行)に係る実験計画について審議。実験結果報告について確認。
  • 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づく省令等の策定に係る技術的な検討を実施。

○ 特定胚及びヒトES細胞研究専門委員会

第16回(平成15年12月)~第19回(平成16年5月)

  • 「ヒトES細胞の樹立及び使用に関する指針」に係る研究計画の指針適合性について審議。また、指針の見直しに向けた検討を実施。
  • 指針の見直しに向けた検討を実施。

国際化推進委員会

第1回(平成16年3月)~5回(5月)

  • 「科学技術・学術活動の国際化の意義の明確化・再確認」、「国際交流の戦略的取組みの強化」、第1期国際化推進委員会で示された「基本的考え方」(先端研究における国際協力の戦略的推進、地球規模の問題解決への取組みの強化、アジア諸国との研究パートナーシップの構築、国際交流・協力の基盤強化)について更に掘り下げて検討を実施。

人材委員会

第20回(平成15年10月)~第28回(平成16年5月)

  • 「科学技術分野の理解増進活動」、「技術者の養成・確保」、「博士号取得者等のキャリア・パス」に関連した人材養成に係る諸課題ついて審議。科学技術と社会という視点に立った人材養成方策について、6月中に提言を取りまとめる予定。

お問合せ先

科学技術・学術政策局政策課

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(科学技術・学術政策局政策課)

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