資料8 大学教育改革の問題提起動画の作成について(案)
(1) 趣旨
文部科学省では、政務三役をトップとする大学改革タスクフォース、中央教育審議会大学分科会での議論を踏まえ、学士課程教育の質的転換を図るために必要な課題や具体的な取組等について大学、教員、学生等の立場から幅広く議論するための「大学教育改革地域フォーラム」や「熟議」を開催するとともに、ウェブ上でも、意見を募集し、国民的な議論を喚起していく予定。
その際、現状の問題を短時間で分かりやすく提起するため、動画を作成・活用する。
(2) 用途
大学教育改革地域フォーラムや熟議における導入として活用するとともに、文部科学省動画チャンネルに掲載(→大学教育改革地域フォーラム、熟議や意見募集等へ誘導)
(3) 内容
時間:10分~15分
内容:関係者へのインタビュー、関連データ など
構成案:別紙参照
(4)その他
4月20日開催の大学分科会において上映(予定)
タイトル:大学の学びについて考えよう(仮)
別紙
構成案
<1.学士課程教育への厳しい評価>
- ムービータイトル
- 学士課程教育の授業改善のための様々な工夫が進展(改革状況調査)
- 教員も教育に多くの時間を割くように(1)(NISTEP調査)
- 教員も教育に多くの時間を割くように(2)(教員の授業コマ数)
- 学士課程教育に満足していない(1)(朝日新聞社の世論調査)
- 学士課程教育に満足していない(2)(経団連調査)
- 学士課程教育に満足していない(3)(東大調査 学生満足度)
- かつての大学観(大学での教育に期待はせず、入社後鍛え上げる/大学の勉強より社会勉強/昔から大学生は勉強していない。それでも卒業後に社会で活躍)はもう、通用しないのか?
<2.大学の責務>
- (インタビュー)社会の変化と求められる人材
新日本製鐵会長 三村 明夫 様
株式会社ニチレイ代表取締役会長 浦野 光人 様
株式会社Indigo
blue 代表取締役社長 柴田 励司 様
- (インタビュー)ユニバーサル段階の高等教育の質
筑波大学大学研究センター教授 金子 元久 先生
<3.大学での学びの現状>
- 単位制度の仕組み
- 学修時間の現状
- 授業計画(シラバス)の作成状況
- (インタビュー)大学での学びの現状(順不同)
学生1(将来への危機感はあるが、どう学べばよいかわからない)
学生2(充実した学びの中にいる学生)
学生3(理工系)
学生4(医療系)
学生5(就活中、何を学んだか問われている) など
- (インタビュー)大学を経て社会に出た人々の声
NPO法人 NEWVERY理事長 山本 繁 様
- (インタビュー)海外との比較
日本人の海外留学経験者
MBAホルダーなど海外での修士取得者
現役学生
海外からの留学生 など
<4.中教審での議論>
<5.問題提起>
- 大学生の学びが大学教育改革の中で大きな課題になっています。
これからの大学での学びについて、あなたはどう考えますか。