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資料2
中央教育審議会大学分科会
将来構想部会(第4回)H13.12.25


大学等の設置認可制度に関する主な論点例


(設置認可制度が果たしてきた役割)

○ 文部科学大臣の設置認可による当該教育機関への公教育機関としての地位の付与

 

○ 大学等における最低限の教育研究水準の保証、国際的な通用性の確保

 

○ 高等教育の規模に関する政策的な調整機能

 

・18歳人口の動向等に対応した高等教育人口の調整

 

・高等教育機会の地域バランスの調整

 

・特定分野に係る国全体の需要に応じた計画的な人材養成

 

(今後の課題)

1 近年における社会の変化、学問の進展等に対応した主体的・機動的な組織設置の

 

必要性とその際の教育研究水準の維持・向上、国際的通用性の確保

 

2 18歳人口の動向、社会人の学習ニーズへの対応、特定分野に係る計画的な人材

 

養成等

 

(今後の課題に対応した論点例)

1について

○ 教育研究水準を確保するためのシステムは設置時の認可のみで十分か。

 

・設置認可と第三者評価等によるチェックシステム(アクレディテーション)等により、トー

 

タルシステムとして継続的な質の保証が必要ではないか。 → P.2・3

 

○ 設置認可の対象については、以下のような観点からの検討が必要ではないか。

 

・学部・学科等の組織を単位とするか、学位を授与するための教育プログラムを単位とするか。

 

・組織、教育プログラムそれぞれについて、認可の対象をどう考えるか。 → P.4

 

・設置認可の対象として収容定員の変更をどう考えるか。

 

○ 設置認可の基準及び手続の在り方についてどう考えるか。

 

2について

○ 設置認可制度を通じて、政策的に高等教育の規模の調整を行うべきか、他の政策

 

手段によるべきか、また、収容定員の変更をどう考えるか。

 


大学の質の保証に係るトータルシステムのイメージ(案)




1 大学等の設置認可申請
・既設大学等の組織改編等に係る変更認可申請
2 大学設置・学校法人審議会による審査
3 文部科学大臣による認可

 4 大学による教育研究活動の実施

アクレディテーション アクレディテーションシステムのイメージ


設置認可と第三者評価等によるトータルシステムの例(検討のたたき台)


現行:設置認可により質を保証
認可
・新たな大学等の設置・廃止 ・既設大学等の組織改編(学部・学科・研究科等の設置、改組転換等)
A案:大学等の設置時を除き、アクレディテーションに基づき質を保証
認可
・新たな大学等の設置・廃止
届出
・既設大学等の組織改編(学部・学科・研究科等の設置、改組転換等)
B案:大学等が学位を授与するための教育プログラムに着目した設置認可とアクレディテーションの双方で質を保証
認可
・新たな大学等の設置・廃止
・既設大学等における、新たな水準・分野の学位を授与するための教育プログラムの開設(又はそれに係る組織改編)
届出
・既設大学等における、現在授与している学位を変更しない範囲内での教育プログラムの開設(又はそれに係る組織改編)
C案:大学等の内部組織に着目した設置認可とアクレディテーションの双方で質を保証
認可
・新たな大学等の設置・廃止
・既設大学等における学部等の基本組織の組織改編
届出
・大学等における学部等の基本組織以外の組織改編
注.収容定員の変更に関する論点については、上記の案では除外して検討している。

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