平成18年度法科大学院修了認定状況について

平成19年4月19日
文部科学省

　文部科学省では、各法科大学院に対し平成18年度の法科大学院修了認定状況の調査を行い、今般、その結果がまとまったのでお知らせします。

全法科大学院（74校）

平成19年3月

• （1）平成18年度修了者数
• （2）修了しなかった者の数（理由別）

• 　今回、法学未修者（3年コース）の修了者が初めて輩出され、それを含めた修了状況をとりまとめた。
• 　18年度修了者総数は国公私立全体で4,415人。うち、16年度入学法学未修者（3年コース）及び17年度入学法学既修者（2年コース）の修了者数は4,382人で修了率は80.6パーセント。
• 　16年度入学法学未修者の修了者数は2,563人で修了率は75.0パーセント。17年度入学法学既修者の修了者数は1,819人で修了率は90.0パーセント。既修者同士を比較すると昨年度より2.6ポイント低下。
• 　修了しなかった者は1,072人。内訳は「退学」が441人で全体の41.1パーセント、「退学」以外の「原級留置・休学」等による者が631人で58.9パーセント。
• 　全体の修了率が昨年度より12.0ポイント減と大幅に低下していること、及び既修者同士を比較しても昨年度より2.6ポイント低下していることなどを踏まえると、各法科大学院において厳格な成績評価・修了認定の面で真摯な取組がなされた結果として受け止めている。

• 注）法学既修者、未修者について
  　法科大学院は修業年限は原則3年間であるが、基礎的な法律学の学識を有する者については「法学既修者」として2年間での修了が可能。それ以外は「法学未修者」として3年間での修了。

• 詳しくは、別添の資料「平成18年度法科大学院修了認定状況等調査の概要」を御覧ください。