特別活動ワーキンググループ(第4回)における検討事項

【特別活動において育成すべき資質・能力について】

○ 論点整理においては、「学習する子供の視点に立ち、育成すべき資質・能力を」、「何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)」、「知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)」、「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、人間性等)」の三つの柱で整理することが考えられるとされている。
○ また、現行の学習指導要領の特別活動の目標を整理すると、特別活動において育成すべき資質・能力の視点として、「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」という三つに整理することが考えられる。
○ 以上を踏まえ、特別活動において育成すべき資質・能力を、三つの柱の視点からどのように捉え直すべきか。その際、児童生徒の発達の段階に応じて、育まれる資質・能力をいかに伸ばし、高めていくかという観点から、どのような構造にすべきか。


【小学校、中学校、高等学校を通じた特別活動の意義や役割について】

○ 論点整理においては、特別活動は「主体的に社会の形成に参画しようとする態度や自己実現を図るために必要な力を養ったり、各教科等におけるグループ学習等の協働的な学びの基礎を形成したりする役割」を果たすとともに、また、「よりよい人間関係に基づく学級経営の充実を図る役割としても重要である」とされている。
○ これまで各学校においては、その特質を踏まえた創意工夫ある取組が行われている一方で、これまでの議論などを踏まえれば、例えば、各学校段階における学びが次の学校段階に十分に生かされていないことや、学級活動について学校段階が上がるにつれて受け止めが悪くなることなどの課題も指摘されている。
○ これらを踏まえ、特別活動において学校種間や学年間の円滑な移行を図る上で重要なことは何か。特に小学校、中学校、高等学校の系統性を意識し、育成すべき資質・能力を確実に身に付けるという観点から、特別活動における指導や評価の在り方をどのように考えるか。

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