生活・総合的な学習の時間ワーキンググループにおける検討事項のうち、今回特に御議論いただきたい点について(案)

【総合的な学習の時間について】

(カリキュラム・マネジメントの視点からの総合的な学習の時間の役割について)
○ 論点整理においては、「総合的な学習の時間における教科横断的な学びと、各教科における学習を相互に関連づけながら充実を図っていくことが、育成すべき資質・能力を身に付けていくための重要な鍵となる」ことや、「総合的な学習の時間は、各教科等単独では取り組むことの難しい様々な現代的な課題に対応した教育を行うための核となる時間」であり、「各教科等において身に付けた力を活用しながら探究的に学ぶ機会を確保する上で重要な役割を果たしている」とされている。
○ また、総合的な学習の時間の実施に当たっては、カリキュラム・マネジメントを通じて、子供たちにどのような資質・能力を育むかを明確にすることが不可欠である」ともされている。
○ 以上を踏まえ、「カリキュラム・マネジメント」の視点から、教育課程における総合的な学習の時間の意義や役割をどう捉えるべきか。また、その際、児童生徒の発達の段階に応じて、育成すべき資質・能力をいかに伸ばし高めていくかという観点から、どのような構造とすべきか。

(総合的な学習の時間における資質・能力の三つの柱について)
○ 論点整理においては、「学習する子供の視点に立ち、育成すべき資質・能力を」、「何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)」、「知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)」、「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、人間性等)」の三つの柱で整理することが考えられるとされている。
○ 以上、三つの資質・能力の柱の視点から、総合的な学習の時間において育成すべき資質・能力を、児童生徒の発達の段階に応じてどのように捉え直すべきか。

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課第一係

電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2903)