資料2 幼稚園、小学校、中学校、高等学校等における特別支援教育に係る検討課題(案) (平成27年11月19日特別支援教育部会第2回配布資料)

幼稚園、小学校、中学校、高等学校等における特別支援教育に係る検討事項(案)


(1)  各教科等の目標を実現する上で考えられる困難さに配慮するために必要な支援の改善・充実。

○ 各教科等の指導において、どのような困難さが表れ、どのような指導上の配慮や支援が必要と考えられるか。
○ 今後、全ての学校や学級に、発達障害を含めた障害のある子供たちが在籍する可能性があることを前提に、各教科等の授業における必要な支援をどのように示していくことが考えられるか。
○ 幼稚園や幼保連携型認定こども園において、園生活全体を通じて総合的な指導を行う幼児教育の特性を踏まえ、どのような指導上の配慮や支援が必要か。どのように示すことが考えられるか。


(2)  通級による指導や特別支援学級の意義、それらの教育課程の取扱についての改善・充実。

○ 通級による指導において行われる、障害に応じた特別の指導について、どのような改善・充実が必要か。また、通級による指導に係る特別の教育課程の編成・実施・評価・改善について教職員等への一層の理解を図り、指導の充実を図るために、どのように示していくことが考えられるか。
○ 特別支援学級における特別の教育課程の編成・実施・評価・改善について教職員等への一層の理解を図り、指導の充実を図るために、特に、実情に合った教育課程を編成できるよう、どのように示していくことが考えられるか。

(3)  合理的配慮の提供も含めた「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」の位置付け並びに作成・活用の方策についての明確化。

○ 「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」を作成、活用する幼児児童生徒の対象をどのように考えるか。
○ 適切な指導及び必要な支援を継続的に行っていくため、個別の指導計画等の作成、活用、評価、改善のサイクルについてどのような改善・充実が必要か。あわせて、どのような合理的配慮の検討・実践・見直しのサイクルの在り方、記載の方法が考えられるか。


(4)  特別支援教育コーディネーターを中心とした校内体制の確立等の観点等の明確化。

○ 特別支援教育コーディネーターとしての業務が増える中、特別支援教育コーディネーターとして担うべき役割をどのように示していくことが考えられるか。
○ 校長のリーダーシップの下、特別支援教育コーディネーターを中心として、全教職員が連携・協力し、全校的な校内体制を確立するために、どのような示し方が考えられるか。
○ 上記の校内体制の確立等に当たっては、学校種別ごとの状況を踏まえ、どのような留意事項が考えられるか。


(5)  共生社会の形成に向けた障害者理解の促進及び交流及び共同学習の一層の充実。

○ 交流及び共同学習の一層の充実を図るため、どのような方策が考えられるか。(居住地校交流の充実や副次的な籍の活用、間接的な交流及び共同学習でのICTの活用など)
○ 教育活動全体で、障害者理解教育の一層の充実を図るため、どのようなことが考えられるか。


(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等との間で、子供たち一人一人の学びの連続性を実現するための教育課程の円滑な接続の実現などについても今後検討。)


お問合せ先

特別支援教育課指導係

電話番号:03‐5253‐4111(代表)(内線3716)

(初等中等教育局特別支援教育課)