資料4:金森初等中等教育局長説明概要(平成20年6月16日 初等中等教育分科会(第61回))

  初等中等教育に関する諸制度の改革等につきましては、中央教育審議会におきまして、平成15年5月の「今後の初等中等教育改革の推進方策について」という諮問を受けて、これまで数次にわたる答申を取りまとめていただきました。また、昨今の教育を巡る様々な議論を踏まえ、先般、教育振興基本計画について答申をいただき、現在この基本計画の策定の作業を、鋭意進めているところでございます。一方、これらの審議の過程におきまして、なお更なる検討が必要とされている事項もございます。
  こうした状況を踏まえ、今後これまでの答申等を受けて、専門的見地から更なる検討が必要な事項について、初等中等教育分科会において審議を深めていただきたいと考えております。
  主に、次の3点についてご審議をお願いしたいと存じます。

(中略)

  第二に、学校段階間の連携・接続等についてでございます。
  学校段階間の連携・接続の在り方につきましては、生徒指導上の問題をはじめとした課題について指摘されております。この点につきましては、平成15年の諮問におきましても、児童・生徒の多様な状況等に対応して弾力化を図る観点から、多様な学校種間連携の在り方等についてご検討をお願いしておりますが、引き続き、子供の発達や学びの連続性を踏まえた幼稚園と小学校の連携・接続の在り方、教育基本法及び学校教育法の改正により義務教育の目的や目標が規定されたことを踏まえ、小学校と中学校の一貫教育等を含めた連携・接続の在り方、平成11年から制度化された、中学校と高等学校の一貫教育の検証と改善方策等について、ご審議をいただきたいと考えております。
  また、現在の学校教育におきましては、原則として同一年齢の子供によって学級を編成し、同一の教育内容を履修するという実態がございますが、一人一人の個性に応じ、その能力を最大限に伸ばすという観点から、学年を越えた多様な学習機会の提供方策等について、いわゆる「飛び級」の是非も含め、今後の方向性をお示しいただきたいと考えております。

(以下略)

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(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)