教員のキャリアを複線化し、高い指導力を有する教員を「スーパーティーチャー」として位置付け、他の教員の指導や研修会の講師を担当させるなどの取り組みが、各教育委員会において進められているところ。
エ 教員評価の改善・充実
平成18年度における「スーパーティーチャー」の導入・検討状況は以下のとおり。
1.制度あり | 2.導入を検討中 | 3.導入予定なし |
---|---|---|
11 | 29 | 22 |
※1の内訳…岩手県(教頭(指導担当))、秋田県(教育専門監)、茨城県(ティーチャーオブティーチャーズ)、埼玉県(はつらつ先生)、富山県(授業力向上アドバイザー)、岐阜県(文化・スポーツ専門指導員)、大阪府(指導教諭)、広島県(エキスパート教員)、愛媛県(えひめ授業の鉄人)、宮崎県(スーパーティーチャー)、京都市(スーパーティーチャー)
○=該当
平成18年10月現在
都道府県・指定都市名 | 1.制度あり | 2.導入を検討中 | 3.導入予定なし | 名称 |
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北海道 | ○ | |||
青森県 | ○ | |||
岩手県 | ○ | 教頭(指導担当) | ||
宮城県 | ○ | |||
秋田県 | ○ | 教育専門監 | ||
山形県 | ○ | |||
福島県 | ○ | |||
茨城県 | ○ | ティーチャーオブティーチャーズ | ||
栃木県 | ○ | |||
群馬県 | ○ | |||
埼玉県 | ○ | はつらつ先生 | ||
千葉県 | ○ | |||
東京都 | ○ | <授業力スペシャリスト> | ||
神奈川県 | ○ | |||
新潟県 | ○ | |||
富山県 | ○ | 授業力向上アドバイザー | ||
石川県 | ○ | |||
福井県 | ○ | |||
山梨県 | ○ | |||
長野県 | ○ | |||
岐阜県 | ○ | 文化・スポーツ専門指導員 | ||
静岡県 | ○ | |||
愛知県 | ○ | |||
三重県 | ○ | |||
滋賀県 | ○ | |||
京都府 | ○ | |||
大阪府 | ○ | 指導教諭 | ||
兵庫県 | ○ | |||
奈良県 | ○ | |||
和歌山県 | ○ | |||
鳥取県 | ○ | |||
島根県 | ○ | |||
岡山県 | ○ | |||
広島県 | ○ | エキスパート教員 | ||
山口県 | ○ | |||
徳島県 | ○ | |||
香川県 | ○ | |||
愛媛県 | ○ | えひめ授業の鉄人 | ||
高知県 | ○ | |||
福岡県 | ○ | |||
佐賀県 | ○ | |||
長崎県 | ○ | |||
熊本県 | ○ | |||
大分県 | ○ | |||
宮崎県 | ○ | スーパーティーチャー | ||
鹿児島県 | ○ | |||
沖縄県 | ○ | |||
札幌市 | ○ | |||
仙台市 | ○ | |||
さいたま市 | ○ | |||
千葉市 | ○ | |||
川崎市 | ○ | |||
横浜市 | ○ | |||
静岡市 | ○ | |||
名古屋市 | ○ | |||
京都市 | ○ | スーパーティーチャー | ||
大阪市 | ○ | <指導教諭> | ||
堺市 | ○ | |||
神戸市 | ○ | |||
広島市 | ○ | |||
北九州市 | ○ | |||
福岡市 | ○ | |||
合計 | 11 | 29 | 22 |
平成18年10月現在
名称 | 認定者数(平成18年) | 認定方法 | 役割 | 認定の効果 | 給与上の措置 | 備考 | ||||
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小学校 | 中学校 | 高等学校 | 盲聾養護 | |||||||
岩手県 | 教頭(指導担当) | - | - | 3 | - | 校長、県高等学校教育研究会等から推薦のあった者について書類審査により選考のうえ面接を経て決定。 | 他の教師に対する指導助言や研修会での講師を担当する。 | いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 手当等の給与上の措置を講じている。 | |
秋田県 | 教育専門監 | 3 | 1 | 6 | 1 | 選考委員会等による選考を経て県教委が認定。 |
|
|
一般教員との給与上の差異を設けていない。 | |
茨城県 | ティーチャーオブティーチャーズ | 2 | 1 | 1 | - | 選考委員会等による選考を経て県教委が認定。 |
|
いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 一般教員との給与上の差異を設けていない。 | |
埼玉県 | はつらつ先生 | 11 | 9 | 3 | 1 | 選考委員会の選考を経て県教委が決定。 | 他の教師に対する指導助言や研修会での講師を担当 | いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 一般教員との給与上の差異を設けていない。 | ※認定者数は17年度分 |
富山県 | 授業力向上アドバイザー | 18 | 19 | - | 2 | 選考委員会等による選考を経て県教委が認定。 |
|
委嘱期間は2年間であるが、年度始めに継続の意思確認を行う。 | 一般教員との給与上の差異を設けていない。 | ※左記の認定者数の他にOB17名を認定 |
岐阜県 | 文化・スポーツ専門指導員 | - | - | 3 | - | 学校長が推薦し、県教委事務局で選考後、教育長が承認。 | 部活動等において優秀な教員を表彰するもので、特に他の教師に対する助言等なし。 | いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 手当等の給与上の措置を講じている。 | |
大阪府 | 指導教諭 | - | - | 10 | 3 | 選考委員会等による選考を経て府教委が認定。 |
|
いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 手当等の給与上の措置を講じている。 | |
広島県 | エキスパート教員 | 6 | 5 | 12 | 2 | 選考委員会等による選考を経て県教委が認定。 |
|
いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 一般教員との給与上の差異を設けていない。 | |
愛媛県 | えひめ授業の鉄人 | 4 | 5 | 6 | - | 選考委員会等による選考を経て県教委が認定。 |
|
いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 1回のみ勤勉手当で優遇 | |
宮崎県 | スーパーティーチャー | 2 | 1 | 3 | 1 | 選考委員会等による選考を経て県教委が認定。 |
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1年ごとの委嘱。本人の希望により再委嘱する。 | 試行中であり、現在検討中。 | |
京都市 | スーパーティーチャー | - | - | 30 | - | 学校長からの推薦に基づき、市教委が面接を行い勤務実績等も総合的に判断して認証。 | 専門的な能力・実践力等を生かして所属校の教育活動の充実・発展に向け、より一層中心的な役割を担うとともに、他校の教科指導、生徒指導、部活動、教員研修などの様々な分野における指導・助言を行う。 | いったん認定を受けると、認定年度以降も認定の効果は継続する。 | 一般教諭との給与上の差異はないが、京都市独自で実行可能な給与上の処遇反映について検討中。 |
初等中等教育局財務課