資料3‐3 教員免許状の授与の際の適格性及び専門性の判定について(案)
別紙
(1)判定項目
判定項目 |
判定に当たって参考となる具体的事例 |
判定欄 |
1.使命感や責任感、教育的愛情に関する項目 |
(例)
- 教育や教員の職務に対する使命感や熱意を持っているか
- 教員の職務や児童生徒に対する責任感を持っているか
- 教育活動の質の向上に向け、研修や研究会等において自己研鑽に励む意欲があるか
- 幼児児童生徒に愛情や思いやりを持って接することができるか
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2.社会性や対人関係能力に関する項目 |
(例)
- 社会人としての常識や見識を身に付けているか
- 職場の規律を保つことができるか
- 他の教職員と協調的・協働的に職務を行うことができるか
- 保護者や地域の関係者と円滑に接することができるか
- 公私の区別ができるか
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3.幼児児童生徒理解に関する項目 |
(例)
- 幼児児童生徒の発達の特性を理解しているか
- 幼児児童生徒の心身の状況を把握できるか
- 幼児児童生徒とのコミュニケーションを取ろうとしているか
- 幼児児童生徒と公平に接することができるか
- 幼児児童生徒が抱える課題を理解し、それにふさわしい指導をしているか
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4.教科等の専門的知識・技能に関する項目 |
(例)
- 学習指導要領の趣旨・内容を理解しているか
- 教える内容は正確か
- 児童生徒の質問に答えることができるか
- 指導計画や指導案を作成することができるか
- 教材研究を行うなど、指導や教材選択の工夫ができるか
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5.教科等の指導力に関する項目 |
(例)
- 児童生徒の反応を見ながら授業を行っているか
- 授業の進め方について、一貫性・計画性があるか
- 児童生徒の学習内容の定着状況を把握できるか
- 指導方法が適切か
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(2)判定基準
判定基準 |
判定欄 |
- 問題事象の頻度及び程度が重大であり、簡単には改善できない持続性が認められるため、児童生徒の人格の形成や能力の伸長その他教員としての円滑な職務の遂行に重大な支障を生じるおそれが強い。
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× |
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(空欄) |
(3)判定権者及び判定方法
教員養成を行う各大学は、新たに教職課程委員会(仮称)を設置し、学士の学位等の基礎資格を有し、教職課程の所要の単位を修得した者に対して、面接や論文試験、模擬授業等の方法により、教職課程の履修を通じて身に付けた資質能力全体を評価することとし、その一環として、教員としての適格性及び専門性の判定を行う。
(4)判定結果と対応
判定結果 |
対応 |
1.×が1つ以上ある |
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2.上記以外 |
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免許状が授与されなかった者については、大学の講習の受講等により、問題があるとされた事項について改めて履修した上で、再度、大学の教職課程委員会(仮称)において、総合的な評価を受けることとする。