講習内容に関する各種基準のイメージ

開設認定基準 修了認定基準 備考
事項 細目 含めるべき内容 留意事項 到達目標 確認指標
1.教育の最新事情に関する事項 1.教職についての省察 学校を巡る状況変化
  • 学校を巡る近年の様々な状況変化について、適切に扱うこと。
  • 各種報道、世論調査、統計など客観的・具体的な材料を適切に用いること。
  • 学校を巡る近年の様々な状況変化について、客観的かつ具体的に理解している。
  • 各種報道、世論調査、統計の動向等を分析・理解し、説明することができるか。
教育行政学
教育社会学
専門職たる教員の役割
  • 各自の教職生活を振り返る機会を与え、子ども観、教育観等について省察させること。
  • 教育的愛情、倫理観、遵法精神など、教員に対する社会の要請の強い事柄には特に留意すること。
  • 教員に国民が何を期待しているか、理解している。
  • 各自の現状を自ら分析し、自らが向かうべき方向を明確に意識し、説明できるか。
教職論
教育原理
2.子どもの変化についての理解 子どもの発達に関する課題
  • 子どもの発達に関する、脳科学、心理学等の最新知見に基づく内容(特別支援教育に関するものを含む。以下同じ)を適切に扱うこと。
  • LD、ADHDはじめ特別支援教育に関する新たな課題については、必ず扱うこと。
  • 子どもの発達に関する最新の科学的知見の概要を理解している。
  • LD、ADHDはじめ特別支援教育に関するものも含め、子どもの発達に関する最近の科学的な課題を理解し、説明できるか。
教育心理学
発達心理学
特別支援教育
子どもの生活の変化を踏まえた適切な指導の在り方
  • 子どもの生活の変化を踏まえた、具体的な指導上の課題を適切に扱うこと。
  • 居場所づくりを意識した集団形成、多様化に応じた学級づくりと学級担任の役割、生活習慣の変化を踏まえた生徒指導、社会的・経済的環境の変化に応じたキャリア教育などの課題について、具体的に扱うこと。
  • カウンセリング・マインドの必要性にも留意すること。
  • 子どもの生活の変化を踏まえた指導の在り方を理解している。
  • 子どもの生活の変化を踏まえた、具体的な指導上の課題及び対処方法を理解し、説明できるか。
特別活動論
生徒指導論
進路指導論
教育相談
3.教育政策の動向についての理解 学習指導要領改訂等の動向
  • 学習指導要領の改訂の動向等について、適切に理解させる内容を含むものであること。
  • 総則の趣旨を理解させる内容を適切に扱うこと。
  • 意欲を喚起する学習指導、子どもの実態を踏まえた道徳・特別活動の指導など、近年の状況を踏まえた内容を適切に扱うこと。
  • 学習指導要領の改訂の動向等について理解している。
  • 学習指導要領の改訂など教育課程の編成に係るの動向等について理解し、説明することができるか。
教育課程論
各教科等指導法
教育方法・技術
その他教育改革の動向
  • 法令改正、国の審議会の状況等について、適切に取り扱うこと。
 
  • 教育改革の動向の概要を理解している。
  • 教育改革の動向の概要を理解し、説明することができるか。
教育行政論
4.学校の内外での連携協力についての理解 各種課題に対する組織的対応の在り方
  • 様々な問題に対する組織的対応の必要性について、適切に理解させる内容を含むものであること。
  • 学校組織の一員としてのマネジメント・マインドの形成、保護者・地域社会との連携など、近年の状況を踏まえた内容について、適切に扱うこと。
  • 特に対人関係、日常的コミュニケーション等の重要性に留意すること。
  • 様々な問題に対する組織的対応の必要性について理解している。
  • 様々な問題に対する組織的対応の必要性について、校内外での自らの役割と関連付けながら理解し、説明することができるか。
生徒指導論
学校経営論
生涯学習論
学校における危機管理上の課題
  • 学校における危機管理上の課題について、適切に扱うこと。
  • 校内外の安全確保に関する内容は、必ず含めること。
  • その他、情報セキュリティなど、近年の状況を踏まえた内容を適切に扱うこと。
  • 学校における危機管理の必要性について、理解している。
  • 子どもの安全確保はじめ具体的な危機管理の課題について、近年の状況を踏まえ理解し、説明することができるか。
生徒指導論
学校経営論
生涯学習論
2.教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項  
  • 幼児・児童・生徒に対する指導上必要な課題について適切に取り扱うこと。
  • 指導法、指導の背景となる専門的知見、指導の方法・技術のいずれかについて最新の内容を取り扱うこと。
  • 幼児・児童・生徒に対する指導上の必要な課題について理解している。
  • 指導法、指導の背景となる専門的知見、指導の方法・技術のいずれかについて最新の内容を理解し、説明することができるか。
各教科の指導法
教科専門領域
生徒指導の理論及び方法
教育相談 等
  • (注1)備考欄中の科目名称は、各事項を含み得る典型的な既設科目名称を例示として掲げたものであり、これら科目の担当教員が各事項を担当すべき旨を示したものではない。
  • (注2)1~4の各事項及びその細目に割り当てられるべき時間、講義の順番、担当教員の組み合わせ等については、大学の判断による。
  • (注3)上記の事項について、省令、告示、通知等のどのような方法で規定するか、どの事項を必須事項又は行政指導事項とするか等については検討が必要。

お問合せ先

初等中等教育局教職員課

-- 登録:平成21年以前 --