「選択領域」のイメージ
「選択領域」の内容の例(6~18時間・1~3日講座のイメージ)
- 教職・教科の各科目担当の大学教員(特に教科専門担当教員)の能力を最大限生かしつつ、学校種、教科種等に応じた現職教員のニーズを最大限満たすため、多様な科目群からの自由選択方式とする。
- 開設講座の時間数は、一般的には18時間(3日連続)、最低でも6時間(1日)単位とすることが現実的か。
選択領域の開設科目の例
教科教育関係
- 「○○(まるまる)科教育法」
- 「道徳指導法」
- 「特別活動指導法」
- 「教育の方法・技術(コンピュータの活用)」
- 「教授法」
教科専門関係
- 「小学校教員のための科学実験講座」
- 「数学史で語る算数・数学」
- 「古代史の最新知見と教科書記述」
※ 指導要領等との内容面での関連性確保が必要。
生徒指導等関係
- 「生徒指導の理論と方法」
- 「進路指導の理論と方法」
- 「発達心理学」
- 「児童心理学」
- 「カウンセリングの方法と技術(入門編)
- 「知的障害を持つ児童生徒の指導法入門」
ケース1:幼稚園教諭。子どもの気持ちがうまく理解できないのが最近の悩み。
母校である短期大学に2か月に1度程度電車で通い、必修領域に加え、選択領域として「カウンセリングの方法と技術」(3日講座)を修得。
ケース2:小学校教諭。理科の教科指導の背景となる専門知識の不足を痛感。
母校である県内大学の教員養成学部が主催する夏季集中講座を受講。選択領域として教科教育法を受講することも考えたが、結局教科の専門知識を深めたいと考え、「子どもに教えたい科学の最前線」(3日講座)を受講。
ケース3:中学校教諭。進路指導の力をつけたい。部活の指導で多忙。
必修領域は通信制で修得。選択領域は近隣大学で「進路指導論」を夏休み集中受講。
ケース4:高校講師。教科指導の幅を広げたい。離島在住で近隣に大学なし。
必修領域はA通信制大学で受講。選択領域については、1日分は別件で県庁所在地に出向いた週末にB大学で、残りの2日分はC通信制大学で、それぞれ教育の方法・技術、教科教育法関係の科目を受講。