資料8-2 教職実践演習の進め方及びカリキュラムの例

教育職員免許法施行規則(昭和29年文部省令第26号)第6条第1項の表備考
十一 教職実践演習は、当該演習を履修する者の教科に関する科目及び教職に関する科目の履修状況を踏まえ、教員として必要な知識技能を修得したことを確認するものとする(第十条及び第十条の四の表の場合においても同様とする。)。

授業の実施にあたっての準備事項例

● 教職実践演習の担当教員と、その他の教科に関する科目及び教職に関する科目の担当教員で教職実践演習の内容について協議
● 入学の段階からそれぞれの学生の学習内容、理解度等を把握(例えば、履修する学生一人一人の「履修カルテ」を作成)

授業で取り扱う内容・方法例

● イントロダクション・これまでの学修の振り返りについての講義・グループ討論
● 教職の意義や教員の役割、職務内容、子どもに対する責任等についてのグループ討論・ロールプレイング
● 社会性や対人関係能力(組織の一員としての自覚、保護者や地域の関係者との人間関係の構築等)についての講義・グループ討論
● 幼児児童生徒理解や学級経営についての講義・グループ討論
● 学級経営案の作成・グループ討論
● 学校現場の見学・調査
● 社会性、対人関係能力、幼児児童生徒理解、学級経営についてのグループ討論
● 教科・保育内容等の指導力についての講義・グループ討議
● 模擬授業
● 教科・保育内容等の指導力についてのグループ討論
● 資質能力の確認、まとめ

※ 養護教諭・栄養教諭の教職課程の場合は、各職務内容に応じて適宜追加等を行う。

補完指導

 「履修カルテ」を参照し、個別に補完的な指導を行う。

単位認定

 実技指導、グループ討論、補完指導、試験の結果等を踏まえ、教員として最小限必要な資質能力が身に付いているかを確認し、単位認定を行う。

お問合せ先

初等中等教育局教職員課

-- 登録:平成23年04月 --