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資料1 第8回 今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループにおける主な意見(案)

    1 日時 平成26年4月25日(金曜日)16時30分~18時30分
    2 場所 文部科学省 3F1特別会議室
    3 主な意見

1.社会の動向と子供の教育環境をめぐる現状                  
  1.社会の動向
  2.子供たちの教育環境をめぐる現状
  3.学校週5日制の経緯とその後の成果と課題
     
2.社会を生き抜くために必要な力と放課後・土曜日等の教育への期待
  1.社会を生き抜くために必要な力
    (1)「生きる力」を育む新しい学習指導要領の基本的な考え方 
    (2)第2期教育振興基本計画における基本的方向性
    (3)OECDにおける「キー・コンピテンシー」の考え方
    (4)「社会人基礎力」の考え方
    
○ 学校というのは、学習指導要領にのっとって教育課程を展開している。土曜学習のような可能性を追求していくと、とても魅力的である。つまり平日ではできなかったようなことを、土曜日ならではということ追求していくために、ここまでできますよというモデルを示すことが大切な方法の一つである。
     
  2.放課後・土曜日等の教育への期待   
    (1)学校での学びが深まり、広がる学習、体験の機会の充実
    (2)安心して産み育てられる環境づくりとしての放課後・土曜日の教育の充実 
    (3)子供たちの主体性を引き出し、実社会で役立つ力を培う学習・体験機会の充実
    (4)学習意欲・学習習慣形成・学力向上の観点からの学習機会の充実
    
○ すごいものができたなというのが実感。土曜日と放課後がここに書かれているような形で全国的に発展して充実していけば、必ず学習指導要領の中身、あるいは教員の仕事の在り方、それからもっとさかのぼれば、学校というのはどうあるべきか、そして管理職や教員は何をしなくてはいけないかというところまで考えていかざる得なくなってくるだろうと思う。ここには、これからの教育の在り方を学校教育という範囲から離れて非常に深くまとめているので、その辺の議論の必要がある。

○ 明らかに現場の実感としては子供の学力は上がっていると思いながらも、どうも学力低下のような風潮が流れているのと一緒で、今回これをやることによって、学校で行っている平日の教育活動と、放課後・土曜日でやっているものをうまくリンクさせることによって、どれだけ子供が伸びたのかということをどうやって測定するかというのをもう一方で持ちながら、スタートする必要性があるのではないか。

○ 文章の中で、「子供たち」という表現が多用されていることがやや気になった。その表現が小学生を中心に据えていると捉えられてしまう。中学生や、場合によっては高校生も対象であるということが、分かるようにしていただきたい。
     
3.今後の放課後・土曜日等の教育活動の基本的方向性
  1.学校と放課後・土曜日等の学びがつながる仕組みづくりの推進
  2.教育と福祉の連携促進による放課後等の支援の充実
  3.多様な主体の参画による土曜日の教育活動の推進
  4.実社会につながる「土曜日ならでは」の多様なプログラムの充実
  5.持続可能な体制づくりの推進と全国の取組の活性化
  
○ 私自身は、学びの連続化ということで、月曜日から金曜日の教育活動が充実することによって、土曜日、日曜日に更なる勉強をしていこうというのが学校のあるべき姿である。平日で学ぶ楽しさも、分かる喜びも感じない子供が、土曜日にそんなことを感じられるわけはないと僕は思う。
    要は学校教育をもう一回考え直せというところを、取りまとめには書かれていると言われているのではと思う。

○ 居場所を提供すると同時に、そこでどんな教育的関わりをしていくのか。それは福祉的な意味もあるし、教育的な意味もある。だから両方を分けることはもうできない。だったらその環境を、要するに同一空間を用意してそこをどこがやっていくかを考える必要がある。

○ 全ての人々に理解されるのは無理だが、少なくとも3割から4割の人が、理解するような状況を生み出すべきだ。全国で本当に頑張っている方々の姿を見ているが、その方々が真(しん)に理解するということにならない限り、自分たちのやっていることを取り上げられるとか、本当にちょっと変わっただけで理解が少なくなってしまう。自分たちがやっていることを潰される的に思う方たちもたくさんいる。「あなたたちが必要なのです、あなたたちと一緒にやっていくのです。」ということを十分理解してもらうことが、この中には書き切れていないような気がする。

○ これだけ取りまとめに広い内容にふれる中で、現場の人間としては、全部やらなくてはいけないと勘違いされると大変なことになるなと思う。取りまとめの内容をうまく伝える人間がいないところは本当に大変だろうなと思う。

○ 現場の疑問として、土曜授業の復活は学力向上のためじゃなかったのかと思っている。何年か前までに、盛んに産業界や地域から、もちろん文部科学省も含めて、子供の学力が落ちている、その落ちた学力を回復させるためには、もっと勉強させなくてはいけないと言ってきた。教科書を厚くして学習量を増やし、学習時間も増やした。それでも足らないから、土曜日も勉強させろというのが当時の話だったのではと思っている。ところがふたを開けてみたら、勉強じゃなくていろいろな活動をしましょう、あれもしましょう、これもしましょうって、どっちなのだというのが正直な現場の感想。このような取組をすすめるためには、丁寧に理解を求めて、実は多くの大人が関わることが子供の学力を高め、子供の全人的な成長につながっていくのだという説明を、丁寧にしていく必要がある。
     
4.基本的方向性を実現する具体的方策 ~社会総掛かりでの教育の充実に向けた新たな方策~ 
  1.学校と放課後や土曜日等の学びがつながる仕組みづくり
    (1)学校・家庭・地域の連携・協働による教育活動の発展的展開
    (2)学校と放課後・土曜日の学びがつながる“横の連携”の仕組みづくり
    (3)就学前と小学校、小学校と中学校など“縦の連携”が生まれる仕組みづくり
    
○ 社会総掛かりというこのキーワードが本当にうまく浸透するのかなというところが、すごく私自身は気になっている。企業により地域との関わりや子供の教育などへの理解はまちまちである。

○ 自分の子供のことだけでなくて、子供全体の学びを考えられる保護者を育てていかない限りは、この取りまとめは書いただけの話になってしまう。学校長の在り方も大きく変わってくる時代だと思う。

○ 教員や参加する働く現役世代が取組やすくするためのワークライフバランスという観点を、是非どこかに取り入れてほしい。

○ 教員が自由にコーディネーターと話したり、やりたいことを考える余裕がまずないという気はする。実際に参加する時間もない。

○ 連続性という面から考えると、企業、若手経営者の集まりというのは結構あって、青年会議所や商工会議所の青年部では、教育に関するカテゴリーを持っている。

○ 今、教育でやっている仕組みをうまく事例を活用して入り込めるという形が必要であるし、もう少し経営者、企業の理解も深める形を作っていかなければいけない。保護者から発信できるような環境があるのではと思う。PTAも、このような場面で使ってほしいと思っている。
             
  2.学校や子供たちを核とした地域づくり
    (1)多様な関係者がつながる学校施設の複合化・多機能化
    (2)子供に関わる大人の学びのコミュニティ化と地域の活性化
    
○ 地元の学校を大事に思う人を増やしていく。それは学校支援かもしれないし、子供たちを守ることを目的とするかもしれないし、先生方の応援団役をするかもしれない。そういう人たちを増やす一つの仕組みにもなるのではと思っている。ただ、ハード面や動線、セキュリティ、個人情報など、全て守っていかなければ学校教育は成り立たない。これから運用する場合に、相当な工夫が必要だと思う。
             
   
  3.教育と福祉の連携促進による放課後等の支援の充実
    (1)女性の活躍促進に向けた放課後等の支援の充実
    
○ 女性のこれからの就労問題だって、働いている人だけを守るのではなく、今、地域で母親のスキルを積んでいる人たちにも承認願望はある。このような母親が研修を受け自分たちが活躍する場が生まれてくる。シルバー世代にも多様な特技があって、次世代に伝承していける。そういう地域社会を作っていけるような可能性を広げる予算であってほしい。
             
    (2)学校や放課後子供教室等と放課後児童クラブの連携強化


放課後子供教室と放課後児童クラブの一体的実施の推進
○ 児童クラブと子供教室の狙いは違うが、交流や一体化をすすめていくべきだ。社会総ぐるみを実現するため省を越えた形での営みが必要。

○ 放課後子供教室、放課後児童クラブについて、それぞれの利用者、またその周りの方々の非常に強い思いがあり、それぞれのこだわりも強いシステムだと思っている。どこを重視するかによっては、その一体的な実施というのは非常に難しくなる。逆に革新的な部分についてはここだということがある程度明確になってくると、うまく両者を協働して、あるいは一体的に運営していくことができるのではないかと思う。プログラムを何らかの形で社会とつながる形で提供していきましょうというふうに、「取りまとめ」はある意味第一歩的な位置付けとなっている。

○ 特に生活の場というところが、放課後児童クラブの皆様からの期待は非常にあつく、さりとて放課後子供教室の中ではなかなか対応しにくい難しい部分なのかなと感じている。

○ 子供教室と児童クラブというのは趣旨が違うので、簡単には一体化は難しいかなということはある。だから、両方が交流するとか連携し合うとか補完し合うというトータルな一体化を考えないと、混乱するだろう。

○ 横浜にキッズクラブというのがあって、午後3時から5時までは子供放課後教室、夕方5時から7時までの2時間は保育を中心として児童クラブという形で、この同じ空間で時間を区切った形の一体の実例がある。

○ 島根県の例で、同じ地域で子供教室と児童クラブがあって、児童クラブは月曜日から土曜日までやっていて、子供教室は週2回か3回実施されている。子供たちがお互い交流して、子供教室のプログラムにも児童クラブの子は参加していいとしている。ふだんは保育中心だが、子供教室は教育とか学びという場面がある。

○ 児童クラブと子供教室の一体化は、子供たちがそれを望んでいる。キーワードで一番多いのは、やはり友達。友達と遊びたい、友達に会えるから塾に行くとか、そういう話が多く聞こえてくる。大人の事情で、働いている御家庭の子はこっち、そうじゃない子はこっちと分けるのは、やはり子供たちも寂しそうである。みんなで一緒に大勢でというのが、放課後のいいところだと思うので、これはやはり一体型でやってあげたいなと思っている。

○ 元々の成り立ちや目的が違うと言って、初めから分けて考える方が多い。特に学童側で放課後子供教室というのは全然違うと捉えられている。一体型として取り込まれると、学童の手厚さがなくなるぞ、おやつもなくなるらしい、などのことが悲劇的に語られたり、新聞記事で学童がなくなるなどの書き方をされてしまう。そうすると焦りみたいなものも現れて、一体型反対という声が学童側に意外に多い。

○ 公立小学校も私立小学校も両方手伝っているが、私立でやっているアフタースクールというのは、もう完全に一体型でやっている。週1回だけプログラムを楽しみに来る子もいれば、完全に預かりがしてほしくて週5日来る子もいる。極めて自然に回っている感じで、それがもし分かれたら何で分けるのという話がびっくりされるぐらい、普通に進んでいる。

○ 最後はやはり人とお金をどう集めてくるかという話になる。今までやってきた預かりをできなくなるのはいけないと思う。一体型にするとけがが増えるとかいう話が多いが、確かにそれもよくない。預かりもしてあげなくてはいけないし、おやつも出してあげたい。となると、やはり今掛けている予算や人では足りない。あるいはもっとボランティアなどを集めてくる力が必要。放課後子供教室の人たちによく話を聞くと、ボランティアが集まらないという声をよく聞く。何で集まらないかというと、大抵、保護者にボランティアしませんかと言っている。確かにそれだと集まらない。もうちょっと広く地域を見渡せば必ず協力者がいらっしゃるというのが、僕らのNPOの感覚である。もっと人やお金を集めて、そして理想的な一体型モデルを少しずつ作り始めていくと、徐々に子供たちや保護者の望むものができてくるかなと思う。いろいろな形の連携があっていいと思う。いい事例を一つ、二つ増やしていきたいと思っている。

     

学校施設の活用の促進
○ 心配事項として、施設の部分があると思う。ここに書いてあるように、都市部でも本当に高機能化して様々な用途で使っていけたらいいと思う。しかしながら財産処分と書いてあるのは、きっと所管替えということになるのかと思うと、学校の方としては学童保育とか放課後教室に貸すと、所管替えして取られちゃうんじゃないかとかいう不安が出てくる。これも隠れ不安の一つだと思う。

○ 20年前にヨーロッパの学校開放事業というのを見て回ったときに、イギリスでは、校長先生と相談しながら地域の方が管理している。元校長先生のコーディネーターと一緒に管理をして、教育委員会とつながりも持ちながら、地域の意見を吸い上げ管理をした。

○ ドイツは、時間になったら鉄の扉が閉まって、警備員が立って、ここからここは学校の管理ではありません、地域の管理ですというふうにやっていた。

○ マンチェスターでは、地域にしっかりした施設を市が提供して、それを学校が予約をしながら順番に借りる形をとっていた。本当に高いレベルの児童館のようなものになっていた。一流のミュージシャンもそこを使うようなスタジオ施設などがあった。「いいですね、どういうふうにやり始めたんですか」と尋ねたら、20年かかりましたと答えが返ってきた。慌てては駄目だ、戦後すぐやり始めて、ここまで来るのに20年ほどかかったと言われた。どういうステップでやっていくかということを、全てには無理だが幾つか入れていかないと非常に心配される方が多いのではと思う。

○ 放課後の教室で、日中は体育の時の更衣室、放課後はお母さんのコーラスが使っている等多様に使われています。はっきり管理を分けていないからできるというメリットがある。定着していく中では、びしっと管理を分けないイギリス方式と言っていいのか、そういったやり方がいいのではと現状では思う。

○ 確かに管理を分けるべきだという御意見もあろうかと思う。使用承認を繰り返すのだったら、きっちり財産処分、所管替えをして管理するべきだと、管理や監査の方は必ず思われる。同じ学校の子供たち、同じ地域の方が複合的に使用できるようにすすめることが大切だが、現場ではこの内容を見ると今までやってきたものはどうなるのかなという心配が出る。

○ どういう校舎を作ろうかというときに、学校の中に地域施設、コミュニティ施設を併設するというのがかなり出てきている。大槌町の小中一貫校では、はっきりと動線が分かれていながら、顔が見えたり、ソフトがつながりやすいような形ができている。アリーナの下は床暖房が入り、そして後ろにはマンホールがずらりと並び、非常時のトイレになる。そして目の前に家庭科室があって、必要なときは必ず煮炊きができる。そして、外からも入れるという動線ができて、その横に井戸端会議室というコミュニティ施設が併設された。これらのような施設は今後の学校づくりの参考となる。新たに建て直さなくても、動線の工夫やセキュリティの確保をしながらも、地域のものにしていくということが、土曜日や放課後にも共通するハードの使い方になるんじゃないかと思っている。

○ 放課後児童クラブを学校の中に全部取り込んでいくのと同時に、児童館でやっている子育てなど、いろいろなところでばらばらにやっているものを、学校という入れ物の中で協働でやっていけるような仕組みを作っていきたい。杉並の場合には施設再編にこの4月から取り掛かるが、その目玉の一つに、例えば児童館と放課後児童クラブを一元化して学校の中に取り込んでいこうとしている。既設の学校に取り込む場合には、現行の教室の配置であるとか入り口であるとか動線の問題をまずやっていこうと考えている。今、3校ぐらいターゲットを用意して、準備に取りかかっている。

○ 学校の先生方と話しても、やはりあれは別物で厚生労働省のものだから、学校の施設を余り使うのはねと言われてしまうケースも多くて、意外に現場が望んでいない感覚というのを非常に感じる。


全ての子供たちを対象とした多様な学習・体験プログラムの充実
○ 多様なプログラムを提供するという提案は非常にすばらしいと思う。やはりそこにはPDCAのサイクルを意識してほしいということを入れていただけたら有り難い。アメリカの事例でも、指導者が金切り声を上げているようなプログラムはマイナス効果があるということを言っていた。特にC(チェック機能)というものが非常に重要であるし、またそのとき、大人の論理ばかりではなく児童生徒が、その評価なりアセスメントというのに関わるという観点が、質を上げていくために不可欠である。

○ 子供たちの選択肢を増やすということで、そういったところも受けとめて両方伸びていく。そのうち重なっているところがどんどん増えてくる。子供たちの選択肢があるということが、子供たちにとって一番いいことではないかと思っている。
     
    (3)特別ニーズのある子供たちへの放課後等の支援の充実
○ 特別な支援が必要な児童への配慮という点に関して言えば、更に機微な情報の共有や、情報の交換や、学校、教室、クラブ等のそれぞれで必要になってくる。そういう定期的な情報の交換や、協議の場というのも当然必要である。個人情報ではあるが、児童の支援という前提に立てば、更に運営の風通しをよく、より円滑に進めていくためにも十分留意すべきポイントである。
     
  4.持続可能な仕組みとするためのコーディネーターの育成・機能強化
    (1)学校と地域をつなぐコーディネーターの役割や位置付け
        コーディネーターの役割と効果的な配置・位置付け
        学校のコーディネーター(地域連携担当の教員等)の位置付けの明確化
    (2)コーディネーターの育成・機能強化に向けた研修の充実
    
○ 土曜授業の住み分けすらもまだできていない。文言の中に随分出てくるので、きちんと計画的に段階を追って、意見を入れながら階段を上らせる必要がある。例えば、校長が全てのマネジメントをすると受け取られる部分がある。そこまでトータルでマネジメントするような校長になるまでの過程が、段階を経て説明できていない。
                     
   
  5.全国の取組のボトムアップのための中間支援機能の強化
    (1)スーパーバイザー等の配置によるコーディネーターへの助言体制の構築
    (2)中間支援機能の強化
    
○ 放課後の子供たちを守っている地域の担い手たちというのはたくさんいらっしゃると思うが、その人たちが、行政もつながらなければいけないが、現場でもつながるために、合同の研修や情報交換会の開催、学校とネットワークを構築する等の場を作っていく仕掛けを作らないと、いつまでも現場でつながらない。地域がなかなか見えにくい。リーダーが地域をまとめるのは、やはりある程度のコーディネート組織があったり、場所があったりということでやっていた。
   
  6.新たな学校と地域の連携の提案  ~“あったらいいな”を形にする夢の学校 ~
  
○ 市川で洋菓子のヒロタ(株)と連携して作ったというのは、私などは一つの夢の学校かなと思っている。
      土曜日とかはとにかく子供たちに何をやりたいのかを聞くところから始めたい。自分たちで何か挑戦してみるプロジェクトをやってみようとか、職業体験みたいなことがやりたい、商店街のお手伝いがしたいみたいな子供の声もあった。

○ 一か所に情報を集めいく。みんなが参考になるような、こういうこともできるぞというインデックスを作る。まずは4年生でやってみようとか、このクラスでやってみようとか、そういうのでもいいと思う。少しずつ子供の意見を聞いて、それを学校の教員や地域の大人が手伝って形にしていくという事例を増やしていくと、面白くなってくる。

○ 全ての時間ということは無理だが、せめて月1回とか週1回とか、子供たちが何をやるかを決めるというのは是非入れていただきたい。そういう学校があったら、あるいはプログラムがあったらいいなと思う。

○ やらされ感でやるのではなく、自分たちからやろうとする。そうすると、自然に役割が出てくる。子供たちの中で自然に自分は何をやるべきかというのが決まる。ヒロタの事例などもまさにそうで、子供たちに何をやりたいかを問う。その場合は、やはり成果を求めないというのが大切だと思う。

○ 人も子供も一緒に学ぶということが重要。その学校というところの舞台で、先生を含め、行政の方も私たち市民もみんな学び合いながら、子供と一緒に成長するというイメージが私の中にある。

○ 学校は地域の宝であり、とりでであり、様々なハードとして有効な全国津々浦々にあるもの。そこはもしかしたら懐かしい学校、新しい学校じゃないのかもしれない。かつてはそういうものだったのではないかと思う。懐かしい学校をもう一回作るという、みんなが学校のオーナーであるということをもう一回考えたい。

○ 土曜日、あるいは日曜日も含めて、これは壮大なイノベーション。最終的にあったらいいなという学校を想定した中で活動して、こんな学校を作りたいと言ったら、多分、法の外に存在するような学校になるだろうと思う。

○ 都会の子は田んぼや畑に、またその逆の流れなど、お互いの交流も、すすめる必要がある。土曜日に、例えば化学薬品を作っている会社や生活洗剤を作っている会社で、子供たちがリビングサイエンスやライフサイエンスを学んだり、自分の興味関心に基づき生活に必要なことを発信していけるとか、そこには大人と協働の学びも出てきますし、ぬか床だって科学の学習となる。

○ 地域のお年寄りを入れながら、世代を超えてわくわくともに学び合えるような夏休み・土曜日・放課後などの時間と環境が必要。

○ 自分だけが取り組むのではなくて、多くの人の知恵を入れ、ネットワークを作って、様々な機能が入り、みんなでわくわくしながら取り組む方がよい。

○ 子供たちが自分のやりたい事に気づく。だから、月曜日から金曜日の学校の授業に戻って、分かりたいと思う、自分が知りたいと思うから、授業が面白いと思える。そういう学校に日本中をしていきたい。そのために壮大な実験をやれるなら、ここにいる委員の方々はきっとみんな力を貸してくれると思う。こんな学校づくりにかかわることが私の夢である。

○ 子供たちが提案する。それを全国的なスパンでフォーローアップする。かつて生涯学習局で、子供放送局というのがあった。有名なタレントが来てしゃべっただけで終わったような感じがした。少々ソフトがまだなかったと思う。今度はこういうソフトがたくさんあって、それを文部科学省の肝煎りで、全国で子供たち自らが主体的に参画できて、情報発信できるような形となると、子供たちがあったらいいなと思うものが出てくる。

○ タウンミーティングというか、ミニ集会みたいのをもう少し地域レベルで実施する。土曜学習と土曜授業でも本当に地域レベルでは混乱している嫌いがある。全国展開して、いろいろなところからのろしが上がるような仕組みをするためには、活動費の支給と同時に、ミニ集会の開催をお願いする。今回、非常に事務方の努力で、いろいろな事例をたくさん出している。このままではなかなか広まっていかないので、ミニ集会では是非この事例を検討して、うちの地域では合うとか合わないなどの報告を頂くなどプロモーションができるかなと思う。

○ 地域ふれあい学びフェスティバルというのを土曜日等にやっていた。子供たちと地域の人とPTAと、月一、二回、夜、有志で6時ぐらいから2時間ずつ集まって、どんな企画をやったらいいかを出し合った。

○ 基本的には、平日の生徒会活動や児童会活動で、子供たちがこんな学校にしたいという活動は行っている。土曜日のあったらいいなは、やはり地域や大人が関わってこないと、本当のあったらいいなには、ならないなということを思った。
 
5.基本的方向性を実現する具体的方策 ~土曜日の豊かな教育環境の実現に向けた新たな方策~ 
  1.これまでの経緯と土曜日の教育活動の理念
  2.土曜日の教育活動の実施主体や特徴
    (1)土曜日の教育活動の形態と実施主体
    (2)土曜日の教育活動の推進に係る関係者の理解の促進 
    (3)土曜日ならではの特徴や教育効果
  3.土曜日の豊かな教育環境の実現に向けた具体的方策 
    (1)多様な主体が土曜日の教育活動に参画する仕組みづくり 
        地域人材の参画促進
        保護者の参画促進
        企業・団体等の連携・協力の促進
          ・学校のニーズと企業等の取組のマッチング
          ・企業等の人材が教育活動に参画するための職場環境づくりや研修の必要性
        NPO、民間教育事業者等の連携・協力の促進
          ・特定非営利活動法人(NPO)等との連携の推進
          ・民間教育事業者との連携の推進
        大学等の連携・協力の促進 
    
○ 親が育たない限り子供はまともに育たない。親も一緒に勉強できる場を作っていかなくてはいけない。そういう意味で、全部が変わっていかないと、これからの子供たちを育てていく環境にならない。
        
○ ワーキングマザー、ワーキングファーザーが参加しないと、今までとほとんど同じだと思う。やはり働いている我々が当たり前のように放課後、週1回ぐらいは4時ぐらいから参加できるようにする。土曜日休みといっても出社している人が多くいるが、そのような状況をなくしプログラムに参加できるようにする。このように民間のワークライフバランスというのも相当進めるような仕組みを是非取り入れてほしい。

○ 教員が余裕を持って取り組めるようにする。民間の人たちが参画できるようにする。そういうワークライフバランスという観点を、是非どこかに入れていただければ有り難い。
                      
○ NPOで、最近イクボスというのをはやらせている。イクメンを転じてイクボスにしている。部下の子育てのみならず、介護、あるいはこういう社会的プロジェクトへの参加、ボランティア、そういう部下の活動を理解し支援する上司を指している。これが本質的には、今、一番日本で重要だと思っており、育休の制度を入れたり、こういういわゆるボランティアの制度が入ったりしても、結局上司が理解しないとすすまない。上司を変えていくという取組を進めている。

○ ワーキングマザーやワーキングファーザーの参加に関しては私はかなり悲観論者である。本当に参加してくれるのかなと思っている。カリフォルニア州政府の取組やNPO法人というものを訪れてきたが、やはりNPO法人というの重要な鍵を握る組織だと思っている。中間支援機能の強化というところで、「NPOなどの」という文言は入れているが、これはもうタイトルに「NPOなどの中間支援機能の創設・強化」など入れてしまってはどうかなと思う。
カリフォルニアの場合には、NPO法人がカリフォルニア州政府とパートナーシップを組んで、人材の育成から養成の研修まで含めて、またプログラムプランニングも全て責任を持ってやるという仕組みを確立していた。このような仕組みにしていないと、学校がやるというのも無理ですし、個人の保護者がやるのも無理ですし、地域の人がやるのも持続可能ではないと思っている。
         
    (2)学校と地域・企業・大学等をつなぐコーディネート機能の充実
        コーディネーターに求められる役割・人材
        コーディネーターの研修や行政の支援の重要性
        
○ 社会教育主事が、今までと全く違う方向を求められ、プラットフォームの運営、マネジメント、コーディネーターのリーダー等の役割を担うなど、助言者として活動できるか。また、教員の育成段階からも変わってくるし、それから学校管理職の研修の在りようも変わってくるし、もちろん社会教育主事の資格を取る段階での研修も根本から変わっていくということを、問われているのではないかという気がする。

○ 今回の取りまとめは、私たち議論してきている人間には分かる。でも、これがメディアに乗って一般化していくときに、これを真実理解できるという意味においては、かなり分かりづらい。
   
    (3)「土曜日ならでは」の多様なプログラムづくり
        体系的・継続的なプログラムの基本的な考え方
        実社会につながるプログラムの在り方
        企業のリソースを生かしたプログラムの在り方
        学習意欲・習慣の形成につながるプログラム 
        「地域ならでは」のプログラムの充実と“全国どこでも学べる”体制づくり
        
○ PDCAサイクルは、目標を立てて地域の方と議論をして何をやりたいか、何が一番この地域にとって一番必要とされているかを見いだす方法である。その地域ごとの課題がある。優先順位がある。それを打ち出してやってみる。すぐにはうまくいかない。うまくいかなかったら、何が足りなかったからということをまた地域の方と話し合って、どういう人に助けを求めたらいいのか考える。NPOなのか、教育的なものなのか、社会活動なのか、とそれを話し合ってフィードバックし、助けを求めていくことによって広がりが出てくる。結果、総掛かりになっていく。

○ 放課後教室だけをやっていると子供たちは喜んでくる。日々子供たちの笑顔があふれていると、それで大人は満足してしまう。そこで止まる。そうすると総掛かり体制にならない。十分子供たちは喜んでいるし、でも、それは一部の子かもしれない。そのときにPDCAサイクルを行う。
何回も目標を立てる。できていないことをチェックして、次のアクションを起こすということが、ここで有効である。

○ 行政の施策予算の付け方は、都道府県がそれを自分のところの財布に入れ込んで、我々区部とか支部はそれを受けなければならない形態になっている。今、これからこれだけ新しいことを所管官庁を乗り越えてやっていこうとするならば、文部科学省の担当者も入り込むような形で、例えば完全に県や市が主導する、官と民間のNPOが官民共同でやってみるなど様々な形態が考えられる。完全に民間のところがやっている事例を幾つか入れていくことが必要ではないか。自分の町にはどれが合うかということを、全国の方たちが、これはできるかもしれないと思えるようなものとしてのモデルをつくるべきだと思う。

○ 小さく細かく予算を広く配っても何にも起こらない。みんな平等ということをやってきたが、取組に対する熱は様々である。やはり地域ファンドのような形できちんと持続可能な姿をみいだしていかないと、画一化された県におろした予算、みんな細かく分散するというやり方だと、新しいモデルなんて絶対に生まれてこない。様々なことをモデル化しながら、都道府県、市区町村が、うちはこれでやりたい、子供たちのために環境を作りたいと思えるようなことを大胆にやれるぐらいにしてほしい。

○ 自分の地域にとって必要なもの、目の前の子供たちに必要なものを選択し、プログラム化するためのリソースが社会にあり、それをどう評価して測定ができるのか。それによっての成果のメリット感がないと、なかなか広まらない。

○ 地域社会が醸成されていって、みんなで使う、あしたは子供が使う、今は自分たちが使うという合意が積み上げられていって、一定の共通理解がなされると、多分大丈夫だろうと私は踏んでいる。その実績は、これまでの学校支援本部の取組にしても、あるいはいろいろな図書ボランティアの取組にしても、もう任せて大丈夫というところまで地域は経験を積んできた。

○ 地域の教育力や地域社会のいろいろな潜在的な力をどう取り込んでいくか。つまり、土曜日に授業をする内容は、その学校が抱える固有の課題を解決する内容ですすめたい。その方法は、地域社会と連携してやっていきましょうという縦横の関係で整理していきたい。
     
  4.今後の土曜日の教育活動の持続可能な体制づくりに当たって
○ 教育の根本みたいなところも問われるし、なおかつ先生の育成自体も変わっていくし、社会教育の在りようも変わっていくということが、ここの中で、今、書かれている。これだと、多くの方に広まっていくのに何らかの段階をきちんと踏まないと、分からないのではないかなという気がする。

お問合せ先

生涯学習政策局社会教育課地域・学校支援推進室

-- 登録:平成26年12月 --