中央教育審議会 教育制度分科会・初等中等教育分科会における意見発表要旨

平成19年2月27日

財団法人 日本中学校体育連盟 専務理事 三辻 陽夫

 本連盟は、昭和30年 全国中学校体育連盟として発足、平成元年2月17日 財団法人 日本中学校体育連盟設立認可される。

  • 具体的活動内容
    • 全国中学校体育大会(全18競技)主催者としての運営
    • 各競技部の充実と活性化
    • 各競技団体との連携
    • 運動部活動の充実と発展
    • 都道府県大会、ブロック大会(全国9ブロック)の充実と発展
    • 財団法人日本中学校体育連盟研究大会(都道府県中学校体育連盟役員参加)の振興と充実
    • 全国47都道府県中学校体育連盟、各ブロック中学校体育連盟との連携
  • スポーツ振興に関するこれまでの取り組み
    学校教育活動の一環として、各学校における保健体育の授業を基盤にして
    • 中学校における体育、スポーツ活動の振興と推進
    • 中学生の体力の増進
    • 競技力、スポーツ、運動技能の向上
    • 中学生の心身ともに健全な育成
    • 中学生の望ましい人間形成
    等を目指し、更には中学校教育の充実と発展に寄与すべく活動している。
  • 平成18年度、全国47都道府県中学校体育連盟の中で、財団法人日本中学校体育連盟に加盟している中学校は、約10,992校のうち約10,892校、99.0パーセントの加盟率である。
  • 平成18年度、全国の中学生約360万人、約65.9パーセント(男76.4パーセント、女55.0パーセント)が運動部活動に所属している。
  • 生涯体育、生涯スポーツの基礎作りに資すべく、中学校体育の充実発展、活性化、とりわけ、中学生の健全育成に大きな成果を上げてきた原点を見失うことなく取り組む必要性、重要性を実感している。又、中学校体育連盟の果たすべき役割を再認識し、学校教育活動の一環としての運動部活動の趣旨を忘れることなく諸問題に対して、具体的な対応、対策に取り組んでいきたい。
  • 特に、運動部活動の学習指導要領への確かな位置づけ、学校の管理下、教育的な意義や役割等、適正な実施について明確にしていただきたい。
  • 更に、活動の基盤である学校体育の充実、生涯スポーツ、体育の基礎作りを培う観点に立ち、具体的な方策と指導内容、子供たちの体力低下への望ましい対応のあり方等の明確化も是非、図ってほしいと願っています。
     生徒や保護者の願いや期待に応えるためにも、生きる力を育む運動部活動を進展させていかなければならない。運動部活動は、学校の重要な教育活動であり、生徒のゆとりと充実した生活を保障し、自主性、自立的態度を育む場であることを認識しご理解頂きたい。

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初等中等教育局初等中等教育課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育課教育制度改革室)