資料6 全国史跡整備市町村協議会提出資料

                                   平成25年10月29日

「今後の地方教育行政の在り方について(審議経過報告)」に対する意見

                             全国史跡整備市町村協議会会長
                             太宰府市長 井上 保廣

1.太宰府市

位置 福岡市の南東約16km
面積 29.58平方キロメートル
人口 71,130人(平成25年9月末現在)
学校施設 31校
  (幼稚園(5),小学校(8),中学校(5),高等学校(4),専修学校(1),大学(4),短期大学(3))

文化財 101件(大宰府跡,水城跡,観世音寺,戒壇院,太宰府天満宮など)
 (国指定(51),県指定(33),市指定(17))

2.全国史跡整備市町村協議会(全史協)

 内容 史跡・名勝などの文化財の整備を推進し,文化財の保存と活用を目的とした市町村の団体。下部組織として,北海道から沖縄まで10の地区協議会を設置。
 発足 昭和41年
 加盟数 537市町村
 会長 太宰府市長(平成24年10月~)

3.「今後の地方教育行政の在り方について(審議経過報告)」に対する意見(※)

 ※全史協の総意としての意見ではありません
 
1 教育委員会の改善は必要
・首長部局への情報が入りづらく,情報の共有が課題
・首長はもっと文化財を知った方がよい。まちづくりにも役立つ
・文化財保護行政は首長部局とリンクしながら執行することが適切

2 文化財には高い専門性が必要で,教育委員会に任せた方がよい
・教育委員会が首長部局から独立していることで専門的な観点から事務執行ができる
・文化財保護に当たっての専門性・安定性・継続性の観点から,教育委員会に任せるのがよい(文化財保護を行政委員会の形で独立させて行うことも考えられるが,行革に逆行する)

3 学校教育にもっと文化財を活かすことも大事

 (1)A案(教育長=首長の補助機関,教育委員会=首長の附属機関)
・専門性・安定性・継続性を確保できる仕組みにすることが必要
・教育委員会と開発部局との部局連携がうまくいっていない自治体も考えて,そのような自治体においても安定的,継続的に行うことができる仕組みを考えることが必要

 (2)B案(教育長=教育委員会の補助機関,教育委員会=性格を改めた執行機関)
・専門性・安定性・継続性を確保できている
・首長部局との情報共有や事業の連携を改善することが適切 

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初等中等教育局初等中等教育企画課

(初等中等教育局初等中等教育企画課)