3.今後の学問分野別等の審議で検討すべき事項

  • 当部会は、今後、本「審議経過の概要」を踏まえ、学問分野別に置かれるWG(ワーキンググループ)において、学問分野別の審議を行い、さらに検討を深化させていくこととするが、WGにおいて審議するべき事項としては、主に以下のものが挙げられる。
    • (1)課程制大学院の趣旨に沿った教育課程や研究指導の確立
      • 教員の教育・研究指導能力の向上のための方策
      • 今後の研究者・技術者等として必要な高度な素養の涵養のあり方
      • 教員・学生の流動性の拡大のための方策
      • 社会のニーズと大学院教育のマッチングのための方策
    • (2)研究者養成機能の充実
      • 博士課程における体系的な教育課程の確立
      • 大学院の研究機能の強化(施設・設備など)
      • 学生に対する経済的支援と大学院修了者のキャリアパスの多様化の促進方策
    • (3)実効性ある大学院評価の確立
    • (4)その他学問分野別に審議するべき事項
  • また、当部会は、WGの審議状況等を適宜報告を受けながら、それを踏まえつつ、再度総合的な議論を並行して実施し、全体としての整合性を確保した上で、最終的に取りまとめていくこととする。
     今後、WGの審議と並行して、当部会の場で取り上げていく事項としては、主に以下のものが挙げられる。
    • (1)実効性ある大学院評価の確立
    • (2)WGの審議結果等を踏まえつつ、再度、総合的な観点から審議するべき事項
      • 大学院教育の実質化のための大学院組織
      • 専門職学位など学位の相互関係の明確化 など
    • (3)その他重要事項
      1. 財政的基盤の充実
        • 大学院の教育研究機能強化のための財政支援の在り方
        • 学生に対する経済的支援(奨学金、フェローシップなど)
        • 教育研究施設・設備の充実
        • 外部資金の導入促進
        • 国際競争力のある卓越した教育研究拠点の形成
          (ポスト「21世紀COEプログラム」の展開に向けた検討)
      2. 社会人が学ぶための環境の整備
      3. 地域社会との連携・交流の促進
      4. 教育研究を通じた国際貢献の推進

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