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学校卒業後における障害者の学びの推進に関する有識者会議(第16回) 議事録

1.日時

平成31年3月14日(木曜日) 13時30分~15時30分

2.場所

文部科学省旧庁舎6階 第二講堂

3.議題

  1. 「障害者の生涯学習の推進方策について(報告案)」について
  2. その他

4.議事録

【宮﨑座長】
 それでは、定刻となりましたので、ただいまから第16回学校卒業後における障害者の学びの推進に関する有識者会議を開催いたします。
 本日は、お忙しいところお集まりいただき、誠にありがとうございます。
 まずは、事務局から配付資料の御確認をお願いします。

【星川障害者学習支援推進室長補佐】
 本日の配付資料でございますが、議事次第にございますとおり、2点ございます。資料1として報告案、そして、資料2として、こちら資料番号はございませんけれども、参考資料の案を付けております。また、机上資料としまして、松矢委員からの御提出資料についても配付をさせていただいております。
 そのほか、ドッチファイルに関係資料を御用意しておりますので、適宜御参照ください。過不足等ございましたら、事務局までお申し付けください。
 以上です。

【宮﨑座長】
 本有識者会議も今回が最終回となります。本日配付している報告案は、前回、前々回の議論と、それから、会議後に委員の皆様から出していただきました御意見を反映させたものとなっております。
 初めに、事務局より資料1の報告案の修正箇所と、資料2、参考資料についての説明をお願いいたします。

【高見障害者学習支援推進室長】
 よろしくお願いいたします。それでは、報告案の内容につきまして御説明をいたします。
 委員の皆様には、ただいま座長からもお話がございましたが、会議の事前にお目通しを頂いておりますので、前回からの変更点を中心に御説明したいと思います。
 まず、立付けといいますか、構成といたしまして、表紙を付けましたことと、あと、目次、「はじめに」、第1章ということで、目次を最初の1ページから4ページ目までお付けしております。5ページ目以降から、本文になります。修正箇所につきましては、青字・下線で表記をしております。
 主なところの御説明をいたします。まず、9ページをごらんください。9ページから11ページの前半まででございますけれども、障害者の学びを取り巻く現状と課題につきまして、会議と並行して実施をしておりました調査研究の結果がまとまりましたので、その概要を追記いたしております。
 なお、その内容につきましては、参考資料の6、7といたしまして、平成30年度学校卒業後の障害者が公民館・生涯学習センター等において学習活動に参加する際の阻害要因・促進要因等のアンケート調査結果の概要、資料7といたしましては、福祉部局で実施をしております、地域生活支援事業を通じた学習活動の支援事例の調査結果概要をお付けをしております。こちらに関しては、後ほどごらんいただければと思います。
 また、前回、戸田委員から、民間における学習支援の状況につきましても追記をすべしという御意見がございましたので、9ページの下でございますが、(5)といたしまして、民間における障害者の学習支援の状況を追記しております。この内容につきましては、大臣表彰で取り上げた事例について記載を追加しております。
 10ページの下でございますけれども、こちら、もともと障害者に関する世論調査の結果を書いておりましたが、こちらの中にも企業や民間団体への希望、それから、ページをおめくりいただきまして、11ページの方になりますが、生涯学習の充実を望む声ということもこの調査の中で挙げられておりましたので、その点に関しても改めて追記をしております。
 11ページ、第2章、1の(1)ですけれども、前回の綿貫委員からの御意見を踏まえまして、障害者だから学び続けなければならないというふうなメッセージとして受け取られないように、タイトルを「障害の有無にかかわらず、誰もが学び続けることのできる社会であること」といたしまして、本文の記述も同様に見直しを行っております。
 12ページでございますけれども、2、障害者の生涯学習推進において特に重視すべき視点の冒頭におきまして、前回、津田委員、松矢副座長から御指摘を頂きましたけれども、生涯学習の推進ということと、スポーツや文化芸術活動等の各分野の活動が相互に関連していて、各分野の活動における学びの要素に着目をして、障害者の生涯学習の推進を図ることで、多様な活動の充実や質的向上が図られるといったことにつきまして加筆をしております。
 おめくりいただきまして、13ページの下でございます。第3章の冒頭でございますけれども、こちらも前回、山田委員から、第2章において触れた現状と課題の重立ったところをここに書くことで流れがよくなるという趣旨の御指摘を頂きましたことを踏まえて、改めて総括的に課題について触れております。
 それから、15ページをごらんください。15ページの下の部分になりますけれども、来年度、文部科学省からの委託で実施する予定のコンファレンスについて触れています。こちら、前々回になりますけれども、朝日委員から頂いた御意見といたしまして、コンファレンスが一体どういう形態でなされるものであって、どのような機能を持つのかということが分かるようにという御趣旨でしたので、次のページになりますが、16ページの注釈といたしまして、その趣旨が分かるように書き加えましたことと、こちら、参考資料の13といたしまして、「共に学び、生きる共生社会コンファレンス」という名前を今付けておりますが、この概要について、概要のポンチ絵を追加してございます。
 次に、18ページをごらんいただけますでしょうか。18ページの下半分の部分ですが、各ライフステージにおいて求められる学びといたしまして、これまで困り事の解決に向けた学習の場ということと、地域で仲間と過ごせる交流の場、こういったことを書いていたわけなんですが、これに加えて、職業的な観点からのリカレント教育という趣旨も加えまして、注釈にもございますけれども、現在、国においてリカレント教育の抜本的拡充ということを打ち出しておりますので、そちらの方向性との連動も図れるようにということで加筆をしてございます。
 次に、21ページをごらんいただけますでしょうか。こちらは、障害福祉サービス等と連携した学びの場ということで、真ん中のあたりに書いてございますが、前々回の御議論を踏まえまして、例示といたしまして、自立訓練等を加筆しております。
 また、学齢期の放課後の学習に関する内容につきましても、今後の検討課題というふうに書いていたんですが、障害福祉サービス等と連携した学びという中で整理をすることで、見やすく整えております。これに関しては、優れた実践事例の研究を行うことも期待されるということで、説明を加筆してございます。
 その下の、障害の特性を踏まえ特に考慮すべき事項ですけれども、もともと(2)の各ライフステージにおいて求められる学びの3.という位置付けでこちらを書いていたんですけれども、こちら、菅野委員の方からの御指摘を踏まえまして、(2)の並びの(3)ということで構成を改めております。
 また、知的障害者の学びということで、特段、括弧書きでは書いていないんですが、(2)のところまでは、主に知的障害者を想定した学びの場づくりについて述べてきたんだということを、改めて説明として加筆をしてございます。
 23ページ、24ページですけれども、こちら、障害特性の表現といたしまして、これまで「重度障害者・重複障害者」というふうにしておりましたが、学習指導要領の表現に合わせまして、「重度・重複障害者」というふうにしてございます。
 また、「難病患者」という書き方をしておりましたけれども、「病弱者及び身体虚弱者」という方が幅広く対象となるという指摘を踏まえまして、このような表現に改めております。
 次に、27ページをごらんください。こちらに関しましては、「多様な形態の『共に学ぶ場づくり』」という項目の中に追記をしているんですけれども、直前の障害者スポーツの推進というところに書いておりましたが、その後に、前回の御議論を踏まえまして、障害者による文化芸術活動の推進ということで、障害者による文化芸術活動の推進に関する法律に係る記載を追記してございます。
 次に、28ページの下の部分でございますけれども、こちら、多様な主体と連携した社会における障害理解の促進の中でございますが、市町村の社会福祉協議会における福祉教育について述べた部分ですが、厚生労働省の方からの御意見を踏まえまして、内容のアップデートを図っております。
 次に、29ページをごらんください。29ページの下の部分になりますけれども、こちらも田中正博委員からの御指摘を踏まえまして、厚生労働省における補助事業でございますが、障害者芸術文化活動普及支援事業、こちらについて触れまして、この中で、都道府県が障害者芸術文化活動支援センターというものを設置いたしまして、事業所に対する相談支援ですとか、芸術文化活動を支援する人材育成、ネットワークづくり、発表の機会の創出、こういったことを行っておりますので、こうした動きとの連動を図っていこうということについて加筆をしております。
 その次に、32ページをごらんいただけますでしょうか。(5)番でございます。もともとタイトルが基盤の整備ということで、少し分かりにくかったので、「企業等の民間団体と連携した、学びに関する環境整備」ということで、この内容を表すタイトルに変更いたしました上で、前回の是松委員、戸田委員から、SDGsというのがなぜこの文脈で出てきているのかという御指摘もありましたので、多様性と包摂性のある社会の実現のためのゴールの設定なんだということが分かるように補足的な説明をいたしましたことと、企業に期待される役割、企業に期待されることとして2つの側面があるということで、障害者を社員として受け入れて、ともに働くという観点と、障害者が求める学びに関するプログラムを開発・提供すること、この2つの観点があるということを挙げまして、そうしたことが企業価値を高めることにつながるという旨を加筆してございます。
 次に、33ページをごらんください。障害者の学びの場づくりを担う中核的人材の育成というところですけれども、こうした人材が身に付けるべき専門性等について、国において研究するということをもともと述べていたんですが、この中で来年度より新たに称号の付与が行われる社会教育士の活用方策について具体的に検討することが重要だということで、こちら、津田委員からの御意見を踏まえまして、追記をしてございます。
 34ページの下でございます。前回、朝日委員、是松委員を中心に御指摘いただきました、地方公共団体の教育振興基本計画等への位置付けございますが、2、地方公共団体に求められる取組の最後に位置付けまして、加筆をしてございます。教育基本法に基づく教育振興基本計画、また、障害者基本法に基づく障害者計画のほか、地方公共団体ごとの総合計画ですとか、社会教育・生涯学習の推進に関する計画への位置付けも有効だということで述べてございます。
 おめくりいただきまして、35ページからですけれども、こちらは構成を改めまして、3、4、5で示していることを、これまで全部一緒に書いていたんですが、それぞれ分けました。3として特別支援学校に期待される取組、4が大学に期待される取組、5として社会福祉法人やNPO法人、企業等の民間団体に期待される取組というふうにいたしました。
 そして、最後でございますけれども、第5章、今後の検討課題につきまして、前回、皆様に御議論いただきました。これまでの章で述べてきました課題を概括した上で、それらへの対応を全国で着実に推進するための成果指標として取り上げることが考えられる事項の例ということで、37ページの方に5つほど掲げてございます。教育振興基本計画や障害者計画等に障害者の生涯学習に関する目標や事業を位置付けている都道府県や市町村の割合をはじめといたしまして、ごらんの5つを位置付けて、これらの指標のフォローアップを通じて環境整備をしていくことで、最後に、学びの場や学習プログラムは身近にあると感じる障害者本人の割合の向上と。こちら、アウトカムであって、その前までがアウトプットではないかという御指摘も踏まえまして、書き分けをいたしました。
 ということで、報告案をこういった形で、皆様の御指摘を踏まえまして直させていただいております。
 加えて、参考資料でございますけれども、こちらにつきましては、報告の中で触れている様々なアンケート調査ですとか、実態に係るエビデンスになるようなものを配置しています。資料9は論点整理を出したときに行いました意見募集の結果について、また、この御審議の中で非常に学校からの接続ということを大事にしていくということがございますので、資料10といたしましては、特別支援学校の高等部学習指導要領等における生涯学習に関する主な記載事項ということで、総論だけでなくて、各教科の中でどのように触れられているのかということをピックアップして掲載をしています。
 また、今回加筆をいたしました障害者芸術文化活動普及支援事業の概要ですとか、この会議の中でも御説明をさせていただきましたが、基本的には市町村単位でございます自立支援協議会の概要についてもお付けしてございます。
 資料13がコンファレンスでございまして、資料14は、この有識者会議の中でヒアリングを実施してきた各団体の取組の概要をお付けしておりまして、有識者会議でのヒアリングを実施していないものの、実践研究をお引き受けいただいてやっているところに関しては参考1としてお付けしてございます。
 それから、最後になりますけれども、資料15、こちらは事業単位で取り組んでいるというよりは、この会議の中で当事者のニーズに係るヒアリングといたしまして、綿貫委員の方から、みつけばルームの取組について、それから、視覚障害、聴覚障害に関する取組について、それぞれ大学の先生方から御発表いただきましたので、その内容をお付けしておりますのと、それから、地域ケアさぽーと研究所による訪問カレッジ@希林館の取組につきましても、この会議の中でヒアリングを行いましたので、最後にお付けをしているところでございます。
 参考資料につきましても、もしお気付きの点や、これを加えるべきといった御意見がございましたら、是非頂けたらと思います。
 御説明は以上でございます。

【宮﨑座長】
 ありがとうございました。
 それでは、委員の皆様から御意見を頂戴します。本日は報告案をまとめる必要がございますので、前回、前々回の議論と意見様式等であらかじめ提出を頂きました御意見が反映されているかどうかの確認をしていただくということで、御意見を頂戴したいと思います。
 なお、もし修正が必要だという御意見の場合には、できるだけ具体的に修正案を述べていただきますように御協力をお願いいたします。
 それでは、第1章から順に確認をしていきたいと思います。第1章、5ページから11ページの上段までをまず見ていただいて、修正箇所等、御意見がございましたら、どなたからでもお願いいたします。
 特に9ページ、10ページ、11ページ前後の関係で修文をしてございます。このあたりのところでございましたら、どうぞお願いいたします。
 主にここは世論調査の報告等になっていますので、よろしいですかね。
 それでは、第2章の障害者の生涯学習推進の方向性について、ここは少し様々、御意見を頂戴したところですので、是非確認をしていただきたいと思います山田委員、どうぞ。

【山田委員】
 修正ではないですけれども、ちょっと1つよろしいですか。

【宮﨑座長】
 どうぞ。

【山田委員】
 12ページの(2)というところの最後の「さらに」というところですけれども、「さらに、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会を大きな契機の一つとして捉え、学びを推進し」とつながるわけですけれども、東京オリンピック・パラリンピックの何がどのように契機になるのかということを加えたいんです。このままだと、恐らくパラリンピックが契機になるんだろうとは誰もが思うんですけれども、そこのところが、この表現でいいのか、何か足りないんじゃないかという感じがします。私には、今、代案が出ないんですけれども、例えば、東京オリンピック・パラリンピック大会で障害者の競技がありますが、そういうことを見て刺激になったとか、何かそういう言葉がないと、いきなり大会が契機となってこれになると直につながり過ぎている感じがします。何か加えた方がいいような感じがしますが、いい意見が皆さんの中からありますでしょうか。

【宮﨑座長】
 どうしましょうかね。

【山田委員】
 例えば、障害者が活躍する場があるからとか、そこで見られるからとか。

【宮﨑座長】
 障害者競技を契機にしてとか、そういう感じですかね。

【山田委員】
 そうですね。大会だけで契機になるというのは、何か直接的過ぎるような感じがしますね。

【宮﨑座長】
 学校の学びの中でも大きく変わっていて、障害者スポーツなどを東京都が積極的に学校で導入して、学び合いをしている動きもあるので、そういうものを取り上げますかね、具体的にね。

【山田委員】
 東京大会に向けて、今、当協会が作りました「I'mPOSSIBLE」という教材を使って、全国の小学校に障害者スポーツを知ってもらうような取組をやっておりまして、来年からは学習指導要領の中に障害者スポーツを教えるような動きもあると聞いています。だから、そういうような動きがあることも、ただ大会だけではなくて、そういうことが背景にあったらいいかなという感じがしますね。

【宮﨑座長】
 そうですね。間違いではないんですけど、大きな、この大会を契機にしてあちこちでいろいろな動きが始まっていることは事実ですので、そのあたりの一端を少し述べるという感じでいいですかね。

【山田委員】
 はい。

【宮﨑座長】
 それじゃ、ちょっとこれは動きを見て対応して……。
 松矢委員、どうぞ。

【松矢副座長】
 今のところは、契機の一つとして捉え、スポーツ活動や学びを推進し、というような、ちょっと文言的に補っておいたらどうなんでしょうかね。

【山田委員】
 繰り返しになりますが、オリンピック・パラリンピックの大会が学びにどうつながっているかという部分が欠けているんじゃないかと思っているんですね。だから、例えば、パラリンピックに向けて障害者の活躍する場が広く見えるんで、ほかの人たちも頑張ろうというような意味合いにつなげていくんだったら、分かりやすいかなと思います。

【宮﨑座長】
 分かりました。ここはちょっと事務局と座長預かりにさせてください。
 ほかにありますでしょうか。
 2章に関しては、今、意見が出された部分と、1の(1)と、それから、2の重視すべき視点のところが皆さんから出たところですが、よろしいでしょうかね。
 いよいよ本題に入って、第3章、障害者の生涯学習を推進するための方策、ここが大事なところとなります。特に整理をしていただいたのが、21ページのあたりの書きぶり、知的障害は出ていないけど、知的障害者を主に想定した学びの場づくりについて述べてきたというところで整理をしているわけですけれども、このあたりで何かあれば、お願いいたします。あとは、各障害種の記述の仕方ですね。
 松矢委員、お願いします。

【松矢副座長】
 病弱者及び身体虚弱者、これは難病患者に替わって入ったんですよね。どちらかというと、障害者福祉の領域では、難病の方が注目されていますよね。難病者の支援ということであって、病弱者及び身体虚弱者は、どちらかというと、学校教育の方の要望なのかなと思うんですね。その辺のところで、これを難病関係の方が受けたときに、そういうふうに読み替えていくことができるかどうかということで、難病というのは少し残しておいた方がいいんじゃないかというふうな感じはするんですけど、いかがでしょうかね。学校教育ではこれでいいんですが、総合支援法等のところでずっと話題になってきたのは、やっぱり希少難病のことです。これは非常に難しい課題であるということで、福祉法でもだんだんと支援の枠を広げていく方向なんですけれども、そういう方々の学びということでいくと、学校教育法関係でいう病弱者、身体虚弱者だけではなくて、難病という用語を入れておいた方がいいのかなという感じはしているんですけど、いかがでしょうか。これは後で、任せてもらって、少しそういう厚生労働省等の関係も調整してみたらどうかなと思うんですけど。

【宮﨑座長】
 何かありますか。

【高見障害者学習支援推進室長】
 ありがとうございます。まさに学校教育の中での表現だというところはそのとおりでございまして、省内からの指摘でこのようにさせていただいておりまして、ただ、難病患者だけでなくというか、難病患者も含めて少し幅を広げたという認識ではあったんですが、このことによって、ここに書いてある、もともとヒアリングでお伺いした難病患者が求める学びというところがうまく伝わらなくなるようだと、またそれはよくないので、また座長や副座長と相談させていただいて、あと、厚生労働省の方とも相談をさせていただいて、調整できればと思います。

【松矢副座長】
 ありがとうございます。

【山田委員】
 石井さん、障害者総合支援法のテリトリーの中に、難病者というのは入っているんですよね。そこをちょっと言っていただきたいんですが。

【石井障害福祉課課長補佐】
 総合支援法の中には、難病の方は入っております。

【宮﨑座長】
 学校教育法上の記述の仕方で整理をしたんですけど、当然、病弱者及び身体虚弱者の中に難病の方は入っているわけなんですよね、学校教育法上でいくと。つまり、難病等特定疾患の方々をこの中に読み込んでいるものですから、そういう記述をしたんですが、またここは、今お話があったように、もし読み込めないとすれば、少しそこも分かるようなことをしておきたいと思います。
 あとございますでしょうか。32ページのあたり、戸田委員、よろしいですか。

【戸田委員】
 そうですね、言わせていただいたことは大分反映していただいているなと思いまして、実態に即した感じになって、民間、企業市民が取り残されない形になってよかったなという気持ちでいます。

【宮﨑座長】
 ありがとうございます。
 それでは、箕輪委員、お願いします。

【箕輪委員】
 32ページ(5)のところで、2つ目、「企業においては」、SDGsのところですね。「誰一人取り残さない」というこの言葉がちょっと気になっていて、代わりの、もうちょっと前向きな言葉がないかな。何か誰もが参画できるというか、プラスの方の、「取り残さない」という言葉が悲しい感じで、もう少し何かプラスの表現があるんじゃないかなと思って、ほかのページと共通する何かを今探したんですが、探し切れなくて、どなたかよい感じの言葉があれば。

【宮﨑座長】
 お願いします。

【高見障害者学習支援推進室長】
 ここに書きました「誰一人取り残さない」というのは、政府が出しておりますSDGsに係る表現からとってきていまして、恐らく英語で言うところの「No one left behind」というのを訳した内容がこうなっているということなんだと思うんですね。なので、これはこれにするのがいいのかなというふうには思っているんですけれども、いかがでしょうか。政府の仮訳なんだと思うんですね。

【宮﨑座長】
 エビデンスはあるということで。確かに。

【松矢副座長】
 全ての裏を行くと、こういうことになる。

【宮﨑座長】
 そうなんですよね。ちょっといい言葉あれば、また。

【箕輪委員】
 そうですね。私、誰もがとか、全ての人がという言葉を使っているので、残さない方をとるのも、よく英訳でありがちな……。

【宮﨑座長】
 そうですね。訳の問題かもしれませんね。

【箕輪委員】
 そうですね。

【宮﨑座長】
 包容する学校制度みたいなもので。

【山田委員】
 すみません、1ついいですか。

【宮﨑座長】
 どうぞ、お願いします。

【山田委員】
 34ページもよろしかったですかね。

【宮﨑座長】
 はい、どうぞ。

【山田委員】
 34ページの一番上の地方公共団体に求められる取組という中ですけれども、いろいろな連携とか、人材の育成とか、場の整備とかありますけれども、地方公共団体が財政的な支援をするという言葉がどこかに入っていたらいいのかなと思ったんですけども、このままでよろしいのかなと。私だけの判断ではあれですけれども、皆さんの御意見を伺いたいんですけど。

【宮﨑座長】
 松田委員、何かありますか。すみません、いきなり振って。

【松田委員】
 当然、受け取る側の地方公共団体としては、そういう文言があることほど勇気付けられることはないんだなと思う反面、県として、例えば市町村を包含したような計画を作るときに、当然、そこにそういった文言を入れていくことの困難さというのも十分理解をしているつもりです。ただ、、有識者レベルの意見なので、それが追い風というか、恐らく今後様々、財政当局等への折衝ということも入ってくるんでしょうが、入れることでそれが追い風になるというのであれば、御検討いただければとは思います。

【宮﨑座長】
 今日、是松委員が議会対応のためにいらっしゃれないので、もう一人お聞きできればよかったんですが……。

【山田委員】
 あまりこだわりません。

【宮﨑座長】
 このあたりは、ちょっともう少し考えなきゃいけない。あまりそれで地方公共団体に、足かせをというと、ちょっと語弊がありますが、そういうことになるとすれば、ちょっと困るというのもあるので、このぐらいの……。

【山田委員】
 気になったのは、学ぶ場に障害者がいて、そこでの運営費というか、参加費は自分でお金を出すのか、どこがバックアップするのかというところが何かないのかなと、そういうふうに感じたんですね。だから、地方自治体から少しお金を出して、そこをカバーしてあげるというような財政的なバックアップというのも必要なのかなと思ったものですから。

【宮﨑座長】
 前々回でしたかね、やっぱりお金のことも想定して入れたんですけど、そこでやっぱり負担金を取るということに関しては入れないでほしいという是松委員からお話があって、それは削除したんですね。そういった事情等もあって、財政のところは避けているわけですけど、このあたりはどうしましょうかね。少しここは検討、これでも理解してやってくださるとは思いますけどね。

【山田委員】
 皆さんがそれでよければあまりこだわりませんが。

【宮﨑座長】
 もし皆さんの中で御意見があれば、どうぞお願いします。今の件。
 お願いします。

【松田委員】
 すみません、先ほどの山田委員の御発言趣旨が、国により地方公共団体への財政支援というふうに私、捉えてしまって、そうではなかったんだということが今分かりました。おそらく県に限らず市町村もそうなんだと思うんですけど、そのあたりが一番大きな課題にはなっていくんだろうなとは思っておりますが、どうしてもそこを中心に考えていってしまうと、せっかくのこの有識者の皆さんがお集まりいただいてのこの方策が、若干、少しそういう色が付いてしまうのは、何となく気になるなというふうに思っております。
 以前、是松委員から御発言いただいたときには、やはり担い手としての地方公共団体としては、そもそも生涯学習というふうに言ったときに、実際はそこに参加する方々は費用を負担しておるという大前提もありますので、逆にこれを本当に今後安定的に続けていくためにも、あまり財政を支援すべきだとか、そういうことが書かれていってしまうと、逆にそれが本当に大きな足かせになるような気もします。可能であれば、私ども県、地方公共団体の代表としては、積極的にそういった部分を含めて考えていってほしいなというのは思うところでありますが、繰り返しになりますけど、そこに戻ってしまうと、またかなり難しい議論にはなっていくと思うので、できれば、そういう部分はここからは除いた形で作っていっていただけるのが一番ありがたいかなというふうには思っております。

【山田委員】
 大きな項目で出すということじゃなくて、例えば、最初の庁内連携と書いているところの一番最後ぐらいに、関係団体とのつながりも確保した上で、財政的な支援も含め、幅広い何とかを図っていくことが肝要であるとか、この程度ぐらいではだめですかね。

【松田委員】
 おそらくこの推進方策を受けて、文部科学省の方でまた、文部科学省のお立場でいろいろと方針等も出されていかれるんだとは思うんですが、当然、ロケットスタートをしていくためには、そういったことも必要なんだろうなというふうには思います。一方、都道府県レベルであれば、ある程度の部分はこなしていけるところがあるのかもしれないんですが、当然、市町村さんの方になってきて、市町村さんもいろいろな市町村さんもいる中で、前も申し上げましたけど、まずは始めてみましょうよというようなことを言っていく中では、どうしてもそこが足かせになって、これは財政的にかなり負担になりますよねって言われてしまう突っ込みどころは避けていただけるとありがたいなとは思います。

【宮﨑座長】
 ここはこのままにしておきましょうかね。もし、しかし、また御意見があれば、頂戴します。
 34ページの一番下の段、それから、35ページにかけて、かなり第5章から持ってきて、動かして整理をしております。各取組の中で、期待される取組として、特別支援学校、大学、それから、社会福祉法人、民間団体に期待される取組という形で整理をしたわけですけど、これについて御意見があればお願いします。
 朝日委員、お願いいたします。

【朝日委員】
 大塚ろう学校の校長、朝日でございます。
 35ページで、頂いた案では、特別支援校と大学がくっ付いていて、それはやはり違うだろうという、私、意見をぎりぎりというか、締め切りを過ぎてから出して、分けていただいたことにはとても感謝をします。
 ただ、分けて書いてみると、特別支援学校が余りにもやせ細ってしまっているところが、校長会を代表している立場で申し訳ない。読み込みが足りなかったと思っています。
 例えば、1行目、2行目、「特別支援学校には、国が作成する教員が指導の際に参照できる資料のモデルも参考にしながら」とありますが、今回、参考資料の10で、高等部学習指導要領等における生涯学習に関する記載事項を非常にすばらしくまとめていただきまして、こんなにも生涯学習のことが反映されているのだなということは感激をしております。この会を1年間やってきた意味があったなというふうに思っています。
 何が言いたいかというと、学習指導要領や解説にこれだけ生涯学習のことが書き込まれた以上、教員はそれに基づいて今後10年間きちんとやるべきであると。また、校長はそれを指導すべきであるという軸足が、35ページの中段の中になければおかしいなというふうに思ってしまいました。やはり今の案ですと、国から与えられた指導資料を参考にしながらやりなさいという、簡単に、できていたお料理にちょっとブイヨンを足せばおいしいお料理ができますよという程度のものですけれども、私たちが育てている子供たちは、学校在籍中にはしっかりと発達段階に応じてきちっと指導しなければいけないけれども、卒業後は教育がもう、社会や企業やいろいろな方たちに委ねなくてはいけない。そのときに何も自分から受け身ではなくて、自分から僕はこれが知りたい、こういう制度を知りたい、年金のことを知りたい、もっと文化をやりたい、そういう子供たちを社会に送り出した後、そういうふうにできるような子供たちを育てるのが特別支援学校の役割だというふうに思います。
 なので、すみません、本当にぎりぎりに読み、3と4を分けたことだけしか目が行かなかったんですけれども、そこのところ、今の趣旨で、生涯学習の観点から学習指導要領が今回大幅に改訂されたことを踏まえ、教員はその視点において、キャリア教育という言葉がいいか分かりませんけれども、生涯にわたって学び続ける子供たちを育てるという、そうした教育課程を作り、その実現に努めること、その上で、国が作成する資料は活用すると。そのような書き方にしていただければというふうに思います。
 以上です。

【宮﨑座長】
 ありがとうございました。
 私もちょっと読み飛ばしてしまったんですけど、資料10に本当にすばらしい現在の学習指導要領及び解説の中身を整理してもらいましたので、これを受ける形でやっぱり修文をしないとだめですね。ここは今、朝日委員が言われたこと、ちょっと修文も考えてください。よろしくお願いします。

【松矢副座長】
 少し考えて……。

【宮﨑座長】
 そうですね。

【松矢副座長】
 僕は、学校5日制が始まったときに、児童期からの社会参加という言葉を使おうじゃないかと言ったんですね。市民のとして地域活動に参加することで、学齢にあっても、既に地域の一員なんだという意識を持つようになります。今度の学習指導要領には、生涯学習の規定が入っていますから、こちらを生かしていくというような書きぶりだったらよいなと思います。

【宮﨑座長】
 そうですね。小学部からもう記載されておりますので、ここは整理ができると思います。
 あと、大学に期待される取組、それから、5の社会福祉法人等に期待される取組のところで、何かありますでしょうか。
 綿貫委員、お願いします。

【綿貫委員】
 少し戻るんですけど、大丈夫ですか。

【宮﨑座長】
 いいですよ。

【綿貫委員】
 ごめんなさい。22ページの発達障害者の学びの34行目のところからなんですが、多分今日までの会議で言わなきゃいけなかったんですけど、ほかの障害種別の記述と比較したときに、1行目がきつ過ぎると思って、ちょっと修正の提案をします。まず、発達障害者の学びについては、就労や自立に向けた基盤となる力を養うことというのは、その後に具体的な説明もあって確かにそうなんですけど、就労や自立というのが、ほかの障害種別に比べても直接的過ぎて、この会で紹介させていただいた、私たち、みつけばルームとか、ほかの発達障害の方の生き方とか、そういうものを反映させた文言に置き換えると、学びについては、自分らしく社会に参加するために、その基盤となる力を養うことがみたいな方がいいなと思っていて、「具体的には」の終わりのところで、自分で回復する力を身に付けるというのも、回復する力を身に付けるという表現もちょっと違和感があって、育てることとかにして、その後に、自分に合った就労や自立のスタイルを見付けることとか、などが重要であるというふうにしていただきたいです。また、40行目の最後のところで、自分のペースで社会に適応するというところも、この「適応」は、本会議においては広い意味があるとは思うんですが、参加ということを言っているので、自分のペースで社会に参加すればよいことを理解することなどというふうに、ちょっと言い方を変えたいなと思います。

【宮﨑座長】
 分かりました。じゃ、今の代案を、綿貫委員からありましたので、そういう形で修文をするということで、ありがとうございました。
 ほかにありますでしょうか。あとはよろしいでしょうか。
 田中正博委員、お願いします。

【田中(正)委員】
 36ページの14行目になると思うんですけれども、「最も「学び」そのものや「学びの場づくり」について理解している者」という、もう位置付け切っている形にすると、そのような事業所もあるんですけれども、全体の中で役割を担うということで言うと、地方公共団体や関係機関・団体について、常にNPOや社会福祉法人がリードしないといけないふうにも読み込めるので、少し位置付け切っている状況について、学びについて理解しようとしている者としてというような表現などで、理解している者って言い切ってしまうと、振り返って誰もいない状況になってしまうという心配がありましたので、適切な代案にまだなっていないんですけれども、そういう先行している人がリードしてぐらいの、一部の期待にまだ追い付いてない社会福祉法人やNPO法人も含めて目指すものがあるといいなというふうに書いていただけると、ありがたいと思います。

【宮﨑座長】
 これはいいですね。ありがとうございます。
 ほかにありますか。とりあえず一遍通ります。
 第5章が今後の検討課題ということで、今までの4章までを振り返って対応するということで、指標等を整理するという形を取っております。これも5点ほどあるんですが、余りにも決め打ちをするということではなくて、柔らかい文言で整理をしたと。例えばこういうことですという形をとっているんですが、これでいいかどうか。いろいろな御議論がありましたので、この点を検討してください。
 冒頭の指標は、34ページの一番下に、基本法等への位置付けを受ける形で、いろいろな考え方があって計画が各自治体で検討されている中に入れていこうという、ここは特総研で調査研究をしていただいた中で非常に弱い部分だったので、ここは真っ先に入れたいという指標の一つです。そういう形で挙げてあるんですよね。これでいいかどうか、お願いいたします。

【朝日委員】
 すみません、細かいことですが、37ページの成果指標の上から4つ目、特別支援学校の割合なんですけれども、「生涯にわたる学習とのつながりを見通した教育を行うことについて、学校運営に関する方針や計画等に位置付けている特別支援学校の割合」とあるんですけれども、これだけですと、恐らく校長は計画に書いておしまいというのがあるんで、「位置付け、実施している特別支援学校の割合」という言葉を、それをどういうふうに評価するかはいろいろあると思うんですけれども、「位置付け、実施している特別支援学校」という言葉が入った方がいいと思いました。
 以上です。

【宮﨑座長】
 そうですね。「位置付け、実施している特別支援学校の割合」と。恐らくはまず、校長先生の経営方針の中に位置付けなさいよというのが今回の趣旨なんですけど、そして、数値目標も挙げてもらうんで、それは各学校の校長先生の判断なんですけど、実施というのを入れましょう。

【朝日委員】
 要するに、成果指標を問うときに、計画を作りましたかと。それが校長として実現できましたかという、そこの校長の良心をつついて、計画を作ったというのは、恐らくほとんどの学校が作ると思うんですね。だけど、本当に実施したのかどうかまでやっぱり突き詰めていかないと、変わっていかないという。

【宮﨑座長】
 頑張りましょう。じゃ、全国特別支援学校長会でメッセージを発してもらって。
 というようなことで、ほかにありますでしょうか。
 綿貫委員、お願いします。

【箕輪委員】
 すみません、第4章に戻ってもいいですか。

【宮﨑座長】
 どうぞ。

【箕輪委員】
 36ページの17行目、企業には期待されるところってあるんですけれども、この部分と、32ページの(5)で企業に触れているところと比較をしていたんですけれども、32ページの中に、(5)の3行目ですかね。職場の教育とか研修といったものも非常に大事だということをここで触れていただいていて、17行目でも、企業にとって社員として受け入れて、その人たちの学びといったところをちゃんとやっていきましょうねとなっているんですけど、最後の36ページの5のところではそのあたりが触れていないんです。ここ、実態として漏れがちな内容なんですね。外がやるやると言っているので、社内での教育というのを、障害のある社員だけほかの外部に委託してしまうケースというか、依存してしまうというのがすごく今問題になっていることの一つなので、このあたりをどうやってまとめるのか。
 ここに書かれたことも大事なんですが、やっぱり雇い入れた企業ですとか、当人は、そこで雇い入れた社員の学びの機会とか、キャリアアップしていくという責任は必ずあるので、そして、弱いところでも今あるので、ここをもう少し、もしかしたら入れていただいた方がいいかなと思います。また、その前提として、36ページの22行目にある、学校とか福祉のところにあった個別の教育支援計画を引き継ぐというふうになっているんですが、これは本当に入り口ではあるかもしれないんですけれども、会社に入ったらば、その中での社員のキャリアプランというのは必ず別にあって、そこで働きながらとか、人としての更に成長、年代によっては更に成長していく。これが個別の教育支援計画というのは、すごく学校の中では大事なものであって、そのベースになるものかもしれないんですけれども、雇用した側からすると、ちょっと遠い。この報告書を全ての企業の人も読むという前提で考えたときに言うと、この存在が、こういう名称で来ると、企業にとってはぴんとこない場合があるなと思ったので、一般的な言葉に置き換えるのか、それともやっぱりあくまでも特別支援学校の出すこれを使ってねということなのかがちょっと確認をしたいと思いました。

【宮﨑座長】
 分かりました。引き継いで次のキャリアプランにつなげていくとか、そういうことですかね。
 それから、企業の中での支援の仕組みなどについて、特に研修のあたりを36ページの中にも入れておくということでしょうか。

【箕輪委員】
 はい。どうでしょうか。

【宮﨑座長】
 いいでしょうか。

【高見障害者学習支援推進室長】
 御指摘ありがとうございます。改めて考えたときに、意図的に抜いたというよりは、期待される取組という文脈で言うときに、これ、障害のある方の生涯学習に関する報告で、もちろん社員の学びという側面もあるので、32ページの方には書いていたんですが、期待される取組の中で、障害者を社員として受け入れと書いたときに、障害者雇用の推進というような話に受け取られて、メッセージとしてこの中に位置付けるのがいいかどうかというのは、少し迷ったというのはあります。
 ただ、今、御指摘いただいたとおり、社員として受け入れてともに働くことで、互いにとっての学びになるというのは、前段にも書いている話ではございますので、改めて36ページの方にも位置付けた上で、個別の教育支援計画に関しましては、これは学校では確実にこの名前で作っていて、これを要は進路先に引き継いでいきましょうというメッセージにしたいと思っていますので、企業に入った後は、これを基に入ってきた社員の今の希望であるとか、これまでの支援の経過であるとかというのが分かるようにはなっているので、それを基に、先ほど御指摘いただいた社員のキャリアプランの方に引き継いでいくとかという道筋で書いていくと、少し身近なものとして受け取っていただけるかと思うので、表現は工夫をさせていただきたいと思います。

【宮﨑座長】
 ありがとうございます。
 5章まで、粗々、一通り終わったところですが、全体を通してということでいかがでしょうか。
朝日委員、お願いします。

【朝日委員】
 すばらしい報告案ができて、本当に関係の皆様に敬意を表したいところですけれども、表紙のところなんですが、私、こういう会議に1年間を通して出たことが初めてなので、こういう1行の書き方なのか、副題を付けてもいいのかというところなんですね。「障害者の生涯学習の推進方策について」だけですと、世の中に対するインパクトが弱いというふうに思ってしまいました。
 例えば、今、もう一回全体を読み直してみると、もし副題を3行程度で書いてもいいのならば、例えばですが、「障害の有無にかかわらず、誰もが学び続けることのできる社会を目指し」が1行目、「障害の有無にかかわらず、誰もが学び続けることのできる社会を目指し」、「障害のある人が主体的に学び続けることができるよう」が2行目、「障害のある人が主体的に学び続けることができるよう」、「学びの場あるいは学びの機会や学びの質を充実するための理念と方策」のようなものが、今まで皆さんと議論してきたこの報告書ではないかなというふうに思いました。報告書のタイトルに副題を付けてもよろしければ、そのような方向性で、もっといいキャッチフレーズがあれば、更にまとめていただけたらなと思います。
 これを書いてみたら、やはり1章、2章のところで理念を随分議論したのかなと思うので、1行のタイトルにするにしても、「障害者の生涯学習の推進のための理念と方策」というような、せめて副題が却下されたとしても、理念と方策というような題にされたらどうかというのが、2番目の提案です。
 以上です。

【宮﨑座長】
 ありがとうございました。これは局全体の問題もありますので、これはそういう意見があったということで、考え方としては、第1章、第2章の中で実は述べておりまして、生涯学習の推進の意義ですとか、第2章で、目指す社会像の中で、(1)(2)の中に触れてある。今、朝日委員がおっしゃったのは、まさに第2章の1の部分だろうと思うんです。
 中教審の場合に、副題を付けているのと付けていないのがあると思いますので、それも局全体の動き等勘案して、これは最終的には決定してもらうということでよろしいですかね。そういう意見が皆さんからあったということで。ありがとうございます。
 ほかに、全体を通して御意見、ありますか。
 

【高見障害者学習支援推進室長】
 申し訳ございません。冒頭の御説明で1点、御説明をしていなかった点がございまして、目次のところに、第1章の前に「はじめに」というふうに書いてございます。本日お示しをしていないんですけれども、第1章が始まる前に、この1年間で議論してきたことですとか、この報告書の位置付けのようなことを「はじめに」として書かせていただき、その内容につきまして、座長と御相談をした上で、1枚加えた形で入れ込みたいと思いますけれども、その点につきましても御意見をお願いいたします。

【宮﨑座長】
 これは皆さんでまた見ていただいて、最終的に決定をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 あとありますか。
 箕輪委員、お願いします。

【箕輪委員】
 この次の話題なのかもしれないんですが、実際に報告書が固まったらば、この報告書はどのようなスタイルで普及されるというか、活用、紙で、冊子で配られてもなかなか、例えば、企業もそうなんですけど、目とか耳とか、あと、ページをめくることは、障害のある方とかというのには届きにくくなってしまいますし、あと、全部順番に読むのよりはキーワードで、機械というか、コンピューターでキーワードを入れて、知りたい情報が出てくるとか、あと、配付というか、後ろの方の参考資料も、このページの中でその言葉をクリックすればそっちに飛んでいくとか、そういうふうになっていただくと、非常に幅広い方に普及ができると思うんです。これは予定としては冊子で、紙で配られる感じでしょうか。

【高見障害者学習支援推進室長】
 ありがとうございます。通常ですと、冊子にしたものと、あとはホームページにこの内容を掲載しまして、URLを付けて、各地方公共団体や関係団体に公表しましたということでお知らせをして普及していくということになるんですが、ただいま御指摘いただいた、キーワードを入れることで関係のページに飛ぶとかという設定ができるのかどうかは、ちょっと協議が必要でございまして、是非皆さんの御存じのやり方ですとかがあると思うので、またお知恵を頂けたらと思います。

【田中(良)委員】
 ちょっと今のことに関係して。

【宮﨑座長】
 どうぞ。

【田中(良)委員】
 愛知の田中です。普及というか、自分の地域に帰って、どういうふうにこれを皆さんに知らせて普及していくかということでは、私も仕事柄、いろいろなところに関わっているものですから、今一番近いのは、犬山市の障害者基本計画推進委員会があるんですね。その中に、先回もちょっと御紹介させていただいたかもしれませんが、重点6項目の1つに生涯学習を入れてもらったんですよ。そのときに、委員の皆さん30名弱なんですけれども、文科省から、高見さんに送っていただいたものを配って、それで、ちょっと説明の時間も設けていただいたんです。
 犬山市障害者基本計画推進委員会が、この月末に開かれます。また4月以降にも開かれますが、そのときにやっぱり、『報告書』の現物があった方がいいのかなと思って、そういうことでは、予算の関係もあると思うんですけど、送っていただけるのかどうか。

【高見障害者学習支援推進室長】
 冊子の形にしてということでございますでしょうか。冊子の印刷は恐らく年度を越えてしまうかなというのが今の、予算の関係上なんですけれども、というのがあるんですけれども、何部刷っていけるかというのも全体調整が必要になりますので、ただ、なるべく御要望にはお応えして、お送りしたいとは思っているんですが、また個別に調整をさせていただけたらと思います。

【田中(良)委員】
 よろしくお願いします。

【宮﨑座長】
 お願いします。

【朝日委員】
 すみません、最後なので、悔いが残らないように発言させていただきますけれども、報告書を子供たちにも保護者にも伝える形ってないかなと思うんです。私、御縁があって、松野大臣が私の前任校に視察をされて、保護者の卒業後不安なんですよという言葉から大臣メッセージが語られ、このプロジェクトが始まったわけです。
 なので、最後は保護者や子供たちに返るメッセージ、この冊子はきちんと関係者が読み込むべきですし、校長も読み込むべきですけれども、子供たちが「学校卒業後も学び続けよう」とか、「学び続ける場所を探そう」、それを国を挙げてみんなで作っていくことがいいことなんだよというような、本当にシンプルで分かりやすいことを子供たち向けにメッセージとしてまとめられたらよいと思います。また、保護者の方々も、本当に学校にいらっしゃる間はとても協力的ですけれども、卒業後、ちょっとだけでも協力して、少し生涯学習のボランティアスタッフになって、我が子プラスほかのお子さんたちが学ぶ場に参画できるという、誰もがそういうところに参画できる社会の一員に、保護者も卒業したら是非一緒にやりましょうというようなメッセージが、例えば大臣メッセージから語られるとか、そういう分かりやすいリーフレットになるとか、そういう姿を変えていくことがありがたいかなと思います。
 子供たちや保護者の方たちに浸透すれば、教員は言い訳ができません。本当にそれに向けてきちんと個別の教育支援計画に、じゃ、お父さん、お母さん、どう書こうかという話し合いがようやくそこで生まれるんです。そうしないと、動かない。せっかく学習指導要領が変わって、新しい時代になろうとするところなので、最後なので発言しました。

【宮﨑座長】
 いいですか、今の。

【高見障害者学習支援推進室長】
 ありがとうございます。まず、保護者の方向けには、これが参考資料も合わせますと物すごく分厚いものになって、それをお渡しするのがいいかというと、やっぱりもう少しコンパクトにまとめて、見やすいものというのをお作りしようとは思っていまして、保護者の方向けというよりは、これの概要版ですね。それを保護者の方にお渡しすることで、ここで議論したことはお伝えできるのかなというのがまず1つございます。もう一つ、子供たち向けのメッセージについては、少し検討した方がいいかなと思いまして、校長会の皆様ですとかのお知恵も頂きながら今後考えていきたいと思います。

【宮﨑座長】
 どうぞ。

【松矢副座長】
 例えば、児童生徒向けとか、保護者向けとか、いろいろなレベルでこれの概要というか、をお知らせして、生涯学習を拡充していくということで、国民が努力していこうというような、そういう流れを作っていくという意味で、いろいろなパンフレットが必要だろうと思うんですね。
 今日、私が出した資料にきょう、僕のあれを出してもらいましたけど、これは一応、「生涯学習の成立基盤と展開過程の3層モデル」というものを示しましたが、ここういう一つ概念整理みたいなことを考えてやったらどうかなと思ったわけです。
 いろいろな切り口で、そういう国民向けの、あるいは児童生徒向けのパンフレットを作ったらいいと思うんですが、私としては、最後に、共生社会の実現に向けて、障害の有無にかかわらず、ともに交流し学び合う環境を整備していくという、共生社会、ここではヒアリングでは金沢の社会福祉法人佛子園のような包括的な、市民から高齢者全部、障害者も入った交流の場を作っていくというのがありましたけど、そういうものが本当はこの一番下の土台にあるということを考えると、4層になるのかなと。
 それから、障害者、一応ここでは学校卒業後、障害者の学びというのがないではないかというところから来たので、そこからいくと、3層というか、第1層は青年学級とか、国立市の障害者のカフェなんかもここに入ると思うんです。
 そういうような、誰でも参加できて、仲間づくりとか、そういう第1層があって、そこから、既にいろいろ報告もありましたけど、もう少し学びたいというので、第2層ですよね。それは大学公開講座とか、いろいろな講座でもそういうふうにもう少し学びたいという人が出てきて、第3層構造では2層というのがある。例えば、訪問カレッジみたいな場合には、かなり専門性が要りますよね。重症心身。そういう、ある程度講師が専門性を持って取り組んでいくというのも第2層に入れてというようにまとめられる。
 それから、文部科学大臣賞では、おととし、最初のときは瑞鳳太鼓のような、障害者の太鼓、あれはA型なんですよね。実際に公演をやりながら、それで収益を上げていくという。そこまで、実際には社会福祉法人のクラブでやっていたのが、芸能クラブでやっていたのが、発表まで行くという。その2層の学びから更に3層、発表と。今年ですと、今年度だと、石見神楽がありましたよね。あれ、実際に蛇胴を作ったり、授産のところでは神楽の道具を作ったりしているんですけど、そこから、芸能クラブがあり、最終的にはそれが専門家レベルで、神楽をやる人がいないので、国内あるいは国際で発表すると。最後は、障害者が学んだことの発表というところの高度な、パラリンピックもそうですよね。2層にはいろいろなスポーツのクラブとか教室があるはずですよね、パラリンピックに出る人たちは。だから、そういうのが第2層にあると。これはまだ起こしていませんけど、きっとあるんだと思うんですね。そして、第3層がある。本人がそういう高度なのを発表したり、公演活動をしたりとか、車いすダンスのあれもありましたね、去年、受賞がね。それも国際大会まで出ている方々が演技を披露しておられましたが、それは実際に教室が第2層のところにあるんですね。
 ですから、そういうふうにして、まず、一番基礎にあるのは、障害の有無にかかわらず交流をしていくというので、基本的にそれを作っていく。そういう中で、障害者の学びという点では3層のものがあって、今、そういうことの全体の掘り起こしと整理をし、そして、それを施策化していこうとしているんだというような説明で、このような考え方はどうかって、今、まとめてみて、時々使っているんですね。一口でこんなふうに起こしていったらどうですかって、今、こういう発表が大臣表彰も起こしながらやっていますという説明をしておりますので、参考になるかと思います。

【宮﨑座長】
 ありがとうございました。
 今回の報告書については一通りお話しいただいたんですけど、添付された参考資料についても、これは事務局で作成をしていただきました。時間の関係もありますから、細かい点は事務局にお任せしたいと思いますが、もしあればお願いいたします。
 では、山田委員、お願いします。

【山田委員】
 表現の仕方ですけれども、23ページの精神障害者の学びというところなんですが、最初の(3)は、障害の特性を踏まえた考慮すべき事項という中の1つ2つ、並んでいますが、表現の仕方なんですけれども、ほかのところは、みんな重要であるとか、必要であるとか、求められているという書き方をされていますが、ここだけがちょっと違う書き方をされています。同じような書き方をされるんであれば、並べた方がいいかなと。ここのところ、精神のところだけがほかの障害のところとちょっと違うんですね。言葉の整理ですけれども。

【宮﨑座長】
 恐らくこれは長崎大学の報告を受けての記載なんだと思いますけど、ちょっと統一をとらせてもらいます。
 あとはよろしいですかね。
 田中正博委員、お願いします。

【田中(正)委員】
 育成会の田中です。先ほどの普及推進の件に関して少しだけ会としての見通しをお伝えしたいと思うんですけれども、今までも差別解消法とか権利条約の際に内閣府の方から依頼を頂いて、分かりやすい差別解消法とか、分かりやすい権利条約という冊子を、考え方としては、誰でも理解できる表現の在り方というのを、小学校3年生ぐらいの常用漢字を使って、なるべく四文字熟語を排して、片仮名用語も日本語に変えてというような、平仮名が長くなるときには、分かち書きといって、間にすき間を入れて単語を分かりやすくするというような手法を使って今まで進めてきていますので、具体的な依頼があれば、パンフレットに関しては実績がありますのでということで、ちょっと営業を兼ねて売り込んでおりますけれども、会としては、全国大会などで御本人たちが集まる分科会も用意していますので、生涯学習についてというようなテーマで話題提供する機会もあるかなと思いますし、機関誌、毎月、「手をつなぐ」で国内の動きということで、早速この取りまとめについてはダイジェスト版で見開き2ページぐらいに整えて、まず、こういった具体的なまとめが出ましたということについて普及させていきながら、もう一つの立場で来ている2020のオリパラに向けての障害者団体のネットワークの方でもこの情報を提供して、来年度、2019年度、いよいよbeyondの最後ということなので、各地でいろいろ普及啓発の行事を考えていますので、そういったところでも簡単なダイジェスト版、若しくはパンフレットのオーダーがあれば、それを使って普及させていければというふうに思っていますので、少し営業も兼ねてのご案内でした。
 以上です。

【宮﨑座長】
 ありがとうございます。概要版は是非育成会で……、違うか。ごめんなさい。本当に私も、内閣府で出された障害者基本法の本人版は見せていただいて、とてもよくできていると思いましたので、概要版もどんな形で御本人に届けるかについては、また御検討いただければと思います。
 あと、そのほかございますでしょうか。
 戸田委員、お願いいたします。

【戸田委員】
 終始、いつも民間がどう参画するかということに続いてきたわけですけれども、これ、結構企業に向けてのメッセージ性が強くなっているなと思っていて、先ほど朝日委員がおっしゃったんですけれども、みんなで作り上げていくというところに、冒頭、企業市民と言いましたけど、企業も地域のプレーヤーでもあるので、そういた形で一緒に作り上げていくというのは重要かなと思っています。
 箕輪さんの話にもあったんですけれども、企業の中では、企業の中にいらっしゃる方向けのメッセージもそうですし、企業が提供するサービスについても今回触れているので、これはかなりそういったサービス提供企業からすると、追い風かなというふうに思っていて、彼らがやっぱり動くと、普及する速度が変わりますので、なので、これ自身も、このメッセージ自体を、これは文科省発がいいのか、箕輪さんもおっしゃっていた経産省がいいのか、厚労省さんがいいのか分かりませんけれども、全ての角度から出ると一番いいとは思うんですけど、今までは文科省のメッセージで企業向けというのはなかなかないと思うので、これはメッセージとして発信していってほしいですし、我々もそれはお手伝いしていきたいと思いますので、意見になりましたが、ここに1年参加してよかったなと思っております。
 以上です。

【宮﨑座長】
 ありがとうございます。
 じゃ、田中秀樹委員、お願いいたします。

【田中(秀)委員】
 和歌山の田中です。この1年間、本当に勉強させていただいて、ありがたいです。
 生涯学習を進める指針というのが大まかにまとまって、これからが本番だと思うんですね。期待されるとか、求められるとか、必要があるという言葉がたくさんあるので、それを誰がするかというのがこれからの課題で、予算取りであるとか、実施方法であるとか、それを今後努力される皆さんに大いに期待したいというふうに思います。
 それから、福祉法人とかNPO法人というのは小さな団体が多いんで、本格的に実施されるということを考えると、今すぐにでもできるということもありますので、いわゆる民間の助成団体というのがたくさんあります。今、貧困であるとか、環境であるとか、そういうことに対しての助成というのに非常に取り組まれてあって、その中に障害者の生涯学習というのも組み入れてもらえるように働き掛けてもらったら、民間としてはありがたいなというふうに思います。
 以上です。

【宮﨑座長】
 ありがとうございました。
 ほかにございますでしょうか。よろしいですか。
 それでは、全ての確認が終わりましたので、意見発表、それから、意見交換についてはここまでとして、本有識者会議の議論はこれで終了したいと思います。
 今後の進め方について、事務局から何か提案がありますでしょうか。

【星川障害者学習支援推進室長補佐】
 本日、様々御議論を頂きました御意見の反映、また、省内でプロセスを進めてまいりますので、細かな文言修正などが今後発生すると思われます。その際、その修正に当たりましては、座長と御相談をしながら進めさせていただきたいと思います。座長に御一任を頂くこととさせていただいてもよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)

【星川障害者学習支援推進室長補佐】
 ありがとうございます。それでは、座長と御相談をしながら、丁寧に進めさせていただきたいと思います。
 また、最終的に取りまとめましたものにつきましては、後日、委員の先生方にもお送りをさせていただきたいと思います。
 以上です。

【宮﨑座長】
 それでは、最後に、事務局より御連絡をお願いします。

【星川障害者学習支援推進室長補佐】
 それでは、本有識者会議の閉会に当たりまして、文部科学省を代表しまして、平野大臣官房審議官より御挨拶を申し上げます。

【平野大臣官房審議官】
 委員の皆様、どうもありがとうございました。1年の長きにわたり、本当に御尽力いただきまして、ありがとうございます。
 本来でございましたら、清水局長自ら参りまして、皆様にお礼を申し上げなければならないところでございますけれども、本日、国会関係の他用で、どうしても出席できないということですので、私の方で代わりにお礼をちゃんとしっかりしてきてくれというふうに言われておりますので、私の方から申し上げさせていただきます。
 まず、委員の皆様におかれましては、おおよそ1年にわたりまして、お忙しい中、本会に御参加いただき、大変精力的に御議論を進めていただきましたこと、心より感謝申し上げます。
 障害がある方の学びに様々な形で携わっておられる皆様から、様々な現場の状況や、障害者本人の主体的な学びの重視といった基本的な考え方の枠組みを御教示いただきましたと考えております。
 本会議では、ヒアリングを通じまして、各地域で活動されている多くの皆様の御意見をお聞きしてまいりました。御協力を頂きました全ての皆様にも、この場をおかりして、お礼を申し上げたいと思います。
 障害者の生涯学習活動の推進ということにつきましては、文部科学省が本格的に取組を開始してからやっと2年が経過するというところであり、これまではまさに手探りの状態と言っていい状況で取組を進めてまいりました。また、これは多くの自治体においても同様であったことと思います。
 今回おまとめいただきました報告書は、文部科学省はもちろんのこと、自治体や民間団体を含めた多くの関係者にとって、今後よって立つべき考えが示された進むべき道しるべとして、大きな役割を担うものと考えております。文部科学省といたしましては、このたび頂きました報告をしっかりと受け止めまして、今後の政策の実行につなげていく所存でございます。
 本有識者会議としては、本日にて一旦終了という形になりますが、先生方におかれましては、引き続き私どもへの御指導、御鞭撻を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
 最後に、宮﨑座長、松矢副座長をはじめといたしまして、委員の皆様に改めて感謝を申し上げまして、文部科学省の私どもの御挨拶とさせていただきます。1年間、本当にどうもありがとうございました。(拍手)

【星川障害者学習支援推進室長補佐】
 それでは、最後に、本有識者会議の締めくくりといたしまして、宮﨑座長から一言頂戴したいと思います。

【宮﨑座長】
 昨年の3月20日の第1回の会議から本日16回目まで、委員の皆様の熱心な審議により、障害者の学びの推進についての報告案をまとめることができましたこと、まずもって御礼を申し上げます。着座にて失礼します。
 今、平野審議官からお話があったところともダブるところもございますが、お許しください。実は第1回目の会議で、委員の皆様から、この有識者会議に臨むに当たっての所信を表明していただきました。これまで障害当事者の支援に深く関わってこられた方々であって、かつ生涯学習の在り方や、この会議の持つ意味合いの重要性を深く認識された御挨拶であったと思います。座長の役割は、できる限り皆様の識見を会議の中で述べていただくことを第一義と考えて、会議の運営に努めてまいりました。会議時間の制約もありながら、その努力をしたつもりですが、不十分なところがあったとすれば、お許しいただきたいと思います。
 また、御多忙の中、1年に及ぶ長丁場の会議に精力的に臨んでくださいましたこと、改めてお礼を申し上げます。
 平成29年4月7日、当時の松野大臣文部科学大臣から、「特別支援教育の生涯学習化に向けて」と題する大臣メッセージが出されました。障害のある方々が生涯を通じて教育、文化、スポーツなど様々な機会に親しむことができるよう、教育施策とスポーツ施策、福祉施策、労働施策を連動させながら支援していくことの重要性を指摘されたものと思います。こうした考えの下でこの有識者会議が設置されたというふうに言えるかと思います。
 私は、この大臣メッセージにもう一つの意義があると考えました。それは、国連の障害者の権利に関する条約24条の、締約国は教育について障害者の権利を認める、締約国はこの権利を差別なしに、かつ、機会の均等を基礎として実現するため、障害者を包容するあらゆる段階の教育制度及び生涯学習を確保するとあります。教育制度につきましては、平成24年7月の中教審報告で一旦検討が終了しております。生涯学習については未検討のままでしたので、国がいよいよこの検討に乗り出したものというふうに自覚をいたしました。
 さて、第1回目の会議で、国立特別支援教育総合研究所から、障害者の生涯学習に関する実態調査報告が出されました。学校卒業後の障害者の生涯学習に取り組むことのできる学習プログラムの提供の実態、体制整備の状況、全国的・基礎的データの収集分析をするということで、都道府県、市町村、特別支援学校の悉皆調査になっておりました。調査の詳細をお聞きして、障害者の生涯学習の基盤の脆弱さは想像以上のものであるというふうに思い知らされました。そして、この会議での検討の難しさを感じました。
 しかし、第2回目以降で、障害当事者のニーズ、自治体・特別支援学校の取組に係るヒアリングとして、学び・スポーツ・文化芸術の推進、オープンカレッジ等の大学での取組、福祉・労働関係事業所での取組、財団法人やNPO法人の取組、重度障害者に係る取組、行政のまちづくり等々、様々なヒアリングを通して、すばらしい実践事例が全国各地に点在しているんだということで、希望を持てました。
 こうした実践事例を基に論点整理をし、9月に発表することができました。この論点整理についても、パブリックコメント、ヒアリング等で受けた意見等を踏まえて、障害者の生涯学習の推進についての検討を更に進めてきたわけです。おかげさまで今日を迎えることができました。
 この報告を基に、障害者の学びの推進について、国及び地方自治体、大学、特別支援学校、民間関係団体の生涯学習の基盤整備が進み、学びの方策の充実をしていく方向で進んでいくことを願ってやみません。
 最後に、この有識者会議を支えてくださいました総合教育政策局、なかんずく男女共同参画共生社会学習・安全課、障害者学習支援室の皆様の大変な御苦労に感謝をしたいと思います。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 また、第1回目の会議からずっと私どもの会議を傍聴して来られた皆様、温かい御声援を頂きましたことをお礼申し上げます。ありがとうございました。
 特別支援教育の生涯学習化は、この報告を端緒として、これから大きく動いていくと思います。引き続き私どもも見守っていきたいと思います。本当に1年間ありがとうございました。(拍手)
 すみません、最後、本当に十分なことができないで申し訳なかったと思います。あとは修文を待つということで、よろしくお願いします。
 それでは、これをもちまして、学校卒業後における障害者の学びの推進に関する有識者会議を閉会いたします。委員の皆様、どうもありがとうございました。(拍手)

―了―

お問合せ先

総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室

(総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室)

-- 登録:令和元年05月 --