資料2 親子で学ぶ消費者教育実施の手引き(構成案)

消費者教育の企画・実施者を対象に、小学生とその保護者向けの親子で学ぶ消費者教育を実践するための手引きを作成する。

1.親子を対象とした消費者教育の現状・必要性

(1)総論

消費者教育の必要性について理解するとともに、特に親子を対象とした消費者教育を実施する意義について理解する。

  • 消費者教育の現状
  • 消費者教育の取組の分類と組み合わせ
  • 親子で学ぶ意義
  • 期待される効果(子ども、保護者、家庭)

(2)アンケート調査からの分析結果

子どもを持つ親へのアンケート結果を基に、現在における親の消費者教育に関する意識の現状から、どのような点に留意して教育を行っていくのかを理解する。

  • 調査概要
  • 親の消費者教育に関する意識
  • 親子で消費者教育を学んだ経験、内容、ニーズ

2.親子で学ぶ消費者教育の企画と実施について ―親子で学ぶ消費者教育ワークショップを通して―

(1)親子で学ぶ消費者教育とワークショップ(総論)

  1. ワークショップとは
    ワークショップの基本的理解を行い、事業への活用イメージをつかむ。
    • ワークショップの定義
    • ワークショップの特徴
  2. ワークショップと親子との消費者教育
    親子との消費者教育を行うにあたって、ワークショップ形式が何故有効なのかについて理解する。
    • ワークショップにより期待される効果
    • 他の手法との比較
  3. ワークショップ手法の実施プロセス
    ワークショップ実施の全体像を把握し、各プロセスの必要性について理解する。
    • (企画立案)→(実施準備)→(実施)→(フィードバック、評価)

(2)実施プロセス(各論)

  1. 企画立案
    各プロセスにおける検討するべき事項について明らかにし、その対処方法について理解する。
    • 企画テーマ、コンセプトの検討
       何故親子を対象とした消費者教育を企画するのか目的を明確にする。
    • 検討・実施体制の構築
       企画を検討する上で必要な人を決め組織化する。
    • 企画打ち合わせ会の開催
       事業を実行するために、予め必要な事項について決めていく。
      • <事業実施に関すること>
        実施場所、開催日時、財源確保、協力者・組織の有無、承諾を得るべき者・組織、安全・危機管理対策、評価方法
      • <事業の内容に関すること>
        協力者・組織の必要性、進行方法・手法、教材
      • <準備プロセスに関すること>
        広報・募集、準備業務の洗い出し、調達、役割分担
  2. 実施準備
    企画打ち合わせ会の決定に基づき、必要な準備を行う。
    • シナリオの作成
    • 教材等の準備
  3. 実施
    ワークショップ実施当日に留意する事項を明らかにし、当日の変化への対処も把握する。
    • ワークショップの流れ
      (導入)→(展開)→(まとめ)
    • 保護者への情報提供
  4. フィードバック、評価
    事業の評価を行い、教育効果等を検証し、次回のワークショップ事業に反映するとともに、必要な施策・事業につなげる。
    • アンケートの実施、分析
    • 効果測定の方法
    • 施策への反映

3.資料

(1)実践事例

事業企画の参考となる地方で行われている消費者教育の実践例を掲載する。

  • ワークショップの実践報告
  • 全国の取組事例

(2)家庭における消費者教育実態アンケート結果

  • 調査票
  • グラフ、データ

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生涯学習政策局男女共同参画学習課

(生涯学習政策局男女共同参画学習課)