博物館制度改正に伴う平成19年度委託調査研究について

（1）概要

　博物館の自己点検や外部評価の基準の参考となる評価基準を策定するとともに、博物館評価を通じて、地域住民にとってより良い博物館に改善していく仕組みについて調査研究を行い、全国の博物館等に成果の普及を行う。

（2）検討事項

  博物館評価基準の策定及びこれを基礎とした登録博物館を審査するための基準に関する提言を行う。なお、上記基準には、各館共通の共通基準と館種等別による特定基準を策定するものとする。

（3）検討スケジュール等

　7月末に第1回調査研究委員会を開催。今後、平行して以下の事業も実施する。

• 評価事項に対する博物館への調査
• 共通基準についての有識者へのアンケート
• 全国博物館大会（11月）におけるパネルディスカッション、分科会での検討

12月末を目処に中間報告を行い、平成20年3月に報告書を策定する。

（4）その他

　当該研究は、これまでの博物館の経営・運営指標に関する委託調査研究（平成17年及び18年度）の成果を活用して行う。

（1）概要

　博物館に関する評価や登録審査等の業務を行う全国的な公的機関を想定し、その活動に必要な組織、人員、財務、業務量等を分析・勘案し、実現可能な機関モデルを作成し提言を行う。

（2）検討事項

　想定される公的機関は、全国の博物館に対する博物館登録審査業務、学芸員に対する資格の付与の二つが主要業務と考えるが、さらに自律的・安定的な運営を確保するため、以下の事業等の実施の可能性についても検討する。

• 博物館の評価制度、博物館に対する指導・助言事業、寄附金を資源とする博物館助成事業、学芸員に対する研修事業、学芸員に対する上級資格や専門人材への資格付与、博物館検定試験等

（3）検討スケジュール等

　8月上旬に第1回調査研究委員会を開催。今後、平行して以下の事業も実施する。

• 海外における登録機関等の実地調査
• 全国博物館大会（11月）におけるパネルディスカッション、分科会での検討

12月末を目処に中間報告を行い、平成20年3月に報告書を策定する。

（4）その他

　平成20年度概算要求において、登録博物館審査の試行事業（館種・設置主体別計15館程度を想定）を実施するために必要な経費を計上。