学校教育における人権教育調査研究協力者会議(第9回) 議事要旨

1.日時

令和4年3月2日(水曜日)13時30分~15時30分

2.場所

文部科学省 東館7階 第3会議室 (リモート会議と併用)

3.議題

  1. 令和4年度人権教育開発事業の測定指標について
  2. 第三次とりまとめ補足資料の改訂について
  3. その他

4.出席者

委員

井上委員、梅野委員、野口委員、林委員、東浦委員、森委員、渡邉委員

文部科学省

分藤視学官、藤野視学官、八田児童生徒課課長補佐、増田係長

5.議事要旨

(1)議事の取扱いについて了承された。
(2)事務局から、令和4年度人権教育開発事業の測定指標、資料1から資料9について説明した。
(3)意見交換を行った。概要は次の通り。
 
<測定指標について>
・令和4年度の事業の委託者には、知識的側面、価値・態度的側面、技術的側面の3つの側面について、枠組みをきちんと示した方が3つの側面について委託実施者に分かりやすいかと思う。
・別紙3-1、3-2の事業成果欄の書きぶりとして、それぞれ総括的に記載していただく予定にしている。
・事業成果の書き方について、数字だけでなく状況の変化の記載も並べて掲載することで、より子供の変容がみえていくのではないか。
・事業成果の書き方については、知識・価値・技能的の3側面毎に記載いただくことを予定している。
・評価という動きがどこから出てきているのか聞きたい。人権教育の評価は慎重でなければならないと思っている。
・これまで、取組の成果が見えないこともあり、良いものを他の学校に共有できていないという課題があった。よって、今回、測定指標について、議題として提案させていただいた。
・人権教育は様々な配慮が必要で数値化するのが慎重であるべきだと思う。
・記載枠(枚数)はどのぐらいを想定しているのか。
・2~3枚程度と考えている。
 
<第三次とりまとめ補足資料案について>
・ハンセン病の元患者の家族の方から求められているものは多いかと思う。書いて書きすぎるということはないのではないか。
・ビジネスと人権、学校におけるそれぞれの人権などについて、文部科学省側から提案出来たことはよいことだと思う。ただ、学校から少し距離がある課題のように思う。もう少し学校との接続部分を追記できたらよいのではないか。
・ビジネスと人権については、学校との関わりの部分を追記させていただくことで検討したい。また、加わった部分が分かりにくいことについては、今回の改訂の概要を作成し、添付させていただくことで対応したい。
・補足資料の内容について、こちらの資料は赤字等で示されているから分かるが、そうでないと今回どこが加わったということが分かりにくい。
・改訂箇所がわかる資料を作成し、添付さえていただくことで対応したい。
・AIについては位置づけていただきたい。AIと人権について把握できていないと子供たちが大人になったときに困るのではないか。
・この点については、平成31年3月に総合イノベーション戦略推進会議において取りまとめられている「人間中心のAI社会原則」について、追記させていただく方向で検討したい。
・今回いただいたご意見を踏まえ、第三次とりまとめ補足資料(案)を修正し、修正内容については、梅野座長に一任いただくということでよろしいか。
・すべての委員了承となったので、第三次とりまとめ補足資料の修正内容について、梅野座長が最終確認を行い、令和4年3月末までに確定し、教育委員会等へ周知することとなった。
 

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初等中等教育局児童生徒課