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学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議(第5回) 議事録

1.日時

平成28年5月26日(木曜日)10時00分~12時00分

2.場所

文部科学省3階第1特別会議室

3.議題

  1. 学校司書の資格・養成等に関する作業部会の設置について
  2. 学校図書館における図書館資料について
  3. その他

4.議事録

【堀川座長】  おはようございます。それでは,定刻になりましたので,これより第5回,学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議を開催いたします。
  この会議では,これまで関係団体のヒアリングを実施してきました。その上で,3月の第4回会議で,学校図書館の整備充実に係るこれまでの意見を踏まえた論点整理(案)を取りまとめたところです。今後は,この論点整理(案)を基に,更に審議を深めていきたいと思います。
  3月の論点整理(案)から更に審議を深めるべき点として,大きく3点あると思います。3点というのは,論点整理(案)の柱立てのとおりですけれども,1つが,学校図書館の図書館資料について,2つ目が,学校図書館の運営を支える専門的人材について,そして3番目,学校図書館の運営についてという3点を考えております。このため,本日以降の会議では,これらの論点ごとに審議を進めていきたいと思います。
  本日の議事は大きく2つです。1点目は,学校司書の資格・養成に関する作業部会の設置について,2点目は,3つの論点のうちの1つである,学校図書館の図書館資料についての審議を行いたいと思います。
それでは,議事進行に移る前に,事務局の方からお願いいたします。

【友田児童生徒課指導調査係】  おはようございます。本日ですけれども,稲垣委員,佐藤委員,高橋委員,實吉委員から欠席の旨の御連絡がございました。
  次に,本日の配付資料の確認をさせていただきます。配付資料といたしまして,議事次第,資料1本調査研究協力者会議の今後の進め方について(案),資料2「学校司書の資格・養成等に関する作業部会」の設置について(案),資料3学校図書館の整備充実に係るこれまでの意見を踏まえた論点整理(修正案),参考資料といたしまして,参考資料1,3月にお配りいたしました論点整理(案),参考資料2学校図書館の整備充実に係るこれまでの意見を踏まえた論点整理(案),日本図書館協会から頂いた御意見です。参考資料3図書館の設置及び運営上の望ましい基準を用意しております。
  また,委員に対する机上配付資料といたしまして,座席表,堀川座長から関係団体へのヒアリングまとめ,鳥取学校図書館活用教育推進ビジョン,これまでの経過メモをお配りしています。また,加藤委員からの配付資料といたしまして,津山市立北陵中学校図書館の資料として,参考をお配りしております。
  資料がない場合は,事務局までお申し付けください。
  また,最後に座長にお諮りいたします。事務局に対して本会議の撮影希望がございました。今回の撮影につきましては,今時点のみ撮影可としたいと思いますけれども,よろしいでしょうか。

【堀川座長】  はい,どうぞよろしくお願いします。

【友田児童生徒課指導調査係】  それでは,撮影希望の方については,今時点のみ撮影をお願いいたします。
  それでは,撮影はここまでとさせていただきます。
  事務局からは以上です。座長におかれましては,議事の進行をお願いいたします。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  それでは,議事の進行をいたします。
  本日の議事の1点目として,本調査研究協力者会議の今後の進め方について及び学校司書の資格・養成等に関する作業部会の設置について,事務局と相談しながら今後の流れをまとめました。これについて事務局より説明をお願いいたします。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  失礼いたします。4月1日付で中安の後任として着任いたしました,児童生徒課の鈴木と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
  それでは,私の方から資料1,それから資料2を使いまして,簡単に御説明をさせていただきます。
  冒頭,堀川先生から御紹介いただきましたとおり,本調査研究協力者会議につきましては,3月に論点整理(案)を取りまとめいただきました。それを踏まえまして,今後といたしましては,論点整理(案)を更に肉付けさせていただく,あるいは修正を頂くというような進め方をしてまいりたいと思います。その観点から,まず,5月,6月,7月と残り3回程度を予定しております。内容としては,図書館資料の話を本日,審議いただきたいと思っております。また,次回については,学校図書館の運営の在り方についての審議を頂きたいと思っております。
  それから,もう1点,学校司書の資格・養成につきましては,別途作業部会を設けまして,更に審議を深めていただきたいと思っております。その作業部会での審議については,第7回において報告を頂いた上で,また審議を頂き,審議のまとめを取りまとめていただきたいと考えてございます。
  続いて,資料2が,「学校司書の資格・養成等に関する作業部会」の設置についてでございます。趣旨にありますとおり,論点整理(案)を取りまとめいただいたわけですけれども,特にこの学校司書の資格・養成等については,学校図書館法の一部改正法の,附則第2項において,学校司書の資格の在り方,養成の在り方等について検討を行うこととされておりますので,そういったことも踏まえまして,審議を更に深めていただきたいという観点から,学校司書の資格・養成等に関する作業部会を設置したいと思っております。
  別紙にあります委員の先生方にお願いをさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いをいたします。

【堀川座長】  ありがとうございました。資料1の今後の進め方を見ますと,かなりきついスケジュールの中で議論を深めていかなくてはいけないということですので,どうぞよろしくお願いいたします。
  そして,前回の会議においても,この学校司書の資格・養成等に関しては議論があったところです。先般の学校図書館法の改正を踏まえても,これに関しては別途作業部会を設置するということが適切かと存じますけれども,委員の皆様方におかれてはいかがでしょうか。いいでしょうか。
  ありがとうございます。皆さん肯定の表情を示していただいたので,了承されたとさせていただきます。
  作業部会については,今後,事務局にて設置の準備を進め,そして,本会議と並行して審議を進めるということにしたいと思います。それで,この本会議の最終回において,その作業部会の審議の結果を報告するということになります。7月,ちょっとまだ日程が決まりませんけれども,ここが最終回ということ。8月に予備日はありますけれども,先ほども申しましたように,かなり集中的に作業していかなくてはいけないということになります。
  さて,それでは,続いて本日の議事の2点目,学校図書館資料についての審議を行いたいと思います。
  先ほど申し上げましたように,第4回の会議において,これまでの意見を踏まえた論点整理(案)をまとめましたけれども,これに関して日本図書館協会から御意見を頂いておりますので,議事に入る前に,この場をかりて御報告したいと思います。事務局の方からお願いいたします。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  失礼いたします。参考資料の2をごらんいただければと思います。去る5月6日に,公益社団法人日本図書館協会様の方から,本検討会議において取りまとめた論点整理(案)に対する意見というものを文書にて提出がありましたので,御紹介をさせていただきます。
  おめくりいただいて,別紙からが具体的な意見ということになっております。簡単に御紹介をさせていただきます。
  まず,現状と課題,対応策の方向性ですけれども,学校図書館の運営上の重要な事項について標準化を図るガイドライン作成の方向性が示されたことは評価できますという旨の評価を頂いております。具体的な内容としてほしいという内容でございます。
  それから,その下,学校図書館に関する基本的な考え方ですが,小・中学校はもとより,高等学校における学校図書館の整備充実が重要との指摘は共有するものであるという観点,それから,具体的には,図書費について同様の措置を求めますということでございます。それから,特別支援学校の図書館の整備充実についても積極的に図っていくことが必要という御指摘です。
  続いて,2の図書館資料についてですけれども,図書館資料の選定,あるいは廃棄については,各学校に明文化された選定あるいは廃棄の基準を設けることが必要という旨の御意見を頂いております。
  続いて,おめくりいただいて2ページ目でございます。今後更なる検討が必要と考えられる事項ということで,具体的には施設設備面についての御意見ということで,当協会では3月22日に図書館における障害を理由とする差別の解消の促進に関するガイドラインを公表しているということでございます。施設設備についても,改善・工夫が必要であることを周知することが大切であるという旨の御指摘です。
  3,専門的な人材についてでございます。学校図書館の運営を支える専門的人材の育成と適切な配置が不可欠かつ急務ですという旨の御指摘です。ただし,「採用時の要件や研修の水準を全国的に高める」と述べられていますが,それを保障する具体的な手だてが記述に見られない,あるいは,フルタイムで配置する必要があるといったような御指摘でございます。
  学校司書の資格の在り方,養成の在り方につきましては,学校図書館法の附則にありますように,学校司書の職務内容は「専門的知識及び技能を必要とするもの」であるため,大学における専門的な教育課程における学修により,資格を付与するための養成制度を検討し,創設することが必要である旨の御意見,また資格要件については,司書教諭資格については,「教育」及び「運営・管理」について十分な資格かどうか再検討する必要がある旨の御指摘を頂いております。また,司書教諭を要件とする場合には,「運営・管理」に関する部分については研修等で補うことを前提とする必要がある旨の御指摘を頂いています。
  続いて3ページでございますけれども,有資格者と無資格者を同一に扱っているという点については,資格制度となり得ないというような御指摘,それから,(3)においては,文科省の現状調査を踏まえまして,資格・経験を問わない自治体が35%に上る,採用時に司書等の資格の所持が望ましい旨をガイドラインに示す必要があるとの御指摘でございます。
それから,大きな4,学校図書館の運営についてでございます。現状として,2校兼務,3校兼務,あるいは週2日,3日の短期間勤務では,教職員の一員としての十分な位置付けは困難であるということで,1校1人以上の正規職員の配置が重要,学校司書が職員会議,学校に置かれる各組織に参加するためには,学校の教職員の一員である必要があるという旨の御指摘,また利活用については,授業中はもとより終日開館し,利活用が可能な状態でなければならないとの御指摘でございます。
  それから,評価の在り方については,「予算の投入」についても評価の必須の要素であると示すべきであるという旨の御指摘,それから最後が,5としてその他の論点については,教育委員会による支援,あるいは公共図書館との連携については,学校司書の存在が不可欠であるという旨の御指摘,あるいは,民間事業者との連携については,民間事業者からの派遣社員等による学校図書館運営は契約書に示された仕様書に縛られる側面があり,おのずから限界があるという旨の御指摘,地方団体に対し民間事業者による運営は行うべきではないとの周知が必要との御指摘を頂いているところでございます。
  審議の御参考にしていただければと思います。
  事務局から以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  それでは,本日の議事の本題に移りたいと思います。先ほど,今後の会議の進め方について事務局より説明がありましたとおり,論点整理(案)に沿って,項目ごとに議論していきたいと思います。
  本日は,前回お配りした論点整理(案)から修正を加えたものを資料3として配付しておりますが,3ページの図書館資料について,ここを中心に議論したいと思います。
  それでは,まずここの学校図書館における図書館資料について,事務局より御説明をお願いいたします。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  失礼いたします。資料3をごらんください。先ほど申し上げましたとおり,夏を目途に審議のまとめを頂きたいと思っておりまして,基本的にはこの3月に整理を頂いた論点整理(案)について,更に肉付け,修正,追加等々を行っていただきたいと思ってございます。その観点から,本日は1ページから4ページまでの部分を,論点整理(案)から更に進めた修正案ということで御提示をさせていただいてございます。
  まず,1の現状と課題,対応策の方向性でございます。学校図書館の利活用の状況については,学校間,地域間の格差が大きいという現状認識を示してございます。具体的に,図書館資料の面については,学校図書館図書標準の達成学校数の割合は増加したものの,依然として図書標準を達成している状況の割合は小学校で約6割,中学校で約5割にとどまっていると。また,社会状況の変化,学問の進展により利用価値が低下した図書がそのまま置かれている状況も一部にあるというような現状認識でございます。
  さらに,また図書館資料については,これからの学校教育を考えた際に,アクティブ・ラーニングの視点からの不断の授業改善のほか,小学校における英語教育,あるいは特別支援教育,外国人児童生徒に対する対応,いわゆる主権者教育の推進など,こういった学校教育の新たなニーズに図書館資料の観点からも応える必要があるのではないかという部分でございます。
  次に,人材の面ですけれども,やはり司書教諭が十分な役割を果たすことが重要であるという点,また,先ほどから出ております学校図書館法の一部改正により新たに位置付けられた学校司書も,その役割を果たすことが重要であるという点,さらには,その附則を踏まえまして,水準の確保に向けた取組が必要であるという現状と課題でございます。
  対応策の方向性でございますけれども,本協力者会議における審議を踏まえ,学校間の格差の解消に向けて,様々な資料,あるいは司書となる要件,それから運営上の重要な事項等々,学校図書館としての望ましい基準を定めることが必要である旨を記載しております。
  論点整理(案)は,3月の段階ではガイドラインという書き方をさせていただいておりますけれども,公共図書館の方は,参考資料3で本日お配りをさせていただいておりますけれども,図書館法に基づきまして,「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」というのを出させていただいております。
  こういったことからも,ガイドラインという表現ではなく,「学校図書館としての望ましい基準」という表現ぶりをさせていただいております。この表現が適切なのかどうかも含めて,本日,御議論いただければと思います。
  さらには,国においては,地方公共団体における取組の標準化を推進するため,様々な支援を継続・充実していくことが必要であるという旨が,対応策の方向性でございます。
  具体的に2ページ以降が,今後,文部科学省として示していく望ましい基準の中身を示したものでございます。おめくりいただきまして,資料3の2ページでございます。
  まず,学校図書館に関する基本的な考え方でございます。このあたりにつきましては,基本的には学校図書館法の規定を踏まえた上で記載をさせていただいております。改めて申し上げるまでもないわけですが,学校教育において欠くことのできない基礎的な設備であるということ,それから,その目的については,学校の教育課程の展開に寄与するという点と,児童生徒の健全な教養を育成するという目的がございます。当然ですけれども,学校に設けなければならないということで,設置義務が掛かっておるわけでございます。
  また,学校図書館法の4条以降においては,学校図書館が児童生徒や教員の利用に供するものという観点から,その方法として5点,ここに掲げさせていただいたようなことが示されております。
  こういったことを踏まえまして,丸の3つ目ですけれども,学校図書館の機能という点では,読書センター,あるいは学習センター,情報センターといったような機能を最大限発揮できるようにすることが重要であると。また,当然ですけれども,学校図書館というのは,児童生徒の生きる力を育成するという観点と,さらには生涯にわたる学習の基盤形成につながるものであるということを記載させていただいております。こういったような機能を発揮するためには,学校図書館の図書館資料の充実と,学校図書館の運営に当たる専門的人材,具体的には司書教諭と学校司書の資質能力向上の双方を図ることが極めて重要であると書かせていただいております。
  また,前回,御指摘を頂きました高等学校,あるいは特別支援学校の学校図書館の整備充実も重要な課題であるということが,基本的な考え方でございます。
  おめくりいただきまして,3ページでございます。3ページが図書館資料についてでございます。図書館資料については,計画的・組織的な整備の推進が必要であるという基本的な考え方,また,先ほどの学校図書館法の学校図書館の目的を踏まえると,教育課程の展開に直結する図書館資料を整備することが必要であるということで,ここは論点整理から変更はございません。
  さらに,具体的な事項についての考え方でございます。まず,図書館資料の選定でございます。1点目は,図書館資料は,児童生徒の発達の段階に応じたものであるとともに,教育課程の展開に寄与する資料構成とすることが重要である。このため,図書館資料の選定が適切に行われるよう,各学校において明文化された選定基準を定めるとともに,基準に沿った図書選定を行う必要がある旨,記載しております。
  丸の2つ目ですけれども,これは,前回ヒアリングの中で学校関係者の方から出されておりましたけれども,選定等については学校の教育活動の一部として行われるものであり,特定の職員だけで選定するのではなく,基準に沿った図書選定を行うための校内組織を整備し,学校組織として選定を行う必要があるという点,さらには,現在の学校図書館には文学,いわゆる分類の9が多く配架されておりますけれども,教育課程の展開に寄与するという観点からは,自然科学,社会科学等の分野の割合を高めるなど,児童生徒及び教員のニーズに応じた偏りのない調和のとれた蔵書構成となるよう,見直しを進めることが必要である旨,記載をしております。
  続いて,図書館資料の廃棄・更新についてでございます。学校図書館には,刊行後,時間の経過とともに誤った情報を提供することが明白になった図書や,汚損や破損により修理が不可能となり利用できなくなった図書等が配架されている例もあるが,児童生徒にとっては最新の正しい知識に触れる環境が適切であるという旨,このようなことから,適切な廃棄・更新が重要であり,各学校等においては,明文化された廃棄の基準を設けるとともに,基準に沿った廃棄を行うことが必要である旨,記載しております。
  なお,廃棄と更新を進めるに当たっては,貴重な資料が失われないようにするため,学校図書館での利用・保存が困難な貴重な資料については,公共図書館に移管することも考えられるのではないかと記載しております。
  続いて,図書館資料の整理についてでございます。ここの項目は,論点整理ではなかった項目を追加しております。全ての図書館資料は,児童生徒及び教員がこれを有効に利用できるように整理して配架する必要がある。なお,図書の分類は日本十進分類法が活用されることが一般的であるという旨,記載しています。ここのあたりの記述というのは,もう少し,例えば日本十進分類法,NDCによることが原則であるとか,そういったところにもう少し踏み込んだ方がいいのかどうかも,御議論いただければと思います。
  続いて,児童生徒の読書意欲を喚起するような,季節や学習内容に応じた掲示,あるいはコーナーの設定なども必要に応じて実施することが有用であるという旨,記載しております。このあたりも表現ぶりでより適切なものがあれば,御指摘いただければと思います。
  続いてが,新聞の配備でございます。平成27年に公職選挙法等の一部改正が行われ,選挙権年齢の引下げが行われたことに伴い,これからの我が国を担っていく児童生徒が,現実社会の諸課題について多面的・多角的に考察し,公正に判断する力等を身に付けることが一層重要になっており,このような観点から,新聞を教育に活用するための学校図書館における新聞配備の充実が必要であるという観点,少し論点整理より,新聞を配備の必要性というものを書かせていただいております。
  続いてが,ICTの活用等でございます。小学校英語を含め,とりわけ外国語教育においては特に音声等の教材,あるいは理科等の他の教科においては動画等の教材に学習上の効果が見込まれることから,教育課程の展開に寄与するという学校図書館の目的を踏まえれば,デジタル教材等を図書館資料として充実することが必要であるという旨,記載をしております。
  また,障害のある児童生徒の自立や社会参画に向けた主体的な取組を支援する特別支援教育の観点からも,在籍する児童生徒の状況に応じた様々な形態の図書館資料を選定することも考えられるという旨を,記載させていただいております。
  5ページ以降につきましては,次回以降,御審議いただきたいと思っておりまして,特に本日時点では,3月の論点整理(案)からの修正は加えてございません。ですので,本日は1ページから4ページまで御審議を頂ければ有り難いと思っております。
  事務局からは以上でございます。

【堀川座長】  ありがとうございました。この図書館資料,1と2,3のところを,更に内容を充実させていただきまして,ありがとうございました。
  それでは,具体的な点に入りたいと思いますが,済みません,その前に,堀川のこれまでの経過メモと書いておいた,メモを見ていただけますでしょうか。きょうの机上配付のものです。
  年度も替わりまして,それから,事務局の中安課長補佐さんが鈴木課長補佐さんに変わったこともあり,2か月,3か月という間も空(あ)いて,私の方が自分の整理のために書いたものなんですけれども,昨年8月26日,第1回のこの会議が行われました。そして,この協力者会議の検討事項として,このような点,その他含めて4点が挙がっておりました。そして,そこで配付された考えられる主な論点についてというので,1から6までありました。
  そして,第2回が11月という,ちょうど3か月たったところだったんですが,ヒアリングを3団体。そして,そこで配付された,これは余り議論はしませんでしたけれども,資料の4として,司書教諭や学校司書の資質向上方策についての案が出されていました。この時点では,これをこの協力者会議でまとめるのかというようにも思われましたけれども,その後の会議,4回目のときに,この研究資料は国が作成するものだという位置付けが明らかになりました。
  そして,裏の方に行っていただきまして,第3回,今年の1月,ヒアリングを7団体しました。もうそれで余り議論の時間がありませんでしたね。
  そして,第4回が3月10日,6団体のヒアリングに,先ほどの資料6の学校図書館の整備充実に係るこれまでの意見を踏まえた論点整理(案)を出してくださり,そして,ここの中で初めてガイドラインを作りましょうということが出てきました。それで,ガイドラインと別にというか,私たちはこの協力者会議で報告書を作ると。そして,その報告書が,この論点整理(案)が基になる報告書ですが,これが基になって国の方でガイドラインを作ってくださるというようなお話でした。
  きょうの5月26日,先ほど御説明がありましたように,この論点整理(案)を,今度は3つの領域で1回ずつ論議していきましょう。そして,学校図書館の運営を支える専門的人材というか,学校司書の資格・養成については作業部会を作りましょうということで,了承していただいたところです。
 先ほど御紹介をしませんでしたけれども,その作業部会のメンバーは,こちらの委員さんの中から5人と,それからあと,外から井上靖代先生と小田光宏先生,お二人に入っていただいて,7人で開催する予定でいます。
  そして,きょうのところで先ほど御説明がありましたガイドラインという名称も,また検討してくださいということでしたけれども,きょうのところでは「学校図書館の望ましい基準」という名前になっています。公共図書館の望ましい基準がありますから,これに対応するということなんですが,皆さんの机上の会議資料の,後ろの方から,12……,学校図書館基準についてという,昭和34年に出たものがあります。それが,日本では学校図書館基準として出されたものの最新版というのでしょうか,使われていないものですけれども,後ろから9ページをはぐっていただいて,左側の下のところに学校図書館基準について昭和34年というものがあるんです。ちょっと字が細かくてなかなか読めないんですが,この基準というのも,性質がまた違ってくるかもしれませんけれども,1993年に図書標準というのは出ていますが,国が学校図書館全体的に何か方針を出すというのは,ここで2回目ということになります。
  そして,その下に書いておきました。これは国際的なものなんですけれども,国際図書館連盟,IFLAと呼んでいますが,そこが1999年に,ユネスコと共同で学校図書館宣言というのを出しています。その宣言をもっと具体的にするために,ガイドラインを2002年に出しています。ここに,1,2,3,4,5という柱立てになっています。それが昨年,2015年に改訂されました。2002年のときには26ページのものだったんですが,2015年には69ページだったか,かなり量が増えています。そして,1から6までの柱立てになっています。学校図書館の使命と目的,法的・財政的枠組み,人的資源,物理的・電子的資料,プログラムと活動,評価と広報というような6つの柱立てです。これについては下にURLを書いておきました。解説が載っていますので,これもどうぞ参照してください。
  それから,もう一つ,以前に委員さん方のところに鳥取県の学校図書館ハンドブックというものが送られたように聞いていますけれども,これの後ろの方に,学校図書館ビジョンというものを鳥取県が出しています。その部分だけを印刷したものも,きょうお手元にお渡ししてあります。
  それから,きょうは加藤委員が参考資料を持ってきてくださっていますし,こうしたことを参考にしながら,学校図書館資料についてまずは論議していきたいと思います。そして,時間が少しでもあれば,その前の1章,2章のところ,それから先ほどの名称のことなど,是非お話ししたいと思っております。
  さて,それでは具体的に,図書館資料ということですから,3ページのところから行きましょうか。3ページの上から行きましょうか。基本的な考え方,それから具体的な事項についての考え方の図書館資料の選定のところではいかがでしょうか。どんな細かいところでも結構です。文字一字一句,検討をお願いいたします。これが先ほども申しましたようにガイドライン,あるいは基準の基になるものですから,何でも気が付いたことは御発言ください。それを皆さんで,最終的な文言はどうするかということはありますけれども,気が付いた点はどうぞおっしゃっていただければ有り難いです。

【植松委員】  望ましい基準等の基本的な考え方で教育課程の展開に資することだけを強調していくと,学校図書館の設置目的の1つである教養を高めるとか,健全な人間としての成長を促すという部分が薄められてしまう可能性もあるので,やはりここでは教養を高めるというふうなことも記述しておく必要があると思います。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  加藤委員。

【加藤委員】  関連してです。私も,今おっしゃった教育課程の展開に寄与する資料構成ということが書かれているんですけれども,学校図書館の蔵書は,教育課程の範囲をはるかに超えた,多様なメディアを収集するというところを意識して蔵書を形成していますので,もっと幅広く収集することが目的となるような記述が必要かなと思いました。本当に小さな学校図書館,1万2,000冊ぐらいの蔵書の図書館ですけれども,やっぱりその小さな中でも知的な宇宙を構成できるような,そういう資料構成が表れるような文面が有り難いなと思いました。
  そして,丸の3つ目のところで,「児童生徒及び教員のニーズに応じた偏りのない調和のとれた蔵書構成」と書いてあります。これは,現場で働く者としては大変困難な,難しい記述になります。偏りのないという言葉は最近とみに聞かれるんですけれども,偏ったとか問題があるというものは時代の空気による場合が大変多いと思うので,この表現にちょっと引っかかっています。学校図書館にふさわしくないとか,資料というのはよく上がってくるんですけれども,そのときにどうするかということを考える方が,私は大事だと思っています。どうして問題なのかということを子供たちや先生方と一緒に考えられる,議論する。そうすると,問題のある資料も,実は問題提起となる資料となっていくなと感じています。
  ですから,ここの文章,ちょっと今いい言葉が見つかりませんけれども,やはり子供たちや教職員からの要求を大事にした資料を集めるというのは大前提で,そのときに問題が出てきたら,学校の中で考えるという方向を取れる文面を考えたいなと思います。
  以上です。

【堀川座長】  どういう文面にしたらいいか難しいところですね。とりあえず「偏りのない」というのは取りますか。
  それから,いかがでしょうか。米澤委員。

【米澤委員】  今,加藤委員もおっしゃっていたようなことですが,学校図書館というのは,それぞれの学校の教職員,生徒のための図書館です。 小学校,中学校,高校でももちろん違ってまいりますし,それぞれの学校によってもやはり違った蔵書構成になることは考えられます。この「偏りのない」という表現ではなくて,司書としては,図書館資料を構築するというのがまず最初に専門的な知識を発揮できる場所だと思っています。やはりバランスの取れた蔵書構成を目指すべきで,例えばNDCの構成比は円グラフで表示するのですけれども,小学校の場合は文学の9類が圧倒的に多くて,もう半分以上のような,それは,はっきり言えば偏った図書構成と言わざるを得ないと思います。
  授業でも使えるし,生徒にとってバランスよく資料を提供できる図書館資料という概念が必要だと思いますので,そこをうまくこの中に入れていただいて,そうすれば,その後の図書資料の整理のNDCというところに生かせてくるので,ちょっと今,文言が出てこないですが,「偏りがない」というよりは,各学校に応じたということはとても必要だと思います。特に高等学校は,普通科以外に商業,工業,ビジネス,芸術,単位制,総合学科といったように特色のある学校が多いので,その学校に応じた蔵書構成というのは,どうしてもできてしまうことになります。
  なので,その辺りの表現をもう少し考えていただけたら思います。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  堀部先生。

【堀部委員】  私は別のところについて考えたんですけど,今の件に重ねて申しますと,やはり自校の学校図書館経営方針に準じたというところが,学校図書館にとっては非常に大事なのかなと思っています。先ほど米澤委員の話にあったように,高等学校の場合には,やはり専門書とか,かなり特殊性を持たせることが具体的にイメージできるんですけど,小学校においても,読書センターを重視したいという学校経営も当然あるわけですし,学習センターへ重きを置くという考えも基本的にはあると思うので,配架の基準というところを目安にしながら,自校の学校図書館経営方針に即した調和というような概念ではいかがでしょうかというのが1点です。
  それから,別の話題になってしまいますけど,今,各論の部分で論議が始まったんですけれども,この3の図書館資料についてという項の中で,私はその選定の前に,まず図書館資料の概念規定というものを簡単に置くべきではないかなと思っています。その前提は,今の御発言の中からも酌み取れるところがあろうかと思いますが,やはり図書資料だけではないと。非図書資料の扱いというところもあるわけで,その辺の図書館資料というところの概念を少し具体で落とすことによって,後段の廃棄・更新に係る部分,整理についてという視点も,更に深まった視点で記載されるのではないかなと考えます。
  それから,もう1点ですけれども,これは図書館資料の整理,次のところになってしまいますけれども,基本は中央館というか,学校図書館の本館を充実させるということはもちろんなんですけど,学校現場においては,分散配架的な扱いで考えるというところも幾つか散見するところになります。そういったところが,季節や学習内容に応じたコーナーというところとは違う概念になろうかと思うので,それについての考え方,見識というところも少し触れられるといいのかなと思いました。
  以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  ほかの委員さん,いかがでしょうか。
  今のお話を伺って,具体的な事項についての考え方の最初に,学校図書館の図書館資料とはという,その種類とかをきちんと入れると……。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  ありがとうございます。今,堀部先生の御指摘というのは,いわゆる学校図書館法での図書館資料の定義というのが,図書,視覚聴覚資料,それから,その他学校教育に必要な資料ということで,大きく3つぐらい展開されておりますけれども,そういったあたりの図書館資料の定義みたいな形をイメージされていますか。具体的にもし何かあれば,教えていただけると大変有り難いのですが。

【堀部委員】  具体的な部分で言えば,やはり大きくは図書資料と非図書資料になるわけですけれども,例えば学校の学習情報センターの機能としては,写真ですとか絵地図ですとか標本ですとか実物資料,模型,そういったものは,やはり学校図書館に置くところで有益性を発揮するところがあるので,そういったところでの図書と非図書という中で,恐らくICT絡みの電子媒体についてもクリアできるのかなと思います。そこらあたりまではちょっと書かれると,イメージも持ちやすいかなという考えです。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  ありがとうございます。

【堀川座長】  同じように考えます。これだけ時代が変化してきているわけですから,学校図書館法が1953年のものをそのままではなく,先ほどのニーズも変わってきている,子供たちも変わってきているというところで,これだけ幅広い資料が必要ですよということを押さえていただけたらなと思います。
  平久江先生。

【平久江座長代理】  少し具体的な点なんですけれども,「図書館資料の整理」というふうにあるんですけれども,今後やっぱり図書館資料をどう提供していくかというのが非常に重要になってきていますので,やはり整理にとどまらず,そこのタイトルもきちんと中黒で「提供」というところまで入れておいた方がいいのかなと思います。
  具体的な条文としましては,1つ目の丸のところで,「なお,図書の分類は」ということが書いてあるんですが,やっぱり図書の利用を考えますと,日本十進分類法で分類することが非常に重要になってきますので,「なお」というものは取っておいた方がよろしいのかなと思います。それから,「一般的である」というのも取る。文末は「活用される」ということでよろしいんじゃないかなと思います。
  それから,2つ目の丸ですけれども,利用の仕方としては「掲示やコーナー」とあるんですけれども,やはりこれは展示という言葉もきちんと入れていただきたいなと思いますので,「掲示や展示,コーナーの設置」という形で文面に加えていただければと思います。
  以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。このページのちょっと下の方に行ってしまいましたけれども,その前に,先ほど加藤委員,それから米澤委員から,あとは堀部委員からも出てきました,最初の選定のところでもう一つ項目を付けて,構築というか,先ほど自校の学校経営の方針に即したというような言葉をおっしゃってくださいましたが,そういうように学校に応じたとか,当該学校の教育の特色に応じたとか,あるいは先ほど,問題が出てきたときに対応できる,それをどう言葉にすればいいかちょっと難しいところですが,そうした選定が校種でも違うというところが押さえられるような一文が,最後のところにもう一つ入るといいなと思います。
  そして,量ではなく……,量も必要ですけれども,質が必要だということを,それはヒアリングでよく出てきたことなんですけれども,どういうように入れていくかと。選定と,あとは構築という言葉もあるので,蔵書構成とかという言葉もありますが,その辺をどう使っていくかと個人的に思っています。
  ほかの委員さんはいかがでしょうか。
  お願いします,小西委員。

【小西委員】  失礼します。こういった文章を作っていくときに,表現がなかなか難しいなといつも思うのですが,先ほど御意見がありました教育課程の展開に直結するという部分はどうかなということでありましたが,この教育課程の展開ということ自体がなかなか難しいですよね,そもそも教育課程とは何なのかということがあるのですが,先生方の教育の計画というのであれば,学教法の施行規則なんかでは,学習指導要領によるものとするというふうに法的に定めてあります。更に学習指導要領というのは,学校では,教育の最低基準ととらえています。
  その上で,学習指導要領を超えて,その外にあるものもどんどん授業に取り入れていいですよということをちゃんと言っていますから,ここの表現で「教育課程の展開に直結する」とか,下の方には「寄与する」というふうになっていますけれども,そういったことは,やはり学校の先生方が授業で活用するためには必要な表現かなと私は思っています。そういうふうに考えますので,ここの表現につきましてはしっかりと考えていただいて,残す方向でもいいのかなと思っています。
  それから,読書センター,学習センター,情報センター,このセンターとしての機能を発揮できる,このあたりをもう少し具体的に説明を頂けたらなと思います。
  以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。そうですね,この報告書を読む方をどなたに想定するかというところですね。これは,私たち協力者会議は初等中等教育局長さんから依頼された委員ですよね,協力者会議。なので,報告書としてはそちらに向けてということなのかもしれませんが,それでも,これがオープンになって皆さんが読んでくださるという中で,現場の方々にも分かりやすい言葉を,また最後のところでチェックしていかないといけないですね。
  図書館資料の選定についての部分はいかがでしょうか。
  品川委員。

【品川委員】  ありがとうございます。事務局におかれましては,前回よりも踏み込んでまとめていただきまして,御礼(おんれい)申し上げます。
  図書館資料のところということなのですが,前回も申し上げたことではございますが,書きぶりについて申し上げたいと思います。冒頭から細部の話になっております。先ほど小西先生や堀川座長もおっしゃっておられましたことで,誰が読むかということにも関わると思うのですが,これが公開されて議論の流れを御存じない現場の先生方がお読みになるときのことを考えますと,まず大きいところ,全体から書いて,そこから細部に入っていくと書く方が読み手には伝わりやすいのではないかということを強く感じております。そうしますと,例えば最初に図書館資料について書かれていますが,それよりもまず問われるべきは運営の在り方ではないかと考えます。先ほど堀部先生より学校の運営目的に合うというような御発言がございましたけれども,私はこの5番の「学校図書館の運営」というところが先に書かれる方が分かりやすいのではないかと思うのです。誰が責任者で,誰が何を考えて,どういうふうにやっていくのかということが冒頭にあり,その上で誰が関わるのか,どう選書するのかという順番ではないか,と。もちろん細部から全体へという書き方もございますが,ここでは全体から細部に書く方が適切ではないか,そうしないと何かちょっとぶれやすくなりはしないかと思っております。
  これは,次回の会議でのお話になるのだと思うのですが,そうしました場合「校長をリーダーとする」という曖昧な表現ではなくて,「学校図書館の館長は校長である」というふうに,しっかりと打ち出すべきだと思うのです。「リーダーである」という表現ですと,すごく熱心な校長先生と,乱暴を承知で申し上げれば丸投げをしてしまう校長先生と差が出てしまうのではないかと危惧いたします。ここは,やはり組織としての在り方を具体的に明示した上での議論が大事かなと思っております。実際,長野県茅野市では教育長が学校長は図書館長であると指名され,非常にうまくいっているということを取材して聞いております。そこを是非御検討いただきたいというのが1点です。
  2点目は,先ほど平久江先生もおっしゃっていましたが資料のところです。整理には当然「提供」も入ってきますし,それから図書の分類の「なお」は,私も取り「図書の分類は十進法NDCが活用される」としていただきたいと考えます。そうしませんと,この資料の冒頭に書いてある「生涯教育」にはつながらないのではないでしょうか。学校図書館でNDCに慣れるから公共図書館でも使えるようになり,より豊かな人生につながる。かように長期視点を持った文面にしていくことが必要であると強く思っております。
  3点目は,図書館資料の中身をどう考えるかということについてです。私は,こういった資料を作るときは,主語を明確にすることと言葉の定義をきっちりしておくことが絶対必要だと考えております。といいますのは,定義をはっきりしておかないと読み手によってイメージやニュアンスが違ってくるからです。確かに法律に書いてはありますが,それでもここではこうであるというふうに明記していくことが必要であろうと考えています。話が飛んで申し訳ないのですが,文学のところについても申し上げたいと思います。図書館資料の選定のところに「文学(読み物)が多く」と書いてございますが,文学の中身も考える必要があると思っております。例えば学校図書館に行ってみておりますと,中には全部ライトノベルであるとかコミックであるところ,ものすごく古い小説のみというところなどが少なくありませんで,それはそれでやっぱりどうなのかなと考えてしまいます。もちろん,ライトノベルもコミックも古い小説もすべて大事ですのでいけないと申し上げるつもりはないのですが,大事なのはバランスかと。そういったバランスが文学という分類の中でも求められるからこそ,しっかりと定義付けるということが大事だろうなと思っています。
  先ほど植松先生が教養とおっしゃっていらっしゃいました。それについては全く同感でございます。更に付け加えるなら,自然科学と社会科学,哲学とか倫理が入ってきます,それに加え,もう一つ大事なのは芸術ですね。いかにいい写真集とかいい画集を置くとかということも重要です。博物館や美術館が身近に多々ある子供と比べて,そうではない子供にはチャンスが減りますから,芸術的な書籍を置くということはとても大事です。そうやって考えていきますと,私はここに書かれてある「偏りのない調和のとれた」という文言は非常に大事だと思っております。
  とりあえず以上です。また後でお話しします。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  そうですね,いろいろな御意見があって有り難く伺っています。「偏りのない」というのは,またいろいろと考えさせてください。
  その次のところの廃棄と更新の方に行っていいでしょうか。
  小瀬村委員。

【小瀬村委員】  ありがとうございます。廃棄と更新に入る前に,先ほどその上の段階で,堀部委員が出された図書館資料についての概念等を入れるという問題について,私も賛成です。それで,今も品川委員からありましたけど,基本的な考え方というのをもうちょっとはっきりさせていかないと,下の方の議論になっていかないのではないかなと思っております。上の点について,ここで決定ではなく,意見を話すだけでよろしいんですか。

【堀川座長】  はい。

【小瀬村委員】  分かりました。
  あともう一つ,基本的な考え方についても,その前段の2ページに,「児童生徒の健全な教養を育成すること」という文言を入れた上で,次の資料になっておりますので,先ほど何人かの先生方がおっしゃっていたとおり,教育課程の展開に直結していないという図書館の問題があるから,多分こういう文言になっているのではないかなと思いますが,総合的に概念として示すときには,やはりこの中身も含めた方がいいのではないかなと思います。賛成意見を2つ入れさせてください。よろしくお願いします。

【堀川座長】  ありがとうございます。そうですね,先ほどの品川委員も,各論から入っているので,もっと全体からの運営の方を先にした方がいいというようにおっしゃいました。そうした構成についても,今の校長が学校図書館長なんだというようなところを運営に入れるのか,基本的な考え方の中に入れることもできるかもしれない。中身をとにかくどんどん出していって,それをどこに入れるかというのはまた次の問題ではありますけれども,きょうも最後のところで,後半で,構成についても触れられれば,議論できればいいなとは思っています。
戻りまして,3ページの図書館資料の廃棄・更新,その辺はどうでしょうか。
  平久江委員。

【平久江座長代理】  廃棄・更新については,それぞれ適切に判断していくというような文面にはなっているんですけれども,私が学校図書館にいろいろ調査に行ったりしますと,なかなか各学校の判断で廃棄しづらい状況があるというのが,現実としてあるように思うんですね。したがって,やっぱりこれ,教育委員会が何らかの形で廃棄に対しての支援をしていくというようなことも非常に重要であるかなと,廃棄に関しては思います。そういうことで,今にわかに文面は思い付かないんですけれども,やっぱり教育委員会のサポートというようなことを盛り込んでおくことが必要ではないかなと思います。これは1項立ててもいいような気がしますけれども。

【堀川座長】  ありがとうございます。後ろの方にまた教育委員会の連携というようなところがあったかと思いますが……,支援かな,8ページにありますが,ここのところでも言葉を出しておいた方がいいということですよね。実際に教育委員会が廃棄してはいけないというように,言っているところもあるようです。
  この廃棄・更新については,また戻ることはできますので,次の図書館資料の整理,先ほど提供ということも含めた方がいいというお話がありましたが,提供は運営の方ではなくということですね。

【平久江座長代理】  そうですね。整理から提供へというような形で,ここにもやっぱり関連付けておいた方がいい。

【堀川座長】  ここにも提供……。

【平久江座長代理】  はい,お願いします。

【堀川座長】  このNDC,日本十進分類法,これ,先生方のところは何桁ぐらいでやっていらっしゃいますか。それが学校によって1桁とかということはないんでしょうけど,でも,「えっ,1年生で3桁までやるの」ってびっくりなさるところもあるし,それが普通になっているところもありますし,加藤委員のところはどうでしたっけ,これは。

【加藤委員】  3桁で。

【堀川座長】  また小学校と中学校,高校では違いますしね。何桁と決められないけれども,何か書きようがないかなと思って……。

【小瀬村委員】  済みません,その書きようについてなんですけど,小学校の方では,国語の教科書にNDCの分類が,各学年の発達段階に合わせて何桁まで使うかというのが明示されているんですね。ですから,その発達段階に応じてという部分があると思います。

【堀川座長】  なるほど,ありがとうございます。
  加藤委員。

【加藤委員】  岡山市,津山市を経験しているんですけれども,どちらの学校図書館も小中3桁です。津山市においては,国語の教科書に分類が出ていると言われましたけれども,ずっとその教科書を昨年度,見ていきました。5年生の段階で,たしか3桁が紹介されていたと思います。小学校1年生には10の仲間ということを伝えますけれども,学校図書館の分類としてはやはり3桁にして,特に4類なんかは,細かくした方が子供たちも使いやすいというのがあるので,利用者の様子を見てするべきだと思うし,小中でも3桁は必要かなと感じています。

【堀川座長】  ありがとうございます。余り細かいことまで入れ過ぎると,動きがとれなくなるというのはあるでしょうけれども,ほかの委員さん,いかがですか。
  小瀬村委員。

【小瀬村委員】  丸2の内容というか,どこまでを含めて示しているのかちょっと分からないところがあります。先ほど,だから図書館資料の概念についてどこまでを示すのかということに関わります。ちょっと図書資料に偏っている部分があるので,例えば学校図書館が情報センター,学習センターとなり得るべきには,もっとほかの整理が必要だと思うんですね。なので,もう少し,読書意欲だけではなくて調べ学習とか探究的な学習,アクティブ・ラーニングなどの学習に対応するような情報の整理という部分についても含めなくてはいけないかなと思います。丸2はそこまでも含めている文言になっているのかなというのは,ちょっと疑問が残ります。

【堀川座長】  小学校ではファイル資料とかという,その辺も含めてですかね。

【小瀬村委員】  そうですね。

【堀川座長】  植松委員。

【植松委員】  先ほどもお話がありました,提供ということになると,教室があって図書室という校舎の造り方と,最近増えてきている,オープンスペースを持ったいわゆるオープンスクールでは,学校じゅうが図書館とか標榜(ひょうぼう)され,学年のコーナーに本を分散するというのがありますよ。そのような学校と在来型の図書室がある学校とでは物理的な環境が相当違うと思うので,やっぱり運営のところでそういうことについてもあらかじめ記述した上で,各論に反映させるのが良いと思います。

【堀川座長】  それは本当に植松先生にお願いしようと思っていた視点なんです。学校図書館をまずはどこに置くかとかいうところから始まってというのが,基本的な考え方に入るのか運営に入るのかというところなんですが,場所的な,あるいはコンピューター室と,それから学校図書館の関係とかいうような部分も,どこかにやっぱり入れないといけないなとは思っています。それを運営にするか,基本的なところですね。
  ありがとうございます。是非その辺も入れていきたいと思います。
  それから,ほかの委員さん,いかがでしょうか。
  武島委員。

【武島委員】  先ほどからの先生方の御意見,賛成ですが,やはり最初に,品川委員がおっしゃったように運営とか概念とかの定義を持ってこないと,非常に分かりづらいです。分かりづらいのと,各学校において明文化された選定の基準とか,各学校において明文化された廃棄の基準を設けるという文言を読む限り,これを見た学校の先生方が,どうしたらいいのかとお手上げ状態になると思います。
  ですから,やはり品川委員がおっしゃったように,図書館長が校長であって,明文化するものを作るのが学校の誰なのか,運営に当たるときに学校長と司書教諭と学校司書であるのかというところの,そういう大きな基の中の一部が図書資料です。もちろんそこも現実的には大きな問題なんですけれども,細か過ぎて,順番として……。

【堀川座長】  そうですね。

【武島委員】  少しここに特化していいのかということが今,戸惑っています。

【堀川座長】  ここに特化してというのは……。

【武島委員】  図書資料の廃棄・更新,整理・提供というところに,急に細分化して入っていくことに対してです。

【堀川座長】  それは,前に運営があればいいということですか。そうじゃなくて……。

【武島委員】  核となるものをみんなでまだ作っていないのではないか。この会議として,まず学校図書館の基本的な考え方であるとか,定義であるとか,概念であるとかというところを作らずして細分化していくことが,後でつじつまが合うのかどうかというところが少し戸惑っています。

【堀川座長】  そうですね。私たちの進め方として,この論点案を3つに分けて,まずは資料の方からきょうはという,そうした進め方なので,今までこうした議論をしていない。ヒアリングをしてきて,そして論点案が出てきました。それを3つに分けてという,何ていうんでしょうね,流れが急に各論から入ってしまっているので,議論がしにくいというところは確かにあると思います。
  それで,申し訳ないんですが,あと3ページ,4ページのところ,ここまで一応終わらせて,やりにくいとは思いますけれども,文言で気が付いたところは言っていただいて,そして,基本的な考え方,最初のところ,1,2章に入りたいと思います。運営の方とも絡めながら。
  加藤委員。

【加藤委員】  済みません,進むのを止めてしまうんですが,最初のところの選定のところの,私,2番目が実はちょっと飲み込めずにいたんですけれども,選定は「特定の職員だけが学校図書館資料を選定することのないよう」という文言があるんですけれども,これはどういうことを想定しているんですかね。こういう文章が出ていることにちょっと驚いているんですけれども。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  こちらは,前回のヒアリングで全連小,あるいは全日中,全高協の方々から頂いた御意見を踏まえまして,学校司書さんだけに全部押し付けるということは望ましくないというようなヒアリングでの御意見を踏まえまして,学校が組織として,あるいは学校長が責任を持ってそこは行うというような趣旨を書かせていただいたものでございます。

【堀川座長】  そうですね。そういう文脈の中で出てきたものを,今度はここにそのまま出すと,ちょっと違和感があるかもしれないという……,特定の職員だけが言うと,はてと思う方もいらっしゃるでしょう。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  そうですね。記述ぶりについては,またちょっと修正をさせていただければと思います。

【堀川座長】  ありがとうございます。今,加藤さんのように,ちょっとここは何となくおかしいとか,何ですかとかいうことも,どんどん出していただければと思います。
  図書館資料の整理,提供が入るのかどうかというところ,いいですかね。
  あと新聞の配備と4ページのICTの活用等,これもちょっと見ていただいて,また戻ってくるということにしますかね。

【平久江座長代理】  よろしいですか。

【堀川座長】  はい,どうぞ。

【平久江座長代理】  済みません。2点ありまして,1点は,ICTの活用等というところなんですけれども,デジタル教材を図書館資料として充実するというのは非常に重要になってくるであろうと思われるんですけれども,ただ,その前段階で,デジタル教材を活用できるようにするためには,ある程度図書館がインターネット情報源を提供できるようにしないと,やっぱり難しいのかなと思いますので,資料の定義の議論がありましたけれども,インターネット情報源というのが適切かどうか分からないですけど,そういった文言も,資料として加えていただきたいなと思います。
  それが1点なんですけれども,それから,もう1点なんですけれども,ちょっとここの枠とは離れてしまうかもしれないんですけれども,もう1つ大きな項目として,図書館資料の相互貸借とか相互利用というような考え方をやっぱり入れておくことが必要じゃないかなと思います。地域で図書館資料の共有化を図っていくとか,相互利用を推進するというような趣旨の文言を加えていかないと,やっぱり生涯学習にも対応できませんし,子供の読書活動推進計画の中で公共図書館と手を組みながら資料を充実させているというような動きもやはりつながっていかないと思いますので,そういったことをちょっと立てていただけるといいのかなと思います。

【堀川座長】  ありがとうございます。それに関連して,学校図書館支援センターという言葉もここにも,多分,運営の方に出てくると思いますが,学校図書館支援センターの活用というか,設置・活用とかで資料が十分に使えるようにということもあるといいと思います。
  それから,先ほどちょっと申しました配架とか,見出しを多くするとか,あるいは絵本だったら面出しをして配架するとか,それから子供たちが自分で探せるように見出しを付けるとか,キーワードで探せるようにするとかいうような,そうしたアクセスを保障するような工夫をしましょうということも,ここに含めるのか。
  米澤委員。

【米澤委員】  済みません,私も,3ページを見ていて気分がまとまらない理由がちょっと見えた気がしたので,お話ししようと思ったのですが,まず図書館資料についてということで,図書館資料とは何かということを定義して,その後に,図書館資料を構築するためには,本を収集する。そのために必要なのが図書資料の選定で,各学校によって図書選定の基準を作る必要があるということではないかと思います。
  その後に来るのが,収集の次が整理です。そして,資料を提供する。廃棄はどこに来るかというのがちょっと,収集,廃棄なのかもしれませんが,そういった一連の流れを入れてもらって,例えば資料を見やすいように,提供しやすいようにする場合は整理になると思うので,コーナーを作ったりするのは資料の提供とか環境整備という部分に入ってくるので,この項目だけに詰め込むのが難しいかなと思いました。
  新聞に関しましても,都立高校では普通に新聞はずっと取っておりまして,今回,文科省の方から,新聞を全国の小中学校に配置するというふうに進められていると思いますが,高校の場合は,複数紙取っている学校も多いですし,新聞の縮刷版も購入しています。
  しかし縮刷版を保存するスペースがなくなってきていますので,最近は有料新聞データベースを利用する学校もありますので,新聞の配備という項目だけが,この後,ずっとガイドラインとして残る形よりも,図書館資料の一部として,新聞の位置づけを明記するのがいいのではないかなと思いました。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  3ページ,4ページについて,特に御意見というのはほかに……。
  品川委員。

【品川委員】  ありがとうございます。まず新聞のところについてです。もちろんバジェットの問題もあるとは思いますが,今後,新聞を教育に利用していくことを思いますと,是非「学校図書館における新聞配備の充実」といった曖昧な書き方ではなく,複数配備と入れていただきたいと思います。地方紙と朝日新聞を置きましたら論調は似た方向性になりやすいので,できれば3紙配備が理想です。図書館にはいろんな視点を置いておくことが非常に大事だなと思っています。
  それから書きぶりの文言についてですが,冒頭から拝見しておりますと,これは現行の学習指導要領を意識された表現だと思われます。しかし今,中教審の企画特別部会等で検討している新しい学習指導要領は,もちろん生きる力というのはございますが,そこから踏み込んで,これからの子供に必要な資質能力として3つの柱を挙げております。そういった視点をここにも入れていく必要があるのではないかなと思っております。
  そうしますと,例えば今,我々が検討している学習指導要領には「思考判断,表現等」の中に「問題発見」とか,「主体的・協働的に問題を発見し,解決する」とか「クリティカルシンキング」。日本語に訳すと批判的吟味力となり,〝けちをつける〟方の批判だと思われがちですが,要は情報を吟味・分析し判断するという意味で,大事なことは自己決定するということです。これこそ学校教育の,特に図書館においては必要な指導精神なのではと思っておりますので,是非御検討いただければなと思います。
  それから,ICTのところです。ICT,デジタル教材を準備するのはもちろん大事ですが,例えば英語についてはユーチューブを使えば幾らでも無料でいい素材や教材が使えます。そういったフリー素材が無限にあるので,それらを使えるようにしておくということが,特に予算に余裕がない昨今においては大事なのかなと思っております。インターネット情報が使えるようにするというのであれば,リテラシーのことも踏まえて学校図書館が意識的・戦略的にやらないと,ほかの課題も出てきます。それも踏まえた書きぶりが必要ではないでしょうか。
  それを受けてなのですが,その下のところに「在籍する児童生徒の状況に応じた様々な形態の図書館資料」とございます。ここも具体例を入れていただきたいと思います。例えば前回も申し上げましたけれども,多言語に「例えば,音声変換できるテキストトゥスピーチやブック・オン・テープ」など,どういう形態が要るのかということを少し明示しておいていただけると幸いです。現状の書きぶりではいまだに漠然としているのかもと思いました。
  以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。例えばというのは大切ですね。そして,先ほどのインターネット情報源に関連して,やはり施設設備のところを,何かちょっとまとめて書いておきたい気がしますね。
  堀部委員。

【堀部委員】  じゃあ,2点ということで,今,お話のあった施設設備に関しては,これは2ページの基本的な考えのところが妥当なのかなと思いますが,例えば学校図書館法の4条で項目が押さえられている中で,読書会,研究会,鑑賞会,映写会云々(うんぬん)とありますよね。これからの学校図書館においては,動的な活用というのをすごく視野に入れなくてはいけないと思うんですね。ですから,例えば協議をするというか,グループで話し合ったりする,あるいは表現,表出の,ステージまではいかないまでも,プレゼンを意識したような場面,そういったところも,学習センターの機能を充実させる上では,非常に有益ではないかなと思っています。
  今回,学校図書館の機能を3つに,特にこの学習センターと情報センターを別物として考えていくというところのやはり売出しは学習センターの部分,学校図書館においては大きな役割を担うものだと考えています。そういうところから,施設の面で,アクティブな活用を想定した施設設備というところとともに,これは図書館資料の要素として,実際現場では今,かなり広く見られているのは,学習成果物ですね。子供たちが国語科を基盤としながらも,あるいは社会科,理科で基盤とした読書紹介の作品であるとか,あるいは新聞ですとか,調査報告におけるプレゼン資料,そういったものも学校図書館資料と当然なり得るわけで,それを充実させることが学習センターの機能を高めることであると考えますので,是非,学習成果物というようなニュアンスですかね,そうしたものがやはり位置付けられてくることが望ましいのではないかなと思っています。
  以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  3ページ,4ページ,大急ぎでちょっと見てきましたけれども,その中でやはり出てきたのが,2章ですね,基本的な考え方,あるいは5章の学校図書館の運営,これをやはり前にというか,運営を含めて前に持ってくる必要は,委員さん方の共通の認識かなというようには思います。
  7ページを見ていただくと,この利活用の在り方ぐらいまでは前の方に,評価については,先ほどのIFLAの学校図書館のガイドラインのまねをするわけではないんですが,最後の6章に学校図書館の評価と広報というような柱立てになっていますが,この辺は参考にできるのではないかなと思います。
  そうしますと,資料のところはまたいろいろな御意見があるかと思いますが,5の図書館の運営について,基本的な考え方,運営体制の在り方,それから利活用の在り方,この辺を前に持ってくる。先ほどの施設・設備というのは,基本的なところに入るんですかね。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  失礼いたします。基本的に論点整理(案)の項目立てをベースに今,修正案をお示しさせていただいていますけど,項目立てを変える,あるいは構成の順番,運営を前に出すとか,御意見を頂ければ,そこは柔軟に対応させていただきますので,施設設備で1項目立てることも可能だと思っております。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  植松委員。

【植松委員】  大学図書館では当たり前のことですが,蔵書目録のオンラインネットワーク化であるとか,新聞記事のオンラインデータベースの導入,その前提となるインターネットの活用環境が整備されているとか,そういうことというのはもう学校図書館では常識のこととして進められるのかという,その辺のところが,蔵書目録のネットワーク化ができれば,そんなにそれぞれの図書館が頑張らなくてもいい部分も出てきます。それから,先ほどのNDCを何番まで振るかというのも,もう……。

【堀川座長】  そうですね。

【植松委員】  蔵書目録のオンライン化ができていれば,そんなことは余り考えなくてもいいということになります。その辺のところというのも,運営より前に何か,学校図書館はそれぞれネットワークされて,お互い同士助け合うんだみたいなことがやっぱりないと,話の,基盤がそろわないと思います。

【堀川座長】  基本的な考え方のところですね。もう新しい時代の学校図書館ですからね。それを押さえたいですね。
  米澤委員。

【米澤委員】  例えば小学校の場合ですと,学校図書館にパソコンがないとか,データベース以前に,もちろんインターネットはつながっていない学校が多いのではないでしょうか。システム化されている学校もかなり増えてはいるようですが,目録がないという学校すらまだあると思います。ですから,お互いの学校がネットワークにつながるというのは,まだまだ遠い話だと思いますので,是非,施設整備の面では,全ての学校図書館がデータベース化され,ネットワークでつながるというのが必要だと思います。
  施設整備の充実というところを,その下のラインの部分からちゃんと入れておいた方がいいと思います。まずは環境整備ですね。

【堀川座長】  そうですね。どういう規模の,あるいはレベルの学校であっても,読んで,あ,私たちはここなので,次はこうしたいなというようなのが見えるといいですよね。

【平久江座長代理】  よろしいでしょうか。

【堀川座長】  はい。

【平久江座長代理】  今,構成のお話をしているので,まだ私もこれ全体が頭に入ってこないんですけれども,図書館資料は非常に大事だと思うんですけれども,先ほど「提供」を入れるというお話をしましたけれども,実はここに図書館サービスの部分がそっくり欠落しているというところがありまして,レファレンスサービスをしっかりやりましょうとか,利用指導をしっかりやりましょうとかいう,そういったサービス関係について,図書館資料とくっつけてもいいのかとは思うんですけれども,やっぱりその辺も考えないといけないかなと思います。

【堀川座長】  ありがとうございます。それについては,7ページのところに……。

【平久江座長代理】  後ろの方にありましたか。

【堀川座長】  「利活用の在り方」しか書いていないんです。

【平久江座長代理】  あ,まだその後か。

【堀川座長】  いや,私もそれは気になっているところで,これを本当は1章,学校図書館の活用の教育というか,そこまで書いていいかどうか分かりませんけれども,IFLAで言う「学校図書館のプログラムと活動」と書いてある部分なんですが,今の学校図書館法にはないんですよね。場所としての説明しかないので,そして,利用指導は行っていますけれども,最初にちょっと話をさせていただいたように,利用指導が今,情報活用能力の育成に積極的に変わってきていますので,国際的に,日本でももうそういうようになってきていますので,そこをこの新しい基準,あるいはガイドラインにどう盛り込むかというのは大きな課題だと思います。私としては1章入れてほしいんですけど,ほかの先生方の御意見を伺いながら……。
  そうすると,きょうのところの2章と,それから運営のところの7ページの上半分のところにプラスして,先ほどの設備施設とか,あるいはアクティブ・ラーニングなど動的な活用をするんだからということを入れなくてはいけないし,あとは,事例も少しずつ入れていくと分かりやすいということが出てきましたし,あとはオンラインの話でしたね。その辺をどう,どの学校が読んでも分かりやすく入れていくかと。どうでしょうかね。
  それから,ここの中には柱立てとしては広報というのはないんですけど,広報というのはどうですか。柱立てではなく,運営のところに入れればいいですか。
  あと,こういう論点を入れてほしいという,どこでも結構です。済みませんが,スタッフについては,専門的人材についてはちょっと置いておきたいと思いますが,そのほかについて。
  三浦委員。

【三浦委員】  今,図書館サービスの1項を設けるということに関連してですが,やはりそのサービス対象となる教職員であるとか児童生徒であるとか,小学校,中学校,高等学校によってそれぞれ違う側面があると思います。資料などを考える際にも,利用対象を具体的に分析しておくことは必要かと思いますので,是非御検討いただければと思います。

【堀川座長】  そうですね。基本的な考え方のところにやはり入れておく必要がありますね。教員も対象としているという。そして,その目的ですよね。
  それから,いかがでしょうか。

【平久江座長代理】  前の1,2ページはまだですか。

【堀川座長】  前の1,2ページ,どうぞ。

【平久江座長代理】  言ってよろしいですか。

【堀川座長】  はい。

【平久江座長代理】  済みません,それでは,もう聞きたくてうずうずして我慢していたんですけど,1ページなんですけれども,1ページの下の方に,「望ましい基準」というものが入ったので,これを見て感動すら覚えるぐらいの気持ちがあったんですけれども,これがどういう趣旨で使われているのかということを,事務局にちょっとお尋ねしたいと思うんです。それで,図書館法の事例が引っ張られてきていますので,それに類するものかなというような期待もしたんですけれども,是非やってほしいな,大賛成という感じで捉える部分でもあります。ただ,冒頭,御紹介いただいた学校図書館基準というのが昭和34年ですか,出されたものと,この図書館法の「望ましい基準」というのは全く違うものであるという認識を持っておりまして,この辺は三浦先生,植松先生の方がお詳しいかと思うんですけど,もし間違っていたらちょっと御指摘いただければと思うんですけれども,この図書館法の「望ましい基準」というのは,施行規則というような位置付けでよろしいんでしょうか。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  失礼します。公共図書館について,施行規則ではなく,図書館法に基づき,望ましい基準は文部科学省告示になっております。当然,告示ですので,それは施行規則に基づいての告示となってございます。

【平久江座長代理】  そうですか。分かりました。少なくとも図書館法で担保されているわけですよね,その基準。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  そうです,はい。

【平久江座長代理】  学校図書館法には,「望ましい基準」を作るという文言は全く入っていないということなので,したがって,ここで言う「望ましい基準を定めることが必要である」というところで使われている「望ましい基準」というのは,どういうふうに考えたらいいのかということなんですけど。書くことは大賛成なんですけど,その辺をちょっと御説明いただければと。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  失礼します。学校図書館法の中で,国の任務として,「学校図書館の整備及び充実並びに司書教諭の養成に関する総合的な計画を樹立すること」という旨が記載されております。平久江先生御指摘のとおり,図書館法のような法令の中で「望ましい基準」というのはないんですけれども,過去もそれはなかったんですけれども,御指摘のとおり,昭和34年,文部科学省発表ということで学校図書館基準というものを出しておりますので,ここは法令の位置付け云々(うんぬん)というよりは,我々として学校図書館の充実に向けて必要な,3月の時点ではガイドラインと申しておりましたけど,横文字がいいのか日本語がいいのかという観点になるかと思いますけれども,我々としては,論点整理でも書かせていただいたとおり,学校間,地域間の格差がある現状に対して,その改善の方向性として一定の標準化なり,一定の基準みたいなものを示していく必要があるのではないかというような考え方については,先生方の共通認識が図られているのではないかというように思っております。

【平久江座長代理】  ありがとうございます。よろしいでしょうか。ちょっとそれに……。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  平久江先生,済みません,ちょっと……。

【平久江座長代理】  はい。

【坪田児童生徒課長】  ちょっと補足ですけど,この望ましい基準のもともとの発想は,私が前,社会教育課長で公共図書館の所掌のときに,出したときの直後に課の担当課長になって,あ,こんなのが出せたんだと。出せたというのは,ずっと実は出していなかったんですね,望ましい基準は出すことになっていたんですけど。というのは,かつての昭和のときはあれですけど,その後に地方分権の議論があって,例えば図書館長の資格から司書であることというのが外されたりとか,もっと自由にさせるべきだと,地方に運営は任せるべきだとなって,そんな中において,こういう1つの枠をはめるような基準を出していいのかということで,ずっと実は議論が眠っていたと。
  それは,やっぱり余りにも公共図書館はまちまちだし,いろんな風が吹いてきたり,外部的な要因が変わってきたりしている中で,やっぱり望ましい基準を示すことも必要ではないかと。「望ましい」ですから絶対従わなくちゃいけないわけではない。拘束性が緩いわけですよね。だけど,これを国も関係者間もこれが理想だというのをきっちり示しておくことで,地方が予算要求もしやすくなるし人も付けやすくなるということで,やっぱり出すべきだといって,平成24年に出すことがやっとできたという。
  これの学校図書館版というものがあって,同じような動きで高まっていくんだったら,これはあり得るのかなと。ただ,基準という言葉を使うこと自体,全く法令の根拠がない中でいいのかどうかというのは,実は議論が今後あるのかなと思っていて,これまでガイドラインと言っていたのは,ほとんど望ましい基準と同義語なんですけれども,すごく緩い。ガイドラインといったら,いろんな場面で法令に根拠なく出せているのでというところで使っていたということなので,最終的には中の見せ方とか,地方の意見とか,いろんなことの中で名前は決まっていくんだと思いますが,いずれにしろ,理想形みたいなものをしっかり示すべきだと。
  あとは,きょうの論点整理というのは,まだ短冊的に今,議論して,それをどう昇華させていくかとか,総論と各論を行ったり来たりという中のまだ途中経過なので,今後,多分仕上がりの中で,非常に世の中の人にとっても分かりやすいものが仕上がるように,我々も事務局として支えたいと思っているんですが,最終的なアウトプットで基準として出すときに,例えば数値的な目標をどこまで出すべきかとか,多分そういう話になるわけですね。今は余り数値が入っていない,あるべき論だけ言葉で書いてあるんですけど,これを例えば,さっきの新聞でも数,何紙以上とかを書き込むかとか,開館日数と開館時間も何時間以上,何日以上と書くかとか,その辺を書けば書くほど,今度は何で国がそこまでまた縛るのかという議論にもなりかねないですが,ただ,今,補佐も言われたとおり,我々も学校図書館を見に行くと,ここにお集まりの関係の学校図書館はすごくハイレベルな,トップレベルな学校図書館ばかりなんですが,そうでもない,何だ,これはというような,校長先生が学校図書館の場所もよく把握していないのかと思われるような学校運営だったり,歴史的にその学校がそんなもんなんだというところが,余りにも差が大き過ぎると。
  これは全体をボトムアップしないといけないし,伸ばすところはもっと伸ばさないといけないという狙いを持った基準にできればと思っていますので,その辺,なるべく理想をどんどん言っていただいてと思っておりますし,足りないところはどんどん足していただく。余り足かせにならんところはあれなんですけれども,伸ばすべきところはどんどん言っていただくような基準。最終的にいろんな調整も入ると思いますけど,そういう議論を今後もお願いできればと思っております。よろしくお願いします。

【平久江座長代理】  関連していいですか。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  どうぞ。

【平久江座長代理】  1点だけ短く申します。大変有り難い発言なので心強く思ったんですけれども,ただ,やっぱり昭和34年の基準というのを考えてみますと,それを普及・実現していくための仕組み作りというのが弱かったんじゃないかと思うんですね。もし望ましい基準を作っていくのであるならば,やっぱりもう一つ踏み込んで,それを普及・実現していくための仕組み作りを何とか考えていくということが必要じゃないかなと思いますので,そういったような文言が,もしこの対応策の方向性の中にちょっと盛り込んでいただければと思います。せっかく作ったこれを何とか実現していく方向へと進めていければなと思っております。
  以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  加藤委員。

【加藤委員】  今,事務局の坪田様が言ってくださったことが,私はとても気に掛かっていたことだったので,うれしいなと思って伺いました。というのは,これまで標準化を図るガイドラインということで,標準化を図るガイドラインってどういうものとしてまとまっていくんだろうかという心配がありました。けれど今回,望ましい基準ということで,やっぱり学校図書館のあるべき姿を打ち出していくんだという,そこが見えたので,とてもうれしいなと。これまで,学校間の格差が大きいから,どこでもがまあできるものを探ってきて,実はこの会議の中で理想というか,あるべき姿というのが話されないままに終わってきているところがあると思ったんです。
  ですから,これからはやっぱりあるべき姿を出して,どこもがそこに近付けていけるような,そういうものが今回まとめられると考えてよろしいんでしょうか。

【堀川座長】  そうですね。正直,あるべき姿って,余り理想のというか,現実とかけ離れたところでは,何のための基準が分からないという気はしますけれども,でも,それに近付くために,ちゃんとはしごを……。さっき仕組みとおっしゃいましたけれども,ちゃんとはしごがないといけないという,そこのところをどういうように書き込んでいくかというところだと思います。
  品川委員。

【品川委員】  ありがとうございます。今,坪田課長がおっしゃったことは大賛成で,私も何らかのガイドラインは必要だということを,全国でいろんな学校を見ていると痛感しております。それは,次回の議論なのだろうと思い,先ほどは申し上げませんでしたが,この学校図書館の運営のところに,先ほど私は「学校図書館館長は校長である」と書くべきだと申し上げましたが,その学校図書館長である校長を支えるシステムが必要であり,それを明記しておくべきではないかと思います。例えば,基礎自治体の役割です。資料の鳥取県の書き方は県は何をやるのかわかりやすい。県レベルのサポートシステムは,制度はどうなっていくのかということを,この基本的な考えのところに書いておくべきかと。地方分権法だから各自治体にお任せしますではなくて,そこまで踏み込んで書いていくということが,もしかしたら平久江先生がおっしゃっていた〝実現する仕組み〟に,一石を投じるのではないかなと思っています。
  それと,先ほど座長もおっしゃっていましたが,私は学校図書館においても広報というのは非常に大事だと思っております。実際,取材してみますと我が子が通っている学校の図書館に行ったことがないとか,子供たちがどういうふうに図書館を使っているか御存じないとか,図書館を使っているのを見たことがあるというような,という保護者が多いんです。これからはチーム学校ということを打ち出していくわけですから,その中には当然地域の人も保護者も入ってきますから,広報ということも実は非常に大事だと思うのです。是非,その柱を立てるということも御検討いただければと思っています。
  それから,細かいことですが,この基本的な考え方のところの文言は,先ほど述べました新しい学習指導要領の論点整理にあるような文言にしていただきたいと思うんですね。例えば3つ目の丸のところに,「自発的・主体的な学習活動」とございますが,これは論点整理に基づくと,「自発的・主体的かつ協働的な」と入るはずです。これからは協働という視点が非常に大事になってくると企画特別部会では議論してきまして,いかに協力し合いながら課題を発見したり調べたりすることが,今後ますます求められていきます。先ほど申し上げた資質能力の向上という観点から考えますと,準備するべき図書も,例えば小学生だから小学生用の本だけを置くのではなくて,よりその知識・技術を伸ばせるような,より高度な,より専門性のある本をそろえることが大事だと思うんです。それを学校図書館で整備するのか,あるいはオンラインでつなげて,県立図書館の方から借りられるようにするのかとか,そこは分からないんですが,そういったことができるようなものなのだということを書いていただけるといいかなと思いました。
  以上です。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  どうぞ。小林委員。

【小林委員】  ただいま坪田課長から望ましい基準についての思いを伺いまして,私も意を強くした者の一人です。しかし,このような基準が,学校図書館をより豊かに,そして,学校図書館を活用して,各学校現場で豊かな教育活動が展開されるようにという私たちの意図とは裏腹に,それが現場に届いたときに現場の活動を縛るようなものになってしまっては,私たちの思いとかけ離れてしまうと思います。
  例えば,先ほど平久江委員が,廃棄のことに関連して,「教育委員会のレベルでサポートしていかないと」という具体的なお話がありましたが,検討している基準が現場を支援するものになるように,「地方の教育委員会の責務」,それから「国の責務」というものも分けて,明らかにするものであるよう願っております。
  各学校図書館の努力には,限界があります。具体的に言いますと,今日の討議の冒頭に,「各学校において明文化された基準を作り,それに沿った選定なり廃棄なりをする」ということが出ていました。これは当然のことだと思いますし,非常に重要なことだとは思うんですけれども,これを作っていない学校はどうしたらいいかと頭を抱えてしまうかもしれません。やはり現場にとって,「望ましい基準」,つまりあるべき姿,理想の姿に近付けていくためのガイドラインであって,理想の姿に何らかの事情で近付いていない学校図書館を裁くための基準になってしまっては,私たちの思いとは違うということで,今後,国の責務,地方教育委員会の責務を明らかにするものであってほしいと思います。

【堀川座長】  ありがとうございました。
  きょうは,図書館の資料について,ちょっと細かい話をしました。それからあと,運営のところと7ページのところと,それから1,2ページのところをもう少し充実するためにというので,幾つかの御意見が出てきています。今,小林委員が国の責務,地方の教育委員会の責務とかいうようにありましたけれども,学校の中でも,先ほども出てきましたね。校長先生が何をする,そして,それを支えるこういう組織があって,これをすべきだという,そうした基本的なところもきちんと押さえながら,そして,あとは,できれば図書館教育ですね,活用教育,プログラムについても章を起こしていただければというのは私の勝手な思いなんですけれども,あと,広報も出てきていました。それから……。
  堀部委員。

【堀部委員】  済みません,一言だけというところで,今,2ページの学校図書館に関する基本的な考え方で,私,どうしても思いとして盛り込んでもらいたいのは,冒頭,学校図書館法から入っていますよね。ここのところが,例えば学校教育法の30条,小学校で学力の定義が盛り込まれてから,非常に現場で教育課程の展開に寄与するという根拠というところでは,あちこちの現場レベルで語られる要素になっているんですね。ですから,そういう点では,やっぱり管理職への意識啓発は,学校図書館法から入るのではなくて学校教育法,せめて学校教育法の30条を支える要素であり,かつ義務教育の内容としての21条でしたか,読書というところをやはり根拠にしたところで学校図書館法に入っていくと,もう少し説得力が増すものではないかなと思って,一言発言いたしました。

【堀川座長】  ありがとうございます。そうですね,それぞれの校長先生,司書教諭の先生,学校司書の方々が,どこで心に響くかというところを捉えるかということですね。
  あと,きょうのところで,これだけはお伝えしておきたいということはありませんか。
  次回は運営というか,基本的な考え方,運営というのを併せて少し検討をすることになります。ここのところについてお気付きの点,メールで結構ですから,また事務局の方にいつぐらいまでというような……。

【鈴木児童生徒課課長補佐】  そうですね。できれば1週間ぐらいで頂ければ有り難いと思います。きょう,非常に大きく構成も含めて御指摘いただきましたので,また事務局の方で修正をさせていただいたものを,ちょっと早めに御相談させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【堀川座長】  いろいろな観点が出てきましたけど,御意見が出てきましたが,きょうのところはこれで大丈夫でしょうか。
  それでは,後はメールで御意見を伺いたいと思います。
  それでは,最後に事務局の方からは何かありますか。

【友田児童生徒課指導調査係】  次回の会議につきましては,資料1の今後の進め方にございますとおり,6月に1回,7月に1回を予定しております。また日程の具体的な詳細については,追って御連絡を差し上げたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。
  事務局としては以上でございます。

【堀川座長】  ありがとうございます。
  それでは,これでいいでしょうか。平日ということで,きょうは4人の委員さんがお休みでした。なるべく全員が参加できればいいのですが,あと2回,どうぞよろしくお願いいたします。
  それでは,きょうはこれで閉会といたします。ありがとうございました。

お問合せ先

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電話番号:03‐5253‐4111(内線3297)

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-- 登録:平成28年06月 --