資料1 高等学校における遠隔教育の在り方に関する検討会議について

平成26年6月19日
初等中等教育局長決定

 1.趣旨

 通学型の高等学校である全日制・定時制課程における遠隔授業については、通学による教育が前提となっており、担当教諭の立ち会いの下で行う場合や教育課程の特例措置を活用する場合を除き、原則として認められていない。
 一方、今後、少子化や過疎化が進行し、ICT技術が発展していく中で、高等学校における遠隔教育の在り方を検討することは、今後の我が国の高校教育の在り方を考えて行く上でも重要である。
 「IT利活用の裾野拡大のための規制制度改革の集中アクションプラン」(平成25年12月IT総合戦略本部決定)においても、高等学校における遠隔授業の正規授業化に向けた検討を進めることとされたことを踏まえ、ITを活用した遠隔教育の有効性や課題、対応策等について検討を行う。

2.検討事項

(1)高等学校における遠隔教育について

  • 遠隔教育の導入に当たっての基本的考え方
  • 研究開発学校等や他の学校種(大学等)における遠隔教育の実態把握
  • 遠隔教育の有効性と課題の整理(例:指導や評価など教育手法の在り方、ICT機器等の教育環境の在り方等)
  • 高校教育における遠隔教育の今後の在り方

(2)その他

 3.実施方法

  • 別紙の学識経験者等の協力を得て、上記の検討を行う。
  • 必要に応じて別紙以外の関係者にも協力を求めることができる。

4.実施期間

平成26年6月19日~平成27年3月31日

 5.この検討に関する庶務は、生涯学習政策局情報教育課、初等中等教育局教育課程課の協力を得て、初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室において行う。

 6.生涯学習政策局の運営するICTを活用した教育の推進に関する懇談会とも連携を図るものとする。

高等学校における遠隔教育の在り方に関する検討会議名簿

(別紙)

  • 赤堀 侃司 白鴎大学教育学部長・教授
  • 安彦 忠彦 神奈川大学特別招聘教授
  • 荒瀬 克己 大谷大学文学部教授
  • 梅原 哲 東京都立武蔵野北高等学校校長
  • 香山 瑞恵 信州大学工学部准教授
  • 向後 千春 早稲田大学人間科学学術院教授
  • 國領 二郎 慶應義塾大学総合政策学部教授
  • 西野 和典 九州工業大学大学院情報工学研究院教授
  • 林田 和喜 長崎県教育庁総務課県立学校改革推進室長
  • 東原 義訓 信州大学学術研究院教育学系教授
  • 平方 邦行 工学院大学附属中学高等学校校長
  • 村田 尋如 北海道有朋高等学校校長
  • 門馬 誠 東京都立砂川高等学校通信制課程副校長
  • 山口 しのぶ 東京工業大学学術国際情報センター教授

(五十音順・敬称略)

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)