平成24年7月19日
初等中等教育局長決定
記
現在,外国語教育の分野においては,「言語を用いて何ができるか」(CAN-DO)という観点から,到達目標や評価に関する様々な取組が行われている。平成23年6月に「外国語能力の向上に関する検討会」(平成22年11月5日初等中等教育局長決定)がとりまとめた「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策」においても,国として,学習到達目標を「CAN-DOリスト」の形で設定することに向けて検討を行うこととともに,各中・高等学校は学習指導要領に基づき,生徒に求められる英語力を達成するための学習到達目標を「CAN-DOリスト」の形で具体的に設定することについて提言がなされたところである。本提言では,学習到達目標を「CAN-DOリスト」の形で設定することにより,学習指導要領の内容を踏まえた指導方法・評価方法の工夫・改善を行うことや,グローバル社会に通用するより高度な英語力の習得を目指すことのほか,小・中・高等学校が連携した外国語教育の実現が可能になるとされている。
これらを踏まえ,国及び学校が学習到達目標を「CAN-DOリスト」の形で設定することに向けて検討を行い,今後の施策に反映させるため,「外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達目標設定に関する検討会議」(以下,「検討会議」とする)を設置する。
検討会議は,「2.検討事項」に係る検討が終了したときに廃止する。
外国語教育推進室