専門家による追加分析について

資料5

1 家庭状況等と学力等の関係の把握・分析

(1) 学校外において児童生徒の学力等に影響を与える要因分析のため、本体調査と保護者アンケートの関係を分析し、家庭状況等(保護者の子どもへの接し方、教育に対する考え方、学校・地域との関わり、保護者の行動、経済状況等)と児童生徒の学力や学習意欲・学習習慣等の関係を分析する。
 その際、地域規模別(大都市、中核市、その他の市、町村、へき地)の状況についても分析を行う。
(2) 当該分析の結果、児童生徒の学力等に不利な環境にあっても、成果を上げている学校や児童生徒の取組等について分析し、当該学校の指導方法や児童生徒の学習方法等の特徴等について明らかにする。

2 効果的な指導方法の把握・分析

 これまでの全国学力・学習状況調査結果から課題と考えられる低学力層の底上げ、無解答の減少、児童生徒の意欲・関心の向上等に効果的な指導方法を把握する。
(1) そのため、全国学力・学習状況調査の結果から、上記の課題について高い成果を上げている学校や、過去の調査結果と比較して大きく改善が見られた学校における指導方法の特徴を分析する。
(2) あわせて、それらの学校への実地調査や教員等へのアンケート調査等を行い、効果的な指導方法について、きめ細かく把握・分析する。

3 東日本大震災の影響の把握・分析

(1) 東日本大震災の影響について、過去の全国学力・学習状況調査の結果との比較・分析等を行い、学力や学習意欲・学習習慣等の状況を把握する。
(2) 当該分析の結果、特徴的な傾向が見られた学校等への実地調査等により、保護者・地域との連携や児童生徒の状況を踏まえたきめ細かい指導など、学校や教育委員会における効果的な取組や今後への示唆等について、把握・分析する。

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