資料4 議論すべき主な論点(座長提案)

平成23年4月21日現在

「キャリア教育」を推進していく視点

○各学校が「キャリア教育」に取り組むにあたっては、まずもってその目標と指導計画を作成することが大切ではないか。

○その上で、学校が主体的に、企業、NPOなど外部の組織や人材との協働と連携を進めることが重要ではないか。

○学校が「キャリア教育」を進めるにあたっては、その目標や指導計画の作成、カリキュラムの見直しなどが必要であり、教員の業務負担が増えることとなるが、外部の組織や人材との協働と連携を進めることによって、教員の負担を軽減することができるばかりでなく、「キャリア教育」のより円滑な取組に資することができるのではないか。

○「キャリア教育」は、現在の教育活動を見直す視点であるということを明確にする必要があるのではないか。

○各学校、地域が「キャリア教育」を推進するにあたっては、必ずしも「キャリア教育」という名称にこだわる必要はないのではないか。

学校における教育・指導内容の在り方

○職場体験活動やインターンシップの実施にあたって、学校は、そのねらいを明確にするとともに、事前・事後の指導の在り方が大切であることを明示すべきではないか。また、職場体験活動やインターンシップについて、企業やNPO法人に期待されることを明らかにすべきではないか。

○高等学校における「キャリア教育」の推進を図るためには、総合学科で実施されている「産業社会と人間」を参考に、その中核となる教科・科目のカリキュラムの開発を進めるべきではないか。その際には、外部の組織や人材との協働と連携に十分留意することを盛り込むべきではないか。

○「キャリア教育」を推進するため、教員研修をより一層充実する必要があることを強調すべきではないか。

外部の組織や人材と協働・連携するための態勢の整備

○「キャリア教育」を推進する上で、効果的な校務分掌等、学校における組織・態勢はどのようにあるべきか。

○学校が外部の組織や人材との協働と連携を進めるために必要な教育界、産業界の窓口の設置を進めたり、優れたコーディネーターやコンサルタントなどの情報を入手できるようにしたりするためには、どのような方策をとるべきか。

○関係省庁と団体等が連携してコンソーシアムを設立したり、都道府県等においては推進協議会を設置することが望まれるのではないか。

○NPOや大学と連携・協力して、コーディネーターやコンサルタントなどの人材の育成を図ることや、専門学校等を職業を知るための場として活用することが重要ではないか。

○職場体験やインターンシップの実施に要する費用負担の在り方について事例などを示したらどうか。

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初等中等教育局児童生徒課