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学校ネットパトロールに関する調査研究協力者会議(平成23年度)(第3回) 議事要旨

1.日時

平成24年2月3日(金曜日)15時~17時

2.場所

文部科学省 6階3会議室

3.議題

  1. 学校ネットパトロールに関する調査研究協力者会議報告書について
  2. その他

4.出席者

委員

大久保委員、角田委員、竹内委員、藤川委員、水木委員、水谷委員

文部科学省

白間児童生徒課長、郷治生徒指導室長、鈴木生徒指導調査官 他

オブザーバー

永井視学官、上野教科調査官、城戸国立政策研究所総括研究官 他

5.議事要旨

開会

議事

  (1)学校ネットパトロールに関する調査研究協力者会議報告書について検討が行われた。

 

(1)学校ネットパトロールに関する調査研究協力者会議報告書についての検討

【委員】皆さん、こんにちは。今回と次回で今年度の会議は終了ということですが、皆様に原稿を仕上げていただき、立派なものができつつある。本日の議事は、学校ネットパトロール資料集(仮)の第2稿の内容について。前回以降に修正いただいた点について、各担当者から説明をいただきたい。

【委員】第1章です。「フィルタリングの方式」の中に、スマートフォンのフィルタリング導入が可能になったこと、3GとWi-Fiの2つの回線の区分け、アプリへの対応として保護者の適切な準備が必要になること、その他、ゲーム機などでもフィルタリングの導入が可能ということを追記している。また、「都道府県の青少年健全育成条例」の中に、東京都の携帯電話の推奨端末の話題を追記している。さらに、「事件例と関連する法律」の中に、決闘罪について記述し、脅迫罪、恐喝罪、児童ポルノ、わいせつ物公然陳列について項目を追記している。

【委員】次に、第3章第2節です。具体の自治体の取組を書くという趣旨とのことであり、平成17年、18年から最近までの取組、特に県警、学警連と連携した取組、県警察がつくったマニュアルの紹介、といった内容に修正した。最近の取組として、青少年対策の事業として行われているネットサポーター養成講座の紹介をしている。

【委員】次に、第4章です。まず、ネット上の書き込みに対する削除依頼をするまでの流れを記載した。事実確認、関係者との対応検討、現実の対応、そしてネット上の対応へと進むが、ネット上の対応として、掲示板、サイト、プロバイダ、の各段階における対応方法を、順を追って示している。また、ここまで詳しく書くか疑問はあるが、『Whois』やIPドメインサーチの活用例も示している。「プロバイダ責任制限法に基づく依頼」の中では、発信者情報開示請求の方法を記載している。発信者が特定した場合どう対応するかは難しいところがあり、皆様からご意見いただきたい。

【委員】同じく第4章です。フロー図を記載するということだったが、本人が書き込んだ場合と、第三者が書き込んだ場合の2種類としてまとめた。「本人が書き込んだ場合」については事例部分との整合性を考えていく必要があると思う。「第三者が書き込んだ場合」については、場合分けの考え方と、現場での細かい対応に関する記述について、皆様のご意見をお聞きしたい。

【委員】第4章の事例部分です。1つめは、書き込みを削除しただけでは、学校での問題解決にならないという事例、これについては県教育委員会、市教育委員会、学校の対応について詳しく書いた。2つめは、自殺予告、非常に少ない事例である。3つめは、福祉犯の被害防止についてである。4つめは、子どもたちがあまり見ないアダルトサイトに個人情報が書き込まれた事例である。5つめは、生徒自身の書き込みとして過激なものがたくさん書かれていて、それを指導の対象とした事例である。事例として不足があれば教えていただきたい。

【委員】ありがとうございます。事務局から教育委員会、学校等に執筆をお願いしている部分の説明はありますか。

【事務局】第3章第1節、第2節は、委員の執筆事例のほかに5教育委員会、1学校の事例を執筆いただいている。これらの事例の分量については、例えば、読み手のことを考えた内容に厳選するような調節をしてはどうか。あるいは、トラブルに関する具体的な対応事例の部分を別の箇所に移してまとめる方法も考えらる。編集方針をご議論いただく際にお考えいただきたい。

【委員】では、ここまでご説明いただいた点について、何かありますか。

【委員】削除依頼の流れが複数ヶ所に書かれている点を組み直した方が良いのではないか。

【委員】そうですね。

【委員】各教育委員会の事例は、3章の中にあるが、付録部分の参考になると思う。それぞれの事例は後ろに持っていくように組み直してはどうか。

【委員】第4章の説明は非常に勉強になるし、検索をする上でつまづきやすい点に触れている。他方、法律に関する記載のうち、どこからでも拾えて見られるような専門的でないところについては、不要ではないか。

【委員】もともとは関連する法律が複雑なので、解説する部分が必要かと思っていた部分だが、ご意見としては了解した。また後でどうするか決めたいと思う。ご指摘の第4章、削除依頼のノウハウ等を詳細に書いている点はどうか。

【委員】実際、現場でつまずきそうな点が書かれている。ただ、全国に配付するとしたとき、市教委にはとても参考になるが、学校現場にここまで届けるかは迷う所。

【事務局】本冊子は、これからネットパトロールをどうしていこうか考える教育委員会を主なターゲットとしており、教育委員会の役に立つのであればよいと思う。平成20年のマニュアル・事例集の内容をさらにカバーしていただいている意味でも有益と思う。分量的に本編とする必要があるのかは検討いただきたい。

【委員】そういう意味では、本当に知っておくべきことを本編、さらに知りたい方向けの参考情報を付録、としてはどうか。削除依頼に関する部分もテクニックの部分は後ろに回してよいと思う。

【委員】教育委員会などのレベルで対応される場合に必要な情報は本文に残し、一般の先生方やあまり経験のない担当者が読んで難しい部分は資料へ回すという方針でよいか。

【委員】賛成。ただ、キャッシュの取扱いは本編にあるほうがよいと思う。

【委員】では、実際に頻繁に出てくるケースに関する情報は本文に載せ、稀なケースについては資料に回すという方針でよいか。

【委員】実際には、書き込みや写真の掲載が問題となるサイトは、管理人が不在であったりすることも多い。稀なケースとはいえど、必要な知識であると思う。

【委員】マニュアルを見て対応できる方は、それでもいいが、その場合は、詳しい人に聞くほうがよい判断かもしれない。ほかにいかがでしょうか。

【委員】削除依頼のフローを示した表について、あるプロバイダから、誤解を生む表現であるとの指摘を受けているが、どうすればよいか。規約と法律の関係と、別途、掲示板、サイト、プロバイダの3段階があり、表にどのように示すかが難しい。

【委員】実践的には、最終的には規約の背後にある法律に訴えることができるという点は押さえながらも、まずは規約にのっとって、サイトあるいは掲示板の削除依頼方法のフォームを使ってみようということを書きたいところだと思う。掲示板、サイト、プロバイダの各レベルで対応するけれども、それでも解決しなければ、法に基づいた対応としてプロバイダに要求しましょう、ということですか。

【委員】そうです。

【委員】では、たとえば、今の記載ではいきなり削除依頼と書かれているが、その直前に、「掲示板の規定に従って」、「プロバイダ責任制限法に基づいて」といった説明を付け加えてはどうか。そういう説明でご理解いただけると思う。

【委員】今の点で一つ質問である。削除依頼は、本来は本人がするものですが、代理で教育委員会から依頼したことが多々あり、その際、本人とその保護者から、削除してほしいという念書をとった上で対応した例がある。つまり、本人の意思に関係なく、第三者から依頼されても困るという面もあったのではないか。本人や保護者によってできない場合、公の機関が依頼を行う、という記載内容が必要なのではないか。

【委員】では、誰が削除依頼するのかということについて、項目を一つ立てて、その部分を参照するようにするという方針でよいか。子どもが被害を受けて、保護者が代理をすることは当然あるが、学校や教育委員会が代理できるのか。そのときの注意点は何なのか。この点を整理していただけないか。
 また、基本的に削除依頼は、特定の子どもが人権侵害を受けている場合であるという解釈は実践的にも大丈夫か。

【委員】個人情報の観点が別にあるのではないか。

【委員】では、人権侵害以外の例として個人情報保護ということを並列して考えることになるのか、個人情報が不当に使われることも人権侵害だと考えるのか、どちらが実践的には有効だろうか。

【委員】個人情報については、規約に定めているのではないか。

【委員】そうした規約がない場合、人権侵害と言わなければ、プロバイダが削除することはできないのではないのか。

【委員】そうである。削除のお願いという位置づけになるので、実際は削除できないこともある。個人情報については削除できるとまで書かないほうがいいかもしれない。

【委員】では、人権侵害を根拠に削除依頼をするという論理を中心にしつつ、規約に該当する場合も削除依頼はできる。このいずれかでないと削除は難しい。このようなことか。いずれにしても、特定の個人が被害に遭っているということを訴えることが原則であって、学校に対する悪口、学校名が出ていて問題発言がある程度では削除は難しいという理解でいいと考える。誰が削除依頼をするのか、という項目を一つ立てるようお願いします。

【委員】はい。時間をかけてしまったが重要なところである。間違えて動くと逆効果になってしまう。

【委員】ほかのところはいかがでしょうか。

【委員】各教育委員会の事例は、抜粋すると気を悪くされる場合も考えられるので、本編には入れず、参考資料としてそのまま載せてしまったほうがよいと思う。

【委員】では、全体構成の話として、それも含めて検討する。事務局からお願いします。

【事務局】全体として、現在100ページ超の冊子となるが、読み手が見てすぐに分かるよう平成20年のマニュアル・事例集を参考にご提案申し上げたい。前回のマニュアル・事例集は、本編が21ページまでで、22ページ以降は全て参考資料となっている。そこで、例えば、今回の第2章と第3章の委員執筆分を体制編、第1章と第4章は知識編としてまとめてはどうかというご提案である。また、資料のタイトルについてもご議論いただきたい。「学校ネットパトロールのすすめ」といった題名も考えられるという気がしているが、ご議論いただけないか。

【委員】ありがとうございます。タイトル、構成をどうするかはあわせて考えたほうがいい。ぜひ、教育関係の委員にご提案をいただきたいが、どうか。

【委員】構成については、事務局が提案していただいたような形でいいと思う。私自身は、教育委員会が学校に説明しやすいよう、もう少し執筆し直したい部分がある。

【委員】名称についてはどうか。

【委員】名称については、皆さんのご意見を聞いて考えたい。

【委員】全体の構成は先ほどの提案でとてもすっきりすると思う。題名は「すすめ」というのも柔らかい表現でよいと思いますが、勧められるのもどうなのか、という気もする。イメージとしては、前回同様に対応マニュアルとして考えていたが、「すすめ」とすれば手に取りやすくなるようにも思う。まだ判断できない。

【委員】ほかに、いかがでしょうか。

【委員】構成については、先ほどのご提案で結構だと思う。タイトルは、前回のマニュアル・事例集との関連、連続性があるという印象を与える方がいいのか分からない。教育委員会だけではなく、学校にも配られるのか。

【事務局】前回は、学校と教育委員会の両方にお配りしているが、今回のものは、とりあえず教育委員会を配付先として考えている。位置づけは、ネット上の問題が進展してきて、その都度、必要なものとして文科省がまとめたということだと思う。

【委員】配付先はある程度違うにしても、文部科学省としては同じ種類のもの、あるいは、続編に近いようなものを、数年間の状況の変化等も踏まえて、新たに出したという位置づけということだ。そうすると、ある程度連続性があると見られた方がいいのか。

【委員】「すすめ」と聞いたときに、教育委員会向けだと思った。教育委員会向けであれば、中身も変わってくると思い、今迷っている。教育委員会向けなら、少々マニアックな部分でも、本当に困っている部分、学校現場で困った部分について書いてほしいし、そうなると、各県の事例のほとんど不要になると思う。全体に配るのであれば、3章の中には教育委員会の事例が多いので、先ほどはそのまま載せた方がよいと言ったところだが、やはり削除しないと、多過ぎることになる。

【委員】3章の各教育委員会の事例は後段の資料部分に回すことになるか。

【委員】それらは出さないほうがいいと思いました。いずれにしても、誰向けのものなのか、対象かを決めていただきたい。

【委員】基本は教育委員会、都道府県、市町村の教育委員会を考えている。ただ、教育委員会のご担当者がどう使うかも含めて考える必要があるだろう。スタンスの確認だが、文部科学省の立場としては、学校ネットパトロールは各地で充実させてほしいというメッセージを出してよいということか。

【事務局】もともとの問題意識として、パトロールで全ての問題事案を検索できなくても、こうした事例をもとに教育をしていく、そういう意味でやっていったほうがいいと思っている。

【委員】予算の裏づけについて指摘されることもあるかと思いますが、どうお考えか。

【事務局】予算をかけないでやっている例も含めてご紹介している。

【委員】では、予算は各地域の事情があるけれども、学校ネットパトロールというものは主に生徒指導上必要だろう、こういうものを各地で検討して進めてほしい、というメッセージを出してよいということか。

【事務局】やれという時代ではないですけれども、願いとして、メッセージとして。

【委員】やってほしいと。そうであれば「すすめ」として、副題で「対応マニュアル・事例集」とか「資料集」、カッコ書きで(教育委員会向け)と書くか。

【委員】対応マニュアルという言葉はあったほうがいい。「学校ネットパトロールのすすめ」では、タイトルから内容が想像できないのではないか。

【委員】「すすめ」とする場合、副題は必要だと思う。文言をここで決めるのも、難しい気がするので、事務局にお任せしたいが、「すすめ」とする場合はしっかりしたメッセージとともに打ち出していただくのがいいと思う。一方で、サブタイトルで内容を分かりやすくしたり、教育委員会を対象としていることは書いていただいた方がいいだろう。私立の学校の扱いはどうなるか。

【事務局】担当部局には渡ることになる。今いただいたようなご意見を踏まえて、考えてみたいと思う。

【委員】議論すると、平均的なところにいってしまうが、大胆なご提案は極力生かしていただくといいものができると思う。ぜひ大胆なメッセージのあるものにしてください。
 構成については、第1章は資料とする、第2章は総論とする、第3章は、事務局が執筆を依頼した事例は資料として、それ以外は本編とする、第4章は資料とするが、基本的な部分と発展的な部分が両方入っているので、資料の中でも項目は分けるということでいいですね。

【委員】フローチャートを自殺、福祉犯、誹謗中傷、と分けて書いていたが、最後の末節以外はほぼ同じ内容になってしまい、2つにまとめてしまっている。この点は判断をしかねるのでご意見いただきたい。

【委員】2つのフローチャートが事例と1対1対応にはならないがよいかということだがどうか。事例と矛盾してはいけないと思うが、このフローチャートの対応では適さない種類の事柄があるか、後ほどご議論いただきたい。

【委員】本文は比較的流れがわかるが、資料についてはどうか。初めにインターネットの基礎知識を持ってきて、頭に全体的なことを書いた上で、ネット上の対応で削除依頼の基本的な方法、その次に対応が難しいケースの削除依頼の対応方法、児童生徒への直接的な指導と続けるのがよいか。児童生徒への指導については、事例しかない状態だが、これはマニュアルなしでよいか。

【委員】その後の対応は、事例によって違うので、事例で示すとよいと思う。

【委員】ネット上の削除に関すること以外、特に児童生徒に対する指導の部分で、どういうことが必要なのかがもう少し詳しくなるとよいと思う。

【委員】固有の掲示板名などの表現についてはどうか。

【委員】教育委員会向けの文章であれば、大丈夫な気はするが、事務局で検討いただきたい。資料の部分は、書き込みの削除や児童生徒への対応も含めたマニュアルの部分を大きく載せて、その後に各地の取組事例というような構成である。

【委員】あと一つ、他にも事例として挙げるべきものがあるか、お伺いしたい。

【委員】ほかにも十分考えておかなければならない種類の事例があるか。たとえば、学校間の争いとか、部活関係での誹謗中傷などは入れていただいたらどうか。委員の皆様で相談して書いていただければと思う。

【事務局】執筆に協力いただいた各県にも事例を挙げていただいている。その部分だけを別の箇所に寄せるという話もあったが、その点はどうでしょうか。

【委員】それぞれの事例を見ても、マニュアルに改めて何か載せるところまでは必要ないように思いますし、文脈の中で書かれていることとして扱うということでよいと思う。

【委員】それでは、まとめに入りたい。今後のスケジュール等について、事務局からご説明をお願いしたい。

【事務局】今年度中、もしくは年度明け早々に世に出せる形にしたいと考えている。
 本日の議論を踏まえて、次回会議までに委員による加筆や事務局の修正をした上で、次回の会議を迎えたいと思う。

【委員】事務局は位置づけを変える作業も進めていただいて、できるだけ早めに第3稿を我々に送っていただきたい。委員はそれに意見を返しした上で、次回の会議ということになる。あと少しの期間、作業量が多くて大変だが、どうかよろしくお願いしたい。以上をもって、第3回の協力者会議、終了とする。お疲れさまでした。

閉会

お問合せ先

初等中等教育局児童生徒課生徒指導室

-- 登録:平成24年07月 --